September 03, 2011

泣かない子供

泣かない子供 (角川文庫)
泣かない子供 (角川文庫)

キーワード:
 江國香織、エッセイ、日常生活、女性、本当の話
作家、江國香織のエッセイ。以下のような内容となっている。カバーの裏から抜粋。
子供から少女へ、少女から女へ…時を飛び越えて浮かんでは留まる遠近の記憶、あやふやに揺れる季節の中でも変わらぬ周囲へのまなざし。父の小言、しっかり者の妹、本への愛着、かけがえのない風景、せつない想い―。少女の中に棲む女性と女の中に潜む少女性、虚と実のあいだに広がった、こだわりの時間を柔らかにせつなく描いたエッセイ集。
(カバーの裏から抜粋)
ふとエッセイが読みたくなる周期っていうものがある。正弦波みたいに大体2ヶ月に1回の周期くらいで。5月か6月ごろに西新宿のブックファーストで平積みになっていたはずの本書を買って、しばらく積読していた。そしてなんとなく最近読み始めて読了した。

江國香織さんのことは正直あまり知らない。読んだことのある作品は大学生との不倫小説くらいだった。自分には合わなかった作品としか覚えていない。他の本を何か読んだことがまったくないので、あまり先入観なく読めたと思う。それがよかったのかもしれない。特殊な体験をしているから、もしくは人が目に付かない独特の視点があるから作家になるのかなと思った。仕事などで忙しく流れていくささやかな日々に関して、自分の思うこと、考えていること、こだわりなどが読ませる文章で書かれていて、そんな視点もあるものかと思ったりした。

女性特有の視点とか感情的な部分が男である自分にとってとても新鮮だった。女性はそのように考えるのかといった感じで。まぁ、そうはいっても著者独自の感覚なのだろうけど。作家の生活、読んできた本、旅の話、書く意味などが垣間見れて面白かったと思う。少なくとも読んでいて退屈はしなかった。

でも一気に読むべき本ではないね。どちらかというと仕事帰りにリラックスしながら電車の中で少しずつ読み進めるのが良いかもしれない。1エッセイが5,6ページで終わるから、区切りをつけやすいし。

このようなエッセイを読んでいると、日常生活のふと流れていく部分にも目を向けられるような気がしてくる。さらに触発されて自分も何か日常感じていることをエッセイ風にブログとかに書いてみたくもなるね。でも、自分の場合はTwitterに発散しすぎていてまとまったものはうまく書けそうにないけど。それにこの読書ブログで十分というのもあるしね。そもそも、自分がエッセイみたいなものを書いても読みたい人なんかいるのだろうか?と・・・。

読みやすいし、リフレッシュできるから良かった。またなんかエッセイとか読みたいね。こういうのは本屋で中身を確認せずに直感的に買うのがよいね。あと、何かお勧めのエッセイがある人はぜひ教えていただけたら嬉しい。



泣かない子供 (角川文庫)
泣かない子供 (角川文庫)
著者:江國 香織
販売元:角川書店
(2000-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • エッセイが好きな人
  • 日々仕事で忙しいけど精神的にゆとりがほしい人
  • 作家特有の視点を垣間見たい人
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