July 26, 2014

システム設計の謎を解く

キーワード:
 高安厚思、システム、設計、アーキテクチャ、指南書
システム設計の指南書。以下のような目次となっている。
  1. 序章 本書の構成と概要
  2. 第1章 設計の謎
  3. 第2章 設計へのインプット~要件定義行程の概要~
  4. 第3章 設計する前にやるべきこと~共通設計~
  5. 第4章 アプリケーション設計としてやるべき作業
  6. 第5章 アーキテクチャ設計としてやるべきこと
  7. 第6章 本書の知識を現場で活用するために
(目次から抜粋)
本書の概要がまえがきに示されているので、そこから抜粋。
 本書は、著者の豊富な現場経験と幅広いソフトウェア工学の知識に基づき、「設計」というシステム構築の要諦を体系的かつ実践的に習得させることを目的に記された指南書である。
(pp.iii)
あまり経験がない場合、システム開発における「設計」というと、いったい何をどうすれば設計したことになるのか?というのが感覚的にわからなかったりする。画面設計、DB設計、IF設計、帳票設計などなど、その中身もいろいろとある。本書は「Webシステムを利用した基幹業務系システム」を例に各種設計の具体的なサンプルが示されている。

書店に行ってもシステム設計の具体的なサンプルが示されていたり、何をどうやって設計すればよいのかを示した良書があまり見当たらなかったりする。そもそも「設計」にフォーカスした書籍もそんなに多くない。まったく、設計の本がないわけではないが、あってもあまり使えないものだったり、サンプルの例が古すぎたりする。しかし、これはかなり実践的にそのまま使える本。

例えば、画面項目設計では、ID、項目名称、ラベル、部品種類、型、桁、フォーマットなどなど定義すべき項目の一覧が示されている。さらにその項目の一覧から設計サンプルが示されている。これを元に設計書にそのまま利用できるくらい。もちろん、これから自分の仕事の対象のシステムにそのまま利用できない部分もあるが、各設計で気をつけなくてはいけないことなども示されている。

さすがにそれなりに設計経験があるので、何をどう設計すべきかは感覚的にわかっている。それでも、改めて一通り示されている内容を読んでみると、やったことない部分などもあるし、復習にもなったと思う。

ただ、『決済』と『決裁』の漢字の誤記の部分が全体的に何か所かあり、それは業務系SEにとっては間違えてはいけない漢字なのだけどなと。校正があまいなと思う。よく間違えがちな漢字だけど、どっちがどっちの意味かはちゃんと覚えておきましょう。

初めて設計する場合は、このようなサンプル的な本がとても役に立つと思われる。2,3年目くらいのときに読みたかったなぁと思う。また、以下の本と合わせて読んでおけばより設計の知見が深まるはず。本書は2,3年目くらいに読みたかったなぁと思った。もちろん、必要に応じて読み返して読むに値する本。暗記するくらい読んでもいいかもしれない。




読むべき人:
  • はじめて設計をする人
  • Webシステムの開発者の人
  • 強いSEになりたい人
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