December 06, 2015

Rのつく月には気をつけよう

キーワード:
 石持浅海、グルメ、酒、ミステリー、宅飲み
短編グルメ・ミステリー小説。以下のようなあらすじとなっている。
湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。毎回うまい酒においしい肴は当たり前。そこに誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。今晩もほら、気持ちよく酔いもまわり口が軽くなった頃、盛り上がるのはなんといっても恋愛話で…。ミステリーファン注目の著者が贈る傑作グルメ・ミステリー。
(カバーの裏から抜粋)
著者の作品は一度も読んだことはなかったが、実家の近所の郊外型大型書店で読んだら食べたくなる本、としてお勧めされていた。そしてこのタイトル。牡蠣好きならおやっと思わせられるタイトル。食に対する執着が人より強いこともあり、牡蠣以外のグルメ系のエッセイなども好んで読むので、買わないわけにはいかなかった。なんとなく最近は短編小説な気分でもあったし。

主な登場人物たちは大学時代からの飲み仲間で、長江高明のマンションの部屋で宅飲みが開催される。そのときに必ず3人のうちの誰か知人や友人などのゲストが招かれ、そこで飲みながらいろいろと語るうちに、そのゲストがその時に食べる料理にまつわる小事件が起こったことや問題を抱えているという状況にある。それを頭脳明晰な長江高明が話の内容から推理して、事の真相を解明する、というグルメ・ミステリー調の短編小説集である。

話の内容は以下の7編となる。
  1. Rのつく月には気をつけよう
  2. 夢のかけら 麺のかけら
  3. 火傷をしないように
  4. のんびりと時間をかけて
  5. 身体によくても、ほどほどに
  6. 悪魔のキス
  7. 煙は美人の方へ
それぞれのタイトルに出てくる料理と酒は以下となる。
  • シングルモルト・ウィスキーと生ガキ
  • ビールとお湯なしチキンラーメン
  • 白ワインとチーズフォンデュ
  • 泡盛と豚の角煮
  • 日本酒とぎんなん
  • ブランデーとそば粉のパンケーキ
  • シャンパーニュとスモークサーモン
各章のイラスト、表紙にそれぞれのお酒の絵が描かれているのもポイント。

肝心の内容なのだけど、読んだ後に食べたくなったかと言うと若干微妙な気がした。料理と酒はミステリーの導出のためにあるので、そこまで詳しい描写でもなく、薀蓄が載っているわけでもない。どちらかというとそれぞれの登場人物の人間関係の説明がほとんどで、ミステリーの解明を楽しむような内容かな。また、長江高明は話し手の会話だけで真相解明をするのだから頭よすぎでしょ!?とか突っ込みたくはなるけど。

それぞれの話が独立しているので割と気軽に読める。一応主要メンバー3人は毎回出てくるけど。そういう人間関係もいいなと思う。お勧めは最後の『煙は美人の方へ』かな。「煙も眉目よい方へならでは靡かぬ」ということわざがあるらしく(今ググって初めて知った。意味はここ参照。)、それをなぞったお話。爆発しろ案件なので最後に読むのがよろしいw

食べたくなるかは微妙だけど、なんだか友人たちと宅飲みしたくなる短編小説だった。



おまけ
今日は日比谷公園のこれに行ってきた。

全22種類が大集結「ご当地鍋フェス@日比谷公園」が3日間限定で開催されてるぞーーー! 外で食べる鍋ウンメェェェエエエエッ!! | ロケットニュース24

そこで食べた牡蠣の土手鍋が(゚д゚)ウマーだった。

nabe

やはり冬場の宅飲みは鍋に限る。17時くらいからダラダラ飲みつつ、鍋を食べて、眠くなったらちょっと寝るみたいなのが特によろしい。さらにこたつがあれば最強!!w




読むべき人:
  • 牡蠣が好きな人
  • お酒が好きな人
  • 友人同士で語りながら飲みたい人
Amazon.co.jpで『石持浅海』の他の作品を見る

bana1 グルメミステリークリック☆  にほんブログ村 本ブログへ



トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星