December 31, 2011

【ネタ記事】2011年の本ベスト10冊!!

今日でいろいろとあった激動の2011年も終わりです。

ということで、

2011年の本ベスト10冊

今年読んだ本の総数は大体50冊程度となりました。今年はどちらかというと震災後からいろいろと深く考えることが多くなり、より本質的な読書になったかなと思います。その中から、今年刊行された本ではなく、今年読んだ本の中で自分の中でのベスト10を示しておきたいと思います。

第10位

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)
著者:パオロ・バチガルピ
販売元:早川書房
(2011-05-20)
販売元:Amazon.co.jp
ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
著者:パオロ・バチガルピ
販売元:早川書房
(2011-05-20)
販売元:Amazon.co.jp

一応今年発売のSF小説で、各SF賞を総なめにした作品。結構読み進めるのが大変だったけど、タイ王国を舞台とした食料事情の対立が新鮮で面白かった。また、作品の最後のほうでタイ王国が水に沈むのだけど、今年は実際にタイが洪水で水浸しになって大変なことになってしまったというのもあり、これを取り上げた。

他にも日本製のアンドロイドのエミコという設定もよかった。元は日本で秘書のような仕事をしていたのだけど、タイで主人に捨てられて、愛玩用として生きるが、実際は運動能力がかなり高く、殺傷能力も高い危険な存在。それと同時に多様な登場人物によるタイ王国内の覇権争い模様も読んでいてハラハラさせられた。

第9位

走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
著者:村上 春樹
販売元:文藝春秋
(2007-10-12)
販売元:Amazon.co.jp

今年は肉体改造をやろう!!と目標に設定し、1月にランニングシューズを買った。それから近所の公園を習慣的に走るようになった。そして、今年は大体3.5kmを大体19分前後(時速10.35km)ほどで走れるようになった。最初は2kmほど走るのにもしんどかったのだけどね。

そういうこともあって、実際に走ることについて示されている本を読むのは割りと共感しやすかった。かといって、著者のようにマラソンやトライアスロンレベルのものを走れるわけでもないのだけど。あとは、著者の小説家論や生きるうえでの選択と集中の重要性、さらに人生において走ることの意義が示されていて、とても興味深かったのでベスト10入り。第8位

プログラマが知るべき97のことプログラマが知るべき97のこと
販売元:オライリージャパン
(2010-12-18)
販売元:Amazon.co.jp

今年はTOEIC955点取得という目標達成後、その後はやはりIT技術の勉強もしっかりやるべきだなと思った。さらには震災の後で、自分のできることをやっていこうという思いが強くなり、では自分のできること、現在の職業を考えると、やはり専門分野を究めるべきだという結論に達した。そこで読んだのがこの本。

プログラマとして仕事をしたことのある人ならば、必ず勉強になることがたくさん示されている。読んでいてもっと本業をがんばろうと思うし、やがてこういう本に自分も何か示せるようになりたいと思わせてくれる本。プログラマなら必読書!!2012年はプログラミングガンガル!!第7位

サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745)サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA)
サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
著者:新城 カズマ
販売元:早川書房
(2005-06-16)
販売元:Amazon.co.jp
サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA)
著者:新城 カズマ
販売元:早川書房
(2005-07-21)
販売元:Amazon.co.jp

SF青春小説。夏ごろに読んでみたら割りと面白かった。タイムリープして時間を飛び越えた少女の調査をするというお話。その中でタイムトラベルもののSF作品がたくさん取り上げられたりで興味深かった。

一番印象に残ったのは、主人公の日本の未来予想図。原発事故とか地震があったりとか想像していて、それでも未来に向けてanywhere but hereと何者かになろうとしている部分が印象深かった。スーパー高校生たちの青春が熱く感じられてよかった。第6位

勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)
著者:デイヴィッド・エディングス
販売元:早川書房
(2005-06-23)
販売元:Amazon.co.jp

5部作のファンタジー物語の最終巻。震災後、余震におびえながら何も手につかなくて不安ばかりが増大していた。そんなときに、気分を紛らわすために、この作品を読んだ。実際には2巻の途中まで既に読んでいて、積読状態だったのだけど、それから震災をきっかけにして続きを読んだ。たぶん今まで読んだ中で一番長い物語だと思う。

単純に長い物語を時間をかけて読めた達成感もあったし、主人公ガリオンの成長が描かれていて面白かったのでランクイン。十分震災後の気分転換になってくれた。この物語の続編となる『マロリオン物語』なども気になっている。第5位

達人のサイエンス―真の自己成長のために達人のサイエンス―真の自己成長のために
著者:ジョージ レナード
販売元:日本教文社
(1994-03)
販売元:Amazon.co.jp

プラトーと呼ばれる成長曲線での停滞期間があるということが示されているのがこの本。真の意味でMasterと名乗るのなら、達人の成長プロセスを知っておくことは必須である。そのためにこの本を読んでみた。

MASTERYに至る道は険しく、またそれは終わりのない旅のようなものであるということが分かったのが一番の収穫。そして、たとえ長い間成長の実感がなくても、あるとき突然成長を実感するものだということが示されていて、実体験からもその通りだと思った。なので、何か時間をかけて習得するときにこの概念は必要だと思った。第4位

第四間氷期 (新潮文庫)第四間氷期 (新潮文庫)
著者:安部 公房
販売元:新潮社
(1970-11)
販売元:Amazon.co.jp

今年読んだ物語で一番面白かった本。約50年前に書かれた作品なのだけど、著者のイマジネーションに脱帽するばかり。この本は予想外の結末を迎えて、自分の想像力の枠組みを一回り大きくしてくれるような、そんな感覚。

スパコンを操作する政府系研究員で、日本で数えるほどしかいないプログラマーである主人公の運命はいかに。そしてその結末として『津波』がこの作品に強い印象を残す。一気読み間違いなしの作品!!第3位

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)
著者:小川 洋子
販売元:新潮社
(2011-02)
販売元:Amazon.co.jp

今年は万単位の人が一度に亡くなられた。それによって途方にくれたり絶望に陥ったりした人も多いと思う。そんなとき、生きていくうえで必要なのが『物語』なのであると示されているのが本書。全編にわたって物語の重要性が示されているわけではないのだけど、生きること、物語とは?ということを考えるきっかけになる良書。

自分自身にとってなぜ『物語』が重要なのかが分かったきっかけとなった重要な本。これからも自分の物語を作り上げていけたらと思う。第2位

人生を決めた15分 創造の1/10000人生を決めた15分 創造の1/10000
著者:奥山 清行
販売元:武田ランダムハウスジャパン
(2008-05-24)
販売元:Amazon.co.jp

仕事論の本で読んでいて一番ワクワクしたのが本書。これは高いけどそれ以上の価値があるかなりの良書。デザインとは何か?一流のデザイナーのこれまでの歩み、プロフェッショナルであるということはどういうことか?が示されている。

自分も著者のようにワールドクラスで活躍するような一流の存在になりたいと思った。新年くらいに読むとよいかもしれない本で、仕事に対する意識が確実に上がる!!第1位

究極の鍛錬究極の鍛錬
著者:ジョフ・コルヴァン
販売元:サンマーク出版
(2010-04-30)
販売元:Amazon.co.jp

この本は自分の人生を変える!!そんな予感から堂々第1位!!本書はあらゆるジャンルの一流の人のその源泉が究極の鍛錬によるものと示されている。年齢や才能とか頭の良さは何も関係がなく、圧倒的なトレーニング量、努力量こそが一流を一流にたらしめていると示されている。

本書がなぜ自分の人生を変えるのか?それは以下の2つの理由からなる。
  1. IT技術者としての一流の存在になるため
  2. 腎臓病を克服できるかもしれない契機となるから
1に関しては、プログラミングをこの究極の鍛錬で実践して、自分がどこまで成長できるか、高みに上れるのかをバトル漫画の主人公のように試してみたいというのがある。本業でまだそこまで努力しているとは言えないので、もっとアグレッシブにやっていこうと思う。

2に関しては、副次的な側面となり、自分が患っている腎臓病をこの究極の鍛錬を実践すれば回復が見込めるのではないかという仮説。現状では自分の腎機能は常人の2割程度しかなく、腎臓病の治療は腎移植でもしない限り、基本的にステロイドの投薬と食事制限だけで、治すというよりも悪くしないように現状維持するというものになる。

正直投薬と食事制限は、究極の鍛錬のようにしんどいもので、全然楽しくはない。けれど、自分の寿命がかかっている。寿命といわないまでも、それでも人工透析にならずにある程度の行動を制限されないようにするには、もうストイックに徹底してやるしかないので。そのために、本書に示されている究極の鍛錬を契機として、ランニングなどから精神と肉体を根本から鍛えなおし、さらに今まで以上に食事制限をきっちりやり、何とか改善できるかどうかを試してみたい。

そんな思いから、本書が2011年のNo.1となった。

今年発売された本はほとんどないという結果となりました。いろいろとあった今年は皆さんにとってどんな年でしたか?個人的には設定した目標を達成できた充実した年でもあり、いろいろな出会いも増えた年でもあり、震災さえなければ楽しかった、で終われる年だったのかもしれません。

個人も日本も良くも悪くも3.11をきっかけに何か変わってしまった部分が多いでしょう。そして、迷い悩んだり、どこに向かっていけばよく分からなかったり、そんな状況を生きるヒントとなったり、さらには単純な楽しみのためにも、この読書ブログがネットワーク越しのどこかの誰かの役に立てればいいなと思い、来年も更新をがんばるしだいです。

来年はもうちょっと更新頻度を増やしつつ、リアルの場で本について語るという会などに積極的に参加していけたらなぁと思います。ということで今年1年、ご愛読ありがとうございました

また来年、2012年のからの『賢者の図書館 (Under Construction)』をご期待ください

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コメント一覧

1. Posted by chample   January 12, 2012 05:40

5 “『生きるとは、自分の物語をつくること』
生きていくうえで必要なのが『物語』なのであると示されているのが本書。”
この本、読んでみますね。ご紹介ありがとうございます♪

2. Posted by Master@ブログの中の人   January 12, 2012 06:28

>>champleさん

コメントありがとうございます

物理的には200ページもないので薄いですが、内容的にはいろいろと考えさせられる本で、濃い内容かなと思います。あと安いのでお買い得です(笑)

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