August 02, 2014

国道沿いのファミレス

キーワード:
 畑野智美、ファミレス、地方、人間関係、ダメ人間
2010年の小説すばる新人賞受賞作品、以下のようなあらすじとなっている。
佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり…。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生を書いた、第23回小説すばる新人賞受賞作。
(カバーの裏から抜粋)
夏だし、本屋で展開されている集英社のナツイチの中で、本書がなんとなく気になって買って読んでみた。地方郊外(おそらく山梨あたり)ファミレスで正社員として働く25歳の男が主人公で、そこのファミレスのバイト仲間、社員、自分の家族、友達たちの人間関係が描かれている。

なんだか登場人物にダメ人間が多く出てくる印象。どこか冷めた態度の主人公、主人公が交際している年上の貞操観念が欠落している女、そして愛人を作って常にその女のところに行っている主人公の父親。特にこの3人がダメ人間。それが何となく不快感を抱かせる。

また、なんだか読んでいて次第に苛々とさせらる作品であった。別に胸糞悪くなるような内容ではない。しかし、安易な展開というか登場人物の会話のやり取りに突っ込みたくなるような部分が若干ある。そういうのを意図的に狙っていたのであれば、なかなかスゴいと思うのだけど、どうもそうとも思えない。

300ページ近くあるのだけど、そこまでの尺にするほどの内容がありそうであんまりなかった印象。ファミレスという舞台もあんまり活きていないような。別にファミレスでなくてもよい気もした。そんな作品。

まぁ、もらった図書カードで買った本だから別にいいかな。暇で地方郊外でよくファミレスに行ったりする人は読んでみたらいいかも。あと実際にファミレスで働いているような人も。




読むべき人:
  • 地方で暮らしている人
  • 年上の女性に好かれる人
  • ダメ人間な人
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