April 22, 2011

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

キーワード:
 花田徹也、TOEIC、Part5、文法、型
TOEICの文法問題本。主にPart5の問題がメインで収録されている。目次は初級編、中級編、上級編と問題の難易度が徐々に上がっていく。この本は数あるTOEIC文法問題本の中でも、稀に見る秀逸な本だと断言できる。

まえがきに示されている本書のウリを以下に抜粋。
  • 手軽!・・・一問一答式なので多忙な現代人でも移動しながら着実にステップアップができる
  • 信頼性の高さ!・・・毎回TOEICを受験しているプロの990点講師が全問題を作成・解説
  • 効率的!・・・こんなに薄いのに最新のトレンドに合わせて必要な文法事項を網羅
  • 使いやすい!・・・優先順位の高い順に難易度別で掲載されているのでレベルに合った学習が可能
  • 体系的!・・・正解以外の選択肢や周辺情報にも言及しているので、体系的な知識が身に付く
  • 記憶に残る!・・・学習者の思考プロセスに合わせてヒントや解説が提示されているから忘れない
この本を3回転は繰り返したが、著者が示している本書の特徴は間違いなく正しかった。また、『受験者の目線に立った、日本一わかりやすい解説』を心がけて執筆したと示されており、これも誇張表現ではなかったと思う。解説がとにかく類似本に比べて秀逸。

本書の構成としては、右ページにPart5の問題が1問載っており、その下には問題のヒントが示されている。そしてページをめくったところにその問題の解説がまるまる1ページも費やされている。著者曰く、「どうすれば正解にたどりつけるのか」、「なぜ間違えるのか」、「残りの選択肢はどのように使うのが本来正しいのか」を考えることが学習の醍醐味であると示しており、そのとおりの解説の構成となっている。

なので、他の文法問題本のように、正解の解説でこういう構文だからAが正解といったそっけない解説ではなく、その構文での使い方、類似表現は他に何があるか、そして問題を解くときにどこに注目すればよいかが本当に分かりやすく示されている。

著者曰く、Part5の文法問題を解くときには「文脈先行型(精読)アプローチ」と「構文先行型(速読)アプローチ」の二つの方法があると示している。文脈先行型アプローチは、いわゆる英文を和訳して意味から考えるもので、多くの人がやると思われる方法。一方、構文先行型アプローチは、意味など考えずに、決まった英文の文章構造に着目して解くアプローチで、このアプローチだと、1問5秒で瞬殺できるものもある。

例えば、構文先行型アプローチだと以下の問題が該当する。
3.Both Mr. Sheffield from the accounting department ………. Ms. Underhill from personnel have scheduled meetings with the new CEO.

(A) with
(B) nor
(C) and
(D) plus
(pp.23)
これはもう見た瞬間解けなければいけないTOEICによく出る典型的な構文先行型アプローチで解く問題。解答目標タイムは5秒と示されていて、この問題をみたら、Bothと呼応するものをただ選ぶだけで、意味など考えずに速攻で進むべきとある。Both A and Bという構文なので(C)が正解。

文章構造を先に把握し、速攻で解いていける問題はスピードをつけて解いていき、語彙問題などどの選択肢も構造的にありえるものは意味を考えて解いていき、各問題の回答スピードの緩急をつけていくとよいとある。

この構文先行型アプローチを知らないとどうしてもPart5でスピードアップが図れない。自分はこの本でPart5の基本的な問題の解き方の型を身につけられたと思う。この本をやる前は常に意味を考えていたので、どうしても時間がかかりすぎていた。

収録問題数はPart5問題が103問、Part6問題が12問の合計118問となる。他の文法問題本に比べて若干収録数に物足りなさがあると思う。また、本書のページ数は270ページだが、割とすぐに1回転できると思う。しかし、これらの問題は厳選されているし、同じような問題が本試験でも出てきたので、まずはこれらをきっちり抑えるべきだと思う。

800点を越えたあたりで、物量をこなしたいと思って一旦この本から離れて他のものをやっていた。しかし、どうしてもPart5で実力がアップしていると実感できず、またこの本を繰り返してみてやったら、案外また同じ問題で間違えていた。結局その部分が点数に反映されて、リーディングで点数が削られていたのだと思う。

本書の問題は解説を含めて丸暗記する価値のある問題だと思う。本書を何度も繰り返しながら、問題を解く過程で、Part5の問題の解き方の型が身につくと思う。この型はTOEICが何点でも絶対に必要なもので、800点超えてからも本書は型の確認のために必要と思われる。

また、本書は基礎的な文法を把握し、500点台になったときからすぐに何度も繰り返してものにするべきだと思う。本書で示されている構文先行型アプローチが英文読解の基礎にもなる。英文読解の肝は単語の意味だけではなく、英文の構造を把握することに他ならないので。

本書は特急シリーズというもので、持ち運びやすいので通勤時間に読んでいた。制限時間を計測しなかったけど、大体1駅3問といったペースで解いていけるものだと思う。

特急シリーズは他にもあり、それらはどれも信頼の置ける著者が執筆しているので、全部やったほうがよい。

まずは本書で文法問題の解き方の型を身につけてから、量稽古をすればよいと思う。



1駅1題  新TOEIC TEST文法特急
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
著者:花田 徹也
朝日新聞出版(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • Part5が苦手な人
  • 時間配分がよく分からない人
  • 面白くて分かりやすい解説の文法本を求めている人
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