November 17, 2013

あのとき始まったことのすべて

キーワード:
 中村航、青春、修学旅行、中学、タッグ
青春小説。以下のような目次となっている。
社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった―。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
(カバーの裏から抜粋)
重厚で入り組んだ、非現実的な物語にどっぷりつかった後は、割と軽めの小説を読みたくなる。ということで、本書を読んでみた。でも、この作品の内容も僕にとっては非現実的なお話なのではあるが。

たまたま席が隣だった中学生の同級生と社会人3年目、25歳くらいに再開することになった。そこから二人の関係が始まるというお話。そして中学時代の修学旅行で一緒だった班のメンバーなども出てきて、中学時代の話もいろいろと出てきたり、社会人になって変わってしまった部分なども描かれている。読みやすく読後は爽やかな青春小説という感じだった。青春小説としてはありふれた話かもしれないが、安心して読める。

しかし、こんなのはフィクションに過ぎない!!と自分の中学時代を思い返してそのギャップに違和感ありまくりなのも何とも言えないなとも思った。読みながら中学生のころ何やってたんだっけ?とか、そもそも修学旅行はどこ行ったのだっけ?とか(この作品の舞台のように京都、金閣寺などにも行ったね)思い出した。でもまぁ、中学時代は別に暗黒時代でもなかったのだけど、それなりに面白かったし、友人なら何人かは今でも続いている。男だけだけどね!!w

過去回想型の青春小説って、なんだかいつまでも過去の栄光?を心のよりどころになっている部分がある気がする。社会人生活があまりうまくいってなくて、でも中、高校生時代はよかったなと回顧して、ふと昔の人たちに会いたくなったりするようなそんな感じ。それは別にそれでよいのだけど、やはり現在進行形の今を中、高時代よりも良いものにして生きたいなと思う。まぁ、中、高時代の『今』を大切にしてなかったらダメなのだけど・・・。

青春小説は、その主人公たちと同時代のときに読んでおくのが一番いいかもね。そうではない場合は、過去、現在、そしてこれからを考えるよいきっかけになるのかもしれない。

あと、同著者の作品は以下を読んだことがある。あのとき始まったことのすべて』のほうが個人的には好きだなと思った。



あのとき始まったことのすべて (角川文庫)
中村 航
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-06-22

読むべき人:
  • 社会人生活がうまくいってない人
  • 青春を疑似体験したい人
  • 中学時代の好きだった人をふと思い出す人
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