September 09, 2011

一生モノの勉強法

一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ
一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ

キーワード:
 鎌田浩毅、勉強、戦略、成功、教養
火山学が専門の著者による一生モノの勉強方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. はじめに ──大人の勉強は「成功」を目的にするもの──
  2. 第1章 面白くてためになる「戦略的」な勉強法とは
  3. 第2章 勉強の時間を作り出すテクニック
  4. 第3章 効率的に勉強するための情報整理術
  5. 第4章 すべての基本「読む力」をつける方法
  6. 第5章 理系的試験突破の技術
  7. 第6章 人から上手に教わると学びが加速する
(目次から抜粋)
2年前に発売していて、そのとき結構いろんな書評ブログで取り上げられていたのを覚えている。この本は7月くらいに買った。いつだって自分の勉強方法が適切かどうか、問題ないかどうか気になるもので、確かめるように読んだ。

仕事で成果を出すためには「知識」と「教養」の両方が必要で、周りの空気に乗せられてなんとなく勉強してはダメで、自分の将来から逆算して戦略的に勉強することが大切とある。勉強について、著者の今までの体験などからスケジュール、デジカメの写真や書籍の整理方法、本の読み方、試験勉強方法、異業種交流会などについて網羅的に示されている。それらを統合して、その場限りのものではなく、一生モノにしてほしいという願いから本書が書かれている。

恣意的に勉強になったところを示しておく。

第4章の「5.入門書は最低3冊買う」で、良書についての部分。
 大事なのは、本を読み続けるということです。選書眼というのは結局、読むことでしか磨かれません。本は人と同じく一期一会なのです。経験を積めば積むほど、良書に巡り会う確率が高まるのです。
(pp.128)
良書は人からのお勧めに従うのもよいだろう。他にもこの読書ブログのようなものを定期的にチェックして、よさそうなものを読むというのもあり。それでも、自分なりに試行錯誤していったほうが、より見る目が養われるのは確か。

お勧めは本屋に行って5冊だけ買うと決めて、そのときにタイトルかジャケ買いがいい。もう中身なんか一切確認せず直感で選ぶ。もちろん8割型ハズレだね。でも残りの2割が思いがけずキター(AA略)というのに出会えたりする。もともとハズレることを前提に買うから、人のお勧めよりも期待値が低い分、その意外性が面白かったりする。まぁ、最近は本屋でふらふらしながらこれは!!と思うようなタイトルと装丁の本は大体当たりを引けるようになってきた。

同じく第4章の「12.古典は退屈だからこそ意味がある」から以下抜粋。
 しかし、古典は時には退屈でありながら、偉大な真理を必ず持ち合わせています。それを知っている人たちが、長い時間をかけて非常な努力を傾けて古典を後世へ伝えていったものなのです。
 もし古典の中の、退屈な要素を全部排除して、偉大な要素だけを選び合わせたら古典になるかというと、残念なことにそうは問屋が卸しません。退屈な部分に人生や世界に関する本質を突く説明があるからです。というのは、古典の書物自体が、その中に試行錯誤の過程を含んでいるからです。
 このプロセスを追体験することも、古典を理解する大事な一部なのです。このような仕掛けがあるからこそ、古典を読み込むことから偉大な結論や発見が浮かび上がる楽しみが生まれてくるのです。
(pp.150-151)
例えば、古典文学作品を読む場合はもう本当に非効率といっていい。1ページ5分くらいかかることもある。1冊を読みきるまでの時間が普通の本の10倍くらい時間がかかる非効率さを通して、その分だけ普通の本よりも多く考えているということでもある。それが非効率さの利点ではないかなと思う。まぁ、読まされて読んでも苦痛なだけだけどね。

他の勉強本とか読書論では古典なんか読むのは時間の無駄だ!!と主張されるものもあると思うが、それは結局人によるとしか言いようがない。自分自身に関しては、読まれ続けてきたものに価値があり、その非効率さを通してひたすら自分の精神を修練できるという意義を見出している。最近は帰りの電車の中で15分ずつしか読んでないけど。勢いをつけて一気に読もうにも途中で眠くなるし(笑)。

ちなみに古典論は以下がお勧めかな。まぁ、自分でそれなりに何か古典と呼ばれるものを読んでみないことには読む意義があるかどうかの判断がつけられないだろうけどね。

あとは、第6章の「5.自分の考えの枠組みをゆさぶってみる」で異業種交流会について以下のように示されている。
 ここで相手のフレームワークに合う「引き出し」を増やすために、異業種で働く人を知るのは有意義です。異なる価値観、文脈の中で生きる人との付き合いを通じて、自分のフレームワークを相対化できるからです。自分の知らなかった世界での興味深いエピソードを聞くこともできるでしょう。
(pp.208)
これまた本とか人によっては異業種交流会なんか時間の無駄だ!!と主張されるものだけど、これも人によるかなと思う。交流が目的になって行き過ぎてもだめだけど、これはと思うものに関してや、たまには仕事以外の他の業界の刺激が欲しいという人にはいいと思う。ということで、83年会主催の以下の講演会がお勧めですww10月1日(土)開催で、定員38名です!!申込みはお早めに〜。

本書全般に関しては特に目新しいものが書いてあるわけではない。似たような本を多く読んでいる場合は、同じようなこと書いてあるなぁと感じると思う。かといってまったく読む価値がないかというと、そうでもなく。全てではないけど、示されていることが大体できるようになっていると思い、自分の勉強方法は間違っていないことを確認できてよかった。あとは成果が出るまでこの調子でずっと継続するだけかな。

次は自分のIT技術を30歳までに底上げする必要があり、最近また激しい!?修行を開始しつつあるところ。



一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ
一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ
著者:鎌田 浩毅
販売元:東洋経済新報社
(2009-04-03)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 勉強方法を確認したい人
  • 成功者になりたい人
  • 教養を身につけたい人
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