June 29, 2011

働かないって、ワクワクしない?

働かないって、ワクワクしない?
働かないって、ワクワクしない?

キーワード:
 アーニー・J. ゼリンスキー、人生、仕事、幸福、自由時間
人生の自由時間について示されているガイドブック的な本。以下のような目次となっている。
  1. 第一章 あなたも、のんきで気楽な生活ができる
    第二章 ものの見方が生き方を変える
    第三章 仕事人間は奴隷と同じ
    第四章 あまり働かないことは健康にいい
    第五章 失業―自分がどんな人間かを知る真のテスト
    第六章 私を退屈させているのはこの私
    第七章 誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
    第八章 受身の活動だけでは何も得られない
    第九章 禅の教え―今この瞬間に生きよ
    第十章 くだらない仲間といるよりひとりになれ
    第十一章 優雅な生活に大金はいらない
    第十二章 終わりは、今、始まったばかり
(目次から抜粋)
本の装丁とタイトルから、なんだか無職のすすめとかネオニートみたいなものを想像しがちではあるが、本書は、どんな状況であろうと自由時間をもっと楽しみ、充足を感じるためにはどうすればよいかが著者の経験などから示されている。

本書の全体的な概要などは網羅的に示せないので、ところどころなるほどと思った部分を引用しておく。

人生で本当に大切なこと』という節タイトルから。
本当の成功は、所有するモノや仕事で測るものではない。私たちのアイデンティティはモノとは別の次元にある。結局、重要な唯一のことは、現在、私たちがどう生きているかということだ。何を学び、どれだけ笑い、どれだけ遊び、どれだけの愛を周囲の世界に注いでいるか。それこそ、人生で本当に大切なことだ!
(pp.63)
日々の仕事の忙しさに追われていると、自分の人生で本当に大切なものは何だったのだろうか?と分からなくなっていく。そうゆう状態がしばらく続くと、夢とか野望とか、そういったものも知らない間に社会や組織が持たせようとする意識にとって変えられてしまう。

第四章では働きすぎて、健康を害してしまっては何の意味もないというようなことが示されている。仕事中毒ではいけない、余暇を楽しもうとも示されている。そして、『あなたの使命は何?』という部分で、以下のように示されている。
 成功した人が幸福なのは、自分の使命を持っているからだ。毎朝、起きるのがつらいなら、あなたは自分の使命をまだ見つけていない。人生において重要な使命を持つことは、真に生きていることを意味する。使命があれば、毎朝、これからの一日に興奮と情熱を感じるだろう。雨が降っていようが雪が降っていようが、カンカンと日が照っていようが、早く動き出したくてたまらない。あなたの使命は、魂によって定めされる人生の務めだ。あなたの真髄であり、この世に生まれた理由なのだ。
(pp.97)
使命感に目覚めること。これが直近の自分のテーマだったりする。例えば、このブログに限って言えば、『自分の読んできた本と実体験をベースに、本当に必要としている人に自分が読んだ本を共有すること』となんとなく定義付けている。まだまだ体現できているか分からないけど。

ブログでは設定できているけど、仕事のほうはどうだろうか?本書によれば、使命感は何も仕事だけではなく、ボランティア活動や娯楽、趣味などの自由時間を通じても果たせると示されている。それでも、日々の生活で多くの時間を費やすのだから、仕事でも使命感に目覚められたらなぁと思う。まだまだ眠れる獅子!?みたいな状態で。

さらに、第七章では、『自分の欲求をテストする』というものが示されており、そこには以下のようにある。
 自分がしたいと思うことを、あまりにも長く犠牲にしてきたために、それが何だったのか忘れてしまったのかもしれない。本当に欲しいものが何かわからないという人は、自分自身を発見するために時間と努力を惜しんではならない。自分の欲求をはっきりさせることは、自分自身で、また、他の人の助けを借りてできるはずだ。
 本当に欲しいものを発見するために、欲しいと考えるものを全部書き出してみる。そうやって目に見える形にしてから、それが本当に自分が望むものかどうかテストする。
 紙に書いたり、黒板に書いたり、パソコンに入力したりして自分が欲しいと思うものを記録する。そしてそれについてじっくり考え、その望みがどこから来たのか明らかにする。自分自身がそう望むのか、それとも誰かに言われてそう望んでいるのか、はっきりさせることが重要だ。
(pp.179)
何となく周りの空気とか世間体を気にしすぎてやりたいことが刷り込まれている可能性だってある。もしくは本当にやりたいことがあるのに、周りの人に言えなかったりするかもしれない。自分自身もそういう部分が少なからずあったりした。

3ヶ月以上前に発生した東日本大震災後ということもあり、人生はいつ終わるかわからない、という人生の有限感みたいなものを以前より強く実感しつつある。なので、自分のやりたいことを今一度再考する必要がある時期かなと思う。本書でもやりたいことの楽しい活動のリストがたくさん示されているが、同様にヒントとなるのが以下の本。3年前に自分も100のリストを作成したが、電子データがなくなっていることもあったり、あれからいろいろとあったりしたのでまた新しいリストを作成しようと思っている。これはとてもワクワクする作業だよ。

あと1箇所第九章の『究極的なゴールはプロセスだ』から抜粋。
 自由時間は、自動的に実りある時間にはならない。充実した人生を送るためには、努力して何かを達成する必要がある。何か重要なことを達成するには、活動を始め、それを続けなければならない。
 人生において幸福な人々は、幸福になるために外部の状況に頼っていない。自分で行動し、自らものごとを起こしている。自ら行動する人たちは、目的もなく漂流し、行き当たりばったりに生きることでは満足しない。ゴールを定め、それに到達するために行動を起こすのだ。いったんゴールが決まれば、ゴールに到達するより、ゴールに向かって努力する方が重要になる。
(pp.244)
ゴールなんかなくてもなんとなくは生きていけるのは事実。しかし、自分は、どう考えても適切なゴール設定がないと日々充足感を得られないタイプ。TOEIC900点突破を目標に設定して、毎日修行していたときのほうが精神的に充実していた。今までずっとそうだった。だから、自分の人生を賭けるに値する目標を設定したいと思うし、30歳が徐々に近づいている今、それをきっちり定義する時期だと直感的に思っている。

最後に、本書に示されている自分の使命を明確にするためのワークを簡単にやっておこう。

1. あなたが情熱を傾けるものは何?

読書とかブログ更新とか本に関係することかな。さらには映画を見たり、漫画を読んだりすること。最近ではゴルフを始めて、それは自分自身が何か上達する達成感みたいなものを感じられるものかな。資格試験対策とかも。

2. あなたの強みは何?

まぁ、この問いはストレングス・ファインダーと同じことを書くことになるかな。最近体得した一番の強みは、貪欲に継続して努力し続けられることではないかと思った。あとは人よりも圧倒的な物量を書くことができることかな。社内でも自分の作る図解入りの資料はかなり評価が高いしね。

3. あなたのヒーローは誰?

生き方のお手本になってくれる人を有名、無名なんでもよいから3人挙げろと示されているが、特に思いつかない。フィクションの世界もありなら、ロールモデルとして、ジェームズ・ボンド、コブラとか島耕作とかかな。全員強かったり圧倒的にモテたりするからねwww

4. あなたが発見したいこと、学びたいこと何?

探求したいテーマや分野は何か?ということだが、これは何だろう。直感的なキーワードとして『物語』がある。フィクション、ノンフィクションも含めて、なぜ人は物語を作成してきて、またそれに惹かれるのだろうか?っていうもの。質問1で示したように、漫画、映画、小説などの物語になぜ自分は惹かれるのか?というのを一旦深く考えたいと思っている。

まぁ、こんなところでしょう。ワークは他の事柄に関してもたくさん示されている。

本書は300ページほどの分量で、翻訳ものでも読みにくいとはあまり感じなかった。文中のところどこに偉人や賢人、有名人の格言が引用されているので、そういう部分を読んでいくのも楽しい。

3年ほど積読状態だったけど、最近になって1ヶ月くらい時間をかけて読んだ。一気に読めないタイプの本だし、じっくりと焦らずに考えながら読むべきタイプの本。本書のキーワードが「自由時間」なんだからそんなに急いではダメさ。ところどころに出てくるワークをやりながら、自分の人生についてワクワクしながら読むとよい。

ただ残念なのは、本書はすでに絶版になっているようで、Amazonのマーケットプレイスでは2200円ほどの値がついている。定価は1800円。大型書店に行けば、もしかしたら在庫があるかもしれない。

今日は午後から病院で検査の日だったこともあり、病欠で仕事を休んだ。検査まで飲み食いするなと言われていたし、今日は灼熱な天気だし、そんな状態で出社したり、移動したりするとリアルに危険だったし。なので、平日のこの時間まで働かないでブログ更新してた。ワクワクするね(笑)。

割と時間的に余裕がある人とか、自分の人生について考えてみたい人はぜひ本書を手に入れて読んでみたらよいと思う。何度も繰り返して読みたい1冊。



働かないって、ワクワクしない?
働かないって、ワクワクしない?
著者:アーニー・J. ゼリンスキー
販売元:ヴォイス
(2003-09-01)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 日々仕事に忙殺されている人
  • 時間的余裕がある人
  • 自分の人生の今後について考えてみたい人
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