October 27, 2015

フリーエージェント社会の到来

キーワード:
 ダニエル・ピンク、働き方、FA、仕事、多様性
フリーエージェントについて書かれた本。以下のような目次となっている。
  1. 第1部 フリーエージェント時代の幕開け
    第2部 働き方の新たな常識
    第3部 組織に縛られない生き方
    第4部 フリーエージェントを妨げるもの
    第5部 未来の社会はこう変わる
(目次から抜粋)
ずっと前に買って放置(7年くらい?)していた本で、暇だし、今後の展開をどうしようか?と考える必要があるので読んでみた。出版されたのは2002年とひと昔前である。新装版が出ているが、旧版で読んだので、こちらを取り上げる。

かつてのアメリカの大多数の労働者は大組織のために個性や個人目標を押し殺して、組織から定収入と雇用の安定、社会における居場所を提供されるような「オーガニゼーション・マン(組織人間)」であった。しかし、次第に本書で示されているようなインターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた「フリーエージェント」として働く人が徐々に増えているということが示されている。

アメリカに限らず、本書の出版当時よりフリーで働く人のためのサービスは日本でも徐々に充実していると思われる。貸しオフィスや電源付きカフェ、PC機器の軽量化やwifi設備の充実、PayPalなどの支払いシステムも整備されて、ノマドワーキングといって数年前にバズワードにもなっていた。そしてこの当時よりもfacebookなどのSNSが発展しているので、人ともつながりやすくなっている。さらに資金調達のために個人で株式を発行するというものが本書に載っていたけど、今ではクラウドファンディングが出てきている。なので、この出版当時よりもフリーエージェントとして働きやすいインフラは整っていると思われる。しかし、どれだけフリーエージェントが日本で増えて、そして順風満帆に満足に仕事ができているかは別の調査資料などを当たらないと本当のところはわからないけど。

著者によってフリーエージェントの労働倫理が以下のようにまとめられている。
 遠い将来のご褒美のために一生懸命働くのは、基本的には立派なことである。けれど、仕事そのものもご褒美であっていいはずだ。いまやどの仕事も永遠に続くものではないし、大恐慌が訪れる可能性も大きくない。それなら、仕事を楽しんだほうがいい。自分らしくて、質の高い仕事をする。自分の仕事に責任をもつ。なにをもって成功と考えるかは自分で決める。そして、仕事が楽しくないと感じることがあれば、いまの仕事が間違っていると考えるのだ。
(pp.95)
まぁ、理想はこうだけどね。自分の今後の方向性の一つとしてはフリーエージェントもありかなと思うけど、いきなりすぐにこのようにはいかないだろう。

自分で稼げる仕事のネタを持っていないといけないし、本書で示されていたように、フリーエージェント同士の人的ネットワークがかなり重要と示されていた。従来のような会社組織の縦の強い関係ではなく、横のつながりで、それはちょっとした知り合い程度の弱い絆のネットワークである。弱い絆であるからこそ、自分とは縁遠い考え方や情報、チャンスに触れる機会を与えてくれるらしい。そういう人的ネットワークがセフティーネットにもなっているとあった。

会社組織で働くことが向いていないなと思っていきなり独立してしまって、コミュ障だったらフリーエージェントとして詰んでしまうなとも思ったw

facebook上の友達の中にはフリーでやっている人が結構いたりする。なので、その人たちに直接どうやってフリーになったのか、どうやって仕事をしているのか、気を付けることなどを気軽に聞けるかもしれないなと思った。まずは身近なフリーの人に話を聞くのがいいかもしれない。そして自分の仕事のネタや方向性をよく吟味して、よし、フリーでいけるぞ!!とある程度確信できたらフリーになればいいかなと。そうでない場合は、準備を粛々と整えるしかない。

ダニエル・ピンクの本は以下もおすすめ。まぁ、個人的には持病も抱えており、会社組織での働き方が合わないのではないかと思うのだけど、かといって今すぐフリーになれるような状況でもないので、今後の展開の可能性の一つの参考として読んでみた。まずはもっと情報収集をして、仕事のネタをしっかり仕込むこと、人的ネットワークを増やすことだろうなと思った。あとは、その仕事1本だけに収入を依存せずに、株式投資などで副収入を確保しておけばいいと思ったり。

フリーエージェントとしての働き方、自分の今後の働き方を見直したいと考えている人には参考になると思われる。




読むべき人:
  • フリーで働こうかと思っている人
  • 転職しようと思っている人
  • 自分の働き方を見直したい人
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