November 07, 2011

【携帯版】思考は現実化する

【携帯版】思考は現実化する
【携帯版】思考は現実化する

キーワード:
 ナポレオン・ヒル、成功哲学、目標設定、源流、バイブル
The自己啓発書と名高い本書。以下のような目次となっている。
  1. 序章 思考は現実化する!
  2. 第1章 思考は現実化しようとする衝動を秘めている
  3. 第2章 願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である
  4. 第3章 信念は願望実現の原動力である
  5. 第4章 深層自己説得を活用する
  6. 第5章 個人的経験と観察力を高める
  7. 第6章 脳の中に浮かぶ森羅万象の世界を活用せよ
  8. 第7章 体系的な行動計画を立てる
  9. 第8章 速やかに決断せよ
  10. 第9章 忍耐力を身につけ
  11. 第10章 マスターマインドの力
  12. 第11章 モチベーションを意味だす魔法のアイディア
  13. 第12章 潜在意識は海面下の王国である
  14. 第13章 頭脳は宇宙が宿る小さな器である
  15. 第14章 第六感は英知の殿堂への扉を開く
  16. 第15章 強烈な本能の創造的なものに転換せよ
  17. 第16章 失敗も生き物である
  18. 第17章 悲しみを通して魂にいたれ
  19. 第18章 不安という名の七つの亡霊
(目次から抜粋)
現代のサラブレッドの血統は、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンの三大始祖のどれかにたどれるように、本書は世の中に出版されている自己啓発書の源流的な本であり、初版1937年以来、世界中で約7000万部も売れているようだ。成功者と言われる人はみんな読んでいると思われる本で、最近さくっと読了した。

簡単に概要を説明すると、ナポレオン・ヒルが25歳くらいのとき、鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーから「20年間無償で500名以上の成功者の研究をして、成功哲学を体系化してくれないか?」と誘われて、その仕事をやり遂げ、まとめられたのが本書となる。成功哲学がぎっしりと詰まっている。網羅的な内容を示すのは無理なので、自分にとって重要な部分を列挙しておきたい。

序章の最後に「成功」の定義が以下のように示されている。
成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。
(pp.98)
ここで示されている「黄金律」とは『自分がして欲しいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ』というものらしい。この定義は、成功時のゴールではなく、『過程』となっていることが興味深い。終わりはないということかな。この成功の定義を自分の中にちゃんと落とし込んでおこう。

次は2章から、『願望実現のための6ヵ条』として以下のように示されている。
  1. あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。
     単にお金がたくさん欲しいなどというような願望設定は、まったく無意味なことである。
  2. 実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を”差し出す”のかを決めること。
     この世界は、代償を必要としない報酬など存在しない。
  3. あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること。
  4. 願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくとも、迷わずにすぐに行動に移ること。
  5. 実現したい具体的な願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の4点を紙に詳しく書くこと。
  6. 紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。
    (pp.124)
これまでに自己啓発書を多く読んでいるので、この部分はデジャヴ感いっぱいだね。もちろん本書が大元であることはいうまでもなく。

3年ほど前に買って読み始めたのだけど、9章くらいで止まっていて、気づいたら読みかけ本を置いておく段ボールにしまわれていた。そのときはなんとなくわかったような、分からないような、ふーんって感じだったのだけど、今はこの6ヵ条がよく分かる。特に目標設定を明確にし、期限を決めて、それを紙に書きだして壁に張るというようなことは最近出版されているさまざまな自己啓発書にも書いてあることだし、実際にこれをやってみておどろくほど成果を得られている。なので、これはもう間違いない。

あと2番はなんだか最近漫画喫茶で読み始めた『鋼の錬金術師』の『等価交換』の原則みたいな感じだね。努力や時間という代償を払うのは必須だね。何の代償もなく成功はないようだ。

また、9章では願望実現の必須要素として『忍耐力』が必要であると示されている。『忍耐力を身につける4つのステップ』として以下のように示されている。
  1. 燃えるような熱意に支えられた明確な願望や目標を持つこと。
  2. 明確な計画を立て、それを着実に実行していくこと。
  3. 親戚、友人、周囲の人たちの否定的な、あるいは意気消沈させるような意見をきっぱり拒絶すること。
  4. 目標と計画に賛成し、激励してくれるような人を1人、あるいはそれ以上の人を友人にすること(マスターマインド)。
    (pp.312)
願望実現のための6ヵ条』と重複するような内容であるが、それだけ繰り返し示しているということは、それが特に重要ということだろう。この4つのステップで一番重要なのは3かな。『お前には無理だ!!』とか言った言葉は華麗にスルーするのがよいということだろう。これから成功者になるためには、このスルー力が特に重要になると思う。

本書は『携帯版』とタイトルについているように、大元の本を再編纂し、多くの世代の人に広く読まれるようにと2005年ごろに出版されたようだ。600ページ近いボリュームとなっているが、1,470円とお買い得な内容となっている。

3日から4連休で、わざわざ本書を集中的に読み込むために1泊2日の温泉旅行に行った。鈍行列車で5時間近くかけて目的地に向かい、その間中ずっと本書だけを読んでいた。

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『携帯版』と示されているように、旅に持っていき、その間中これだけを読むというのはなかなかよかった。自分の人生を含めた『成功』を考えるときは、日常生活からいったん離れた環境に身を置いて、大局的に考えたり集中的に考えられるようにしようと思った。

行きの電車約5時間で半分くらい読み込み、ホテルについてからは料理を堪能し、そのあと露天風呂に入りながら今日読んで考えた内容について反芻する感じで過ごした。そうすることで、普段忙しくて考えられないこともよく考えられる気がする。

また帰りの電車で読み、読み切れなかった部分は家で読んで、何とか集中的に3日ほどで読めた。こういう温泉宿にわざわざ行って、集中的に分厚い本を読むような、一人読書合宿は結構おすすめなのでぜひやってみてほしい。

内容についても物語や著者の自伝的な要素もあるので、割と読みやすいほうだと思う。また、世の中に出版されている自己啓発書の源流的な内容なので、大元の本書だけを読めばよい気がする。しかし、1,2回読んだだけでは本書の価値を存分に引き出すことはできないだろうね。長い時間をかけて成功するまで徹底的に繰り返して読む必要があると思う。自分は年末年始のどちらかに毎年再読しようと思う。

世界中で読まれている成功哲学本をひも解いて、自分の人生を大局的に考えるのもたまにはよいと思うので、ぜひ。



【携帯版】思考は現実化する
【携帯版】思考は現実化する
著者:ナポレオン・ヒル
販売元:きこ書房
(2005-03-27)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 自分の進むべき道に迷っている人
  • 成功者になりたい人
  • 自分の人生について考えてみたい人
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コメント一覧

1. Posted by みみ〜   November 28, 2011 10:28

この本は気になりますね!

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