April 04, 2012

7つの習慣

7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!

キーワード:
 スティーブン・R・コヴィー、成功、パラダイム、原則、黄金律
世界中で2000万部は売れた王道自己啓発書。今回は目次は省略。

本書を買ったのは2007年の暮れで、それから4年以上読むこともなくずっと積読本棚に放置していた。今年に入り、何か原典的な自己啓発書を読んでみようと思い、本書を放置していることに気付いた。そして1月の半ばくらいから少しずつ3か月かけて読了した。

この本がいろんなところで絶賛され、あらゆる経営者やWeb上の人にお薦めされている理由がよく分かった。もうちょっと早く読んでおくべきだったなと思ったけど、社会人経験が浅すぎても感覚的に理解できなかったろう。また、読書レベルもそこまで高くなかったので、500ページ近くの分量を最後まで読みこなせなかった可能性があるので、今、このタイミングで読了できてよかったのだと思う。

簡単に本書の概要を示しておくと、著者はコンサルタントとしてさまざまな企業でリーダーシップ論などを講演する傍ら、アメリカ建国以来、『成功』に関するあらゆる文献を読み込んで調査するという研究をやっていた。そこから表面的なテクニックに終始する個性主義と誠意、謙虚、誠実、勤勉といった成功の黄金律とも呼べる人格主義的なものがあることが分かった。

そして真の成功とは、才能などに対する社会的な評価など表面的なものではなく、優れた人格を持つことととらえ、さらに習慣が私たちの生活に影響を及ぼしていることから、効果的に生きるための基礎的な原則を『7つの習慣』としてまとめたのが本書となる。

7つの習慣の内訳は以下となる。
  1. 主体性を発揮する
  2. 目的を持って始める
  3. 重要事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. 理解してから理解される
  6. 相乗効果を発揮する
  7. 刃を研ぐ
これだけではあまり内容が理解しづらいと思うので、Wikipediaを参照。本書ではこれらの第1から3までの習慣がコンピュータの比喩表現として、プログラマーが挙げられていた。第4以降の例が載っていなかったので、自分なりに以下のように考えてみた。

7habit

右側の※があるものが、著者のスティーブン氏の記述で、それ以下が自分が当てはめてみたものとなる。

まぁ、簡単に説明していくと、第1の習慣は自分の周りに起こることを受動的に受け止めるのではなく、自分で決めて問題解決を実践しようという内容。ここは別にプログラマーの例でなくてもいいのだろうけど、自分の主体的な役割として『あなたはプログラマーだ』と著者は比喩を使ったのだと思われる。

第2の習慣は、日々の忙しさに流されるまま生きていると、本当に大切なことを見失ってしまうので、自分の人生の目的、行動原則、教義、個人的な憲法(ミッション・ステートメント)などをきっちり決めようというもの。著者の比喩表現の『プログラムを書く』というのは、自分の人生の目的を決めること、となる。

第3の習慣は、多くの成功者は重要事項を優先するという原則に従っており、緊急度と重要度の時間管理マトリックスの緊急ではないが重要な部分を優先的に実践していくことが重要と示されている。その比喩表現として、第2の習慣で書いた『プログラムを実行する』と示されている。

第4の習慣はWin-Winという言葉からイメージしやすいように、どちらか一方がリターンを得るのではなく、それぞれの当事者が欲しい結果を得ることとなる。これが人間関係で重要で、著者のコンピュータの比喩表現に続き、『お客様と自分の望む成果を考える』と示した。最新技術を駆使したものを作りたいけど、それがお客様の利益になっていないのではダメだし、お客様の要件をすべて盛り込んでしまって結局赤字になってこちらの利益が出ないのでもダメだよねという話。

第5の習慣は、『まず相手を理解するように努めて、その後で、自分を理解してもらうようにしなさい』というのが人間関係の効果的なコミュニケーションに重要となるようだ。一方的な主張では理解されませんよ、ということだね。お仕事で言えば、お客様へのヒヤリングで微妙な回答が返ってきたとしたら、表面的な部分だけをとらえずに、それはどういう経緯によるものか?ということなどを理解したほうがいいよね、ということで『利害関係者の背景を把握する』とした。ちょっと微妙かもだけど。

第6の習慣は、他の習慣が身についたもの同士が問題解決にあたるときなどに、奇跡的な案や全く新しいものが生み出されるような、原則中心のリーダーシップの本質とある。この習慣で、プログラマーの比喩で一番ピンと来たのが『ペアプログラミングを実践する』となる。それぞれの持つ能力が足し算ではなく、掛け算のように相乗効果を発揮するのはまさにこれだと過去にペアプログラミングをやったことのある身としては実感する。

最後の第7の習慣は、肉体、社会・情緒、精神、知性という人間の4つの能力を研ぐ時間と示されている。定期的に運動したり、偉人の残した書物を読んだり、日記を書いたり家族とちゃんとコミュニケーションをとるということが大切と示されている。そのまま『読書、運動などで精神と肉体を鍛える』と示したけど、プログラマー的に言い換えれば、技術勉強を常に実践するとか、勉強会に出て仲間を見つけるとか、全然違う分野の本を読んで発想力を鍛えるとかになるのかなと。

まぁ、ここまで各習慣をざっと示してきたけど、自分が一番感銘を受けたというか、これは絶対やろうと思ったのが『第2の習慣:目的を持って始める』に含まれている『個人的なミッション・ステートメントを書く』となる。以下その部分を抜粋。
 主体的な人間として、人生の中で自分はどうありたいのか、何をしたいのかを表現することができる。これを文書にすることは、個人的なミッション・ステートメント、個人的な憲法を書くことである。
 ミッション・ステートメントは短期的に書けるものではない。深い反省、注意深い分析、入念な表現、そして多くの書き直しを経なければ、完成には至らない。本当に自分のものにするには、あるいはそれが自分の心の奥底の価値観と方向性を十分に表現できるまでは、数週間あるいは数か月を要するかもしれない。そして何度も復習を重ね、年月と共に理解が深まり、状況が変化していくに伴い、細かい修正を加えることが望ましいだろう。
 いずれにしても、基本的には、ミッション・ステートメントはあなたの憲法であり、しっかりとしたビジョンと価値観の表現である。自分の人生すべてを計る基準になるのである。
(pp.179-180)
これが今の自分には足りない。なので、今年中にコーチングを通してこれを確立しようとしているところ。なぜこれが必要かというと、自分自身の生き方に迷わなくて済むようにするため。迷わなくなって、これ!!と決められたら、Driveして自分のポテンシャルを十分に発揮できるはずだから。

本書は『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない 』には読んだほうがよい自己啓発書として『【携帯版】思考は現実化する』と一緒に示されていた。これは本当にその通りで、本書を読了後、他の自己啓発書は全く読む意味がなかった!!と思えるほど国士無双的な本。これだけを何度も繰り返して読めばよいのだと実感した。これは本書をちゃんと時間をかけて、かつ考えながら500ページ近くをひも解いた人にしか分からないだろう。自分は毎年1回はこれを読み返そうと思う。

微妙な自己啓発書を2冊以上買うくらいならこれ1冊で十分な内容。値段も2,039円とお買い得だし。この成功の原理原則の習慣を身につけられるまで、ずっと読み込んでいくだろう。それほどの良書というか、奥義書みたいなものだね。



7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!
著者:スティーブン・R. コヴィー
販売元:キングベアー出版
(1996-12)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 微妙な自己啓発書を読みすぎている人
  • 自分の人生について考えたい人
  • 真の成功者となりたい人
Amazon.co.jpで『スティーブン・R. コヴィー』の他の本を見る

bana1 成功の黄金習慣クリック☆  にほんブログ村 本ブログへ



トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 高田善教   April 04, 2012 20:05

5 有名な本なんだけど、ページの多さや文章が抽象的で、なかなか読み進まない本の一冊ですね。

でもこれがなぜ世界中で読まれているか、読んでみてわかりました。

自分の生活に当てはめて、すごいですね。あとは実践のみですかね。がんばってください。


※わたしは今、「7つの習慣ファミリー」を読んでます。。。。

2. Posted by Master@ブログの中の人   April 04, 2012 21:51

>>高田善教さん

コメントありがとうございます!!

500ページは結構しんどかったです。1ページ当たりの文字数も多く、なかなか読み進められませんでした。

しかし、内容は本物でした。

実践できるようにがんばります

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星