August 23, 2014

ハローサマー、グッドバイ

キーワード:
 マイクル・コーニイ、SF、青春、戦争、凍結
SF小説。以下のようなあらすじとなっている。
夏休暇をすごすため、政府高官の息子ドローヴは港町パラークシを訪れ、宿屋の少女ブラウンアイズと念願の再会をはたす。粘流が到来し、戦争の影がしだいに町を覆いゆくなか、愛を深める少年と少女。だが壮大な機密計画がふたりを分かつ…少年の忘れえぬひと夏を描いた、SF史上屈指の青春恋愛小説、待望の完全新訳版。
(カバーの裏から抜粋)
この作品については、何の予備知識も先入観も持たない状態で読み始めるのがおすすめ。よって、以下は読んでも読まなくてもよい。

舞台は地球ではないとある惑星で、地球の人間と同じような人たち、文化がある世界。そこで12歳くらいと思われる少年ドローヴは、毎年夏に港町で家族と過ごすことになっている。去年出会った美少女、ブラウンアイズに会うことを楽しみにしており、そこでさらにリボンという少女、さらにちょっと嫌な奴で同じく政府高官の息子のウルフたちと出会う。そんなひと夏の青春物語として始まる。

中盤までは微笑ましいというか、ほんわかした少年の青春小説っぽい雰囲気。そして次第に戦争の話が出てくるが、突然他国が攻め込んできて街を蹂躙するというほど戦争っぽくなく、なんだか抽象的な印象を受ける。SF的な要素としては、アイスゴブリンというような湖の水をすべて凍らせて人を捕食するようなやつや、ロリンという毛むくじゃらで人型だが、しゃべることはしないが、ある程度の知能があり人になつく生物、さらに馬のようなロックスという生物も出てきたりする。

単純な甘酸っぱい青春的なものなら別に地球が舞台でもよかったんじゃないかと思ったりして、終盤まで正直倦怠な感じだった。しかし、地球が舞台ではダメで、結末でΣ (゚Д゚;)ってなったwもうこれ以上は書けないし、ググるのもお勧めしない。読んでからのお楽しみだ。

本書は例によって西新宿のブックファーストのフェアで見つけて、なんとなく買って読んでみたらよかった。西新宿のブックファーストのフェアは当たりが多いなぁ。

本書の続編が去年あたりに出版されたようなので、そっちもチェックだな。夏はSF小説とか青春小説が読みたくなる。本書はそのいいとこどりで、そしてスゴ本だった。



ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)
マイクル・コーニイ
河出書房新社
2008-07-04

読むべき人:
  • 夏っぽい作品が読みたい人
  • 青春小説が読みたい人
  • どんでん返しものが好きな人
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