August 21, 2011

僕の好きな人が、よく眠れますように

僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)
僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)

キーワード:
 中村航、大学院生、不倫、バカップル、すきま
中村航という作家の大学院生の不倫恋愛小説。カバーの裏からあらすじを抜粋。
「こんなに人を好きになったのは生まれて初めて」。東京の理系大学で研究を続ける大学院生の僕の前に、運命の人が現れた。春、北海道からゲスト研究員でやって来た斉藤恵―めぐ。だが直後の懇親会で、彼女はある事情から誰ともつきあえないことを知る。やがて日夜研究を続けて一緒に過ごすうちに、僕はめぐへの思いを募らせ、遂に許されない関係に踏み出してしまった。お互いに幸福と不安を噛みしめる2人の恋の行方は。
(カバーの裏から抜粋)
この記事タイトルを見たとき、君はきっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。でも、これは僕のことではないんだ。小説のタイトルなんだ。僕自身も帰省中に地元の大型書店でまんまとタイトルに釣られて買って読んでみたんだ。あらすじは、一言で示すとこうだ。4月に大学院2年生になった「僕」の元に、北海道から既婚の大学院1年生のめぐがやってくる。春にあった懇親会のその日から惹かれあって、「僕」のほうから抑えきれない気持ちから好きだと言ってしまう。それから、お互いを確かめ合うように1年中好きだと言い合っている。これから待ち受けている現実に目を背けるようにも。

正直なんでこの作品がAmazonで評価が高いのか感覚的に分からなかった。恋愛小説だからダメなのか、それとも単にこの作品に合わなかったからだろうか、もしくは、不倫がテーマで現実離れしていて、もっと現実を見ようよと突っ込みたくなったからだろうか?

でもお互いはたから見ればバカップルのように好き好きと言い合えるのはある意味羨ましくも思うけど、めぐが北海道に残してきた夫のことはどうするのだろうと激しく気になった。夫の立場ないなぁと思った。ほとんど空気みたいな扱いだったし。夫とのやり取りの末、これからのふたりの関係に決着をつけて欲しかったのだけど、そこまでの描写はなく物語が終わっている。

あまりこの作品に共感できなかったので、僕は恋愛小説を読むことすら向いていないのではないかと不安になってしまった。もうちょっと若いときに読めば違ったのかもしれないけどね。でも主人公の「僕」とめぐの会話のやりとりはなんだかほほえましい感じがした。

ここ1週間は夏休みだというのに、若干風邪気味で毎日眠りながら咳き込んでいた。わき腹が筋肉痛かつとても浅い眠りで、うなされてもいた。
 ―僕の好きな人が、よく眠れますように。いつの日も、これからもどんなことがあっても、健やかに眠れますように。
(pp.220)
今日はよく眠れるといいなぁ。そんなこんなで短い夏休みは今日で終わり。もっといろいろ読書したかったのだけど、全然思うように読めず。そして、また明日から現実的な仕事へ。



僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)
僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)
著者:中村 航
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011-01-25)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 恋愛中の人
  • 自分の感受性を試してみたい人
  • 現実的に生きていきたい人
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