April 30, 2011

空気を読むな、本を読め。

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)

キーワード:
 小飼弾、読書論、ツール、血肉化、遊び
プログラマでアルファブロガーである著者によって示されている読書論。以下のような目次となっている。
  1. 1章 本を読め。人生は変わる
  2. 2章 本を読め。答えは見つかる
  3. 3章 「手」で読め。そして「脳」で読め
  4. 4章 本を読んだら、「自分」を読め
  5. 5章 コストパフォーマンスを考えよう
  6. 6章 エロ本は創造力の宝庫だ!
  7. 7章 マンガは日本の国宝である
(目次から抜粋)
本書は出版直後に買っていたのだけど、ずっと読むタイミングを失っていた。しばらくTOEIC勉強に注力を注いでいたので、読書そのものの方法を忘れつつあったし、今後何をどう読むべきかを考えたくて黄金週間中の今、このタイミングで本書を読んだ。

まず、この本で一番重要だと思ったのは以下の部分。
 読書とは「遊び」。楽しみながら読むことが大前提なのです。
(pp.18)
やはりこの「遊び」の感覚が一番重要じゃないかと再認識した。

また、本書では読書後それを血肉化して自分のものとするには、アウトプットし、さらにそれによって自分を客観的に見る、つまり自分を読むという行為が重要と示されていた。なので、本書の客観的な評価や内容の網羅性はあまり重要ではなく、そもそも読書について自分が考えたかったことを本書を題材にして示しておく。

まず、自分の考えておきたかったこと、整理しておきたかったことを以下に示しておく。
  • TOEICトレーニングが終わり、読書する時間が増えた今、何を読んでいくべきか?
  • 今後読むべき本が分かったとして、選択と集中かつ目的志向で読んでいくのがよいのか?
主にこの2つに集約されると思う。

まず、『情報で溜まったクソを排泄せよ!』では、情報に飢えることはとても重要で、この体験から本当に求めているものがはっきり分かってくると示されている。これは自分も実感した。

2009年の夏ごろ、7月からTOEIC対策でずっと英語の勉強をしてきた。大体1,300時間は費やしてきて、今年の1月になんとか900点突破という目標を達成できた。しかし、そのために日々のインプットをTOEICの勉強だけに絞っていったので、読書はほとんどできなかった。

実際去年2010年の読了冊数は大体30冊までに減った。まがりなりにもこのような読書ブログを運営しているし、それ以前は年間平均200冊以上は読んでいたので、この冊数はとても心苦しいものでもあった。他の人が毎日いろんな本、流行の本、話題の本を読めているのに、自分はひたすら単語を覚えたり問題集を解きまくる日々だった。

本屋などに行ったり、弾氏のブログを見たり、他の読書ブログを見たりして、本当に読みたい本がたくさんあるのに、ぜんぜん読めなくてストレスも感じていたと思う。それが大体1年以上続いて、まさに著者が示すような情報に飢えるという苦行!?を経験したのだと思う。しかし、それが結果的によかったのかと今なら思う。

2008年ごろはいかに働きながらたくさん読んで、ブログを更新するか?ばかりに囚われていたと思う。そのため、どうしてもぜんぜん血肉にはなっていなかったと思う。一応アウトプットの形態はとっていたが、それでも自分なりに血肉になっているという実感は薄かった。

1,300時間のTOEICトレーニングを通して、英単語なり熟語表現を覚えてそれらをアウトプットすることの自分なりの方法論を習得できた気がする。そして、本書で示されている、本当に必要なものがわかってくるというのが、自分なりの言葉で言い換えると、選択と集中で徹底的に反復トレーニングをすること、だとなんとなく思った。

単純に読書で考えるなら、多くを読んだほうが理解も早まり、世界も広がっていくのは実体験からも間違いない。しかし、本当に血肉化して消化するには、読むべき本のジャンルを絞って、それがものになるまで徹底的に繰り返して読むことが重要だと思った。そして、そのジャンルをある程度の領域まで高められたら次に移るべきかなと。少なくとも自分は並列処理が向いていないタイプだし、それをやると何も血肉化できずに消化不良を起こすので。

読み方はとりあえず、選択と集中で分野を絞って血肉となるまで徹底的に繰り返す!!を実践してみようかと思う。

読み方は確定できた。ではそもそも今後何を読むべきか?が問題となる。

選択と集中で分野を絞ると示したので、どの分野かを考える必要がある。仕事に関係するもの、すなわちIT技術系の本をもっと読もうと思っている。今まで仕事に集中できずにいたので、27歳の今、今後のキャリアを考える上で、基礎スキルから根本的に鍛え上げる必要があるかなと思って。

しかし、著者によれば、読書はひきこもって自分中心ですべきとあり、続いて以下のように示されている。
 ここで注意しておきたいのが、なんらかの目的を持って読書をしないことです。読書を「〜しなければならないこと」、つまり仕事にしてはいけません。
 仕事の場合は目的を定めないとたいていうまくいきませんが、読書の場合はむしろ目的を持たないほうがいいでしょう。明快な目的を持ってしまうと、読書が「〜しなければならないこと」、つまり仕事になってしまうからです。
(pp.121)
意気揚々と技術本をたくさん読んで仕事で活かすぞ!!と思っていたところなので、若干出鼻をくじかれた感じがした(笑)。どうしよう?

まず、そもそも自分も読書は「遊び」が理想だと思うし、そういう観点からたくさん読んできたので、そうしたいと思う。けれど直近の仕事でValueを発揮するには、仕事に関係する本も読んで勉強していかなければならない。そしたら目的志向でいったほうがいい。そうなると、それは読書ではなく、やはり完全に仕事だ。

どうすればいいのか?そもそも技術本を読むことが仕事としか捉えられないことが問題ではないだろうか?だったらそれを「遊び」にすればよいのか!?ということになる。これで半分以上は答えが出たようなものだ!!

そう、今までどうしても遊び的な部分が足りなかった。一応大学4年間ソフトウェ工学を学んで、プログラミングもそれなりにやってきたけど、自分の生き方に迷い悩みつつ生きてきたので、どうしても仕事の糧としか捉えられずに楽しんだりする余地があまりなかったと思う。だから、今後、技術本を読んだり勉強することが、楽習になり、「遊び」的な要素を取り入れていけばいいのだと分かった。

もちろん最初は楽しめる余地があまりないかもしれない。しかし、何事もある程度自分を強いてやり続けなければ楽しみもわからないだろう。実際TOEICを通して英語勉強をするのは最初は苦行だったけど、だんだん楽しみにかわりつつあった。だから、IT技術系の楽習も問題なくできるだろう。

そういう本の読み方ができるなら、著者の示すように、人生の2割を仕事にあてて、残りの8割を遊びに費やすことができるようになるかもしれない。それこそが自分の理想でもあるし、これはぜひ時間をかけてでもそのように転換したいと思う。

ということで、本書を読んで、さらに自分を読んだまとめを簡単に示すと、以下のようになる。
  • IT技術系の本を選択と集中で徹底的に反復トレーニングして読み込み、自分の血肉になるようにする
  • IT技術系の本を読むことは仕事に関係することであるが、継続していくうちに徐々に「遊び」に転換させていく
これで自分の読書の方向性、さらにはこの読書ブログの方向性が決定したようなものだと思う。しばらくはこれで行ってみよう!!

今後の自分の読書方針を考えるきっかけとして、本書はとてもよい題材だったと思う。

本当はフィクションのくだりとか漫画についての部分なども、もっとたくさん引用していろいろと自分の考えを示しておきたかったのだけど、長くなりすぎるのでこの辺で。



空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
著者:小飼 弾
販売元:イースト・プレス
(2009-10-22)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 読書について考えてみたい人
  • 自分自身について客観的に考えてみたい人
  • 読書を「遊び」として楽しみたい人
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