May 15, 2011

天才! 成功する人々の法則

天才!  成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則

キーワード:
 マルコム・グラッドウェル、Outliers、1万時間、好機、成功
成功者の成功の秘訣が出自に関係していると示している本。目次はあまり内容を反映していないので、代わりに以下の概要部分を抜粋。
 本書ではアウトライアーと呼ばれる並外れた成功を収めた人々について考察し、さまざまなアウトライアーたちを紹介していく。天才、大物実業家、ロックスター、ソフトウェアのプログラマー。成功した弁護士の秘密に迫り、優秀なパイロットと飛行機を墜落させたパイロットの違いを探り、アジア人が数学に強い理由を解き明かす。そして、技術を持つ、才能に恵まれた、何かに打ち込んだ、などの非凡な人々の人生に注目し、これまで私たちが「成功」を理解してきた方法に大きな間違いがあることを示していく。
(pp.23)
確かに生まれながら才能を持つ人や、IQ200近い人が存在することは事実だ。しかし、彼らが才能だけで成功者になって富と名声を得ているわけではない。まず、第一に何かに1万時間打ち込んでいることが挙げられる。

持って生まれた才能よりも、訓練によることころのほうが、大きな差になってくると研究者の調査によって示されている。例えば、プロとアマチュアのピアニストでは、練習時間が圧倒的に違い、プロとして成功している人は大体1万時間を突破しているようだ。以下、その部分を抜粋。
 ここで注目すべきなのは、エリクソンが"生まれつきの天才"を見つけられなかったことだ。仲間が黙々と練習に励む、その何分の一かの時間で、楽々とトップの座を楽しむような音楽家はいなかった。その反対に、他の誰よりも練習するが、トップランクに入る力がないタイプである"ガリ勉屋"も見つからなかった。調査は、一流の音楽学校に入る実力を持つ学生がトップになれるかなれないかを分けるのは、「熱心に努力するか」どうかによることを示していた。彼らを分けるのは、ただそれだけ。さらに重要なことに、頂点に立つ人物は他の人より少しか、ときどき熱心に取り組んできたのではない。圧倒的にたくさんのの努力を重ねている。
(中略)
「調査から浮かびあがるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要だということだ」
(pp.46-47)
1日8時間、365日計算で行くと、1万時間は大体3年半で到達する。1日3時間ペースの365日計算だと9年ちょっとで到達することになる。本書では大体10年の訓練として扱われている。

本書ではUNIXの改良を大学生のときに行っていたビル・ジョイとマイクロソフトの創設者のビル・ゲイツが例として示されていた。そこで示されているのは、彼らは1万時間以上プログラミングを行っていたことだけで成功したわけではなく、たまたまかなり若い時期にコンピュータを自由に使える環境に身をおいていたことや、さらには1955年前後生まれという時代的な好機にも恵まれていたから成功できたと示されている。

他にも同じ世代の生まれとしてMS系の人物としてはスティーブ・バルマー、ポール・アレンが挙げられ、さらにはアップルのスティーブ・ジョブズ、GoogleのCEOのエリック・シュミットなどもいる。彼らの世代が若すぎず年をとりすぎていない、ちょうどよい年齢のときにコンピュータ革命が訪れ、その時流に乗れたから成功したのだと示されていた。

これこそが、本書で示されているアウトライアー、つまり外れ値となるような大きな成功者に見られる、努力と個人の資質がすべてを決めるのではなく、出自が関係しているという話になる。

つまり、成功者になるには、何かの分野で1万時間の訓練をこなし、その訓練で培った音楽なりプログラミング、ビジネスでの能力を如何なく発揮でき、それが大きな報酬につながるさまざまな好機に恵まれなければならないということになる。

成功者になるには個人の努力だけではダメだということになる。

本書は『モチベーション3.0』内の必読書15冊の一つとして挙げられていた。なので、モチベーション3.0でドライブし続けて何かに習熟するには、どれだけやればよいかを確認したくて読んだ。

1万時間か。TOEICトレーニングを1年半で1,300時間はできた。このペースでずっと英語を勉強し続ければ、限りなくネイティブに近づけるのだろうねぇ。大体あと8年ちょいやればね。

さて、何かのプロフェッショナルとして成功者になりたいと思っている身としては、何かに1万時間訓練する必要がある。そしてそのときの課題として、モチベーション3.0でドライブし続けられる能力の基礎を身につけた今、何に1万時間投資するべきか? となる。1万時間やれば必ずしも成功者になれる保証はないけど、1万時間やれば世界レベルの一流になれることは保証されているようだし。

そもそも27歳の今まで、1万時間に近いことを何か続けてきたことはあるのかを確認しておこう。

まずは仕事だね。新卒で22歳のときに今の組織に入社し、SE業をやってきた。大体1日8時間の年間230日働いたとすると、今まで丸5年ほど経っているので、8 × 230 × 5 = 9,200時間!!となる。意外に1万時間目前だね。まぁ、IT業というくくりで言うと、一応大学4年間コンピュータ系のことを学んでいたし、大学の講義以外にもシステム作りをしていたので、軽く1万時間は越えている計算になる!?

意外だ。でも全然プログラミングとか習熟している気がしない(笑)。そもそも仕事内でプログラミングをがっつりやっているわけでもないしねぇ。まぁ、プログラミングに限って言えば、まだまだ2,000時間もやってないと思う。

一応SE業みたいなものとしてはプロフェッショナルと言えるだけのことはやってきたのかな。外資系だから並みの組織でもないしね。割と濃い密度で働かなければいけないときもあったので。でもまだまだかな。

プログラマーとして成功者になるには、あと8,000時間は積まないといけないかな。仕事でそこまでガリガリとコーディングしているわけではないから、仕事外でもやらなければいけない。

では、他のことはどうだろうか。例えば読書。今まで読んできた本の総数を大体2,000冊と仮定して、1冊平均3時間読んだとすると、約6,000時間か。まだまだかな。

さらに、ブログ更新で見てみると、現在この記事を含めて587冊分の記事量となり、1冊あたり平均90分記事を書くのに時間がかかっているとすると、約880時間となる。5年かかってこのペースなので、1万時間まで大体50年くらいかかる計算になるwwさすがに無理だわww

今から0から初めて1万時間を目指すなら毎日3時間やって10年はやらなければいけない。それは現実的じゃない気がする。なので、今までやってきたことの中で、かつ将来好機に恵まれそうなもので修練を積むべきということになる。

そしたらIT技術の習得か読書の二つしかないなぁ。まぁ、ここはもうちょっといろいろ調査してみて、結局この二つしかないのだったら、どちらかに絞りつつ、さらに修練を積むことにしようと思う。

TOEIC900点突破プロセスで、1,300時間のペース配分が実体験としてあるので、1万時間と言われてもあまり尻込みしない。去年ずっとやっていたペースを10年やればいいだけなんだからね!!しかも、今までそれなりに蓄積のある分野でやれば1万時間など楽勝でしょ!?

1万時間積み上げるのに一番近道なのは、訓練に必要なことを仕事にすればいいんだよね。なので、もっとプログラミングとかできることころを探すといったことも一つの選択してありえる。今までの仕事の稼働時間だけなら1万時間目前だけど、どうもいろいろと分散しすぎているようだしねぇ。

次の課題は、何に1万時間投下するべきかをちゃんと選択肢を洗い出し、その上で絞るということかな。そういう感じで課題解決のためのリレー形式でしばらく本が選択されると思う。合間にTOEIC本レビューとかたまたま読了した本を含めながら。



天才!  成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則
著者:マルコム・グラッドウェル
講談社(2009-05-13)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 成功者になりたいと思っている人
  • モチベーション3.0でドライブし続けられる人
  • 成功に必要なのは努力だけだと思っている人
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