January 07, 2012

【雑感】ハタモク:働くことの目的を持つことについての考察

今日はハタモクというイベントに参加してきた。

社会人と大学生が「何のために働くか」を気軽に語り合う場として、第23回目が成城大学で開催され、今回初めて参加してみた。その参加後の感想と自分なりの考察を示しておきたいと思う。

まずハタモクとは何かといった概念を簡単に説明しておこう。今日会場でもらった資料に以下のようにあった。

ネーミング
⇒「ハタモク」(働くことの目的を持つ)

ハタモクの信念
⇒働くことの意味や目的が持てれば、仕事を通した生き方が変わる

ハタモクのミッション
(目的をもってイキイキ働き幸せになる人が、社会に増えるために)
⇒社会に出る前に、働くことの意味や目的を考えることを、日本の常識とする
これらの信念のもと、大学生と社会人が対等に、同じ目線でそれぞれの働く目的を熱く語るというのがハタモクとなるようだ。詳細については以下の大本のブログ、facebookページを参照。今日は参加人数も過去最高の80人近くと多く、4,5人のグループを作り、一人7分ほどテーマに沿ってそれぞれの考えを語るという内容だった。グループメンバーを変えて3セッションやり、それぞれのテーマは、以下のようになった。
  1. これまでの転機について
  2. 何のために働くか?
  3. 就活とは?
1に関しては、以下の記事を参考に。まぁ、社会人のスタートがいろいろと不幸がいっぺんに降りかかってきたような状況だったし、障害を抱えて半周遅れみたいな感じになった。それからいろいろあって、何とか辞めずに第一志望の組織で働きながら、もう6年目に突入している。

さて、本題の『何のために働くか?』について主にこの記事で示しておきたいと思う。

僕は、働く目的は以下のように3段階のレベルがあると思っている。

hatamoku

一番下の1.お金、生活の糧というのは、お金にまったく困っていない人以外はみんな共通であるものだと思う。金がなくては生活できないし、誰かに養ってもらうとかしない限り働かざるを得ない。まぁ、最近話題のベーシックインカムとかもあるけど、基本的に働く人に多く共通する部分かなと。あとはその多寡が問題で、生きていけるだけあれば十分という人もいれば、金をがっつり稼ぎたい!!という人もいるだろう。僕はどちらかというと後者だな。

お金があったほうが選択肢が広がるし、自分のやりたいことができるしね。まぁ、この部分に関してはそこまで重要ではないので次の2.自己の成長に行こう。

1は誰でも実感できると思うが、2以上はそれなりに本気でかつ打ち込んで仕事をしていないとなかなか到達できない領域ではないかと思っている。そして、働く意義について、一番実感できているのがこの2の部分かなと思う。自己の成長といっても、仕事以外の学校の勉強や資格試験勉強などでも実感はできる。しかし、仕事となればよりもっと厳しくしんどいものかなと思う。

自己の成長とはいうももの、それは自己満足なものではなく、会社、お客様からの評価が反映されたものとなる。そこがお金をもらってやる仕事と自己学習、修行の大きな違いなのかなと思う。そして、自己の成長が働く目的となるのは、自己満足ではなく、仕事を通して自分の能力がどこまで通用するか試してみたいというのがあった。なので、今の実力主義の組織を選んだというのがある。

しかし、最初の3年くらいは全く自分の能力が通用しなくて、同期とかにくらべて全然仕事ができないほうで、上司にもダメだしばかりされて落ち込んだり胃が痛くなったり、悪夢にうなされたり、残業地獄に陥ったりしていた。けれど、だんだん4年、5年たってくると、仕事のまわし方や仕事の面白みも感じられるようになり、昔に比べて仕事ができるようになったと実感できる。そういう仕事を通してでしか得られない達成感というか、自己の成長があるのだなぁと思う今日この頃。

そして、感覚的な話ではあるが、自己の成長を大きく実感できるのは、働き始めて同じ仕事でトータル1万時間を突破することではないかと思っている。1万時間やれば、その道のプロとして自立でき、それなりに仕事ができるようになるかなと思う。それに関しては以下の本が参考になる。なので、本当に自己の成長を実感したかったら、本当に嫌な仕事、過労死しそうな仕事以外は、1万時間は必死で働いてみればよいのかなと思う。それを超えたらまた新しいステージに立てると思う。僕はもう6年目突入なので、なんとか1万時間を超えた。その間に何度も会社辞めようと思っていたけどね。なので、この自己の成長はとても実感している。

最後にピラミッドの頂点の3.社会貢献となるが、これは大義名分で多くの人が掲げている目的かもしれない。しかし、それを本当に実感するのはかなり大変な道のり、経験年数が必要になるのではないかなと思う。ここはどちらかというと、自分の仕事の社会に与える影響力、インパクトの大きさと正の相関関係があるように思われる。正直自分はまだこのレベルには到達できていない。

今の仕事は、複数ベンダーが参画するビックプロジェクトなのだけど、自分の所属する組織、そしてチーム、さらに自分が直接関わっているところだけを見ると、あんまり実感できていない。実際にやっていることは、自社のチーム内で完結するExcel VBAツールを作ることで、お客様に対する貢献とかその影響力というものがあまりない。確かに自分のツールで他のチームメンバーがより仕事がしやすくなり、それによってお客様の役に立ち、結果的にかつ間接的に自分の仕事が極小の世界で社会の役に立ってはいるのだけどね。

働く目的は社会貢献と自信を持って言えるようになるには、それなりに規模の大きな仕事をして、目に見えて社会に役立っていると実感できることが必要なのかなと思う。まだグローバルを含めて大きな組織の末端社員でしかなく、軍隊で言えば前線部隊に送られていくらでも補充が効く一等兵みたいなものなので、出世していかなくては社会貢献としての働く目的は実感できないのかなと思う。それが出世する意義で、さらには大きな仕事に関われることにつながるのではないか思う。

小さい仕事が社会貢献にならないと言っているのではなく、実感しやすいかどうかかなと思う。これは職種や個人ごとの志向性によるのだろう。僕の場合は、やはりIT技術者としてSEをやっている以上、世の中に対する価値をどれだけ創造を提供できるかということを考えると、多くの人に使われるようなシステムやソフトを作り上げることに他ならないので、やはりそういうものは出世することでしか現状では実現できず、そのために時間も労力もかかるのだろう。

あと、働く目的やミッションなどを自分なりにしっかり持てるかどうかで、より仕事に対して一歩踏み込んで価値を出せるかどうかにつながっていくのではないかと思う。「るろうに剣心」で言ったら、飛天御剣流・奥義天翔龍閃の肝である、抜刀の際に左足をさらに一歩踏み込めるかどうかのような感覚(笑)。なんとなく仕事をしているよりも、働く目的、ミッションがあるのとないのでは実体験からしても全然違うなぁと思う。まだまだ修行が必要だけどね。

働く目的については散漫で長くなってしまった。3つ目のセッションテーマの『就活』についてはまぁ、省略。

僕も大学生の就職活動時に働くことについて考えてみたけど、本を読んだり自問自答しているだけで、気軽に社会人の人と語り合ったり話を聞くということはあまりなかったので、学生のうちからハタモクのような機会に参加できるのは純粋に羨ましく思う。就活時はOB訪問とか一切やらなかったし、完全にネット就活だけでやってきてしまったので、このような場に参加していたらもしかしたら方向性が違っていたかもしれないなぁと思った。

あと、おまけとして、読書ブログをやっていることもあり、働くことを考えるヒントとなる本を30冊ほど列挙しておこう。リンク先はすべてこのブログ内の書評記事となる。
  1. 会社とことん活用術
  2. 青春漂流
  3. サラリーマンなんか今すぐやめなさい
  4. 働くって何だ―30のアドバイス
  5. 20代会社員の疑問―いま、働くこと
  6. 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
  7. 働く気持ちに火をつける
  8. プロフェッショナル原論
  9. プロ論。3
  10. 親より稼ぐネオニート
  11. 入社3年目までに勝負がつく77の法則
  12. 若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
  13. “働く”をじっくりみつめなおすための18講義
  14. やりがい論―「自分探し症候群」から抜け出すために
  15. 三年で会社を辞めたら損ですよ!
  16. 養老訓
  17. 仕事の思想―なぜ我々は働くのか
  18. 会社は2年で辞めていい
  19. はたらくって何?―あたらしいシゴト論
  20. ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
  21. 就活の法則
  22. 凡人として生きるということ
  23. キャリアをつくる9つの習慣
  24. 青春ピカソ
  25. 人生の100のリスト
  26. 働くひとのためのキャリア・デザイン
  27. 20代で人生の年収は9割決まる
  28. 働かないって、ワクワクしない?
  29. 仕事は楽しいかね?
  30. 【携帯版】思考は現実化する
ちょっと多くなったが、それだけ社会人になってもずっと働くことの意義とかを思い悩みながら問い続けてきたということだろう。結構仕事論とかキャリア論とか3年目のころまでにたくさん読んだのだなぁと改めて思った。今はそこまで悩んでいないから、そんなに仕事論などの本は読んでいないけど、どれも参考になる本ばかりなので、ぜひ読んでみたらよいと思う。

以上、ハタモクレポート、その考察でした。
また次回もぜひ参加したい

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