May 14, 2017

その「エンジニア採用」が不幸を生む

キーワード:
 正道寺雅信、エンジニア、採用、評価、組織づくり
IT系エンジニアを効果的に採用するための仕組みが示されている本。概要と目次内容は以下の出版社の紹介ページを参照。去年の3月に転職し、Webサービス的な業務をやっているのだけど、十数人の部署内でITエンジニアは実質自分1人しかいない状況であったりする。当然一人でできることなどたかが知れているので、エンジニアを追加採用する必要がある。そこで、転職後の早い段階から部署内でどういうエンジニアが必要かを考えて、一次面接にも出て採用活動をしている。

しかし、この1年でそれなりに面接をしたが、結局誰も採用できておらず、依然として1人システムチームの状況である。はて、なぜ採れないのだろうか?もちろん、そもそもイケてるWebサービス的な企業ではないし、ITエンジニアが活躍できそうな業界でもないという部分はあるし、中小企業という企業規模でそこまで知名度があるわけでもない。なので、応募自体も少なく、まぁ、そんなに簡単に採れないだろうということは予想できていたし、実際その通りだった。

ごくまれによさそうな人材が転職エージェント経由で応募してくれるが、2次面接に行く前に他社に内定が決まって結局選考はスルーであったり、最近では上層部がもっともらしい理由をつけて本当にこの人は絶対必要だ!!という候補者を見送ったりということもあった(愚痴)。もはやすがるように、どうやったら理想的なエンジニアを採用できるのか!?を知りたくて読んで見た。

ある程度は予想できた内容だけど、改めて論理的に示されていると、なるほどなぁ、と思うと同時に、自分自身と自社の部署そのものあり方について、反省するところが多かったなと思った。そして、あまりにも納得できるところが多すぎて線を引きまくった。

本書の概要を恣意的にものすごく大雑把にまとめると、ものすごくできるA級クラスのエンジニアは、A級同士で働ける環境に魅力を感じ、そもそも転職エージェント経由で転職をすることはなく、SNSや勉強会、カンファレンスなどの自分自身の人脈を活かして人づてで転職先が決まる傾向がある。また、うまくそれなりによいエンジニアを採用できたとしても、その部署なり会社なりがITをコストとしてみなすのではなく、それなりの高給で待遇を保証し、エンジニアの志向性や生態?に対する理解があり、評価尺度、働く環境についてエンジニアを適切に受け入れる体制が必要だ、という内容である。

現状の採用方針を継続していけば、何年たってもエンジニアは採用できない可能性が高いし、採用できたとしてもあまり技術力が高くなく、それこそその採用自体がコストになってしまうな、と思った。プライベートでは絶賛婚活中だけど、採用活動はある意味婚活と同じだなと思った。一部の人気のある人以外は待ってても相手から来るが、そうではないので狩りに行かなくては!!と思った。

まず、個人的にやるべきことは、自分自身がA級クラスのエンジニアになること(そもそも何をもってA級といえるのか?はいろいろあると思うけど)。そのためには仕事でちゃんと実績を作り、技術ブログで情報発信し、カンファレンスや勉強会などに参加して人脈を築いておき、自分自身と一緒に働きたいと思えるような存在になること。そして、よさそうな人がいたら、転職エージェントに頼るのではなく、自分でスカウトしていくことだなと。

今年から技術ブログを始めたのだけど、更新停止している・・・。最近は毎朝5時台に起床してLaravelの技術勉強や技術書読み込みをやっているけど、もう少しアウトプットをしていかなければなと。一応自分の技術ブログは以下と。また、社内、部署内の組織もエンジニアを迎える体制を整えていかなければならないなと。自分自身だけではなく、部署、組織の上層部にもエンジニアの評価体制を提案していく必要があるし、ITそのものに対する理解を深める啓発もしていかなければならないなと。システム開発がどれだけ工数がかかり、すんなりうまくいかないということを理解してもらうのに本当に苦労する。

エンジニアに対する扱い方、考え方は以下の本と大体本質は同じだなと思って読んでいた。こっちは小説だけど、年功序列ではなく技術力があるエンジニアが高給を得るべきだし、ITが分からないものにエンジニアを正しく評価できるわけがないというようなことが書いてある。まさしくその通りなのだけど、それをどう実現していくかが課題である。

ITエンジニアの採用は難しい。もちろんほかの業種もいろんなことがネックになって難しいのだろうけど、ITエンジニアはそれなりに特殊な傾向があるのかもしれない。また、これから転職しようと考えている人も読めば参考になるところが多い。

本書を読んで、効果的なエンジニア採用ができればいいなと思う。まずは、本書を上司にも読んでもらおうと思う。




読むべき人:
  • エンジニアを切実に採用したい人
  • 転職しようと思っているエンジニアの人
  • できるエンジニアの生態を知りたい人
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