September 14, 2011

共和国の戦士

共和国の戦士 (ハヤカワ文庫SF)
共和国の戦士 (ハヤカワ文庫SF)

キーワード:
 スティーヴン・L・ケント、SF、海兵隊、クローン、出世
ミリタリーSF作品。以下のようなあらすじとなっている。
26世紀、人類は統( U)合政体(A)のもとに統一され、銀河系各地に進出していた。UAは合衆国憲法とプラトンの『国家』を基本として成立し、民主的な制度と同時に“戦士階級”を有している。ただし戦士階級に属する者は基本的にすべて同一のクローンであった。両親の事故死により、“孤児院”でクローンたちと共に育てられたハリスは、卒院後、二等兵として砂漠惑星ゴビに配属されるが、そこで全銀河を巻きこむ怖るべき陰謀の渦中に……!?
(カバーの裏から抜粋)
本書はアメリカで『THE CLONE REPUBLIC』というタイトルで2006年に発表されたようだ。日本では2010年に本書が出版されているようだ。なんとなく最近SF作品を読み込んでいこうと思って、本屋でジャケ買いした。タイトルも『宇宙の戦士』っぽくてよかったし。1巻完結だと思ってたら、どうやら6部作で、本作は序章に過ぎなかった!!軽く500ページは超えるのに。

この世界では地球はアメリカベースの国家が世界を統一し、銀河系にさまざまな惑星があり、各惑星が独立国家的な役割を果たしている。戦争には量産されたクローン兵が主に参画している。クローンは出世できてもせいぜい軍曹レベルで、自然生まれでないと士官クラス以上になれない。

またクローンには神経プログラミングが施され、自分自身がクローンであることに気付かない。みな同じような顔立ちだが、クローンたち自身は自分たちの顔が違って見え、また自分自身がクローンであることに気付くと死んでしまうように設計されている。

そんな世界で辺境の砂漠の惑星ゴビに配属されてた新兵のハリスは、そこで軍から離反した将軍、クロウリーを追うことになる。そこからハリスの成長物語が始まる!!

500ページ超だったけど、1週間程度で読み終えられた。ハードなSFではなく、エンタメ系要素が強いミリタリーものだった。巨大艦隊が出てきたり、ワープ施設があったり、クローンの設定などがあったり。あと、日本人の末裔が多く住んでいる惑星が出てきたりする。その惑星名は「エゼル・クリ」というものだけど、「シンニッポン」に名称変更しようと住民が主張していたり。

SF的な要素としては、ヘルメットにあるメガネ型のバイザーというもので音声コマンドを実行して夜間モード、感熱モードにしたりして敵を認知したり、音波を飛ばして地下の空洞を調査できるようになっていたりする。あとは艦隊にはシールド機能がついていたりなどなど。

主人公ハリスは2等兵からスタートするのだけど、3ヶ月でいきなり伍長クラスに出世する。そういう軍隊の階級を自分の所属組織に当てはめてみると、大体このクラスかなぁとか想像するのが面白かった。伍長クラスはプロジェクトのチームリーダークラスかなとか。

あと、軍隊組織が現行のアメリカ軍を踏襲しているようで、それによると海軍と海兵隊は全然別組織であることが分かってへーと思った。海軍がネイビー、海兵隊がマリーンらしい。そんでアメリカでは海兵隊は陸、海、空軍と同列に独立しているようだ。物語の主人公は自分が海兵隊所属であることをよく強調していた。

主人公の成長によって、階級が上がっていくのを現実の自分自身に投射してみたりしながら読むと面白い。自分も仕事で戦果を上げて出世したいなぁとか。まぁ現実的にはまだまだ一等兵クラスなので、前線部隊に送られて必死にお仕事するのだけどねぇ。まぁ、最近はちょっとぬるま湯で、たるんできているのでまた修行というか、地道に訓練しませんとね。

現在本シリーズは最近になって3巻目が発売された状況となる。まだ2巻すら買ってないし、1巻ではこれからというところで終わっているので、かなり続きが気になる。

ミリタリーSF物はあまり読まないから結構新鮮で面白かった。



共和国の戦士 (ハヤカワ文庫SF)
共和国の戦士 (ハヤカワ文庫SF)
著者:スティーヴン・L・ケント
販売元:早川書房
(2010-05-30)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • ミリタリー物が好きな人
  • クローンなどが出てくるSFが好きな人
  • 一等兵クラスで将来出世したい人
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コメント一覧

1. Posted by 電車男。   January 20, 2012 05:43

5 デジモンが大好きだよ。

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