ビジネス書、自己啓発

December 09, 2008

いつも目標達成している人の読書術

いつも目標達成している人の読書術 (アスカビジネス)
いつも目標達成している人の読書術

キーワード:
 丸山純孝、読書論、目標、行動、書評論
人気メルマガを発行している著者による読書術について書かれている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 本を読む目的を明確に
    第2章 欲しいビジネス書の見つけ方
    第3章 本を読む時間を作る
    第4章 多読のすすめ
    第5章 アウトプットのすすめ
    第6章 目標・夢を達成するために
    第7章 役に立つおすすめのビジネス書
(目次から抜粋)
著者の丸山さんにはセミナーでお会いし、サインまで頂いた。そのため、今回は著者に実際に会って話を聞いた後の書評となる。これはアフターセミナー効果を狙ったものであるので、どちらかというと書評というよりも、自分の考えを書くことになる。

【セミナーレポート】最強コラボセミナー『聞くが価値』 vol.05

一応自分が特になるほどと思った内容を列挙しておく。
  • 100%の人が認め学べる本というのは存在しない
  • 最終的に読書をする対象の書籍として選ぶのは自分であって、周りの意見は参考にすぎない
  • 特にビジネス書を読む目的は、最終的に「行動」につなげて「結果」を残すことにある
  • 誰のために読書をしているのか。それは自分のためである
  • 成果がでている人、自分にとって参考になる人の情報・やり方を学ぶことが大事
  • 「価値がないと決め付けない」態度が自分に対しても必須
  • 自分がその書籍を通して得たものを「共有する」ということから、価値を生むための行動であってほしい
  • おすすめなのが、情報を発信するだけでなく、その書籍をプレゼントする=ブックギフトを贈ること
  • 行動につなげるかどうかの判断基準は、「それが自分が行動したときに楽しめるかどうか」
  • 行動を継続するだけで上位の4%にいることができる
こんなものか。やはりセミナー後に読むと、文章から著者である丸山さんの良い声が聞こえてくる気がする(笑)

この本の内容を一言で示すと、『目的を持ってビジネス書を多く読んで、行動し、成果を手に入れるべき』ということになる。そのための読書の方法や、本の選び方、行動のための情報の発信方法が分かりやすく示されている。

セミナー後に改めて目を通してみると、自分はこの本から本の読み方よりも、書評の仕方、書評のあるべき態度を見出せた気がする。基本的に本の読み方、選び方はもうある程度確立しているので、そういう部分は『そうそう』と思いながら読めた。逆に、情報発信の仕方の部分は、『なるほど!!』と新たな発見があった。

まず、『誰のために読書をしているのか。それは自分のためである』という主張。これは、納得できた。セミナーでも、読者のためか、それとも自分のために書評を更新するべきか?と質問したときに、『100%自分のためでよい』と回答をいただいた。そのため、自分が読書をする目的は、『自分自身の成長のためで、このような書評ブログを行っているのも、成長の記録でしかない』、ということになる。この際だから宣言しておくと、これからも徹底的に自分本位に更新し続け、読者のために更新することはない。このことについては、そのうちこの書評ブログのガイドラインを作成し、もっと詳しく示しておくことにする。

また、『本の価値については非難しないこと』という節タイトルが書評を書く上でかなり参考になった。以下、その部分を抜粋。
 世間の評判は「毀誉褒貶」であるといいます。
 これは「いい評判」もあれば「悪い評判」もあり、評価が相半ばして割れているという意味と解釈できます。
 というのも、どんな内容が発信されたとしても、それは受け手によって印象・価値が変わるからではないでしょうか。ですから、自分が感じた価値を誰か他の人に伝える際には「ダメである」と非難するのではなく、「誰にとって価値があるモノなのか」を伝えるべきだと思うのです。
 この伝え方であれば、マイナス情報ではなく、プラスの情報として世の中に価値が生まれます。そうです、必要としている人たちに届く可能性があるからです。
(pp.120)
この主張には全面同意する。自分も同じような考えで、本の価値など相対的なものだから、簡単にダメ出しをするのではなく、なるべくポジティブな側面を記事に書くようにしている。どんなダメ本も必ずどこかしら学ぶ価値がある、と自分は思っているので、そうしている。

「誰にとって価値があるモノなのか」ということを示すために、いつも書評記事の最後に『読むべき人』という部分を設けている。書評記事の中で、唯一読者のために示している部分である。自分がこの書評ブログの読者に提供できる価値はそれくらいだが、それを見出すのが自分の役目のような気がして、この書評ブログの最初の1冊目からそれを実践している。この書評ブログは、読者にとって数ある書評ブログの中の一つでしかないので、せっかく1日の中の数分を費やして読んでくれるのなら、なるべくポジティブな情報を受け取って欲しいと思って更新している。また、自分にとっての『快』を大事にしろ、とこの本でも書いてあったが、やはりネガティブなことを書いているのは自分自身の精神衛生にも良くない。やはり自分自身がポジティブに捉えられた本のほうが、記事を書きやすいし、何よりも楽しいと感じられる。そういう側面はやはり大事だ。

以上のことから、自分はこれからも読む本のダメだしは基本的にしないようにする。

この本はやはりいい本だった。セミナーで話を聞いた後にもう一度読むと、自分の悩みに答えてくれる内容だなと思った。

アウトプットベースで読書をしていこうと思っている人は、ぜひ読んだほうがよい。

それはそうと、久しぶりに書評を更新したから、記事の書き方の感覚が鈍ってしまった・・・。やはりコンスタントに書き続けないとダメだねぇ。



いつも目標達成している人の読書術 (アスカビジネス)
いつも目標達成している人の読書術

読むべき人:
  • 何か成果を出していきたいと思っている人
  • 書評ブログ、メルマガを更新している人
  • 読んだだけで行動せず、批判、ダメ出しばかりしている人
Amazon.co.jpで『丸山純孝』の他の本を見る

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November 24, 2008

思考のボトルネックを解除しよう!

思考のボトルネックを解除しよう!
思考のボトルネックを解除しよう!

キーワード:
 石川和幸、ボトルネック、フレームワーク、選択、解除
SCMが専門のコンサルタントによる、よりよく生きるための本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ボトルネックって何だ?
  2. 第2章 「知識」のボトルネックを分解する
  3. 第3章 情報のボトルネックを解除せよ
  4. 第4章 手法のボトルネックを解除せよ
  5. 第5章 技能のボトルネックを解除せよ
  6. 第6章 「知識」のボトルネックを改善しよう
  7. 第7章 「選択」というボトルネック
  8. 第8章 最後のボトルネック、「生活/活力」のボトルネック
(目次から抜粋)
この本は、先日参加したセミナーで講演をされている、SCM(サプライチェーン・マネジメント - Wikipedia)が専門のコンサルタントである、石川さんの本。この本は、いろいろな書評ブログで取り上げられており、今更自分が全体観を示して書評するまでもない。内容的には、本当に良書で、確実に手元に置いて何度も読み返したいものとなっている。(SCMのWikipediaの記事の参考文献に石川さんの本が載っている。さすがはSCMの第一人者と言われるだけはあるなぁと思った。セミナーでは、他に誰も続けてやっていなく、逃げ遅れてしまったからという話は面白かったけど(笑))

この本は、セミナー参加前に読了していたが、どうしても拙速で書評したくなかった。また、著者である石川さんの話を聞く前に、読み間違えたまま書評したくなかったから。どうしても自分の中にある知識の差分を探すように、表層的な部分だけを読んでいると、本質的な部分を見落とす危険性のある本だったので、いったん時間を置いて取り上げた。

では、このエントリで何を示すかというと、先日参加したセミナーとこの本を読んで考えた自分なりの知見を示すことにする。なので、細かい部分はあまり取り上げない。

【セミナーレポート】『聞くが価値』vol.04 with 横田尚哉 &石川和幸 &干場弓子 : オンライン書評図書館 -Blue Sky Horizon- : livedoor Blog(ブログ)

この本は、6章までは序章に過ぎず、本質的な部分は7章と8章になる。そして、セミナーでも石川さんが一番伝えたかったことは、『「選択」のボトルネックを解消し、死ぬときに「面白い人生だった」と言えること』とおっしゃられていたので、自分の読みが間違っていないことを確認できた。

そして、なぜ6章までが序章にしか過ぎないのかというと、知識、情報、手法、技能のボトルネックを解消しようとも、「選択」のボトルネックを解消できないと、それまでの努力が水の泡になってしまうからと言える。著者によれば、選択のボトルネックは以下のように示されている。
 「知識」のボトルネックを超えるボトルネック、それが「選択」のボトルネックです。
「選択」のボトルネックは、あなたの「居場所」と「向かうべき場所」を決めてしまいます。あなたの今と今後の活躍の場を選ぶということなのですから、この「選択」が、あらゆる努力の開花の場所を決めてしまいます。
(pp.210)
そして、この「選択」のボトルネックになるのが、自分はできないという思い込みの前提になるようだ。そのため、このボトルネックを決める要素として、以下が示されている。
  1. 認識:自分はどこにいるのか
  2. 選択:自分はどこに行くのか
  3. 前提:自分が思い込んでいる前提は何か
まずはこれを明確にする必要がある。

さらに、『「自分はこの程度だ」と思った瞬間に、すべての可能性を閉じ込めてしまいます。(pp.220)』とあるので、その認識を変える必要があるようだ。そのためには、以下のステップを経る必要があるようだ。
  1. ステップ1 自分は何者で、今何をしているのか(認識)
  2. ステップ2 自分は何がしたいのか、何になりたいのか(選択)
  3. ステップ3 それはできるのか、なれるのか(前提)
これをよく考える必要があるようだ。

そしてさらに、選択を決定する短期的な視点で『今いるところで真剣に』ということが示されている。その部分を長めに抜粋。
どちらかというと、「好き」なものを選択したほうが成功の確率は上がります。しかし、ここで警告があります。あまりに「好き嫌い」だけで判断しては、いけないということです。
(中略)
 新入社員は三年以内に辞めるといわれます。はじめての職業選択で経験がないので判断を誤ったというのなら、すぐにかわってもいいでしょう。しかし、二度、三度はいただけません。
 まず基本がわかるまでに三年はかかります。さらにいうと、それなりの実力がつくには十年はかかります。今いるところで真剣に、ある期間、仕事をすることが重要です。ただ、「今いるところ」とは、必ずしもひとつの会社を意味するとは限りません。今、自分が行っている「仕事」と考えればいいのです。
 会社は今後、あなたの面倒はみてくれません。自責任のなかで生き抜いていくには、相当の知識と技法と技能が必要になります。それを身につけるには、今いるところで、少なくとも三年、プロになりたければ十年以上、実直にがんばって、周りに貢献できるレベルに達するべきです。
(pp.234-235)
セミナー前に、ここに激しく線を引いていて、改めてセミナー後にここを読み返してみると、やはりそうだなぁとしみじみ思った。自分がなりたいのはアマチュアではなく、やはりプロフェッショナルなので、信じてやってみようと思う。どうしても入社3年目という多感!?な時期なので、会社を辞めようかなとか、他の分野のほうが面白そうかなぁと思ったりもする。けれども、自分はまだ丸3年働いたわけではないので、まだ基本がわかっていないのだと思う。間違いなく。

そしてこの主張は、やはり先日のセミナーで干場社長がおっしゃっていた、『10倍本業に努めるべき』につながるのだと思う。まずは、自分の専門領域で周りに貢献でできるようになるということが先決なようだ。そうすれば、技術書でも仕事論とか、自分が書きたいことを根拠とともに書けるのだろうと思う。それまでは、必死にプロになる努力をするしかない。

また、最後に、著者の選択についての人生論が示されている部分があるので、その部分を抜粋。
 人生とはすなわち、たくさんの選択の集積です。その集積が、目先の短期的な高利性だけで判断してきたものだとしたら、人生は、「都度判断」の集積、小手先の人生になってしまいます。もっと骨太の「選択」、人生で選択すべきことは何かという「選択」をして、そこに、自分の時間とお金をかけるべきではないかと思うのです。
(pp.236)
これは後でしっかり考えなければならない。野望ノートにしっかり考えたことを書き込んでおこう。

この本では、7、8章が一番重要になるのだが、それは、しっかり自分の人生を考え直すよいきっかけになることが多く示されているからだとも言える。これらはフォトリーディングなどで読み飛ばしてしまうのではなく、じっくり読み込んで考えてみる必要がある。だから、この本はフォトリーディングで読み飛ばしたくなかった。

他にも、情報のボトルネックの部分で、読む本によって層別に読み方を変えるべきという部分が示されていた。これは、自分もすぐにでも考えなければないことなので、あとで別エントリで示しておこう。それを考えておけば、この書評ブログの方向性を決定付けることになる。

やはり、セミナーに参加して、著者の話を実際に聞いてから本を読んだり、再読して復習したほうが得られるものが断然に違ってくる気がする。「本を読むことは、著者のとの対話である」とよく言われることだが、それを本質的に実感している。セミナーで聞いた著者の声、話し方が文章に乗ってきて、本を媒体とした特別講演を聞いているような気になってくる。そうすると、著者に会わないままだと、普通に読んでいたのでは読み落としてしまう部分や、考えなくてはいけない部分をスルーしてしまうことがなくなる。また、実際に会った著者の主張していることだから信じてやってみようという気にもなるし、実際に書かれていることを基に行動しやすくなるのではないかと思う。自分は、これらの現象を『アフターセミナー効果』と名付けている。

セミナー参加をするようになってから、ビジネス書、自己啓発系の本の読み方がワンランク上がったと思う。これは実際にやってみないとわからないことだよなぁ。ビジネス書、自己啓発系の本をより自分のものにするには、セミナーをやっている人の本を優先的に読めばいいということになる。なので、これからセミナーをやっている人の本を読むようにしよう。

そんなことを、ビジネス書、自己啓発系の本を200冊近く書評してきてようやく分かってきた。

この本は殿堂入り本棚に確保し、何度も読み返そう。どう考えても、自分には健康とか仕事にボトルネックがありすぎなので。



思考のボトルネックを解除しよう!
思考のボトルネックを解除しよう!

読むべき人:
  • なんとなく自分の能力に「頭打ち感」を感じている人
  • 自分のボトルネックは何かを考えてみたい人
  • 自分の人生について深く考えてみたい人
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November 16, 2008

夢は宣言すると叶う

夢は宣言すると叶う
夢は宣言すると叶う

キーワード:
 祐川京子、目標設定力、夢、アファメーション、サンプル集
目標を設定し、アファメーションによってそれを実現する方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「理想の自分」をイメージする
  2. 第2章 「今の自分」を知る
  3. 第3章 アファメーションを書く
  4. 第4章 日々の習慣がアファメーションに効く
(目次から抜粋)
現在ビジネス書、自己啓発系の本は一時半凍結中だが、これは例外。先週参加したセミナー(【セミナーレポート】『出逢いの大学』特別講座 vol.1〜ブランド人の作り方!〜)で、実際に著者である祐川さんにお会いして話を聞いていたので、復習の意味もかねて読了、そして書評。

この本は、成果の上がっている人や伸びていく人と、その対極にある人の大きな違いは「目標設定力」であるとし、具体的で適切な目標を設定し、その目標を実現するためにアファメーションという方法を使っていくとよいということが示されている。

まず、アファメーションとは何ぞやということが気になるので、アファメーションの説明の部分を抜粋。
 アファメーションは、自分のあり方、夢や目標を具体的に設定し、「私は○○です」という文体で書きます。そして、その文を頻繁に読んだり聴いたりすることで潜在意識に刷り込んでいきます。その結果、書いた通りに実現化するという、目標達成の方法が、アファメーションです。
(pp.62)
このアファメーションのサンプル、文例が巻末に700個も載っている。これがとても使える。アファメーションサンプルを一部紹介する前に、この本で特にそうだよね!!と思った部分を列挙。
  • 人は目標設定がちゃんとできれば、自分でモチベーションをコントロールすることも容易になり、”自律的に成長する体質になれる”
  • 仕事でもプライベートでも、何らかのバリューがある人のところへ人脈や情報、チャンスが集まってくる
  • 目標とは、「最低でも現状維持するために、あえて高いも目線で設定する目印」
  • アファメーションで大切なのは「すでにその状態である」と断言すること
  • アファメーションで書くことは、「これ以上あり得ないだろうな」と思うくらい最高で立派な「理想の自分」
  • 夢や目標には、先送りするような期限を決めない
  • ミリオネーゼ(年収1000万円超)を目指すなら10倍して「私は年収1億円」とアファメーションする
  • 多くの人に共通する「言われてうれしい言葉」は「ありがとう」
  • 伸びる人の特徴は、とにかくノリが良く、素直で、知識に貪欲なこと
  • スマートにご飯をご馳走できる人に目標達成が上手な人が多い
  • 映画鑑賞に限らず、自分の時間やお金に何かを投じるのであれば、感動ポイントを探して感動力を磨く
セミナーで話されていたことが、この本に書いてあり、あの時言われていたことはこういうことだったんだ、と改めて納得して読めた。アファメーションは自分の最高の状態を思い描くことなので、自分なんかと卑下したり、恥ずかしがったりして大げさなもの描けないと思うかもしれないが、大げさに理想を思い描くことで、理想と現実のギャップを埋めるために意識や行動を変えやすいという側面があるようだ。なので、1億円プレーヤーを目指すなら、『私は年収10億円』とアファメーションする必要があるようだ。

他にも映画の見方がとても参考になった。感動することによって前向きになり、元気になり、感謝できるようになり、人生にとって確実にプラスになるので、その感動力を磨くには映画を見ると良いらしい。その時のポイントは、映画のダメ出しをして好き勝手に評価するのではなく、家具、ファッション、時代背景、文化などについて着目し、感動ポイントを探すとよいらしい。これはなるほどと思った。ついつい映画館でそれなりのお金を払って見ていると、あまりにもダメなのはあのストーリー展開はダメだろとか、キャストの影が薄いとか、アクションがしょぼいとか言いたい放題だが、これは気をつけようと思った・・・。もっと肯定的に捉えるのがよいらしい。

ちなみに今日?というかもう日付が変わって昨日、『イーグル・アイ』を見た。かなり手に汗握って最後まで時間を忘れさせてくれるほど、熱中できた。単純に面白かった。

さて、この本の特筆すべきことは、アファメーションサンプルが豊富に載っていること。その中で、これは自分にも使える!!、もしくは面白いなと思ったものを、700個の中から厳選して10個示しておく。
  1. 私はクリアすべき課題がいつも明確
  2. 私の立振舞は洗練されている
  3. 私は街ですれ違う女性達が振り向くほどイケメン
  4. 私は健康
  5. 私のブログは大好評
  6. 私は周囲の人を明るくするパワーを持っている
  7. 私はバリューを提供する人材
  8. 私は社内一のエクセルの使い手
  9. 私は錬金術師
  10. 私は幸せに感謝して生きている
錬金術師ってwww本当に賢者の石(賢者の石 - Wikipedia)とか作るような人のことだったらどうしようwww他にもいっぱいあるので、これらを参考に、自分なりのアファメーションを設定すればよいと思った。これを設定して、紙に印刷して玄関に張っておいて毎日見ることにしよう。

フォトリーディングの準備段階でアファメーションが利用されている。自分がアファメーションという言葉を知ったのは、フォトリーディングによるものだった。そのため、自分はアファメーションに関心があり、もっとよく知りたいと思っていたので、このように体系的に理解できた良かった。この本はアファメーションを深堀するにはもってこいの本だなと思った。

また、なんと言うか、実際にセミナーで講師の方にお会いしたあとに、著書を読むと、会ったことのない人の本を読むよりも真剣に、かつかなり肯定的に内容を捉えられるような気がする。特に最近セミナーに多く参加してきて、そう思った。この現象を勝手に『アフターセミナー効果』と名づけることにしよう。

この本は、目標設定やアファメーションに関心がある人は読んだらいいと思う。



夢は宣言すると叶う
夢は宣言すると叶う

読むべき人:
  • 夢を実現させたい人
  • アファメーションに関心がある人
  • 最高の自分を思い描きたい人
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October 30, 2008

キャリアをつくる9つの習慣

キャリアをつくる9つの習慣―これが価値を生み出す最新の働き方だ (ピンポイント選書)
キャリアをつくる9つの習慣―これが価値を生み出す最新の働き方だ

キーワード:
 高橋俊介、キャリア、仕事習慣、分析、プロ論
好ましいキャリア形成の方法が分析的に示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 1 9つの習慣その1 勝負能力
  2. 2 9つの習慣その2 現場体験
  3. 3 9つの習慣その3 ネットワーク
  4. 4 9つの習慣その4 仕事に意味付け
  5. 5 9つの習慣その5 個人ブランディング
  6. 6 9つの習慣その6 相手の価値観を理解する
  7. 7 9つの習慣その7 ポジティブに巻き込む
  8. 8 9つの習慣その8 経験と気付きで学ぶ
  9. 9 9つの習慣その9 仕事の言語化、仕事の見える化
  10. 10 これからのキャリアの条件
(目次から抜粋)
戦略系ファーム、マッキンゼー、人事系ファーム、ワトソンワイアットを経て慶応大学の教授である著者は、10年近くキャリアの研究をされてきたようだ。数千人に渡るビジネスパーソンへのアンケートや数十人のインタビューから、日本を代表する企業で自他共にも認めるキャリア形成をしている人を分析すると、彼らには共通する9つの習慣があるようだ。それがこの本にまとめられている。そして、そうした好ましいキャリアをつくれるようになることが、この本の目的であると示されている。

この本は、smoothさんのところで『結構スゴ本!!』と紹介されていたので、買って読んでみた。確かにこれはページ数が少ない割りに濃い内容だと思った。線を引きまくりで朝の書評をしずらい本・・・。なので、細かいところは、smoothさんのところを参考にされたい。

【キャリア形成】「キャリアをつくる9つの習慣」高橋俊介:マインドマップ的読書感想文

好ましいキャリアをつくっている人というのは、以下の特徴を持つようだ。
  1. 価値を創造し提供している人
  2. 仕事を楽しんでいる人
  3. 貪欲に成長している人
この3つがキャリア形成で特に重要なようだ。

また、以下本当に特になるほどと思った部分のみを厳選して列挙。
  • どんなに布石と投資をしようと、結局は自分が発信した世界観や人間観にふさわしい人しか集まってこないので、人間関係というのは自分自身の鏡だといっていい
  • 仕事と趣味の違いは、価値を創造し提供してるかどうかという点
  • 仕事というのは意味が重要なのであって、いくら動機に基づいていたとしても、意味がはっきりしなければ、継続的にやりがいを感じることはできない
  • 自分の仕事の意味を知るには、まず、自分の顧客は誰なのかを明確にし、次に、その顧客にどんな価値を提供しているのかを確認するといい
  • 顧客自身も気づいていない欲望や欲求を先回りして発見し「あなたのほしいものはこれですね」と価値を提供できるのが、本当のプロフェッショナルなのである
  • 「私はこういう価値を提供している」ということを自覚し、それを踏まえた行動を取り続けることで周囲に証明し、認めてもらうというのが個人ブランディングなのだ
  • 仕事が自分にあっているかどうかなどということは、実際に自分で働いてみないかぎりわかりはしない
コンサルタント出身らしい主張が多い。また、以下特になるほどと思った部分を抜粋。プロフェッショナルとサラリーマンの違いについての部分。
 プロフェッショナルとサラリーマンの違いはなにかといえば、それは仕事を通じて価値を生み出し、それを顧客や社会に提供することを常に意識しているかどうかの差だ。自分の仕事が誰にとってどんな意味をもつものなのかなどということには思いを馳せたこともなければ、自分がどんな価値を提供できているかにも無頓着。ただ、上司から言われたことを無難にこなしているだけ。そういう人を指してサラリーマンと呼ぶのである。
(pp.65)
『サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ♪』という歌があったけど、自分が目指すのはやはりプロフェッショナルなので、これはとても身にしみた主張だと思った。あと1年でこの意識を体得しなければね。

あと、もう一つ特になるほどと思ったのは、ワークライフ統合の時代という部分。若干長いが、抜粋。
 それではなぜワークとライフは統合したほうがいいのか。 
 ワークとライフを区別するというのは、要するに公私混同はまかりならんということだ。しかし、現在のような変化の激しい時代には、むしろ公私混同、あるいは公私混流して、開かれた多様な社会関係資本をつくっている人のほうが、仕事でも多くのベネフィットを得ることができるのである。
 それに、ライフを軽視してワークばかりしていると、その仕事でしか通用しない狭い能力しか磨かれない。これでは予期せぬキャリアチェンジが起こったときに耐えられない危険性が大きい。
 またキャリアチェンジに見舞われなかったとしても、仕事を取り巻く環境はどんどん変化しているから、それに応じて仕事の内容は必要な能力が変わるのは当然だ。ところが、新たな能力を求められても、仕事以外の場所でそれを育ててこなかった人は、とっさに応じられない。皮肉なことに現代は、仕事しかしていないと、かえって仕事の能力が身につかない時代なのだ。
 個別の仕事の専門性が深くなりすぎて、ひとつのことしかやっていないという状態は、人間としてバランスが悪いといういい方もできる。「創造性か論理思考か」ではなく、その両方に頭を使っていないと、変化の時代に一番肝心な学習能力が低下する。
(pp.122)
ここの部分は、他のキャリア論にはまず書いていないことだと思った。これは新しい考え方だと思った。旧世紀までは一点特化型でよかったのかもしれないが、現在の世の中は複雑系なので、何がどこで役に立つか分からず、いつでもキャリアチェンジに備えておけというのはなるほどと思った。

また、これは自分の志向性と同じだと思った。特にこの書評ブログでジャンルを絞り込まないのは、多様性を身に付けることと、自分へのインプットのバランスを取っておきたいという理由からである。ビジネス書、自己啓発書しか読まないのは、やはり人間としての幅が狭くなりがちになると思う。それをワークライフの統合として当てはめていくと、予期せぬキャリアチェンジに応じられるので、このまま多様性を意識して書評ブログを続けていきたいと思う。

このキャリア論は、巷にあふれる精神論で書かれているものではなく、かなり客観的、かつ分析的でなるほど!!と思う部分がかなり多かった。本当にお薦め。おかげで読了時間、書評時間が大幅にBehind・・・。本当はもっといろいろ示したいが、遅刻するのでこの辺で。ちなみに読了時間は45分、この書評記事は45分ほど。

読むべき人:
  • 分析的なキャリア論を読みたい人
  • プロフェッショナルとは何かを考えたい人
  • ワークライフバランスに関心がある人
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October 28, 2008

暗示で500%能力を引き出す勉強法

暗示で500%能力を引き出す勉強法 (Dream skill club)
暗示で500%能力を引き出す勉強法

キーワード:
 内藤誼人、勉強法、心理学、暗示、思い込み
心理学者によって具体的な勉強法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 心理術で“心に眠った”やる気を引きずりだせ
  2. 第2章 「勉強術」は「仕事術」
  3. 第3章 「読書術」で、効率よく知識を鍛えろ
  4. 第4章 努力を長続きさせるための「学習術」
  5. 第5章 あらゆる知識を自分の血肉にするための「記憶術」
(目次から抜粋)
人生は勉強しているヤツが勝てるような仕組みになっていて、勉強していないヤツは勝てないというきわめて単純な原理に基づいて世の中は動いているようだ。そして、大金持ちや成功者は例外なく勉強家であり、勉強していないヤツが結果を出すことはないようだ。そして、この本は社会人になってから「勉強などしたくない」と心に決めてしまっている人たちを対象に、いかにやる気を出させるかということを観点に、心理学的根拠を示しながら社会人向けの具体的な勉強法が示されている。

『暗示で500%』というタイトルとファンキーな表紙の絵からは怪しさ満載のオーラを放っているが、これはかなり使える!!と思った。これはもう全部実践したくなるようなものばかり!!

ちょっと記事が長くなったので、『続きを読む』を発動!!続きを読む


October 23, 2008

考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術

考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術
考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術

キーワード:
 久米信行、行動、習慣、心構え、レッスン集
自分の行動を変えるための31のレッスン集が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. PART 1 相手の懐にすぐ飛び込む!
  2. PART 2 周りを気にせずにすぐやる!
  3. PART 3 敗を怖がらずにすぐやる!
  4. PART 4 「自分」に負けずにすぐやる!
(目次から抜粋)
ファミコンソフトのシナリオ作成と営業、証券会社、Tシャツ販売の取締役、明治大学の講師というキャリアを歩んできた著者によって、なかなか行動できないときの対処法が示されている。

著者は大学の講義で、学生と接すると、「好きなモノやコトが見つけられない」、「会いたい相手にメールや電話ができない」、「相手にあえても何を話してよいかわからない」、「再度連絡をしたり会ったりしない」という傾向が分かったようだ。そして、学生だけでなく、20代の若い社会人に今必要なのは、引っ込み思案の弱い自分を超える「すぐやる技術」だと痛感されたようだ。そして、成功するのは、「見る前に跳ぶ(=あれこれ考えて悩む前に行動する)」タイプで、そのような人が業種や職集を問わず、生き生きと楽しい毎日を送っているようだ。そしてそのような行動習慣を身につけられるような考え方や心構えが31個示されている。

これはまさに今の自分に必須な内容だと思った。

各章のまとめページから特になるほどと思った考え方を列挙。
  • あさいつこそ「対人反射神経」を磨く絶好のトレーニング
  • 出会いが「おつき合い」に繋がらないのは、相手に関心がないから
  • 小人物より大物のほうがつき合いやすいし、自分にブラス
  • 最初の質問は、「その他大勢」から抜け出すチャンス
  • 20代〜30代で行う「決断→実行→検証」のサイクルの回数が自分の器を決める
  • 空気を読んでばかりいる人は、実は何の役にも立っていない
  • ゲームも人生も大半は「確立変数」が支配している
  • 「安住の地」や「中途半端なストレス」の中で自分を探しても見つからない
  • プレッシャーのかかる状況こそ、自分を最大限に伸ばすチャンス
  • 「最も安全な選択」こそが最悪の結果を招くこともある
  • 「感動トレーニング」を怠っていると、どんどん鈍感になっていく
どの内容も著者のファミコンソフトの飛び込み営業時代などのエピソードとともに示されていて、それらを読むだけでも面白い。そして各節の最後に『スグヤル』という行動指針が示されている。それらもいくつか列挙しておく。
  • 1日10人の知らない人にあいさつをする
  • 電話をかける前につかみのネタを1個用意する
  • きょう会った人に感謝を込めてブログやお礼状を書く
  • 相手の欲しい情報や悩みを想像してみる
  • 最前列に座り、最初に挙手、一番に講師と名刺交換
  • あえて初めての店に入り知らないメニューを頼んでみる
  • お店選びで「どこでもいい」とは絶対に言わない
  • 1日1つ感動したことをケータイブログに書く
割とすぐできそうなものばかり示されている。もちろん、これを実践してみないとダメだけどね。最近自分がやったのは、『あえて初めての店に入り知らないメニューを頼んでみる』というもの。最近できた最寄り駅のインド料理屋に入って、ベジタブルカレーを頼んだら、1050円だと思ったら、1400円だったことwwwチャレンジしてみると良いこと、悪いことどちらに転んでも楽しめるとこの本に示されていて、そのとおりだなぁと思った。これはもっと挑戦してみようと思う。

他にも今度挑戦してみようと思うのは、『最前列に座り、最初に挙手、一番に講師と名刺交換』というもの。これはセミナーや勉強会での行動指針で、最前列に座ると、「目の前の人を喜ばせて、話しやすい空気を作る力」が自然と身につき、コミュニケーション能力がアップするようだ。このように、最前列で熱心に話を聞き、質問しておけば、講師冥利につきるとしめされていた。これは次回参加セミナーでコミットしよう。

本当はもっといろいろ示したいけど、この辺で。

そもそも著者は、「自己啓発本など読む時間があったら、現場に出て人に会いなさい」というのが基本理念で、明治大学の学生に教えていたようだ。なので、このような本を出版するとは思ってもいなかったようだ。しかし、出版社の方が、『今の若者たちが本当に必要としているのは、考えすぎて行動できない自分の背中を押してくれる本だ』と示され、このように出版にいたったようだ。この本は確かに、自分の背中を押してくれる良書だと思った。

自分自身は引きこもり体質で、行動するよりもまず熟考して思い悩むタイプなので、行動力とは無縁だった。しかし、直近の課題は『読むだけでなくしっかり行動すること』であるので、今の自分にぴったりの本だと思った。著者が示すように、『見る前に跳ぶ』ということをやっているほうが案外うまく行くような気がした。考えすぎても、何もやらないという決断を下しがちなので、むしろ何も考えずに直感でやってみて、やった後で考えるという姿勢のほうが自分にとって良い気がした。

行動できるまでこの本は繰り返し読む必要があると思った。殿堂入り確定!!

さまざまなセミナーに参加して人脈を広げようと思っている人や、考えすぎて優柔不断で行動力に乏しいと自覚している人はぜひ読んだほうがよいと思った。

読むべき人:
  • 優柔不断で行動力がないと思う人
  • セミナー参加などで人脈を広げたい人
  • まずインターネットで調べないと行動できない人
Amazon.co.jpで『久米信行』の他の本を見る

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October 16, 2008

「突き抜ける!」時間思考術

「突き抜ける!」時間思考術
「突き抜ける!」時間思考術

キーワード:
 午堂登紀雄、時間、思考術、満足、投資
不動産コンサルティング会社の取締役である著者によってキャリアを大きく「突き抜ける」ための時間の考え方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 いまの生活スタイルを変えずに、最高効率をたたきだす!
  2. 第2章 ムダな時間を有効に変えて「突き抜ける!」
  3. 第3章 常識をくつがえして「突き抜ける!」
  4. 第4章 時間を資産に変えて「突き抜ける!」
  5. 第5章 人生を思考して「突き抜ける!」
(目次から抜粋)
著者は、大学卒業後半年間はニートで、その後、会計事務所でダメ社員⇒コンビニ店員⇒経営コンサルタント⇒資産3億円獲得⇒不動産コンサルティング会社経営者とキャリアを「突き抜け」てこられたようだ。そのカギは、「時間」に対する管理法と思考法にあり、この本では、効率を上げることが最終目的ではなく、どうやって時間を有効に使って自分が満足する時間をつくれるかが示されている。

最近もっと時間管理を徹底しようと思っていたので、この本を読んでみた。かなり時間に対する考え方が変わりそうで、よい本だと思った。単純に時間管理の具体的な方法だけにとどまらず、自分の生活スタイルや勉強方法、仕事の仕方、人生観にまで言及されているので、幅広く「時間」を捉えられている内容となっている。かなり線を引いたので、本当にこれは!!と思った部分のみを列挙しておく。
  • 「朝早く起きる」ことが本質ではなく、いかに長く続くような「仕組み」をつくるのか、ということが重要
  • 「何のためにそれをやるのか」という目的とその目的達成に向けたクオリティを追求しなければ、上手な時間の使い手とはいえない
  • 「集中力」を上げて、「時間密度」を高める最も重要な鍵は、「睡眠」が握っている
  • 複数の本を読むことで、化学反応が起きて、思わぬ発想が生まれたりする
  • お金は後でいくらでも取り戻せるが、時間は取り戻せない
  • 仕事とプライベートの「オンとオフを分けよう」などと言っているうちは、まだ半人前
  • 本は特定の個人のものすごく偏った考え方にふれたほうが刺激になる
  • 「自分探し」はムダであり、「自分」とは探すものではなく、自分でつくっていくもの
  • 自分をつくっていくには、「目の前にある仕事」に一生懸命打ちこむのが第一歩
  • 健康こそ、時間に対する最も基本的かつ不可欠な投資と言える
  • 人生には修行時代が必要で、地道で時間がかかって遠回りに思えることが本当は一番大切
ここで取り上げた3倍は線を引いてあるが、特に自分にとって重要だと思った部分のみを列挙した。

また、特になるほどというか、激しく同意!!と思った部分が、『変化を追うより不変を追ってみる』という節タイトルの本の読み方についてのところ。以下その部分を抜粋。
 たくさん本を読んでいると、だいたい同じようなことが書かれていることに気づきます。
 
 普通は「何か新しいことを言っていると価値がある」と思いがちですが、それは逆です。
 いろいろな成功者が、皆同じことを述べているのだとすると、それが「真実」に近いと言えます。

 そこにある「共通点」こそが、自分にもできる可能性がある普遍的な教えなのです。
(中略)
 「なあんだ、前に読んだ本と同じじゃないか。つまらない」ではなく、「あ、この人もそう言っている。これってやっぱり大事なんだ」と考えます。
(pp.158-159)
また、「それって共通項があるよね」と読める人は、ポジティブな人で、違いにばかり気をとられるのはネガティブな人とあった。どうやら自分はポジティブな人になるようだ。

著者のように共通項を探すという読み方は、自分と同じような考え方だなと思った。自分も本を読むとき、特に書評をするときに気をつけているのは、なるべく書かれていることをポジティブに受け止めるということなので、それは「共通項」を感じ取るということに他ならないと思った。正直、この本は時間管理の考え方の本ではあるが、この本で一番重要なところはこの本の読み方じゃないかと思った。

また、この本と同じように他の本でも示されている「共通項」の具体例は、物事の優先度を決めるときは、緊急度と重要度のマトリックスに当てはめるとよいという主張で、これは時間管理本、特にコンサルタント出身の人の本を読むと必ずといっていいほど出てくる。なので、これはもう時間管理マスターの必須スキルだと言える。

他にも、人生には修行時代が必要だということや、人脈を築くには情報を発信し続ける、人を紹介し続けるといったことや、良好な人間関係を築くには、Give and Takeではなく、見返りを期待せずにGive and Giveを実践すべきということなども他の本にも示されている。それらは、成功者に共通する思想なのだと思って、自分にも刷り込んでおこうと思う。

図も多く入っており、1ページの文字数も多くないのでかなり読みやすいものとなっている。時間管理本であるので、時間をかけずに読めるような構成になっていると思われる。

著者の午堂氏のセミナー(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹)に参加して、実際にお会いして、お話をさせていただいたこともある。実際にあったことのある人の本を読むと、かなり真摯に書いてある内容を受け止めようという気になる。これは新たな発見だと思った。今まで読むだけで、実際に著者に会うということがなかったから。

この本に限らず、著者の本はどれもなるほど!!と思うことが多い。この本も殿堂入り確定!!他には以下がある。どれも本当にお薦め。

あぁ、いい本を朝に読むと、書評のタイムマネジメントに大幅なBehindが発生してしまう・・・。

読むべき人:
  • キャリアを突き抜けたい人
  • 時間管理をうまくなりたい人
  • ポジティブ思考で読書を楽しみたい人
Amazon.co.jpで『午堂登紀雄 』の他の本を見る

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October 14, 2008

明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法

明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法 (講談社BIZ) (講談社BIZ)
明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法

キーワード:
 小宮一慶、目標、仕事論、測定可能、正しい努力
経営コンサルタントによって、仕事や生活で目標を達成する方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 目標具体化力がつく小さな行動習慣月間目標を立てる
    1. 1 高層マンションを見たら階数を数える
    2. 2 月末には預金残高を確認する
    3. 3 小さな行動習慣・スペシャル―人を誉める。もし誉められなかったら、1年間左手首に輪ゴムをはめる
  2. 第2章 時間管理力がつく小さな行動習慣
    1. 4 3年連用日記をつける
    2. 5休日は1時間だけ将来のために使う
    3. 6一次会には行くが、二次会には行かない
  3. 第3章 仕事力がアップする小さな行動習慣
    1. 7 必要なメールはその場で返信をする
    2. 9 ノートをいつも持っておく
    3. 9 混んだ電車には極力乗らない
    4. 10 仕事に関係ない雑誌をつねに鞄に入れておく
    5. 11 飛行機に乗ったら落語を聴く
    6. 12 若いうちは雑用を進んで引き受ける
  4. 第4章 人を動かす力がつく小さな行動習慣
    1. 13 タクシーのお釣りの小銭は受け取らない
      ニコニコする
    2. 14 座右の書を持ち、寝る前に必ず読む
    3. 15 言い訳をしない
(目次から抜粋)
成功している人は、目標を具体的に示し、毎日正しい努力をしている人であるという主張から、目標達成のための、「目標の具体化」、「時間管理」、「スキルアップ」、「人を動かす」という毎日の行動習慣が示されている。

まずは、この本の核になる部分を引用しておく。『目標達成には具体化と逆算が必要』という節タイトルから抜粋。
 仕事ができる人は具体的です。目標も具体的に設定した上で、現状を正確に把握しています。それが「メジャラブル」ということです。感覚ではなく、数値で把握しています。ですから、「あといくら」というのがわかりますし、その対策も打てます。目標が高すぎてできないことがあったとしても、どこまでやれて、どこまでやれないかがわかります。
(pp.27-28)
これはよく実感すると思った。漠然と立てた目標ほど、何をどうやればいいかまでBreak Downされていないで、目標の進捗状況がわからずに、結局目標を立てただけで、何も進んでいないということがある。過去に自分が立てた目標で達成したものでは、読書をたくさんしようと思い、月100冊読もうと目標を立てたことがある。その目標から週何冊、1日何冊、Behind分はどこで回収するかということを具体的に数値に落とし込んだら、うまく達成できたことがある。大学時代の話で、過去2回しか達成できなかったけど。なので、この数値化はとても重要だと思う。最近は、目標そのものが漠然としすぎているので、もっと数値化できるまでに熟考する必要があると思った。

各章の合間に、『実践行動』というものが示されている。以下、自分が特になるほどと思ったものや、やってみようと思ったものを抜粋。
  • 年間も目標を毎月はじめに「月間目標」に落とし込む
  • 球場など多くの人が集まる場所に行ったら、大雑把に人数を類推する
  • エクセルで3年分の預金残高の予想を立てる
  • 人を心から誉める
  • 日記を毎日つける
  • 休日に、スキルアップのための勉強を定期的にする
  • ウィークデーに「つなぎ」を少し入れておけば、休日のスタートダッシュがすごくよくなる
  • 1次会には行くが、2次会には参加しない
  • 疲れそうだと思ったら、疲れる前に休む
  • 若いうちはできるだけ雑用を多く引き受ける
  • マナーの本を読む
  • ニコニコする
  • 周りの人の髪型や服装が変わっていたら、さりげなくそのことを話す
  • 自分でコントロールできないことに悩まない
こんなところか。日記を毎日つけるというのは、自分と対話するためらしい。別ブログにどうでもいいことを綴っているけど、紙とペンでも毎日の雑感を記録したほうがいいのではないかと思う。

また、『ウィークデーに「つなぎ」を少し入れておけば、休日のスタートダッシュがすごくよくなる』の「つなぎ」とは、前週末に勉強したことを少しだけ復習したり、書いた文書を読み直したりしておくだけでよく、10分あれば大丈夫なようだ。これは実践してみようと思った。どうもこのブログにアウトプットしっぱなしで、再読み込みをしていないようなので、毎週水曜日は振り返りの日にして、夜の書評はしないようにしようと思った。

示されていることの多くは、どこか別の本にも書いてあるようなことだけど、このように「目標の具体化」、「時間管理」、「スキルアップ」、「人を動かす」と4つの分野がまとまっているものはあんまりないと思う。特に、「目標の具体化」が自分にとって勉強になった。そのほかは、別の本でもいいかなと思う。

この本の読書時間が40分、書評記事作成が40分の計80分。各10分ずつBehindで、まだまだのようだ。このように数値化することが重要なようで。

読むべき人:
  • 今年立てた目標が達成できていない人
  • スキルアップして一流になりたい人
  • 将来の野望を達成したい人
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October 13, 2008

初対面で好かれる60の話し方

初対面で好かれる60の話し方
初対面で好かれる60の話し方

キーワード:
 中谷彰宏、初対面、コミュニケーション、大阪、コツ
中谷氏による初対面の人との会話のコツが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 初対面の犬に、話しかけよう。
  2. 第2章 「へーこいてプーやな」で立ち直ろう。
  3. 第3章 「大阪のオバチャン」になりきろう。
(目次から抜粋)
章タイトルだけを見ると、何のことかわからないねぇ。そこがこの本の面白さでもある。

著者は大阪出身であり、この本は大阪の人の日常生活の会話やコミュニケーションの具体例が多く示されている。東京の人にはない大阪独特のおばちゃんの会話や話し方、著者の体験が基に初対面の人との会話のコツが示されている。人見知りが激しすぎて、初対面の人との会話がものすごく苦手な自分にとっては、これは結構参考になった。以下、その部分を列挙しておく。
  • いいカッコをしないで、大阪のオバチャンになりきることで、初対面の人ともパワーを持って接することができる
  • 犬に直接「誰?、名前は何ていうの?年いくつ?」と聞くほうが、飼い主さんもうれしくなる
  • 気持ち悪いからといって避けていると、個性的で不思議な趣味の人との出会いのチャンスもなくす
  • 名前よりも顔を覚えることが、本当にその人を覚えることなので、名刺交換では、名刺ではなく、まず相手の顔を見る
  • 初対面の人と話をするのが苦手な人は、タクシーの運転手さんの話を聞くと、いいトレーニングとなる
  • サービスでも、言ってもムダなことを、言ってみる
  • モテる人から、話し方を学ぼう
  • 初対面の人に話すのが苦手な人は、マエオキやタテマエが長い
  • 成功談よりも失敗談のほうが、話は面白いので、自分の失敗談を語る
  • 初対面の人と話すときのコツは、関係がない人が入ってきても、その人も会話にまぜて一緒に楽しむとよい
  • 堂々と話さないと、面白い話はできないので、うろ覚えの話でも堂々と話そう
  • 面白いことを言う人は、キザなセリフ、ロマンチックなセリフも必ず言っている
  • ユーモアをまぜて脅迫できるようでないと、ヤクザとしても出世できない
  • しゃべらないカッコよさは、もろいので、本当にサービス精神のある人はどんなにしゃべってもカッコいいし、そのほうがカッコよさのレベルとしてはワンステップ上
  • ヤクザにも、対等に話そう
  • 会話でテンションを上げよう
初対面の人との会話のコツだけにとどまらず、大阪の人の生態がよくわかる内容となっている。ヤクザとの会話の仕方とか、ヤクザのトップに立つ人の特徴なども示されていて、読み物として面白かった。逆に、単純な東京人と大阪人の比較の話などを面白がって読めない人には、つまらない内容の本かもしれない。

今年から、セミナーに行き始めてから、初対面の人との出会いが多くなって、どうしても初対面の人との会話が避けられない状況になってきている。あまり初対面の人との「はじめまして」からの会話が得意ではないので、これは結構参考になった。

他にもおちまさと氏による以下の本がお薦め。この本も初対面の人との会話のコツが面白おかしく示されていて、よいと思う。

読むべき人:
  • 初対面での話し方が、苦手な人。
  • 初対面でのチャンスを、いつも逃している人。
  • 初対面で、誤解されやすい人。
(pp.2)
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October 11, 2008

なぜルパン三世は泥棒なのにヒーローなのか?

なぜルパン三世は泥棒なのにヒーローなのか? ペンだけで30日後にブランディングするすごい裏ワザ
なぜルパン三世は泥棒なのにヒーローなのか? ペンだけで30日後にブランディングするすごい裏ワザ

キーワード:
 山岸二郎、ブランディング、マーケティング、言葉、ヒーロー
ペンだけで売上をあげるマーケッターによる、ブランディング、マーケティングについて示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 脱「ダイレクト・レスポンス・マーケティング至上主義」宣言
  2. 第1章 ドラえもんを誘拐して成功する方法
  3. 第2章 ガンダムを盗んで成功する方法
  4. 第3章 ルパン三世を捕まえて成功する方法
  5. 第4章 ニュータイプになって成功する方法
  6. 第5章 ロッキーを倒して成功する方法
(目次から抜粋)
この本のタイトル、そして目次を見ると、一見アニメ論やサブカル系の本ではないかと思うが、これはれっきとしたビジネス書で、主にマーケティング、ブランディングについてわかりやすく示されている。キャッチャーなタイトルに惹かれて書店で買ってみたが、この本はかなりきてる!!結論から言えば、書評ブロガーなど自分のブログを差別化していきたいと思う人は必読だと思った。

では、この本の導入分を示しておこう。

著者は20年前の合コンで、理想の男性像を女性に聞いたら、1人だけ「ルパン三世」と答えた人がいたようだ。そして著者はそのとき「泥棒じゃん!」と思ったようだ。その当時、著者はまじめで誠実な人だったが、39人連続で振られ続けていて、どうしてまじめで誠実なオレがモテないのか!!となげいていたらしい。そこから「なぜ、ルパン三世は泥棒なのにヒーローなのか?」ということをヒントに、「正直」で「まじめ」に仕事をしてきた人や企業が儲けていない現実がある状況を打開しようと思ったらしい。そのためには、「言葉」の力を駆使してブランドを確立し、最後は「正直」、「まじめ」に仕事をしてきた人のように、正義が勝つということを証明し、まじめな人を軽く見積もっていた人たちを見返すために書いた本ということになる。

目次とこの導入からも、とても読みたさをそそる内容となっていて、さすがマーケティングのプロだけはあると思った。まさに今の自分にぴったりの本だとも思った。

タイトルのルパンの話は3章だけのことなので、タイトルの網羅感はない。『スタバではグランデを買え! 』と同じようなキャッチャーなタイトルだと思う。ルパンの核の話は、ここでは取り上げないので、各章のまとめページから、特になるほどと思った主張を列挙しておく。
  • 「まじめ」「正直」「地道」「正々堂々」「誠実」が、支持されるキーワード
  • お客さんは、信用できる人からしか買わない
  • 「自己開示」することで、市場の中での「正直者」として支持される
  • ブランディングとは、固有名詞化することである
  • お客さんは、あなたが成長していく姿に共感する
  • あなたには、ビジネスを通して果たさなければならないミッションがある
  • 自己開示をして自分自身を売ることで、究極の差別化をはかることができる
  • 人々に愛されている人物は、私的な「ミッション」を揚げるのではなく、公的な「ミッション」を揚げている
  • ライバルとの戦いは、お客さんの心の中の位置取り合戦である
  • 「私はあなたと取引すると、どうなりますか?」の問いがUSPを明確化する
  • 言葉を大切にしない人は、現実に嫌われる
  • マーケティングとは、お客さんと費用対効果よく、そして効率的に信頼関係を築くスキルのことである
  • ビジネスとは、「自己の証明」の戦いである
細かい内容は、読んでからのお楽しみとしか言いようがない。本当にどれもなるほどと思うことばかりだったので。

この本に示されていることを、そのままこの書評ブログに当てはめることができる。まず、差別化するためのブランディングを確立するには、「自己開示」を行う必要がある。これは、顔写真をさらしたり、英雄神話の構造を基に自己開示の文書を載せることが重要だと思う。英雄神話の構造というのは、「ガンダム」も「ハリポタ」も「スター・ウォーズ」も以下のような段階の物語構造を持つようだ。
  1. 未熟な主人公
  2. 自らは望んでいない何かに巻き込まれる
  3. メンターと出会う
  4. 試練を乗り越え、英雄として成長する
  5. 問題を解決して報酬を手にする
これを当てはめたこのブログのコンセプトやガイドラインを作れば、訪問者の共感を得ることができ、より信頼してこのブログを見てくれるということになる。なので、このような自己開示のガイドラインを載せようと思う。

このブログは、自己開示どころか、感情や自分という存在を一切出さずに淡々とやってきていたので、それではアクセス数も稼げないし、アフィリエイトも儲けられないということがよくわかった。そして、この本に示されているように、自己開示をし、ブランドを確立していい段階にきているのかなと思った。

最近の自分のキーワードは『ブランディング』だったので、書店をふらふらしているだけでしっかりそのアンテナに引っかかってこの本と出合えた。そういう感覚はやはりあるんだなぁと思った。

また、この本の装丁がかなり美しいものになっている。光沢のあるルージュの色で高級感を出しており、このキャッチャーな「ルパン三世」というタイトルとあいまって、手にとって見たくなるようにできている。最近読んだ本の中で、ダントツで装丁が美しい。もちろん内容も良かったよ。さすがはマーケッターだけあり、書店に本を並べたときの差別化をしっかり意識されているようだ。ただ、この豪華な装丁のおかげで、本の値段が300円ほど高くなっているのではないかなと思う。

書評ブログや自分のブランドを確立しようと思っている人には、得るものがかなりある良書だと思う。自信を持ってお薦めする。アニメ、映画ネタも豊富に出てくるので、単純な読み物としても面白いし。

ちなみに、ルパン三世は自分の中ではロールモデルの1人。どうでもいいことだが。

読むべき人:
  • ブランディングについて知りたい人
  • ルパン三世、ガンダムなどのアニメが好きな人
  • 正直で、誠実だがモテなくて嘆いている人
Amazon.co.jpで『山岸二郎』の他の本を見る

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October 09, 2008

ムダな仕事はもう、やめよう!

ムダな仕事はもう、やめよう!
ムダな仕事はもう、やめよう!

キーワード:
 吉越浩一郎、残業、バランス、仕事論、オーラ
元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長による仕事、人生論。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 仕事で幸せになる考え方
  2. 第2章 残業禁止で、すべてが好転する
  3. 第3章 ムダな仕事から、上手に逃げる方法
  4. 第4章 迷っている時間が一番のムダだ!
  5. 第5章 「仕事の常識」を疑う人が成長する
  6. 第6章 工夫しだいで、仕事力は誰でも高められる
(目次から抜粋)
仕事で残業ばかりしていては、体力が奪われ、まともな仕事ができず、またワークとライフのバランスもとれずに、定年退職したときに残りの人生を楽しめなくなって悲惨だから、仕事はデッドラインで定時に終わらせて、平日にしっかり休んでワークとライフのバランスをとって人生を充実させましょうという内容の本。

正直、著者の本を今までいくつか読んできたが、これは過去の本の焼き増しに過ぎない、としかいいようがない。過去の本で主張されていることが繰り返し出てきているだけで、新しい主張はあまりないように思えた。示されている内容は良いことばかりなのに、なぜまた同じような本を出したのかの理解に苦しむ。

とはいえ、改めてなるほどと思った部分を示しておく。
  • 月曜日を楽しみにするには、土日の週末に十分遊び尽くす
  • 同じ仕事を残業してやる人と、定時までにテキパキと片付けて帰る人では、能力が高いのは明らかに後者の人材
  • 仕事のパフォーマンス = 体力 + 気力・実力 + 能力
  • 目覚まし時計に起こされるような働き方は、人生の敗北者
  • みんながゲーム感覚で仕事をすると、会議の雰囲気も変わる
  • 仕事のスピードは意思決定のスピードの比例する
  • いわば仕事とは「気づきと選択」の連続だ
  • 仕事力をいくら磨いても1.5流止まり
  • 人間の総合力 = 仕事力 × 考え方(0〜100%)
  • 一流の人には、スター性、カリスマ性といったオーラがあるが、1.5流の人にはそれがない
ほとんど前著に書いてあるようなことだったが、最後のオーラの話はなるほどなと思った。カリスマ性のようなオーラがないと、今の時代は組織のトップに立てないようだ。これは自分の組織のトップを見ていてもそうだなぁと思う。カリスマ性で社員がついていっているようなものだからね。そして、人間の総合力を高めるには、考え方のレベルを上げるべきだとある。その部分を以下に抜粋。
 私は「徳」を積むというと少し古く聞こえるが、ほかの言葉で言えば「品性」を良くする以外にないと思う。無論、宗教的な意味ではない。人格を磨き、自分を律して、正しく生きる。その積み重ねで考え方のステージが上がり、それが仕事力と掛け合わされたときに大きな力として発揮されるのではないだろうか。
 最後にこの話をしたのは、人生はワーク(仕事)だけではないからだ。仕事を早く片づけて家に帰れば、家族や友人とのライフ(私生活)が待っているし、定年後には余生ならぬ「本生」が待っている。そのとき仕事力と代わるのは、人間関係力かもしれないし、趣味力かもしれない。いずれにせよ、それらの力も結局は考え方のレベルに左右される。
(pp.204)
最後は「品性」が重要なようだ。自分がビジネス書や成功本以外のものの本を読むのも、人生は仕事だけではなく、内面の充実を図る必要があるため、言い換えれば著者の言うように「品性」を磨くためだ。だから、成功本だけを読みすぎないようにしている。

また、早朝書評を実践しているのも、著者の示すデッドライン仕事術を体得するための修行のような側面もある。朝の限られた時間で、いかに質の高いインプットとアウトプットをできるかを訓練している。

正直この本は、著者の本をすでにいくつか読んでいる人は、あまり得るものはない。しかし、著者の本をあまり読んだことがない人には、よくまとまっている内容でわかりやすいと思う。著者のほかの本は以下のようなものがある。『仕事術』、『仕事力』、『人生力』とこの3つを読めば、ほぼ著者の仕事論、人生論は網羅できるので、改めてこの本を読む必要はないと思う。

読むべき人:
  • 残業したくない人
  • ワークライフバランスを実現したい人
  • カリスマ性やスター性を身につけたい人
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October 06, 2008

大事なことは3秒で決める!


大事なことは3秒で決める! 資金ゼロから3億つくる“反常識”発想法

キーワード:
 午堂登紀雄、投資、ルール、成功、発想法
投資コンサルタントである著者によって、投資に役立つ"反常識"な発想が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「生活」のルール
  2. 第2章 「仕事」のルール
  3. 第3章 「貯蓄」のルール
  4. 第4章 「投資」のルール
  5. 特別編 僕から読者へのメッセージ
(目次から抜粋)
著者は33歳で3億円の資産を作ることに成功した人で、『33歳で資産3億円をつくった私の方法』などの著書がある。そして、この本は、[1億円の資産を作る]All Aboutでの記事を加筆修正したもので、生活、仕事などの日常生活での一味違った発想や考え方が多く示されている。

線を引く部分が多かったので、それらの印象に残ったフレーズを列挙しておく。
  • 高い品性を持つ人が、より高い収入を得て、ゆとりある生活を手に入れている
  • ダメな人材は胃袋で食事をするが、優秀な人材は頭で食事をする
  • 所得格差とは、世の中に高い価値を提供する人に富が集まり、そうでない人には集まらないということ
  • 「モテる」力、つまり人を惹き付ける魅力を持っている人は、お金持ちになる
  • 恋愛をうまく進めるコツと、成功者やお金持ちになるコツというのは共通している
  • 良い恋愛とは、夢を語り合い、お互いを認めることができる、そしてその実現に向かって協力し合えるようなつきあい
  • 「しばらくはこの仕事で食っていくぞ」という覚悟を持っていなければ、自分の本来の力を発揮できない
  • 自分のブランドを確立するには、「あなたの提供するものは、他の人とどう違うのか?」を常に意識する
  • 人と違う思考を意識し、とても普通の人がやらない値段の高いことに手を出してみる
また、特になるほどと思ったのが、Rule19 『本を読まない人の末路』というもので、成功者のほとんどは読書家で、本ほど安い自己投資はないという主張や、書評に頼りすぎては自分の人生を変えてくれるかもしれない本に出会うチャンスを逃すという部分。さらに本の読み方が示されている部分を以下に抜粋。
 やはり本の感想とは、内容はもちろん重要ですが、読み手の価値観や感受性によっても左右されることが多いからでしょう。その書評を書いている人は、いったいどんな人なのか、僕たちは知ることはできません。実際に成功している人に聞くと、本の内容の善し悪しはあまり問題ないようです。その理由は、彼らは感受性が豊かであり、謙虚に素直に受け止めて、本に書いてあることを必ず一つは実践しようという意識を持って読んでいるからです。だからこそ、どんな本からでも学べるし、何かワンフレーズでも心に響く言葉があれば、千五百円の元はとれたと考えるのです。
 凡人は、「そんなことは知っている」「自分には当てはまらない」と自分の小さい世界観でしか判断しませんから、本から多くを学べません。そして「時間と金の無駄だった」「読む価値がない」と学びのチャンスを棒に振ります。そういう人に限って批評してばかりして何ら実践しないものです。
 評論家ではなく、「自分ならどうするか」「自分ならどう考えるか」といった視点で本を読む。「誰かに伝えよう」「早速やってみよう」とアウトプットを前提に本を読む。そういう意識で読書をすると、行間にまで込められた著者の思いを想像することができ、一冊の本から驚くほどのことを学べます。
(pp.109-110)
全文はここ(本を読まない人の末路 - [All About マネー]All About)で読める。若干長いが自分が特になるほどと思った部分を抜粋した。ここはまさに自分の書評ブログのポリシーが示されている!!と思った。

まず、自分は基本的に書評では本の良いところしか取り上げない。なぜなら、どんな本でも自分にとって有益な部分があると思うから。ほとんど既知の本でも、復習と考えるし、あれ、この本微妙だなと思ったら、なぜ微妙なのかを分析する訓練にもなる。また、出版しようと思っている身としては、1冊の本を書き上げた著者に敬意を払うという意識も持っておきたいから。だから批判は極力しない。これは絶対ダメだろというもの以外は。

また、この書評ブログはやたらと引用が多いと思うが、それは、自分にとって心に響いたフレーズを取り上げているから。本に存在する琴線フレーズを抽出し、それを自分なりにコレクションしているというのが、この書評ブログの存在価値ということになる、と考えている。このブログのコンセプトはいずれプロフィールのように示しておこうと思う。

この本は、他にも不動産投資の実践的なことや株で儲けるための本質なども示されているが、自分はどちらかというと、「生活」、「仕事」の発想法がとても勉強になった。すごくまとまっていて読みやすく、勉強になる本だと思った。

この本は久しぶりの殿堂入り本!!実際に著者にセミナーで話を聞いた(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹)からバイアスがかかっているということはなくて、本質的に良かった。また、以下の本もお薦め。しっかりこの本を元に野望ノート(【ネタ記事】Ambitious Note )を実践している。

読むべき人:
  • 成功者になりたい人
  • 株や投資に関心がある人
  • モテたいと思っている人
Amazon.co.jpで『午堂登紀雄』の他の本を見る

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読書進化論


読書進化論〜人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか〜

キーワード:
 勝間和代、読書論、出版、マーケティング、カツマー
勝間和代氏の読書論が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 成功や自由は、読書で手に入れる
  2. 第1章 人を進化させる読書がある
  3. 第2章 進化している「読む」技術
  4. 第3章 「書く」人も進化する
  5. 第4章 「売る」仕組みを進化させる
  6. 終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ
(目次から抜粋)
この本は、本の読み方の技術、書く技術、そして本を売るためにはどうすればよいかということまで示されている。普通の読書論は、たいてい読む技術までで終わっているが、この本は自分で「売る」ということまで言及されているので、他にはない本かなと思った。

細かい内容紹介は、他の書評サイトを見てもらうとして、自分が特になるほどと思った主張を示しておくことにする。

第1章では、リアル書店での本の出合い方が示してある。曰く、リアル書店のほうが思いがけない本に出会う確率が高いようだ。そのときに、本の「におい」、装丁の雰囲気、タイトル、文章の流れ、どのくらい丁寧に作られた本であるかなどかから、自分に合う本かどうかがわかるようになるようだ。これは自分もそのとおりかなと思った。よく大型書店に行って、ふらふら歩き回ってくると、読んでくれと叫んでいる本がいるような気がして、それを手にとって見ると、あぁ、これはよさそうだと中身もまったく吟味せずに買うことがある。そういう本は、結構思いがけない内容で、買ってよかったと思うものが多い。最近では、『理解という名の愛がほしい』がそれだと思う。

第2章では、『良書との出会いが読書体験を豊かにする秘訣』が示されている。その一部を抜粋。
 よくない本の読み方の典型例のひとつは、自分にとって良書ではない本をうっかり買ってしまい、さらにせっかく買ったからと、2週間くらいかけて無理矢理、全部読むことです。そうすると、読書体験はとても悪くなります。うかりそういう本を買ってしまったら、時間の無駄なので、読むことをあきらめるほうがいいのです。ナンパしてつきあってみて、「あ、違った」と思ったときに、「お友だちになりましょう」とさよならする、のと同じです。
(pp.82)
これは多読をしていないとこのような考えには至らないなぁと思った。自分ももったいなさを感じて、ついつい時間をかけて読んでしまっているので、お金よりも時間が大事だという意識をもっと持とう。文学作品ほどがんばって最後まで付き合っていたが、最近ではどうも合わないと思うものは投げるようにしている。そのほかのジャンルは飛ばし読みで済ますようにしている。

他にも本をプレゼントするということに関して。
 本の体験を共有するため、お薦めの本を親しい人にプレゼントする、というのはいいことだと思います。ひとりで本を読むのも楽しい体験ですが、その体験をさらに人と共有して、語り合うと、学びも深くなりますし、コミュニケーションとしてもとても楽しいものです。
(pp.85)
これは結構前から自分も実践している。どうしても毎日書評しようとすると本があふれてしまい、本棚に入りきらなくなる。もう読まないだろうなと思うもので良いものは、飾りとして本棚を占有するくらいなら、読んだほうがよいと思われる人にプレゼントしたほうが、本(著者)にとっても自分にとっても、プレゼントする人にとってもよいと思うので。勝間氏の提言している、Giveの5乗の実践とも言える。

あと、フォトリーディング(フォトリーディング公式サイト 全世界20万人が学んでいる、成功率96%のフォトリーディングとは?)の考え方もなるほどと思った。勝間氏によれば、フォトリーディングとは『体操に非常に近いスキル』ということになる。だから、知らない分野で興味がある内容の本であれば、最初はきちんと読めばいいとあったので、何でもかんでもフォトリーディングすればいいってものではないということがよくわかった。実際に、勝間本を読んで、フォトリーディングを受講した(フォトリーディングセミナー体験記(ブログ))ので、これは結構納得できた。だって、明らかに自分の既知ではない戦略本とか会計本、哲学や物理の本をフォトリーディングしたところで、断片的な情報しか手に入らないよなぁと思っていたので。体系的に知りたい場合は、ゆっくり読むことにする。

自分にとって、この本で一番重要だと思ったのは、やはり第3章の書くということに関して。読む技術はもうさまざまな読書論を読んできたし、本自体もそれなりの数をこなして読んできたので、もう読書論から得られることはほぼ既知の物となっている。しかし、書くということ、自分の本を出版するということに関しては、まだ未知の領域である。

書く訓練としては、ブログやメールが良いみたいだ。なので、この書評ブログで文筆修行をしているようなもので。やたらと他の書評ブログよりも長い文章になっているのは、そういう理由からになる。他のブログよりも一見したときのわかりやすさは劣るが、読める書評を書いていくことを意識している。

また、ブログでCSSを設定して読みやすいものにしろという主張もなるほどなと思った。
 しかし、このようにブログもいろいろな技術の積み重ねで読みやすいものにできます。文章のコツを考えるのも、スタイルシートを作るのも、技術です。残念ながら、それを実行できない人には、訪問者が増えたり、出版社から声がかかったりするという進化は起きません。進化とは、突然変異ではなく、徐々に積み重ねた技術や労力が一定水準を超えたときに始まるものです。
(pp.150)
これは厳しい意見だなと思った。しかし、自分でCSSの設定をやってみることで、どういうデザインが人をひきつけるか、どういうフォントサイズ、カラーが読みやすいかということを考える訓練になり、より読み手を意識できるようになったと思う。とはいえ、このブログデザインはIE6.0で見ると右のサイドバーが落ちているが・・・・。なるべく早く直す予定・・・。

面白い考え方だなと思ったのは、ブログを書くことと本を出すことの差は、『インディーズと大手レーベルの差』ということらしい。これはなるほど!!と思った。自分は、今はインディーズでデモテープのように記事を書いて出版社から声がかかるのを待っている状態とも言える。まだまだ、本になるようなコンテンツは持っていないが。そして、本を書きたい人に勝間氏が強くお勧めするのは、『人生を充実させよう』『自分メディアを充実させよう』ということらしい。なるほどと思った。なので、自分も出版できるようにがんばりたいと思う。

第4章は、自分の本を売るということに関して著者の経験が載っている。これはすごいなぁお思う。ここまで意識して本を売っている著者は他にいないんじゃないかなぁと思った。逆に、本のマーケティングはまだまだ発展の余地があるということだとも思った。

最後に勝間氏の読書観を示しておくことにする。 
 最後に。私は決して、読書が人生のすべてだとは思っていませんし、読書が人生の何もかもの問題を解決する魔法の杖だとは思っていません。自分の人生を切り開くのはあくまで自分が中心です。ただ、自分だけではすべてのことはできないので、他者の力を上手に借りないといけないと思っています。そんなときに、直接会うことはできないけれども、間接的に知り合って、アドバイスをくれるのが著者たちです。
 著者たちは、私たちが自分の人生のミッションを達成するための、よりよい人生経験、楽しさ、知的好奇心、豊かさ、考え方、教養、興味、哲学、そのようなさまざまな刺激を本を通じて与えてくれるのです。
(pp.230-231)
これはまさにそのとおりだなと思った。著者のアドバイスをもらうけど、最後は自分がやらなければならないのだということで。そして、この書評ブログのコンセプトは、そのような先人の知恵のコレクションという側面もある。自分が本を読む理由は、先人の知恵を取り込んで、より良く生きるためでもある。

書くこと、売ることまでに言及されているとても濃い読書論だと思った。読む技術に関しては、読書論をそれなりに読んでいる人にはあまり新鮮味はないかもしれないけど、書く、売るに関しては、そんなことはないと思う。

読書をがんばっていこうと思う人、出版しようと思っている人は、絶対読んだほうがよい本だと思った。

また、この書評ブログで取り上げたカツマー本は以下。フレームワーク本、利益の方程式本も早く読まないとね。

専用サイトもしっかり準備されていて、読者を常に意識されている方だなと思った。読むべき人:
  • 本で自分を育てたい人
  • どのほうに本を選んでいいかわからない人
  • 将来著者になりたい人
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October 02, 2008

加速成功


加速成功―願望を短期間で達成する魔術

キーワード:
 道幸武久、加速成功、成功哲学、即効性、近道
30代前半で複数の会社の経営にかかわり、成功している著者による成功への近道が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 とことん成功者をマネすることから始めろ!
  2. 第2章 わがままを押し通し、「有能の輪」に磨きをかけろ!
  3. 第3章 とにかく使命をでっち上げろ!
  4. 第4章 何が何でも「結果を出す力」を身につけよ!
  5. 第5章 「できない」ことでも「できる」と確信せよ!
  6. 第6章 「失敗しない」は大失敗であることに気づけ!
  7. 第7章 近道を見つけることに全力を注げ!
(目次から抜粋)
この本は、30代で複数の小さい会社のオーナーである著者によって、成功への近道があるということが示されている。多くの人が成功するには時間がかかると思い込んでいるが、実際に即効性のあるノウハウを駆使することで、短期間で成功を収めることができるようだ。そのような短期間での成功への近道が、著者の提唱する『加速成功』ということになる。

この本は、実際に著者のセミナー(【レポート】加速ビジネス塾スペシャルセミナー 『天職との出会い』 )を聞いた後に買って読んだ。著者にサインももらった。そのため若干バイアスがかかりながら読んだが、これはかなりいいことが書いてあるなぁと思った。成功への近道のノウハウが満載だと思った。以下、自分がなるほど思った部分を列挙。
  • 金持ちなどの成功者は、情報に価値を見出して投資しており、常に勉強を怠っていない
  • いちばん儲かっているのは、従業員が30人以下の会社のオーナー社長
  • 月給が16万円なら、本代に4万円使って量をこなす
  • 何かを学ぼうとするときに重要なのは、学ぼうとする側が、学びたいことのピントを合わせることができるかどうか
  • モデルにした人を徹底的にマネして、その人のもつ能力を自分のものにしていく
  • 成功したいなら、自分の得意なことである「有能の輪」と苦手なことである「無能の輪」を明確に知ることが決定的に重要
  • 「十兎を追って三兎を得る」という方法が、短期間で加速成功する秘訣
  • 知識は力なので、1日1時間の勉強を毎日続けられれば、5年後には間違いなくその道のエキスパートになっている
  • 自分が欲しい年収の3%を勉強のために投資するのが、短期間に成功するための秘訣
  • 大きな目標を掲げた人が、大きな仕事を成し遂げる
  • 自分がなりたいものをイメージして紙に書いておくか、手に入れたいものの写真を持って毎日念じると、絶対に願いはかなう
  • 「できる」と確信するためには、「本当にそれが欲しいか」という問いに心から同意することが必要
  • 成功する前に、マイナスに振れていた時間が長ければ長いほど、深ければ深いほど、プラスに転じたときは光り輝く
  • 小さな目標を達成できない人に、大きな目標は決して達成できない
  • 「できる人」と「できない人」の違いは、「できる」と考える人か、「できない」と考える人か、そこにある
  • 行動を伴わない学びは、学びではなく、単なる勉強マニアの趣味に過ぎないので、行動を伴わない成功はありえない
いろいろなるほどなぁと思うところが多かった。なかでも自己投資額についての部分。他のいろいろな成功本にも自己投資をしろとあるが、自己投資額は、だいたい現在の月収の1割、年収の15% といった数字が出てくる。しかし、著者の場合は、将来欲しい年収の3%を年間で自己投資しろとあった。つまり、将来年収で1000万円欲しい場合は、年間で30万円はセミナーや本代やセミナーCDに使えということになる。驚くべきは、著者は大学を卒業してから9年間で1900万円の自己投資をしてきたとあった。元はもちろん取れたと書いてある。実際にセミナーで話を聞いてみると、著者の年収は軽く2億円近くはあるようだ。これは信じて自分もやってみようと思った。将来1億円プレーヤーになりたいと思うので、300万円の投資額になる。多いなぁ。

著者は、世の中に出回っている自己啓発本や成功哲学を徹底的に勉強し、自分に取り込んで、実際に示されているとおりに行動を起こしたから成功したのだと思われる。セミナーで話を聞いていてもそんな感じがする。著者自身も認めているように、著者の主張は先人の知恵+著者の知見ということになっている。なので、この本自体は他の本にも書いてあることが多い。しかし、自分が特になるほどと思ったのは、成功本でしっかり勉強し、実際に成功するまであきらめず行動し続けることで、著者のようになれるということだと思う。なので、著者は成功本を読みまくって成功した一人として、ロールモデルになる。

また、著者の最初の成功体験は、大学1年目の必修科目であるポルトガル語を3日間徹夜で勉強し、満点を取れて留年を免れたこととあった。そしてそれをきっかけに、勉強する習慣がつき、またブラジル留学のチャンスを得られ、ブラジルで師匠と思える人に出会ったようだ。そして著者の大学から無理だと思われていた証券会社に6社から内定を獲得し、入社後最初はダメだったが、営業などで好成績を上げていき、独立して今の成功があるようだ。このような著者の人生経験的な話も面白く読めた。

この本で一番重要なのは、『行動を伴わない成功はありえない!!』ということに尽きる。これはもう壁に貼ってこう。

成功本のエッセンスがまとまっているよい本だと思った。お薦め。

読むべき人:
  • 短期間で成功したい人
  • 成功本を読みすぎている人
  • 証券会社に行く人
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September 29, 2008

ブランド再生工場


ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す

キーワード:
 関橋英作、ブランド、再生工場、マーケティング、心
クリエイティブ・コンサルタントによってブランドの本質がわかりやすく示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1工程 ブランド組み立て室
  2. 第2工程 ブランディング・アイディアの創造
  3. 第3工程 ブランド再生のための、コミュニケーション法
  4. 第4工程 事例展示室「キットカット」
  5. 第5工程 ブランド再生実験工房
  6. 第6工程 ブランドサロン―自分をブランディングしてみよう
(目次から抜粋)
著者によれば、一般的に『ブランド』と呼ばれるものは、「余裕のある企業が時間をかけて作るもの」という思い込みが蔓延しているようだ。しかし、実際は、ブランドに重要なのは、情緒的な付加価値を持つことによって、人に好感を呼びよこすことであり、すべての製品がこのような価値を潜在的に持っているので、この「情緒的な価値」を付加できるかどうかにかかっているようだ。そして、この本は、消費者が忘れてしまったブランド、無関心なブランド、価格競争に巻き込まれたブランドを再生する工場と見たたてブランドの本質が示されている。

ブランドを再生する工場として話が進むので、目次は、『章』ではなく『工程』となっている。これは他の本では見かけない特徴だと思った。

この本で特に重要だと思ったのは、第1工程と、第2工程、さらには第6工程。よって、主にその部分を取り上げることにする。
  • ブランドに大切なのは、商品という「モノ」にとどまっているのではなく、「心」を感じられるような感情とつながっていること
  • 好きになるということは、その人のことを考える時間が長くなるということで、ブランドも同じように人が心の中で育てる
  • ブランドは出世魚のようなもので、成長するに従って、人の心を動かす
  • ブランドに大切なのは情緒ベネフィットを感じさせることができるかどうか
  • 情緒ベネフィットとは、そのブランドが「どんないい気持ちにさせてくれるのか」、人の感情をどう動かすことができるかということ
  • ブランドのゴールを設定するときは、2,3年後に消費者にそのブランドのことをなんと言ってほしいかを想定する
ここまで第1工程で特になるほどと思った部分。単純に機能的な部分だけでなく、人の心に訴えかけるような特徴や哲学が求められているようだ。なるほどなぁと思った。

そして第2工程では、ブランディングについて示されている部分がある。ブランドの再生とは、問題解決のプロセスであり、そのプロセスがブランディングということらしい。以下ブランディングにの説明部分を抜粋。
 それで、ブランディングとは何かといえば、「消費者の心の中に、そのブランドに対する好感を作ること」。平たく言えば、「好きになってもらうこと」。これしかありません。簡単すぎて、肩透かしを食らったように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、それ以上のことはないのです。
(pp.48)
これはなるほど!!と思った。好きになってもらえなければ、ブランドとして認められないということのようだ。なので、これを自分の書評ブログに当てはめてみると、自分を客観視できていなかったり、独善的なものだと嫌われてしまい、ファンが付かなくなってしまう。逆に言えば、好感が持てるようなものを常にアップし続けることで、ブランドとして確立でき、ファンも増えるということだと思う。これはアクセス数が高い書評ブログなどを見てみると、いろんな人に好かれているんだなぁということがよくわかる。

この『好きになってもらうこと』というのは、パーソナルブランディングを築く上でのとても重要な概念だと思った。嫌われているやつにブランディングはありえないということなので、なるべく周りの人に好感を持ってもらえるように振舞ったり、自分の内面を磨き上げることが重要なようだ。もちろん見た目も気を使ってね。

また、ブランドのことを大好きになるプロセスが以下のように示されている。
  1. 気づく
  2. 興味がわく
  3. 欲しくなる
  4. 経験する
  5. 大好きになる
  6. 人に薦める
これは、人が人を好きになるプロセスと同じであると示されていて、なるほどなぁと思った。確かにそうかもしれない。

第3,4,5工程は、ブランドの再生の具体的な手順や考え方が示されている。ここら辺は実際に読んでみたらいいと思う。ブランドを確立しようと思っているときは、この部分はかなり実践的で役に立つ。

第6工程は、自分をブランディングするということが示されている。以下その部分を抜粋。
 前述しましたように、ブランドは人に置き換えるとわかりやすい。ブランドには、性格や得意技があり、そして人の役に立とうという心がある。それらのことが、ちゃんとわかってもらえれば、人に好きになってもらえるのです。
 ブランドは、人の心のなかに絆を作る「個性」。そう考えると、ブランドは他人事ではありません。まさに、「自分」のこと。「自分」が「他人」の心のなかにどれだけ「好き」という感情をもたらすことができるか。
(pp.178)
これはなるほどなぁと思った。このような考え方は自分にはなかったなぁと思った。もっと他人に好かれるということを意識して生活していこうと思った。自分の場合は、そういう部分にあまりにも無自覚なので・・・。

ブランドの本質がよくわかって面白かった。動物占いライオン属性の自分は、かなりブランド大好きなほうなので、これは興味深く読めた。かなりわかりやすかったし、これから自分のブランドを築いていこうと思う人は絶対読んだほうがいいと思う。

ブランドに関しては、他にも以下の本がお薦め。書きすぎた・・・。遅刻する・・・。

読むべき人:
  • ブランドが大好きな人
  • パーソナルブランディングを築こうと思っている人
  • 好かれるということに無自覚な人
Amazon.co.jpで『関橋英作』の他の本を見る

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September 26, 2008

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方


弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

キーワード:
 小飼弾 / 山路達也、弾言、バランスシート、マッチョ論、思想書
プログラマ、投資家、アルファブロガーである小飼弾氏の叡智の結晶が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ヒトpart1―自分の価値を「見える化」してレベルアップ
  2. 第2章 カネ―相互理解のツールとして戦略的に使いこなす
  3. 第3章 ヒトpart2―ネットワークにおける自分の価値をアップする
  4. 第4章 モノ―「本当は所有できない」ということを理解する
(目次から抜粋)
プログラマであり、投資家であり、さまざまなジャンルの書評をおこなったり自己の主張をアップし続けているブロガーでもある、小飼弾氏(404 Blog Not Found)の本。正直、これほど書評家泣かせの本はないよ・・・・。いい意味で、突っ込みどころ満載(なるほど!!と思うところが大杉!!)の本であるし、カネ、モノ、ヒトをバランスシートに当てはめ、個人の生き方、働き方、人間関係、社会システム、地球規模の環境にまで話題が右往左往していく。これを体系的に書評するのは無理だわ・・・。最近読んだ本、いや今年読んだ本で一番濃い内容だなと思った。一体どれだけインプットしていれば、こんなアウトプットができるのだろうか・・・。底が知れない・・・。

社会にかかるコストを計算する』という節で、著者の本を読んで誤解してしまうことについて示されている部分がある。
ついでに言えば、僕は誤解してもらうほどありがたいことはないと思っています。僕が気づかなかった知見を、他人が指摘してくれるのですから。
(pp.160)
ということなので、ちょっくら胸を借りて、誤読、誤解を恐れずに思いっきり自分なりの知見を示しておこう。続きを読む


September 24, 2008

脳を「見える化」する思考ノート


脳を「見える化」する思考ノート

キーワード:
 午堂登紀雄、ノート術、思考、見える化、思考ノート
自分の思考を見える化するノートのとり方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 1章 思考ノートとは何か
  2. 2章 なぜ1冊のノートが人生を変えるのか
  3. 3章 思考ノートの基本ルールと使い方
  4. 4章 ブレイン・ワークアウト
  5. 5章 夢を実現する思考ノート実践編
(目次から抜粋)
仕事とプライベートは密接なつながりがあるので、手帳やノートも仕事ばかりだけでなく、プライベートの充実にも役立つべきという視点から、この本は、ノートをとることで自分のやりたいことを実現させる方法を体系化されたものとなっている。

思考ノートの作り方の要約が最初に示されている。その部分を抜粋。
  1. B5ノート1冊に、仕事もプライベートもすべての情報を書き込む
  2. 目標・TODOリスト・打ち合わせメモ・読書メモ・アイディアメモなどあらゆる発想を書きとめる
  3. 書くときは、キーワードを線や矢印でつないで関連性を持たせる
  4. 後から何度も見返して加筆し、発展させる
    (pp.18)
いきなり要約が載っている本も珍しい。このほうが構造化しながら読めるのでよいと思う。

以下、細かい部分でなるほどと思った部分を列挙。
  • 書くスペースが小さいと、自由な発想の広がりを妨げてしまう
  • ノート術は、他者の方法を参考にしつつ、自分にベストフィットする方法論を模索するべき
  • 頭の中だけでは、発想を構造化することは難しいので、思考を紙の上に落とす必要がある
  • 「一億円稼ぐ」とか「成功する」などと抽象的なことを箇条書きにしているだけでは、行動へ促してくれるほどのパワーにならない
  • 不安や悩みも気になっていることを、ノートに全部書き出す
  • 発想をノートに書きとめると、より「具体的に」「論理的に」「複眼的に」考える力を養い、高い問題解決能力を身につけることができるようになる
  • 夢を目標に転換するには、その変換作業は「今日から何をするか」を明確にするということ
  • セミナー会場を見渡してメモをとってない人が少なければ、それはチャンス
自分も一応どうでもいいことをよくメモしたりノートをとったりするほうだと思う。しかし、どうもそれは備忘録程度の使い方しかできていないなぁと思っていた。なので、ちょっとこの本に書いてあることを実践してみようと思う。

まず、自分がいつも使っているノートは、仕事はB5サイズで、プライベートはA5サイズのものを使っている。仕事のほうは本当にメモだからいいんだけど、もっとプライベート、自分の野望を実現させるノートの使い方がぜんぜんできていない。書いたら書きっぱなしで、あまり見返していないし、追記することもなかった。

また、現在ノートはセミナーメモ用と野望用と二つあり、しかも細かいメモをとるために手帳サイズのものが4,5個あって、どうも一元化できていないので、どちらに何を書こうか迷ってしまう。結果、何も書かれることもなく、自分の野望の進捗は進まない。なので、やはりプライベートもB5ノートを使って一元化管理すべきだなと思った。

著者は、思考ノートに仕事での議事録、TODOリスト、夢、読んだ本の感想、悩みだけでなく、プライベートの買いたい雑誌、見たい映画、借りたいDVD、買わなければらない洗剤やティッシュペーパーなども書き込んでいるようだ。また、おやじギャグが好きなようなので、そういうネタも含めて思い浮かんだ発想をすべて書き留めることが重要なようだ。おやじギャグが好きだったのですねぇ。自分も好きなほうなので、これも書くことに入れよう(笑)

あと、やはり自分流にアレンジしていくのでよいというのは、結構心強い意見だと思った。昨今はマインドマップ(マインドマッピング - Wikipedia)がはやっているし、自分もマインドマップの本を読んでそれなりに書いてきたけど、どうも自分に合わないような気がしてならない。なので、マインドマップをベースに自分流の書き方を確立すればいいのかなと思った。

本の表紙はノートのようになっている。また、中のページもリングノートのデザインになっている。そんなところが他の本と違っていいなと思った。

行動しなければ意味がないので、まずは帰りにB5ノートを数冊買ってこよう。これが野望実現の第一歩になればいいなと思う。

読むべき人:
  • ノートのとり方がうまくないと思う人
  • ノートを複数持ち歩いて煩雑な思いをしている人
  • 野望を実現させたい人
Amazon.co.jpで『午堂登紀雄』の他の本を見る

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September 23, 2008

スタバではグランデを買え!


スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

キーワード:
 吉本佳生、スタバ、経済学、価格、取引コスト
経済学者によってコストに着目した日常生活の分析が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?―裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする
  2. 第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?―規模の経済性が家電製品の価格を下げる
  3. 第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?―企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする
  4. 第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?―携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する
  5. 第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?―取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす
  6. 第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?―ときには、追加コストが価格を決める
  7. 第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?―所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である
  8. 第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?―安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる
  9. 最終章 身近な話題のケース・スタディ―付加価値に分解して考える
(目次から抜粋)
今回の書評はちょっと趣を変えてみることにします。文体も。

自分の先輩書評ブロガー(勝手にそう呼ばせていただきます(笑))であるsmoothさんが最近この本を読了されたようで、そういえば自分もだいぶ前にAmazonで買ったっきり本棚に積読(積読とは - はてなキーワード)状態だったなぁ、と思い出しました。

【今さらでつが(汗)】「スタバではグランデを買え!」吉本佳生:マインドマップ的読書感想文

また、とある方から『この本書評して』と依頼されました。以前からこの本はグランデを飲みながら読もうと思っていたし、今日(ここまで書いていた時点では『今日』だった・・・。)は有給でVacation中だし、雨の日の平日のスタバは空いているだろうと思って、今日のこのタイミングしかない!!と思ったので、行きつけのスタバでグランデしながら読みましたよ、と。そんなレポートっぽい書評になります。続きを読む


September 22, 2008

問題は「数字センス」で8割解決する


問題は「数字センス」で8割解決する

キーワード:
 望月実、数字、定量化、問題解決、コンサル
公認会計士である著者によって、日々の仕事に使える数字センスの身に着け方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 数字を「読む」力をつける―問題発見力を高める5つの数字の読み方
  2. 第2章 数字で「考える」力をつける―問題解決力を高める3つの数字の使い方
  3. 第3章 数字で「伝える」力をつける―コミュニケーション能力を高める7つの数字の使い方
(目次から抜粋)
この本は、先日参加したセミナー(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹)の懇親会時に著者の望月さん(簿記と会計をマスター:楽しく会計と簿記を学ぶなら!アカウンティング・インテリジェンス)に直接いただきました。ありがとうございます。

さて、この本の内容を紐解いていくと、ビジネスマンが会計を勉強しても数字に強くなれないのは、基礎がないのに応用を学ぼうとしているからとある。そしてこの本は、その基礎となる数字に対する「数字センス」の考え方が示されている。以下、まえがきからその部分を抜粋。
 私は「数字センス」とは、セールスやプレゼン、スケジューリングなどのビジネスで直面する問題を数字を使ってバランス良く解決できる能力だと考えています。本書ではスケジューリング、プレゼン、セールスに役立つ数字の使い方など15のビジネスシーンを想定して『道具としての数字』を説明していますので、日々の仕事に使える数字センスを身につけることができます。
(pp.5)
全体を読了した感想として、かなりわかりやすいものだなと思った。なぜこの本がわかりやすいかを少し分析してみると、以下の要素があると思う。
  • 図やグラフが多用されている
  • ニュースなどの身近な事例を元に説明されている
  • 各章や節の最後にまとめページがある
  • 4,5行を一塊として、空行を入れて読みやすくしている
本の構成が特にわかりやすさの要因だなと思った。図やグラフを入れるというのは、このような本では当たり前だが、1ページあたりの文章量に気を使っている本はあまりない。たいていの本、新書やもう少し硬い学術系の本では、1ページに改行や空行がまったくなく、しかも数字や公式だらけだと読み飛ばしたくなる。しかし、この本は、ブログの記事のように数行ごとに空行を挿入することで、ぱっと見わかりやすく、読み進めやすかった。もちろん、本の構成だけでなく、身近な具体例を取り上げ、四則計算程度の数式しか出てこないので、とっつきにくさがなく、内容的にも気を使われていると思った。

さて、肝心の内容はというと、数字に対するさまざまなコツが示されているので、それらを列挙しておく。

まずは、『数字を読む力をつける5つのコツ』から
  1. 1つの数字から多くの情報を引き出す
  2. 大きな数字に惑わされない
  3. 隠された数字を探す
  4. フローとストックの2種類の数字に注目する
  5. 多くの数字の中から目的の数字を見つけ出す
これらのコツから、世間をにぎわせているマスコミの発信するニュースの表面にとらわれず、裏の数字を読み込み、惑わされないようにすることができるようだ。例えば、原油高騰によって日本が不況になると考えるのではなく、原油価格高騰のメリットを享受する国があるので、そこをビジネスターゲットにするとか、伊勢丹と三越の利益の差の200億円の内訳、携帯電話キャリアの加入者シェアの割合の数字の秘密などが示されている。これらは普通に表面的な数字を見ているだけだと、まったく気づかないことばかりだと思った。

次に『数字で考える力をつける3つのコツ』から。
  1. お客様とコミュニケーションを取りながら問題を解決する
  2. 数字を使って仲間と問題を解決する
  3. 決められた時間内に問題を解決する
さらに、『数字で伝える力をつける7つのコツ』から以下が示されている。
  1. ターゲットに合わせた数字を使う
  2. 最初に要約資料を見せる
  3. 不要な数字は資料から削除する
  4. イメージがわかない数字は置き換える
  5. ウリになる数字を作る
  6. メッセージに合わせたグラフを作る
  7. 反論されないストーリーを作る
『数字で考える力をつける3つのコツ』と『数字で伝える力をつける7つのコツ』は、ほとんどコンサルタントの仕事術だと言える。これは本当に勉強になる。

特に『決められた時間内に問題解決する』というのは自分も経験がある。これは、100%のできのものを締め切りを過ぎて上司に提出するのではなく、60%の段階でもいいから決められた期限に提出することが重要だと示されている。これはよく上司に言われた。完成してから手戻りが発生してしまうとかなりの工数になるので、ちょくちょく状況を見せながら仕事を進めていき、期限に間に合わせる必要があると思う。

また、『数字で伝える力をつける7つのコツ』はコンサルタントの資料作りの基礎だと思う。特に戦略系のコンサルタントは、パワポ資料1枚に本当に命をかけているような感じで、資料に少しでも違和感のあるところ、数字の根拠がないなどといった突っ込みどころは一切認めないというような完成度になる。自分も仕事でパワポ資料を作ったら、ものすごく上司に突っ込まれて凹んだ・・・。そういう示し方をすると、こっちは考慮されていないよね?とか、この数字の根拠は何?とかよく言われる。なので、ここはコンサルタントの資料作りの基礎的なことを学べると思う。

最後にあとがきからなるほどと思った部分を示しておく。
 学生の頃と社会人になってからの勉強には大きく違う点があります。学生の頃に求められたのは「制限時間内にペーパーテストを解く力」ですが、社会人に求められるのは「現実世界の問題を解く力」です。現実世界の問題はペーパーテストのようにわかりやすい問題として出されるわけではないので、まずは問題を見つけ出さなければなりません。
 
 問題を見つけるために大切なのは、現実を正しく見るということです。とはいえ、現実世界は複雑な要素によって構成されているため、なかなか本当の姿は見えてきません。そこで、数字を使って違う角度から見てみると今まで気づかなかったことが見えてきます。私は決して数字が万能だとは思いませんが、数字にすることによって初めて見えてくる現実もあります。
(pp.218-219)
そして、数字をうまく使えば、目標を達成するまでに『自分が進んでいる道は正しいのだろうか?』と迷うようなときに、ガイドの役目を果たしてくれるようだ。なるほどなと思った。

この書評ブログもさまざま数字を収集して、もっと分析してみようかなと思った。例えば、この書評ブログで売れる本と書評記事の文字数の関係とか、アクセス数と更新時間の関係とかを分析すればいろいろ見えてくるんじゃないかと思った。

自分は数字の本質をつかむのは得意じゃないが、この本はかなり読みやすく、さらっと読めて、今まで自分の気づかなかった視点を与えてくれる良書だと思った。本当にお薦め。

読むべき人:
  • 数字に苦手意識がある人
  • コンサルタントになりたい人
  • NTTドコモが依然として一人負けだと思っている人
Amazon.co.jpで『望月実』の他の本を見る

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September 18, 2008

1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方


1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方

キーワード:
 高木芳紀、名刺、稼ぐ、仕掛け、パーソナルブランディング
名刺アドバイザーによってビジネスで稼いでくれる名刺の作り方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 あなたの名刺、ここがダメ!(稼ぐ名刺作りの考え方)
  2. 第2章 会社の無味乾燥な名刺をカスタマイズする方法(アイデア名刺初級者編)
  3. 第3章 話のキッカケになる突っ込みどころの仕込み方(アイデア名刺中級者編)
  4. 第4章 思わず相手を唸らせる達人の名刺(アイデア名刺上級者編)
  5. 第5章 先方の名刺フォルダの中で、検索上位を狙う!(インパクト名刺SEO)
  6. 第6章 先方への印象付けをサポートする、名刺交換時の演出テクニック
  7. 第7章 名刺を使って人脈を広げるための立ち回り術
  8. 第8章 名刺を活用したマーケティングノウハウ
  9. 第9章 知らないと恥をかく!名刺にまつわるビジネスマナー
(目次から抜粋)
以前セミナーに参加したときに実感したことは、やはり個人名刺を持つべきだと思ったので、個人名刺を作ろうと思っていた。そして、あまり時間もなかったので、ネットの書評をまったく見ずにリアル書店で検索をかけて出てきたのがこの本。実際に読んでみると、これは自分が求めていたものがしっかり書かれており、かなり実践で使える!!と思った。

ノウハウを紹介しすぎるとダメなので、本当に核の部分だけを紹介しておくことにする。
 
まず、名刺には「仕事をする、稼ぐ名刺」と「仕事をしない、無味乾燥名刺」があるようだ。後者の無味乾燥名刺とは、「初対面の際に交換する、単に名前と連絡先の書いてあるカード」でしかなく、もらっても何の感想もないし、印象もゼロなので、その後1週間、1ヶ月経ったあとはこの名刺は誰だっけ?ということになりかねない。逆に「仕事をする、稼ぐ名刺」とは名刺交換をすることで以下の効果が得られるものらしい。
  • 初対面でのコミュニケーション作りを楽にする
  • お客様と信頼関係を築くまでの時間を短縮する
  • セミナーや異業種交流会などでの、より深い人脈形成を助長する
このように、ビジネスを加速させることのできる名刺が「仕事をする、稼ぐ名刺」の定義ということになる。

名刺に仕事をさせるには意図的な「仕掛け」を施して、名刺交換時のコミュニケーションを発生させる「突っ込みどころ」を作ったりすることが重要なようだ。そして、最終的に以下のような仕事をする名刺を作り上げるとよいようだ。
  • その場の会話を盛り上げる
  • あなたを強く印象付ける
  • あなたの人となりをよく知ってもらう
  • あなたを信頼できる人物だと感じてもらう
  • あなたをいつまでも記憶に留めておいてもらう
  • 何かあったらすぐに思い出して声をかけてもらえる
この本は1章が核の章で、それ以降は、1章を展開した実践的な具体例が多く示されている。よって、1章のみを主に示しておく。

まず、名刺というものは、相手に差し出せばほぼ100%の確率で受け取ってもらえるので、すべてのPRツール、販売ツール、広告ツールの中で最も高性能なものなので、ビジネスにおける名刺の重要度は間違いなく最上級とのことらしい。

そして次に名刺に仕事をさせるには、初めに主目的を決めることが必要らしい。目的の例としては以下のようなものが示されていた。
  • 自社のホームページを見て欲しい
  • 自社製品(サービス)を、必要なときに思い出して欲しい
  • うちのお店を知り合いにクチコミして欲しい
  • 自分のマイミクになって欲しい
以上のように、相手に「○○して欲しい」という形で表現できるくらいはっきりしていたほうが良いらしい。

さらに目的を設定後は、名刺交換をした瞬間に会話が生まれる、自分はしゃべらなくても相手が思わず声をかけてくれるための「仕掛け」、つまり「突っ込みどころ」を仕込んでおくとよいらしい。突っ込みどころの仕掛けポイントは以下の部分らしい。
  • キャッチコピー(思わず笑ってしまう肩書きなど)
  • プロフィール(趣味、自分史、マイブームなど)
  • 顔写真(イラストにしたり、画像処理をしたりという変化球も)
  • 名刺の形状(普通の長方形ではない形、サイズ)
  • 名刺のからくり(珍しい折りたたみ方など)
  • 名刺のデザイン(奇抜な色やレイアウト)
  • 名刺の香り(アロマのお香の香り)
これらの中で、何か楽しい「刺激」、「違和感」もしくは「共通項」を作り出すことで、相手が「思わず反応してしまう」状況を作り出すとよいようだ。ここはへー!!と思った。これは使える!!と読みながら感嘆した。これは普通の会社の名刺にはありえないことばかりだなと思った。この突っ込みどころの仕掛けを仕組むだけで、かなり他の人の名刺と差別化できるなぁと思った。

そして、著者が名刺作りを手伝うときに必ず実行するポイントが以下の3つらしい。
  1. 顔写真を入れること
  2. 目的遂行のためにキャッチコピー要素を入れること
  3. 裏面も有効利用すること
これが「タカギメソッド」として示されていた。特になるほどと思ったのが裏面の有効活用で、名刺の裏面利用度はまだまだ40%程度以下らしい。裏面を使っていないということは、コミュニケーションの可能性を半分投げ出しているようなものなので、裏面に「肩たたき券」を載せるなどくだらない発想でいいから利用すべきとあった。これも参考になった。

本当はもっと具体的な部分を示したいが、あまりにも量が多すぎるし、時間の都合上ここまでとしておく。

最後に名刺だけでなく著者のことも触れておくと、著者が名刺をコミュニケーションツールとして再認識したのは、著者自身が営業がヘタだったからようだ。要は、人見知りの性格で、初対面の人と打ち解けるのが非常に苦手で、名刺交換後に何を話していいかわからなかったようだ。そこから名刺を研究していって、今の名刺アドバイザーになられたようだ。著者と同じく自分も人見知りが激しく、初対面が苦手だから、著者の示しているコミュニケーションツールとしての名刺は本当に使えると思った。

また、この本には、ラベル屋さん(ラベル屋さん.com:ラベル・カード作成ソフト:ラベル屋さんHOMEと無料テンプレート)のインストールCD-ROMが付属している。そして、即効使えるノウハウ満載で1500円は安いと思う。リターンがかなりすぐに見込めるんじゃないかと思う。

また、あとがきに著者の夢が示されている。以下抜粋。
 ここでちょっと告白しますが、実は本書を出版するにあたって、わたくしは大きな夢を持っています。いわゆる、「名刺ブーム」を起こしたいのです。大袈裟なことをとお思いかもしれませんが、現代は「個」の時代。究極にインフラが整備され、豊かなこの日本には、個々の人間が、各々の個性を十分に活かす土壌がすでにできています。しかし、それもアピールが上手くなければ、埋もれて終わってしまうのです。それではあまりにももったいないのではないですか!名刺を効果的に活用して、もっともっと人の交流が活性化するように、ビジネスが元気になるように願っています。そして、これからも志を同じくする頼もしい仲間たちと、ライフワークとして頑張っていこうと思います。
(pp.208-209)
まさに昨今は『個』の時代、『パーソナルブランディング』の時代といろいろなところで言われているので、著者のこの名刺作成本は、間違いなくパーソナルブランディングの礎になってくれるだろうと思う。自分はこの本片手に自分で名刺をデザインして個人名刺を作ったので、その効果は後ほど確認したいと思う。

自分も一足先に『個』を意識した『名刺ブーム』に乗っかっておこう。

ちなみに、今週末土曜日は『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹のセミナーに参加予定なので、そのときにお会いする人には、この本を片手に作った個人名刺をお渡しできると思う。

本当に使えるネタ満載で、パーソナルブランディング時代には必読だと思われる。

読むべき人:
  • 個人名刺を作ろうと思っている人
  • セミナーなどの初対面のときに会話が弾まない人
  • 名刺ブームに便乗したい人
Amazon.co.jpで『名刺』の関連書籍を見る

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September 16, 2008

20代で出会わなければならない50人


20代で出会わなければならない50人

キーワード:
 中谷彰宏、20代、出逢い、仕事術、日記
中谷氏の20代の経験をもとに、自分を成長させてくれるような人と出会うべきということが示されている本。目次は長すぎるので割愛。

特になるほどと思った節タイトルとそのタイトルで示されている出会わなければならない人を列挙。
  • 名刺を出さないつきあいから、自分の本当の実力がわかる。
    ⇒自分の肩書きを知らない人。
  • クラブのママに、かわいがられる人が、成功する。
    ⇒「あなたは、成功する」と予言してくれるクラブのママ。
  • 「見返してやろうと思う人」のいる人が、成功する。
    ⇒成功して、見返してやろうと思う人。
  • グチやウワサ話より、大きな夢を語り合おう。
    ⇒大きな夢を語り合う仲間。
  • 上司の昔話は、貴重なデータベースになる。
    ⇒昔話ばかりする上司。
  • グチを言う人より、頑張っている人を見よう。
    ⇒同世代で頑張っている仲間。
  • やりたくないことをやる時に、自分の可能性が広がる。
    ⇒やりたくないことを、やらせる上司。
  • ホンネとタテマエを、使い分ける力を持とう。
    ⇒ホンネとタテマエがあることを教えてくれる人。
  • 部下の新入社員からも、学ぶべきことがある。
    ⇒優秀な部下。
  • ヘンタイを尊敬しよう。
    ⇒尊敬できるヘンなライバル。
  • 20代で出会った人と、一生、一緒に仕事をすることになる。
    ⇒一生、一緒に仕事をしようとする仲間。
  • 上司より年上の恋人を持てば、上司が嫌いではなくなる。
    ⇒10歳以上年上の恋人。
  • たった3年くらいで、わかったような気にならない。
    ⇒子共扱いする人。
  • 会長や社長と、生で話し合おう。
    ⇒大所高所で教えてくれる会長。
ちょっと多すぎたか。また、特になるほどと思ったのは、『たった3年くらいで、わかったような気にならない。』の部分。
 子供なのに「大人になった」と思っている状態は、一番成長できない段階です。
 逆に、大人になっても「自分はまだまだ子供だ」と自己認識できる人は、どんどん吸収できます。

(中略)
 僕は、20代のうちは「新米」と言われてもかまわないと思います。
 それぐらいの緊張感を持って仕事をしましょう。
 3年ぐらいで「この会社のことはわかりました」と言って、あっさり辞めてしまう人がいます。
 20代では、そこから先に面白いことが吸収できるのに、「新米」のままで辞めてしまうのはもったいないのです。
(pp.157-158)
ということなので、必死で3年以内で辞めないようにしている。もちろん4年目以降も今の組織で成長できるなら成長していきたいと思う。確かに20代は新米扱いされるかもしれないが、3年以内にプロ意識を自分に根付かせなければもう逆転不可能になってしまう。それが最近自分の中で危機意識としてある。

この本に限らず、著者の本は独特のスタイルがある。それは、1項目が数ページで、1文がとても短く、また改行が多く、かなり読みやすいものとなっている。このスタイルは以前から何かに似ているなぁと思っていたが、この本を読んでいる途中に、あぁ、そういうことか!!と妙に腑に落ちた。それは、著者の本のスタイルは『ブログにわかりやすい記事を更新し続けているスタイル』ということだと思う。つまり、短い文章でメッセージ性を高め、不必要な情報を徹底的にそぎ落とし、ブラウザ上で見たときに見やすいものにするようなブログの記事に似ている。著者自身、一連の著作は自分の日記のようなもの、とどこかの本で書いていたので、著者の本は『日記ベースの気付きや考えをブログに書き綴り、それが本にまとまったもの』と捉えることができる。これに気付くまでに、著者の本を数十冊は読んだ。

数十冊は読んだが、まだ著者の本の全体の数パーセントに過ぎない。もっと読まないと著者の思想を自分に体得できない。日記ベースの本なので、著者の本は数冊読んだだけでは本当の価値は分からないのではないかなと思う。何冊も読み続けることで、言わんとしていることが体系的に分かっていくのだと思う。

この本も著者の博報堂で過ごした20代のビジネス経験が面白いエピソードとともに示されている。それらがとても勉強になる。

著者の本は、勉強になるから読むというよりも、著者の考え方や体験したエピソードが面白いから読み続けているという側面が強い。

ちなみに、この書評ブログで取り上げた本は以下。読むべき人:
  • 今、頑張っている20代の人。
  • 20代でやり残したことのある、30代以上の人。
  • 20代の部下を指導している人。
(pp.2)
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September 12, 2008

Yes、Boss!のすすめ


Yes、Boss!のすすめ―最初の3年で仕事のプロになろう!

キーワード:
 落合文四郎、仕事論、3年目、新人、プロ
入社3年目以内に身につけるべき仕事の行動習慣・思考習慣が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 最初の三年でこれだけ差がつく
  2. 第2章 「三つ子の魂、百まで」の修行心得
  3. 第3章 Yes,Boss!のすすめ
  4. 第4章 三年で「三種の神器」を身につけよう!
  5. 第5章 成長し続ける人の四つの習慣
  6. エピローグ すべてはやるか、やらないか
(目次から抜粋)
BCG出身の著者によって、入社3年目までをいかに過ごすべきかが示されている。曰く、入社3年経過すると成長する人とそうでない人の差が歴然と現れ、挽回できないほどの大きな差になってしまうらしい。そして、社会人になって最初の3年間はその後のビジネス人生を生き抜く上での土台作りになり、最初の3年間にがんばって自らを鍛えた人は、輝かしいビジネス人生が待っているようだ。つまり、最初の3年でビジネス人生が決まるといって過言ではないらしい。

この本では、ビジネスマンとして成功するために誰もが身につけていなければならない「基本」が示されており、やれば誰でもできることらしい。

【オススメ仕事術】「Yes、Boss!のすすめ」落合文四郎:マインドマップ的読書感想文で大プッシュされていたので、買ってみたら、この本は今の自分にぴったりの内容の本だった。smoothさんどうもです。詳細な内容は、smoothさんの書評を見ていただくとして、今回はポイントを絞るのではなく、自分がなるほどと思った部分を引用ベース取り上げる。

1章の最後から一部抜粋。
 何度でもいいます。「三つ子の魂、百まで」の姿勢がいちばん大切なのです。社会人になって最初の三年間で何を学び、身につけるかによってその後の成長スピードが大きく変わってくるのです。ですから、最初の三年間は修行期間と心得て、目の前の仕事に打ち込んでいください。
 「第二新卒市場」に打って出るとすれば、その後です。最初の会社から「できる若手」として優秀者を証明されてはじめて、キャリアアップへとつながる転職が可能になるのです。
 がんばるべきは最初の三年間なのです。
(pp.40)
最初の3年がなぜ重要かというと、社会人になったら、今までの学歴や成績、大学で何をやってきたか、内定を何社勝ち取ったかということはすべてリセットされ、横並びでスタートするようだ。そして、社会が入社数年で即戦力を求めているので、最初の3年で大きな仕事を与えられるようにもなったりするようだ。この最初の3年で好循環のサイクルの乗れた人は3年目以降も大きく成長できるようになるようだ。なので、長い社会人生活のゲームの勝敗は最初の3年目で勝負がつくようだ。これはなるほどなと思った。だから自分も最初の3年はどんなに辞めたくなったとしても、何とか必死にしがみついている・・・。今の組織で最初の3年を耐えれば、市場で売れる存在になれると信じているので。

2章の仕事の取り組み方について。
 もちろん、仕事だけが人生ではありませんから、定年退職になるその日まで週八十時間働くなどというのは、決して幸せな人生とはいえません。
 だからこそ、そんな思いをしないですむように、私は若い人たちに最初の三年間は何よりも仕事を優先させ、最大限の時間と労力を投入することを勧めるのです。
 間違いなく、その三年間に投入した時間と労力の何倍ものメリットが、後々いろいろな形で返ってきます。
(pp.44)
著者はBCG時代に週80時間働いていたようだ。さすがは戦略系コンサルファーム・・・。自分がそんなに働いたら間違いなく過労死してしまう・・・。とはいえ、自分自身も振り返ってみると、最大限の時間と労力を投入できているのか?と常に自問自答する必要があるようだ。

そして、仕事の報酬とは、以下の三つの自由が与えられるようだ。
  • 自分がやってみたいと思う仕事に就く自由
  • 自分が欲するだけの水準を稼ぐことができる自由
  • プライベートと仕事が両立するように時間をコントロールすることができる自由
なるほどと思った。

また、入社3年目まではどんぐりの背比べにすぎないということで、同期との比較はあまり意味がないと示されている。
 賞与の金額が同期入社の同僚と比べて数万円少なかったということがわかっても、決して落胆しないでください。そんなことが原因でやる気をなくしたり、より条件のいい会社への転職を考えるのはおろかなことです。この時期の賞与や給与などの違いなど、その後のビジネスマンとしての成長や活躍を推し量るものさしにはまったくならないのです。
 そんな、鼻先のにんじん一本には目もくれず、どうやったら十年後、二十年後に好きなだけにんじんを手に入れることができるかだけを考えましょう。
(pp.56)
これはリアルに同期のまわりはほとんどプロモーションしているのに、自分だけ上がれなかった身としては、とてもためになる話で。落ち込まないようにしよう。そして10年20年先を見据えて今、がんばればいいんだよ、と思い込んでおこう。

少しは具体的なことも示しておこう。20代のうちに習得すべきものとして、問題解決のプロセスが示されている。
  1. 問題の発見・定義―ありたい姿と現状のギャップを抽出し、解決すべき問題を定義する。
  2. 問題の所在の特定―問題となっている事象の全体の洗い出し、重要な要因を特定する。
  3. 原因の分析―問題が発生しているメカニズムを明らかにし、真因を分析する。
  4. 解決策の立案―解決策をいろいろ出して絞り込んだ後、実行可能な計画を立てる。
  5. 解決策の実行―周囲をまきこみながら、解決策を実行する。
  6. 解決策の検証・改善―実際に解決策を実行した結果を検証して、改善する。
    (pp144.)
コンサルタントらしい発想であり、著者自身もBCG時代や起業後も問題解決にはこのプロセスをだとっているようだ。

最後に一箇所引用しておく。
 さぁ、あとはあなた自身が「やるか、やらないか」です。もう一度いいます。この本で述べたスキルや姿勢は、誰でも習得可能であり、その優劣は経験量のみによって決まります。「できるか、できないか」ではありません。「やるか、やらないか」ただそれだけです。
(pp.223)
自分自身は9月から3年目に突入しているので、今までどうだったかと振り返ると、必死だった気もするけど、周りに比べるとまだまだだなと思う。自分自身にとってビジネスゲームの勝敗を決めるチャンスがあと1年なので、もうこれを信じてやるしかない!!というところまで来ているのだと思う。今後の1年をどう過ごすかによって、決まってしまうのだから、やらないわけがない。

この本は入社3年目の仕事論として本当に良くまとまっている。精神論だけではなく、コンサルタントらしい仕事の発想や行動習慣もかなり具体的に示されている。自分の中ではこれは確実に殿堂入り本。今後一年はこれを何度も読み返して、示されていることをやっているかどうかを確認する必要がある。

入社3年目以内の人は絶対お薦め!!

他にも入社3年目以内の仕事論は以下のようなものがある。どれも殿堂入り本なので、何度も読み返している。

読むべき人:
  • 入社3年目以内の社会人の人
  • 仕事で成功したい人
  • 出世できず落ち込んでいる人
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September 11, 2008

フォーカス・リーディング


フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

キーワード:
 寺田昌嗣、読書論、フォーカス、成長、本質
要領のよい読書の方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 理論編 第1講 あなたがはまりがちな“読書のワナ”
  2. 理論編 第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる
  3. 鍛錬編 第1講 速読は体育会系のノリで身につける
  4. 鍛錬編 第2講 「体」を極める
  5. 鍛錬編 第3講 「技」を極める
  6. 鍛錬編 第4講 「心」を極める
  7. 実践編 最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術
(目次から抜粋)
この本は、ただ多くの本を普通に読んでいただけでは、成長できるとは限らないので、読んだ本のリターンを意識し、しっかり成長できるような本の読み方をしましょうということが示されている。そのためには、読書にかけるコストとなる時間を圧縮させ、読んだ本の成果・効果を低下させないような本の読み方が示されている。

以下なるほどと思った部分の列挙。
  • 読書の投資効果 = 著者の力 × あなたの経験値 / 読書にかけたコスト × あなたのビジネス力
  • 本を読んで「成長する」というのは、著者の語る視点で世の中を見ることができるようになった、行動できるようになったということ
  • 多読をすること自体が目的になると、本来読後のフォローにあてられるべき時間が、次の一冊のために奪われていく
  • 読む本はあなたが主体的に選ばないとダメ
  • 何を読んで、何を世阿須に済ませるかということも、フォーカス・リーディングの重要なテーマ
  • 再読すべき本だと思ったものは、再度積読へ
  • 読書プランは短期で具体的に立てる
  • 読書の時間を天引きしておく
  • アウトプットに難儀して時間がかかるようなら、「力量不足」と考えて、ひたすら読み込む作業に徹してもいい
  • ある本をしっかり理解しようと思ったら、最低三回は読み直さないとダメ
  • 本当の意味で、投資の元が取れるのは、三回目の読書から
  • メモすべきことは、読み解く過程で自分が考えたこと、自分の意見を書け
コスト意識を持って読書をせよというのはなるほどなと思った。特に、ただ多読してしまうと、読後のフィードバックの時間が少なくなって、そこから得られるものがなくなってしまうとあった。これは自分自身も何となく実感している。何度も読み返したり、きちんと考えたことをメモする必要があるなと最近思い始めた。また、本当に読む価値のある本は何度も読み返す必要があるとも思った。

逆に示されていることの根拠がないと思った部分は以下。
  • 「売れているから」は買う理由にはならない
  • 切り出された言葉には賞味期限がある
ベストセラーは、みんなが買っているからという理由で売れているので、自分が成長したいと思ったら、そのような本は積極的に読む理由にはならないとあった。確かにそうかなと一見思うが、ベストセラーにはベストセラーになるべくしてなる理由があると思う。著者はそれを文字数が少なくわかりやすいものだと指摘し、ベストセラーを軽視しているが、売れる本はそれだけが理由ではないと思う。売れる本には売れるだけの理由、例えば時代背景、話題性、大衆の望んでいることが示されているなどもあると思う。そしてなぜベストセラーになったのかを考えるためにも、ベストセラーを読むというのもありだと思うので、自分は『「売れているから」は買う理由にはならないが、買わない理由にもならない』と言う立場を取ることにしている。かといって、ベストセラーをそこまで読むかといったら、そうでもないが。

もう一つは、本から抜き出した言葉の賞味期限は本の内容を鮮明に記憶している期間だけで、それほど長くないとあり、さらに記憶が薄れる以前に、言葉を書き出せば書き出すほど、一つ一つの言葉の価値が薄まるというようなことが示されているが、これはまったく根拠が示されていない。統計データや記憶に関する科学的データが示されているわけではない。完全に著者の主観でしかない。自分は良いところの部分を切り出す派なので、ここがとても気になった。自分が言葉を切り出すのは、忘れないようにするため。むしろ外部記憶装置としてこのブログに切り出しているので、賞味期限を延ばす意図がある。それに、重要だと思った言葉を自分でタイピングすることで自分の記憶に定着させるということができるので、言葉を切り出すほどに価値が上がると自分は思う。しかも、次の節で『名文の筆写で言葉を磨こう』とあるので、あきらかに矛盾しているような気もする。

読書論の部分はかなり参考になった。速読術の実践方法は、正直自分はどうでも良かった。得るものが結構多いが、自分には合わないなと思う部分もあった。

自分なりの読書スタイルが固まっていると、なかなか新しい読書論を受け入れられないなと思った。結局、本は目的と用途に合わせて自分の好きなように読むべきかなと思う。

読むべき人:
  • 効率的な読書がしたい人
  • 要領よく成長していきたい人
  • 多読しすぎていてこれでいいのかと迷っている人
Amazon.co.jpで『寺田昌嗣』の他の本を見る

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September 02, 2008

脳と心を味方につける マインドハックス勉強法


脳と心を味方につける マインドハックス勉強法

キーワード:
 佐々木正悟、マインド、ハックス、勉強法、楽観的
勉強するときのマインドを重視した勉強法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 効率よくインプットしていく「暗記」術
  2. 第2章 ストレスをパワーに変える「やる気」術
  3. 第3章 勉強習慣が勝手に身につく「継続」術
  4. 第4章 限られた時間を目一杯使う「ながら」術
  5. 第5章 アタマを整理して思い出す「ノート」術
  6. 第6章 実力を200%出し切る「テスト本番」術
  7. 第7章 絶対に途中で挫折しない「英語学習」術
  8. 巻末付録 勉強の効率化・続継化に役立つツール集
(目次から抜粋)
この本は、心理学者である立場から、「勉強するときのマインド(精神状態)」というものを重視し、すべてマインドに基いた方法論が示されている。また、ライフハックが仕事や生活の問題を解決するための創意工夫だとすれば、マインドハックス勉強法は、勉強にまつわるさまざまな問題を解決しようとする心の創意工夫だと示されている。そのため、楽観的に気持ちをスイッチする方法を知っていれば、勉強がうまくいくらしい。

以下ポイントを絞って、なるほどと思ったものを列挙。
  • 夢を見て「夢中になっている」ときには、脳の機能として「記憶力が高まる」
  • 勉強の成果は「長期記憶の定着」によって測られる
  • ブログで「アウトプットする」習慣をつけることで、インプットした内容を覚えておこうという気持ちが高まる
  • 勉強する気がしないときは暗い音楽を聴く
  • 勉強する前にイヤな気持ちが残っているなら、すぐにも紙に書き落とすべき
  • 時間があるとき、ないときにかかわらず、やる気になれないというのは、「プロセス」が明確になっていないから
  • 精神的にエネルギーが最も豊富にあるのは、起床後
  • 「どうしても勉強したくない」なら、「その理由をとことんブログに書く」ということを日課とする
  • 書くことで記憶・理解を増進することが狙いであれば、転記は悪いことではない
  • 「成功すれば成功を信じ、失敗すれば失敗すると思い込む」
  • テストとは、出題者との「コミュニケーション」
ブログでアウトプットするというのは、同時にインプットすることになるので、復習ができるようだ。また、ブログは誰に読まれるか分からないので、正しいアウトプットを自然と心がけることができるようだ。これは自分もそうだなと思った。アウトプットを前提に読むと、どこが自分にとって重要か、また、どのようにまとめるべきか?ということを意識して読める。その結果、書評記事もわりとすんなり書けるようになる。もちろん、読者の目を意識してあまりにも独善的になり過ぎないようにしている。

さらに、書くことで記憶・理解を増進する効果が見込めるので、このような自己啓発系の本は、自分にとって重要だと思った部分を列挙している。この重要部分の列挙は、あとで読み返すときの自分専用のメモという側面もある。

『時間があってもやる気になれないのは、「プロセス」が明確になっていないからだ』というのはよくわかる。仕事でも何から手をつけてよいか分からないときは、ぐだぐだして時間が過ぎていく。逆に自分なりに段取りを考えられた後は、割とスムーズに仕事が進んでいるような気がする。これは書評ブログでも同じだと思った。この本のように内容が分かりやすく、読みながら何を書くべきかを構造化できるものならば、書評時間も短く的確に書けるが、分かりにくい本や得るものが少ない本は何をどう書くべきかに悩んで、書評を書く気がなくなっていく。

この本はとてもわかりやすい構成になっていると思った。まず、図や写真が適度に入っていて、強調したい部分に赤字が入っている。その赤字も1ページに2,3個という量で、見やすいものになっている。さらに、難しい専門用語や一般的でない用語には脚注に説明がある。書店で手にとって見たら、これは分かりやすそうで買いたいと思わせてくれる本だと思った。

著者のほかの本も分かりやすく、実践的な内容が示されているので、お薦めだと思う。勉強本は実践しなければ意味がないので、しっかり実践しようと思った。

読むべき人:
  • 勉強が続かない人
  • 楽観的に勉強したい人
  • 勉強を楽しみたい人
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August 27, 2008

会社を利用してプロフェッショナルになる


会社を利用してプロフェッショナルになる Excellent System of Human Resources Development

キーワード:
 溝上憲文、人材育成、トップ企業、キャリア論、プロ論
プロフェッショナルにしてくれる企業が紹介されている本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 かつての「基準」はなぜ陳腐化したのか
  2. Chapter2 プロになれる会社かどうかの見極め方
  3. Chapter3 超優良企業のこの人材教育に注目せよ!
  4. Chapter4 3年で「プロの専門職」に育てる会社
  5. Chapter5 10年で「プロのマネジメント」に育てる会社
  6. Chapter6 気になるプロフェッショナルの市場価値
(目次から抜粋)
昨今の日本のビジネス状況は変わってきてしまっているので、就職や転職時に企業を選ぶ基準として、大手企業である、安定している、給料が高いといったことを重視していては、もはや通用しなくなってしまっている。世の中の企業が求めているのは、プロフェッショナルな人材であり、この本では、プロフェッショナルな人材になれる企業が主に7つ示されている。

7つの企業の内訳としては、『3年で「プロの専門職」に育てる会社』4つと、『10年でプロのマネジメントに育てる会社』3つが示されている。まずは、3年でプロの専門職に育てる会社は以下の4つとなる。括弧内は企業HP。また、10年でプロのマネジメントに育てる会社は以下の4つとなる。これらの7社は、『短期的な育成プログラムを見ても、中・長期的な育成プログラムを見ても、いまの日本における最高レベルの人材教育制度を有するといっても過言ではない企業』、と示さされている。へーと思った。

時間がないので、気になった部分だけの感想を少し。まずは、外資金融の代表格、ゴールドマン・サックス。この企業は、外資特有のカルチャーがあると思っていたら、意外に日本企業独自の新卒一括採用から、新人の真っ白なキャンバスに独自の企業文化・風土を仕込むというものらしい。そして、個人プレーは非難されるほど徹底的にチームワーク意識が浸透しているようだ。

他にも資生堂なんかは、企業内大学を有していて、「エコール資生堂」というものがあるらしい。実際に神奈川県の湘南にホテルのようなキャンパスを持っていて、そこで手厚い研修が受けられるようだ。すごいなぁと思った。料理も専属シェフつきのビュッフェスタイルらしい。単純に羨ましい。

各企業の研修制度や評価制度、キャリア観、企業文化などが示されており、その企業内の社員のインタビューや著者の視点も含めて企業を分析している。サラリーマンになると、自分の会社のカルチャーが当たり前みたいな感じになりがちなので、他の企業はどうかということを知るには良いと思った。

各企業の特性を知ることも重要だが、この本で特に重要なのは、6章のキャリア論に関する部分。これは常に世の中の市場で自分がどう生き残っていくか?ということが示されていて、なるほどなと思った。自分のキャリアを考える上で重要な点として、以下の3つが示されていた。
  • 自分は何ができるかという「Can」
  • 自分が何をしたいのかという「Will」
  • 社会的に価値のある役割を担うために自分が何をしなければならないのかという「Must」
この3つを同心円状に置きながら考え抜くことが重要なようだ。

また、人材会社社長曰く、ほしい人材とは、以下の4つの能力を持っている人らしい。
  1. コミュニケーション能力の高い人
  2. ピープルマネジメントとタイムマネジメント。つまり人と時間の両方をマネージできる人
  3. 情熱。仕事にかかわるパッションをどれだけ持っているのか
  4. 柔軟性
プロフェッショナルで、かつこの4つが求められているようだ。

さらに、入社後の20代で徹底して専門的技能やキャリアを磨き、さらに30歳ぐらいで経営の現場で修行を重ねた人材は、転職市場でも高く評価されることは間違いないようだ。自分も頑張ろうと思った。

最終的には、非正規雇用では生き残れないし、単に正社員になったとしてもいつ不要な存在になるか分からないので、プロを目指せということが書いてある。そういう観点から、最初に入った企業である程度人生の方向性が決まってしまうのかなと思った。いくら転職でやり直せるといったところで、最初の会社でその企業文化を叩き込まれてしまうので、そこで市場で売れる存在になれるかどうかが決まってしまうのではないかと思った。大学時代の就職セミナーで初職の重要性ということを勉強したが、その通りなのかなと思った。

この本は特にこれから就職活動をしようとする大学生なら、ぜひ読んでおいたほうがよいと思った。もちろん、これから転職したりして自分の市場価値を高めようと思っている人も必読。

それにしても、読み始め時間が遅く、かつ読みすぎ、書きすぎでタイムスケジュールからかなりビハインドしすぎた・・・。遅刻しそうになるので、明日からもっと徹底しよう。

読むべき人:
  • 就職活動を控えている大学生
  • 転職市場で売れる存在になりたい人
  • プロフェッショナルとは何かを知りたい人
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August 25, 2008

成功のコンセプト


成功のコンセプト

キーワード:
 三木谷浩史、楽天、成功、コンセプト、仕事論
楽天社長による、ビジネスにおいて重要な5つのコンセプトが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1のコンセプト 常に改善、常に前進
  2. 第2のコンセプト Professionalismの徹底
  3. 第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化
  4. 第4のコンセプト 顧客満足の最大化
  5. 第5のコンセプト スピード!!スピー!!スピード!!
(目次から抜粋)
成功のコンセプトというのは、著者である三木谷氏のビジネスに対する考え方を表したもので、それは創業当事から現在に至るまでずっと社内に掲げている『成功のコンセプト』というポスターのことらしい。そのポスターにある5つの考え方が示されている。

楽天そのものの起業のなりゆきや成長過程も多く示されているが、ビジネスマンとして成功するには何に気をつけて何を意識していくべきか、ということも多く示されている。どちらかというと、自分はそっちのほうが勉強になった。以下、その部分をポイントを絞って列挙。
  • 現状に満足せず、常に改善し続け、常に前進してきたことが楽天の成長の秘訣
  • 日々改善を続けていけば、どんな巨大な目標だっていつかは達成できる
  • 楽天市場というインターネット上の”銀座四丁目交差点”に誰でも店を出せるということは、競争相手が増えるということ
  • 仮想空間であろうが、商売の基本は同じ
  • 世界を相手にするということは、世界のどこかにいる天才を相手にすることでもある
  • 少しでも進んでいく、1段ずつでも上がっていくためには、いつも自己を否定する勇気を持たなければならない
  • 自分の全存在をかけて仕事に挑めるということは、自分の人生を目一杯楽しめるということ
  • ビジネスで成功するかどうかの鍵は、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうか
  • プロフェッショナルとは、1日24時間、1年365日、どこにいて何をしていても仕事のことを考えている人のこと
  • 困難な目標に立ち向かい、その目標を達成した喜びが、人を本当の意味でのプロフェッショナルにする
  • 面白い仕事があるわけではなく、仕事を面白くする人間がいるだけだ
  • What can I do for you(customer)? ビジネスのアイディアや方針に悩んだら、まず自分の心にそう問いかけてみる
  • 当事者意識を持って本気で仕事に取り組めば、人は誰でもプロフェッショナルになれる
このように、三木谷氏の仕事に対する考え方が多く示されている。特になるほどと思ったのは、仕事を面白くするという部分に関して。以下その部分を抜粋。
 何ヶ月か何年か分からないけれど、日々のルーティンに流されて生きるということは、何ヶ月も何年も自分の可能性を埋もれさせたまま生きるということなのだ。
 そのまま一生を過ごしたいと言うなら、それでもいい。とても冷たい言い方だけれど、そういう風に生きている人は決して少数派というわけではないだろう。
 けれど、もしそれが嫌なら、やり方はいくらでもある。
 だいたい世の中にある仕事で、初めから面白い仕事なんてそうあるものではない。ならば、なかなか巡り会えない面白い仕事を探すより、目の前の仕事を面白くする方がずっと効率がいいはずだ。
(pp.95)
これは、いろいろな仕事論の本でも示されていることだなと思った。成功できる人はこのように仕事を捉えているのだなと思った。

著者は、ハーバード大学でMBAを取得するようなエリートなので、かなりスマートにビジネスを進めるイメージがあるが、実際にこの本を読んでみると、結構泥臭いことも多くやっているのだなということがわかった。例えば、楽天起業直後に、出店舗を募るために、実際に店に行く直前に腕立て伏せをしたりして汗をかいて一生懸命さを演出していたとか、最初のサーバーは秋葉原で自分で買ってきたとか、楽天市場のエンジンを3人目の社員と作ったとか。そういうことをしっかりやってきたから今の楽天があるのだなと思った。

表紙のデザインが、楽天のイメージカラーの赤で、かなり人目を引くと思う。シンプルでいいデザインだと思う。

結構読みやすい内容で、得るものが多かった。インターネットビジネスに関心がある人はぜひ読んだほうがいいと思う。

読むべき人:
  • ビジネスで成功したい人
  • インターネットビジネスに関心がある人
  • 三木谷氏がどういう人か知りたい人
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August 23, 2008

お金は、後からついてくる。


お金は、後からついてくる。―金運を味方にする52の具体例

キーワード:
 中谷彰宏、お金、金運、ダンドリ、大富豪
多数の著作のある、中谷氏の金運アップの方法が示されている本。目次はちょっと多すぎるので、今回は割愛。

相変わらずわかりやすい文章で、はっとさせられることが多く書いてある。特になるほどと思った部分を列挙。
  • 一番信じられるのは、「これは儲かりますけれども、一歩間違うと損をしますよ」と言ってくれる人
  • 冷静に考えると、安いなりのデメリットが必ずあるので、「安くておいしいもの」はありえない
  • 大金を使う瞬間より、小銭を使う瞬間のほうが、その人のお金に対するセンスが意外にあらわれる
  • お金を持っている人ほど、そこに見合ったマナーが身についていないと、みっともない
  • 物事の学び方で、「お金を下さい」的な発想をしている人は、いつまでたっても成功しない
  • 友達を億万長者にする
  • お金の先には必ず人間がいる
  • 人の心がわかる人は大富豪になる
  • 「稼ぐ・学ぶ・返す」というサイクルでお金を循環させる
  • 人を豊かにするためにお金を使えば、お金はいくらでも入ってくるということがわかる人が、無限に儲けられる
  • お金よりも大切なものを持っている人は、お金に対して余裕を持って愛情を注げる
  • 大富豪は消えてなくなるような体験にお金を使う
  • お金の稼ぎ方ではなくて、お金の使い方で、その人の生き方が決まる
  • すでに持っている「経験や友達という財産」に気づく
どれもなるほどなぁと思った。著者の本は、特に具体的な行動指針が示されているわけではないが、いつも考え方を変えてくれる。そういう発想があったのかといつも感心する。今回はお金に関することで、例えば、タクシーでのお金の払い方一つとっても、硬貨の枚数が少ないように気を遣うべきとか、目的地に着いてから小銭を探すのは運転手さんに迷惑がかかるので、着く前の段階で財布を用意しておくべきといったことが示されている。それらはほんの少しの気遣いだが、大きな差になると示されている。

特になるほどと思ったのは、友人などの周りの人に貢献し、お金を使っていくことで、最終的には自分もお金が入り込むという考え。これは、人脈を築くときにも言われることで、なるほどと思った。これを書評ブログの運営に当てはめると、いかに読者に有益な情報を提供し続けられるかということになると思った。そのときには、第一に読者のことを考え、自分のことは二の次にすべきかなと思った。

他にも大富豪の余裕は文化度から生まれるというのもなるほどなと思った。

以前は億万長者になりたいと思っていたけど、この本を読んでからは大富豪になりたいと思った。何が違うのかは明確に本書では示されていないけど、単にお金を持っているだけではなく、心に余裕があり、お金以外の大切なものがしっかり自分にあり、周りの人に貢献し、人の心がよくわかる人ということになる。

自分が文学作品などを読む理由も、人の心がわかる人になるという側面もあるのかなと思った。それはきっと大富豪への道のりに必要なことだと思うので、成功本、ビジネス書以外もしっかり読むべきだと思った。

お金に対する考え方は、普段の生活ではほとんど習うことないので、このような本はとても勉強になる。もっとこういうお金に関する本を読もうと思った。

お金に関する発想を変えたい人はぜひ読んだほうがよいと思う。

読むべき人:
  • お金の苦労から、逃れたい人。
  • お金持ちに、なりたい人。
  • 子供や家族に、お金のことを、学ばせたい人
(pp.2)
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August 21, 2008

金になる人脈


金になる人脈―その近づき方・つくり方・転がし方

キーワード:
 柴田英寿、人脈、ビジネス、副収入、技術論
金になる人脈の作り方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 金になる人脈の基本
  2. 第2章 人脈で稼ぐ人の組織学
  3. 第3章 他人との距離を知る人脈の理論
  4. 第4章 金をつくる人脈ツール
(目次から抜粋)
この本での人脈とは、『情報に対してある見方を提供してくれる人』とあり、情報に対して別の見方を与えてくれるのが「金になる」人脈とある。さらに、その人脈は、『確認を取れるまでもなく秘密を守る間柄』という特別の人間関係で構成されているようだ。その人脈を築くにあたって、「こんなことをしていては人脈は広がらない」という点が多く示されている。

以下参考になった部分を列挙。
  • つき合う人の範囲を広げることは、自分の能力を高めるうえで欠かせないこと
  • 人づき合いに「効率」は関係なく、一つひとつのつながりをできる限り大切にするしかない
  • 長くつき合っていくことになる人は、初対面から特別な印象を受ける
  • つき合うきっかけは名刺の上の空疎な文字にあるのではなく、本人が発している本物の信号のほう
  • 人脈を広げたいなら、まずは人脈を絞り込んでみること
  • 人脈がない人は、多くの場合、仕事の量と質が低い人
  • 読書も仮想的な人脈の一つだと考えてもいい
  • 本を読む人の思慮深さもこの人とつき合いたいと思う魅力の一つになる
  • 「あの人をどう思うか?」などとは聞くべきではないし、答えるべきではない
  • 職場のなかでもっとも強力な人脈となるのは同期人脈
  • 一度約束を破ってしまうと、そこで失われた信用をとり返すことは相当大変
  • 服装、身だしなみは最強の人脈のツール
  • 自分のブログなどのアクセス数は冷徹に世間(インターネット)が自分をどう見ているかを示してくれる
他の人脈本と少し毛色が違うような気がした。他の人脈本には、コントリビューションや貢献、見返りを期待しないということが前面に押し出されていたが、これはそういう部分があまりなかった。どちらかというと、システムチックで理屈っぽい人脈論だなと思った。もちろん、それが悪いというわけでもなく、勉強になる部分も多くあった。

特に人脈を築く上でこうしたほうがよい、ということよりも人脈を築くに値しないダメな人の例が多く示されているので、反面教師的になるほどなと思うことが多かった。それだけ著者の実体験が多く示されている本だと思った。

この本を読んで、人脈本に書いてあることをそのまま鵜呑みにするのではなく、実際にやってみて自分に合わないものはやらなくてもいいんだということが分かった。

自分の本業のほかに投資や出版、講演、セミナーなどで副収入を得たい人は読んだほうがいいと思う。

他にも人脈本といったら以下がお薦め。読むべき人:
  • 金になる人脈を築きたい人
  • 人脈作りに失敗ばかりしている人
  • 人脈論が好きな人
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August 20, 2008

御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術


御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術

キーワード:
 露木幸彦、クロスメディア、戦略、出版、具体例
クロスメディア戦略について詳細に書かれている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 クロスメディア戦略とは?
  2. 第2章 ギャラをもらいながら商品を紹介してもらう方法―プレスリリース
  3. 第3章 印税をもらいながら商品を紹介してもらう方法―出版
  4. 第4章 講演料をもらい商品を紹介する方法―セミナー
  5. 第5章 ただで自社サイトに来てもらう方法―ホームページ
  6. 第6章 自分ひとりでデキル!クロスメディア戦略
  7. 第7章 クロスメディア戦略の将来
(目次から抜粋)
この本は、以前自分が参加したセミナー(【セミナーレポート】『聞くが価値』vol.02 with 坂田篤史・千葉智之・平野敦士カール)で、参加者としていらっしゃたこの本の著者である露木さんにお会いした縁で読んだ。読むのにずいぶんと長い時間がかかった・・・。単純に内容が濃く、分量もそれなりにあったので。

この本の内容を第1章から一部抜粋。
 本書は、中小企業の経営者または広報担当者にクロスメディア(複数のメディア媒体に同時に取り上げてもらうことで相乗効果を発揮する広報戦略)の仕掛け方、方法論を伝授するもの
(pp.16)
複数のメディアとして、プレスリリース、出版、セミナー、ホームページの4つが主軸として挙げられている。ポイントは、そんなにお金をかけずに成果を出すということのようだ。以下、特に自分が勉強になった部分を列挙。
  • 長いものから脱却することが、本書で一貫している原理原則
  • クロスメディア戦略に取り組むための資格は、毎日仕事に研鑽し、知識や技量の向上に努めている人間であること
  • お客様が満足するのは、実際に受けたサービスが事前に抱いていた期待を上回った時
  • 本の原稿を書くときは、読者目線で失敗談も含めて、「何のために書くのか」を思い出しながら書く
  • 専門家の「実体験に基いた話」は、非常に重みがある
  • 全く同じ才能・能力・キャリアを持った人間は2人と存在しないので、自分が自信を持って提供できる内容を、セミナーの題材にする
  • ホームページでは、こちらのサービスが訪問者の想像を超えることで、訪問者は満足して見込み客になる
  • コンテンツが貧弱だったり中途半端で満足度が向上しないホームページでは、見込み客が増えることはない
  • 今後、ビジネスパーソンに必須のスキルは、媒体や情報をクロスさせ、新しい価値を作り出すことで、さらに知識の蓄積と発想の転換が必要になる
各媒体の詳細な部分でもかなりなるほどと思うことが多かったが、あえてクロスメディア戦略の思想的な部分を取り上げた。

より詳細なレベルでは、出版を実現するための2つの着眼点が勉強になった。それは以下の2つである。
  1. この本を求めている人が、財布から1500円出して買ってくれるだろうか?
  2. この本を求めている人が、3500人いるだろうか?
    (pp.89)
自分の本を書いて出版したいと思ったとき、ついついこの視点を忘れがちになる。ただ文章を書くだけならブログでアップして、タダで提供することができる時代に、本という形の商品を提供し、それを売るということはどういうことか?といったことを考えることを後回しになってしまう。これは出版だけではなく、お客さんが払ってくれる自分の仕事に対する単価にも共通することで、今後も常に意識しておかなければならないと思った。

また、出版の前に以下のような自己分析が重要になるようだ。
  • 赤の他人が、お金を出しても欲しい情報や知識を持っているのか?
  • 今まで、それだけの経験やキャリアを、積んできているのか?
(pp.90)
自分の野望も出版することなので、これはとても勉強になった。今の自分自身はまだ出版できるようなネタや経験、キャリアがまったくない。なので、これを意識して日々の仕事にしっかり取り組むことが出版への近道なのかなと思った。

最後のほうにクロスメディア戦略を取り込むための大事な思考として以下の2つが示されていた。
  1. 媒体や情報を掛け合わせることで、新しい価値を作り出し、提供すること
  2. 雑多な情報の中から、正しい情報を届けることが相手に付加価値になる
(pp.320)
なるほどと思った。

この本はプレスリリースや出版、セミナー、ホームページの集客についてなど、著者の試行錯誤の集大成が詰まっている濃い本だと思う。特にプレスリリースに関しては自分がまったく知らないことが多く示されており、へーと思うことが多かった。また、成功談だけでなく失敗談もしっかり示されているので、そういうところが勉強になったし、著者がどういう人かもよく分かってよかった。

自分自身は、会社を経営しているわけではないが、書評ブログを運営しているという視点から見ると、いろいろと使える内容が多く示されていると思った。書評ブログの売上を上げるには、まずはアクセス数を増加させることかなと思った。そのためには、多数の人が継続的に訪問してくれるだけの価値を提供しているか?を常に意識しておかなければならないと思った。また、自分が本を出版するときには、この書評ブログの定期訪問者が潜在読者数になりえるので、頑張ろうと思った。

中小企業の経営者だけでなく、書評ブログを運営していたり、パーソナルブランディングを築き上げようと思っている人は必読だと思う。

読むべき人:
  • 中小企業の経営者の人
  • 書評ブログなどを運営している人
  • 商業出版を目標としている人
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August 12, 2008

今、頑張れないヤツは一生頑張れない。


今、頑張れないヤツは一生頑張れない。 ―カリスマ講師・吉野敬介の成功に導く100の言葉

キーワード:
 吉野敬介、成功論、メッセージ、努力、特攻隊長
成功のための熱いメッセージが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 やる気になる
  2. 第2章 伸びる勉強法
  3. 第3章 不安に勝つ
  4. 第4章 モチベーションを高める
  5. 第5章 道は開ける
  6. 第6章 飛躍する
  7. 第7章 成功の秘訣
(目次から抜粋)
元暴走族の特攻隊長で、現在は大手予備校で古文講師をしている著者による熱いメッセージが100個示されている。この本は、書店で見かけて買った。装丁やタイトルからなんだか怪しさ満載だったが、そういう怪しい本にこそ何かあるなと思って買って読んでみたら、当たりだった。

この本の特徴的な部分は、示されている100のメッセージは、この本を出版するために書かれたものではなく、日ごろ予備校などで教壇に立っている間に予備校生などに語った名言を、この本の出版時にアンケートを取って選び抜いたものらしい。そのため、これらの言葉はなんだかとても説得力があるような気がする。ということで、自分がなるほどと思った熱いメッセージの一部を列挙。
  • 1 根拠なき自信家でいい。
  • 3 今頑張れないヤツは一生頑張れない。
  • 10 努力と時間はおまえを裏切らない。
  • 16 いつまでにやるか、自分で決めろ。
  • 24 『徒然草』の教訓。知ったかぶりをするな。
  • 27 源氏の昔も今も、モノをいうのは学識だ。
  • 29 将来好きに生きるために、好きに生きられないときがある。
  • 36 失恋は強力なバネになる。
  • 39 例外を作るな。当たり前のことを続けろ。
  • 44 収入や地位はあとからついてくる。
  • 45 高いテンションを維持できるのが、仕事のプロだ。
  • 50 自分を仕事に合わせるんだ。
  • 56 待つな。積極的に動け。
  • 60 出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打てない。
  • 65 いくら自分に投資しても、しすぎることはない。
  • 72 挫折と失敗の先に、成功がある。
  • 73 自分を嫌いなおまえ、おまえには可能性がある。
  • 77 アメリカはおまえなんか待っていない。
  • 84 ぬるま湯の人間関係につかるな。
  • 85 俺の人生の責任は、すべて俺にある。
  • 95 機敏さ、行動力、社交性は成功への三原則。
  • 96 人生は誰と知り合ったかで決まる。
  • 100 大丈夫。おまえは絶対、成功する。
さすがに多すぎたか・・・。それだけ熱いメッセージが多い。多く示しておくことで、あとで見返すことができるので。

著者の生き方や考え方のエピソードなども面白いと思った。著者が大学受験を目指したのは、20歳のときに、付き合っていた彼女に「大学くらいいってくれないと・・・」と言われてふられ、彼女を見返すためらしい。そして、一念発起し、1日20時間も勉強し、国語の偏差値を25から86に上げて大学に合格したらしい。しかも最後の入試直後は、過労で倒れて救急車で運ばれたらしい。

他にも、著者は予備校の講義をするときは、予習の段階で講義展開をテープに録音して話し方はどうか、わかりやすいかどうかということをチェックするなど常に完璧を目指していたらしい。そういうところはとてもプロフェッショナルな意識が高いなと思った。

著者は確実に確固たるパーソナルブランドを確立している人だと思った。その証拠に、予備校時代の古文の授業の代名詞が著者の名前である『吉野』で通用するほどだったらしい。また、経歴や予備校での生徒からの圧倒的人気もその要因の一つだと思う。さらに、面白いのは、講師はエンターティナーだから、”予備校講師・吉野敬介”という”ブランド”を徹底的に自己演出するために、エルメス、ベルサーチ、D&G、ルイ・ヴィトン、ロレックスなどを着飾り、身につけた服はリストにして、同じクラスで同じ服を着ないような徹底ぶり。このように確実に自分自身をブランド化しているロールモデルの1人だと思う。

100の言葉はとても熱くて、必ずどれか一つは自分にこれは!!と思うものがあると思う。自分はこの本を読んだ後は、なんだかとてもやる気に満ち溢れてきて、テンションが高くなった。これはもう殿堂入り。モチベーションが下がってきたときなどは、この本を何度も読めばいいと思う。

読むべき人:
  • やる気が起きず、道に迷っているヤツ
  • 自分に自身が持てないヤツ
  • 行き詰って、あきらめそうになっているヤツ
(pp.5)
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August 11, 2008

売上1億円を引き寄せる感謝の法則


売上1億円を引き寄せる感謝の法則

キーワード:
 成田直人、接客、販売、感謝、教科書
接客販売の仕事の教科書のような本。以下のような目次となっている。
  1. はじめに
  2. 第1章 売上1億円はだれでも必ず達成できる!
  3. 第2章 本当に売ると決める!
  4. 第3章 売れない自分を受け入れる
  5. 第4章 商品を売ろうとしてはいけない
  6. 第5章 感謝の連鎖が売上を爆発させる
  7. おわりに
(目次から抜粋)
この本は、著者が大学卒業直後のアルバイトで、あまり詳しくないパソコンなどの販売で1年以内に1億円売り上げたノウハウが満載な内容となっている。何よりもすごいのは、著者は自分と同世代の24歳でこのようなビジネス書を出版し、さらに販売コンサルティング会社を起業して社長になっている点。これは同世代としてとても触発される。もちろん、この本の内容もかなり勉強になる。

この本は、ポイントを絞って列挙するよりも、内容を一部絞って詳しく説明しておいたほうが良いので、気になったところを恣意的に紹介しておく。

まず、著者が販売で1億円売り上げられた理由は、どうすれば売れるのかの仮説を立て、具体的な数値目標を設定し、それを実際に検証し、また販売売上はどのようになっているかを分析し、さらに改善するというPDCAサイクル(PDCAサイクル - Wikipedia)に沿っていたからだと思う。それは感覚的なものではなく、かなり論理的だなと思った。そして、目標を設定し、その目標を達成する前の細かい通過点を設定し、モチベーション維持をしっかり行っていたからこのようなことができたのだと思う。この本は、接客販売のノウハウが示されているが、このような目標を達成するためにはどうすればよいか?ということも学べる。

では、具体的に1億円売り上げるために、著者はどう考えたかと、大学時代の靴店でのアルバイトで、『地元横浜のショップで、全国のアルバイトの中で、売上1位を取る』という目標を設定し、以下の4点を実践したようだ。
  1. 1日の売上のピーク時間を予測する
  2. 売上目標の数字を具体化する
  3. 1日の成果を30分ごとにはかる
  4. 売上ピーク(土日)の夜に自己会議を行う
このように、ほぼPDCAサイクルに沿っている。何よりも特筆すべきは、毎日の売上をしっかりExecelで管理している点。数値化することで達成度が分かり、またゲーム感覚で実績が分かって楽しめるとあって、なるほどなぁと思った。ここまでやるから、目標を達成できるだなぁと単純に感心した。これは、書評ブログでアフィリエイト収益の売上を増やそうとするときにもとても参考になる事例だと思う。

目標達成プロセスも勉強なるが、何よりも接客で何が重要で、どういうところに気をつければ客が商品を買ってくれるのかということが分かりやすく示されているのも勉強になる。接客販売で意識しておかなければならないことが多く示されているので、特になるほどと思ったものを列挙しておく。
  • 目標達成のイメージを明確にし、自分のモチベーションを保つこと
  • お客様へのご質問にひとつひとつ答えられるように、知識を蓄積していくこと
  • 基本は「お客様は知識がない」という認識が大切なので、「使用しているイメージ」をお客様に持っていただくこと
  • お客様の不安に共感してあげるアプローチがとても大切
  • お客様と同じ目線に立った接客をすること
  • 「買ってくださいと」すぐに成果を求めずにお客様のために尽くし与えることが大切
  • 「お客様に満足のいく最高の買い物をしてもらいたい!」という視点が大切
  • プロ意識を保つには「私にとっては数多くいるお客様の1人かもしれない、でも、お客様にとっては、たった1人の販売員」という言葉を大切にする
  • 「認めて、褒めて、誉めて、ありがとう」で感謝の連鎖をつくる
本当はもっと紹介したいがこの辺で。自分はプログラマなので、1日中PCとにらめっこの仕事で接客はないが、たまに客先でシステム説明とかしたりする。そういうときにこのような意識がとても勉強になると思った。

成田流接客完全マニュアル、パソコン編というものがあり、これは客に「共感」するということが大事だと示されている。これがロールプレイ的に示されており、とても勉強になる。何よりも自分的にツボだったのは、パソコン知識がない客にメモリの説明をするときは、メモリは引越し屋で、メモリの容量は従業員数として例えて分かりやすく説明している点。256MBは従業員数が4人で、OSの処理に3人取られているので、残り1人で他のアプリケーションに対応しなければならないとか。この発想はなかったなぁと思う。これは今後使わせてもらおう。

特に触発されたのは、著者が自分と同世代の24歳という若さで既に出版している点。これは先日出版セミナーに出席したからなおさらだなと思った。そしてなぜこのような出版ができたかというと、たぶん以下の要素があるのだと思う。
  • 1億円売上達成という著者が語るべき根拠があったこと
  • 絶対に本を出版するという本気度があったこと
  • 成功するまであきらめなかったこと
これは、先日セミナーの講師をされていた坂田氏のブログの記事、『夢を実現できる人と夢で終わらせる人の違い|『華麗なる経営コンサルへの道』』で示されていることに通じると思う。そして著者は20代で出版できたという、ロールモデルの1人となりえる。

全編を通して著者の熱い想いとか考え方、人柄がよくわかるような内容だなと思った。そういう部分もとても触発されると思った。

この本はいろいろと勉強になること満載で、接客販売の教科書みたいな内容なので、接客販売をする人は必読だと思う。また、接客販売の仕事ではない人も勉強になる部分が多く示されているお薦め本だと思う。

自分と同じ年齢で、すごい人が世の中にいるのだなぁと単純に感心した。それと同時に、自分も頑張りたいと思った。

著者のブログ『成田直人ブログ:みらクリッ!

読むべき人:
  • 接客販売の仕事をしている人
  • 目標達成のプロセスを学びたい人
  • 20代で出版を目指している人
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August 09, 2008

人間関係が10倍よくなる「聞く技術」


人間関係が10倍よくなる「聞く技術」

キーワード:
 福田健、聞く技術、コミュニケーション、聞き上手、会話
コミュニケーションの本質は聞くことにあるということが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 聞くことからコミュニケーションは始まる
  2. 第2章 伸びる新入社員は聞き上手
  3. 第3章 できる営業担当の秘密
  4. 第4章 有能な上司ほど、聞き方がうまい
  5. 第5章 聞き方ひとつで男女の関係は変わる
  6. 第6章 家族との会話を弾ませるには
  7. 第7章 ご近所とのコミュニケーション
(目次から抜粋)
この本では、以下の事柄について指摘を試みて、聞くことの認識を深めることにページをさいている。
  • 世の中では、話べたよりも、聞きべたの人のほうが多い
  • 聞き上手になると、自分も、さらに相手も話し上手になれる
  • 聞くことは、表現であり、受信であると同時に、発信である
  • 聞きっぱなしにせず、聞いてどう返していくかが、聞き手の重要な役割である
  • 発信の気配を察知し、発言を促していけるかどうかに、聞き手の実力が問われる
    (pp.4)
目次の通り、どちらかというとビジネスシーンで役立つことが多く示されている。営業で自分のことを話しすぎてお客さんに疎まれてしまったという失敗談や、接客では、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の反応を伺いつつ、さりげなくお薦めを語ると良いとか勉強になることが多い。

1章から4章は、結構なるほどなと思うことが多かった。自分のビジネスシーンと対応させながら読んだ。ビジネスシーンでは聞くということがそれなりにできているほうかなと思った。

しかし、5章を読むと、まだダメだなと思った。『黙って聞く一方は、聞く内に入らない』という節が特に印象に残った。
 聞く一方の典型は、自分は何も喋らず、相手の話を聞くのみ、というケースだ。自分からは何の話題も持ち出さないで、ただ話を聞いているだけ。相手に意見を求められても、
「さあ、そう言われても」
 なにもなし、聞く一方ではフェアではないことに気付くべきである。もらうばかりで、こちらから何の情報も提供しないのは、どう考えても不公平だ。意見はなくても、感じたことはある筈だ。それを言わないのは、隠しているとしか思われない。
 自分について語らず、「あなたのことを教えてほしい」では虫がよすぎる。自分を正直に見せてこそ、相手の話も、正直なところが聞けるのである。
(pp.114)
この通り、自分は聞く一方の典型だなと気付かされた。何と言うか、自分の特性を言い訳にするわけではないが、タイプ5みたいな秘密主義者は、どうしても自分語りが苦手でしょうがない。だから、普通に会話するときは相手の話を聞くことばかりに専念して、どうしても自分のほんの些細なこともあまり語りたくないと思ってしまう。詮索されるのが極端に嫌なんだろうな。でも、それでは最近ダメなんだろうなと思うので、このような本を読んで自分を改善している状況。自分自身をPrivate ClassではなくPublic Classにして誰からでもアクセス可能にするべきなんだろうなと思う。これは最近の課題のひとつだ。

また、話を返すときの2つのポイントは、以下になる。
  1. 相手の話を良く聞き、相槌を先走らないこと
  2. 相手の話から、オウム返しではなくちょっと角度を変えて返すこと
そうすれば、些細なことでケンカにもならなかったり、会話が盛り上がったりするようだ。

相手の発する言葉には、辞書的な文字通りの意味と、その都度話し手が付与する言外の意味があるようだ。なので、女性から「嫌いよ。あなたなんか」といわれたら、文字通りにそれ受け止めるのではなく、「本当は好きなのに」の言外の意味が含まれつつ、相手の行動や態度の一部が気に入らないから言っていることを理解すると良いようだ。なるほどと思った。もちろん、言外の意味は、言葉の表面の奥に隠れているので、聞き取るのは簡単ではないので、以下のことに注意すると良いようだ。
  • まず、言葉の表面に反応しない
  • 表情・目線・素振りなどが、言葉と一致しているか、ズレがないか、観察する
  • 「嫌い」「だめ」「NO」などの断定的表現は、その理由を問いかけてみる
(pp.128)
常に相手を観察することが重要なようだ。

自分は会話そのものがあまりうまいほうではない。なので、この本はとても役に立ったと思う。また、自分はそれなりに聞き上手なほうだと思っていたが、実際はそうでもないことに気付かされた。聞き上手、会話上手になるにはまだまだ修行が足りないようだ。

コミュニケーション能力を磨いて能力アップをしたい人、良好な人間関係を築きたい人はぜひ読んだほうがよいと思う。

読むべき人:
  • コミュニケーション能力を磨きたい人
  • 聞き上手になりたい人
  • 人との会話でいまいち盛り上がれない人
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August 07, 2008

脳が教える! 1つの習慣


脳が教える! 1つの習慣

キーワード:
 ロバート・マウラー、脳科学、習慣、変革、小さな一歩
心理学者によって、脳の仕組みを知ったうえで新しいことを始め、人生を変えるための「ロジカルな原理原則」が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. プロローグ 始まりはすべて「小さな一歩」
  2. 第1章 「一つの習慣」だけでうまくいく理由
  3. 第2章 小さな質問をする
  4. 第3章 小さな思考を活用する
  5. 第4章 小さな行動を起こす
  6. 第5章 小さな問題を解決する
  7. 第6章 小さなごほうびを与える
  8. 第7章 小さな瞬間を察知する
  9. エピローグ 脳が教える!一つの習慣
(目次から抜粋)
この本の原題は『One Small Step Can Change Your Life』となる。この本は、『人生を変えるには、まず、脳の仕組みを知らなければならない』ということが示されている。そして、人生を変えるには、大きな変革をいきなり起こそうとするのではなく、小さな一歩からはじめるべきだということが示されている。監訳者でレバレッジシリーズの多くの著書がある本田直之氏によれば、この本の原理原則を知っているかどうかで、大きな格差が生じてしまうほどの「危険な本」だとある。確かに、読んでみて、いつも間違った目標設定とか行動戦略を立てようとしていることに気づかされたような気がする。

小さな一歩を実践する習慣を個人に適用するための6つの戦略が以下のように示されている。
  1. 恐怖をとりはらい、創造力を刺激するための「小さな質問」
  2. 指一本動かさずに新しいスキルや習慣を身につける「小さな思考」
  3. かならずうまくいく「小さな行動」
  4. とんでもない危機に直面していてもできる、「小さな問題解決」
  5. 最高の結果を出すために、自分や相手に贈る「小さなごほうび」
  6. ほかの誰もが見落とした、「小さな決定的瞬間」を察知する方法
    (pp.41)
これらはどれも誰でも始められるような簡単なものとなっている。

ポイントを絞って小さな一歩から人生を変えるための方法、考え方を列挙。
  • 小さな改良をつづけ、それが「習慣」として身につけば、すべては変わる
  • 控えめな変化によって、人間の心は成功や創造性の妨げとなる「恐怖」を迂回しやすくなるということ
  • 一歩一歩は小さくても、確実に行動し、習慣にすれば、やがて大きな目標に到達することができるので、それを忘れない
  • 脳は、新たな挑戦、チャンス、欲望によって、ある程度の恐怖心が起こるようにできている
  • 何かに興味をもてばもつほど、夢を抱けば抱くほど、大きな恐怖がわき起こるので、恐怖をこんなふうに考えれば、動揺することなどない
  • 脳をプログラムするもっとも強力な手段の一つが「小さな質問をする」というテクニックだ
  • 小さな質問はどんな領域でも、創造力を押しつぶす恐怖を静めてくれる
  • 「小説や詩、絵、絵画など、私が世の中に出したいものはなんだろう?」といった同じ質問を数日間あるいは数週間繰り返すこと
  • 「目標を達成するために私にできる小さな一歩はなんだろう?」という質問を数日間か数週間繰り返し、頭にしみこませる
  • 恐怖を静め、「新たな習慣を確立している」と自覚しながら小さな一歩を実践するには信じる心と楽観的なものの見方が求められる
  • 健康増進のためには目標を低く設定するのがベスト。たった二、三の前向きな変化が、あなたの健康にびっくりするような影響をもたらすこともある
  • どうも気が進まないとか、やらない言い訳を探している自分に気がついたら、もっと小さな一歩にもどるべきだ
  • 小さなごほうびを組み込めば、より完璧な「小さな一歩を実践する習慣」が身につく
  • 人間関係に「小さな瞬間」テクニックを応用するもう一つの方法は、相手の生活の些細な事柄に興味を持つこと
  • 「小さな一歩」の美点でもあり、むずかしい点でもあるのは、「信じる心を必要とすること」だ
  • 本書のテクニックを使えば、心のこもった小さな行動や、思いやりと好奇心に満ちた小さな瞬間をとおして、自分自身を、人間社会を、変えることすらできる
結構具体的なことが多く示されていて、どれも自分にもすぐに始められそうなものばかりだった。どうしても何か野望を思い描いたときは、大きなことをいきなりしようとしがちで、実際に少しやってみるけど、三日坊主で続かないことが多い。しかし、それは脳の原理原則に反することであるから、脳が拒否反応を起こさないように小さなことから始めるべきだとあった。なので、自分も小さなことから始めることにしよう。まずは、「小さな質問」から始めることにする。

「小さな質問」はフォトリーディング時のアファメーションに似ているような気がする。「自分ができる小さなことは何か?」といったことを常に意識しよう。そのためには、この書評ブログのサイドバーに直近の自分の課題を解決するような「小さな質問」を載せておいて、いつも見ることができる状態にしておいて、脳にプログラムしておこう。

脳科学の話もそれなりに出てくるが、そんなに難しいことが示されているわけではない。割とわかりやすい内容で、著者のクライアントがどのように変化していったかといったエピソードが多く示されている。

「小さな一歩」を実現するためには、この本を定期的に見直して、自分の行動をメンテナンスする必要があると思った。それだけ、何度も読む価値がある本だなと思った。

読むべき人:
  • 自分の人生を変えたい人
  • いつも三日坊主に終わってしまう人
  • 脳科学に関心がある人
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August 05, 2008

「仕事力」のある人、ない人


「仕事力」のある人、ない人

キーワード:
 柴田励司、仕事力、リーダー、コンサルタント、ヒント
人事系コンサルティング会社の元社長によって仕事力を高めるヒントが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. はじめに 「仕事力」のあるリーダーになる
  2. 第1章 自分の「仕事力」のドダイを創る
  3. 第2章 自分の「仕事力」のカラを破る
  4. 第3章 周りの「仕事力」のグレードを上げる
  5. おわりに 「いまを生きる」人になる
(目次から抜粋)
京王プラザホテル、人事系コンサルティング会社社長、カルチュアル・コンビニエンス・クラブCOOというキャリアを築いてきた著者によって、リーダーとしての「仕事力」のヒントが50個示されている。内容については、「はじめに」にまとまった部分が示されているので、その部分を抜粋。
 本書は、この「仕事力」を発揮するためのヒントを、「守・破・離」を意識しながら、計五〇項目並べてみました。
 まずは「自分の『仕事力』のドダイを創る」ための一七のヒントを。次に「自分の『仕事力』のカラを破る」ための一七のヒントを。そして、リーダーとしての最終目的は自分の「仕事力」を高める以上に、周囲の人間の「仕事力」を高めることにあるのですから、最後に「周りの『仕事力』のグレードを上げる」ヒントとして一六項目を用意してみました。みなさんが、現在お勤めの会社でも、転職した新しい会社でも、どこの会社でも通用するヒントだと自負しています。
(pp.5)
ということで、自分が気になったヒントのタイトルを列挙。
  • ヒント2 細切れの「時間」をうまく使う
  • ヒント3 Eメールは「24時間以内に返信」する
  • ヒント4 「聞く」力と「伝える」力を鍛える
  • ヒント10 「迷い」を断つことができますか?
  • ヒント13 「疑似体験力」を身につける
  • ヒント16 いつも「笑顔」でいる秘訣
  • ヒント17 「どM」でいいじゃない!
  • ヒント19 「一対一の時間」を持つ
  • ヒント24 「時間」をリッチに使いこなす法
  • ヒント27 自ら「待ったなし!」をかける人になる
  • ヒント29 「インテグリティ」を大事にする人
  • ヒント33 「修羅場フェチ」でいいじゃない
  • ヒント36 人と人を「情報」でつなぐ
  • ヒント42 あなたの組織は「集団演技」をしていますか
それぞれのヒントが、著者のホテルマン時代、コンサルティン会社でのコンサルタント時代の経験のエピソードを通して示されている。そのため、エピソードの種類が結構豊富で面白いなと思った。

例えばヒント16の『いつも「笑顔」でいる秘訣』では、ホテルマン時代にお客様のクレーム処理時に、自分の表情はお客様の表情から知ることができるとある。表情はミラーになり、自分が明るい顔をしていれば、相手も明るい表情になり、暗い顔だと相手も暗い顔になるとある。そのため、クレーム処理時には、ニッコリ、穏やかな表情で聞くことを心がけたほうがいいと示されていて、なるほどと思った。これはぜひ意識しておこう。

他にもヒント13の『「疑似体験力」を身につける』では、ホテルマン時代の経験とコンサルタントという職歴を通して、コンサルタントは、経験したことがないものを理解し、サービスまたは解決方法を提供しなければならない場面が多々あるので、「疑似体験力」が必要だとある。コンサルタントは、これができないと、業界コンサルタントの壁を越えることはできないとあった。なるほどと思った。

また、特に自分がなるほどと思った部分を抜粋。ヒント33 『「修羅場フェチ」でいいじゃない』から。
 こうした学生時代にはないパラダイムに慣れてきた頃、早い人で二五歳くらい、この頃には社会人としての立ち振る舞いができるようになっているはずです。
 そうなったら、年齢に関係なく、重い「場」に自ら立っていくこと。それが自分を伸ばすための、最も効果的かつ効率的な方策だと思います。この積み重ねがキャパシティを広げていきます。
 何度も言っていますが、二五歳からの一〇年間は金を出しても修羅場の経験を積むべきなのです。金を出しても、というのは言い方を変えると「安い給料でいい(市場価値よりも低い報酬)」ということです。
(pp.146)
目先の報酬にとらわれずに、自分を成長させてくれる場に身を投じるべきだということだろう。自分は今24歳なので、これからの10年間が特に大事なようだ。修羅場の経験を積むべきだというのは納得だが、心身を壊さない程度に頑張ろうと思った。

昨今の自己啓発書で主流の太字で文字が強調されているわけではないので、重要なところは自分で探り当てなければならない。全体的に著者の実体験が多く示されており、エッセイ的な仕事論となっている。

すべて納得して読めるわけではないが、必ず50のヒントから得られるものがあると思う。

読むべき人:
  • リーダーの立場にある人
  • ホテルマンやコンサルタントの人
  • 仕事力を高めたいと人
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August 04, 2008

「残業ゼロ」の人生力


「残業ゼロ」の人生力

キーワード:
 吉越浩一郎、人生論、残業ゼロ、本生、バランス
元トリンプ・インターナショナル社長による、バランスの取れた人生のすすめが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 なぜ「残業ゼロ」で人生力が上がるのか
  2. 第2章 「仕事力」あっての「人生力」
  3. 第3章 「残業ゼロ」の次は「バカンス」を実現せよ
  4. 第4章 「残業ゼロ」なら子育ても楽しい
  5. 第5章 人生を豊かにする人脈術・交渉術
  6. 第6章 吉越流「本生」の愉しみ方
(目次から抜粋)
デッドライン仕事術』、『「残業ゼロ」の仕事力 』に続いて、今度はバランスの取れた人生を過ごし、仕事を引退した後の人生を、「本当の人生、本番の人生、本来歩むべき人生」ととらえて、その本生を充実させて人生を愉しもうという内容となっている。

気になった部分を列挙。
  • 本生が充実していなければ、その人の人生の価値は確実に下がる
  • 残業をゼロにして、本生に投資するための三時間を確保することができれば、人生の充実度―人生力は必ず高まる
  • 一日の三分の一は睡眠のためにあり、残業で睡眠不足になると体力が戻らない
  • ワーカーホリックにならないためにも、人生全体を俯瞰し、仕事を人生の一部と捉えて、戦略的に働いていくことを心がける
  • 残業が社員の「仕事を能率的にやる能力」をスポイルしている
  • ワークができてはじめて、ライフの話に移れるのであり、ワークが充実するからライフも充実する
  • 仕事力 = 「能力」 × 「時間」 × 「効率」
  • 残業しないで仕事以外の人生をもっておくと定年後の生活はその延長となり、「本当の人生=本生」として楽しむことができる!
  • 「life for work(働くために生きる)」のではなく「work for life(生きるために働く)」
  • 本生という人生を愉しむにも、仕事というゲームを楽しむにも、ベースとなるのは体力であり健康
  • 最低でも一年に一度、二週間かけて休むことが、健康な毎日を送るために必要
  • 有給休暇を使わないことは、国にとっても、近い将来には会社にとっても、もちろん自分自身によっても悪
  • パソコンのメンテナンスにあたるのが、長期休暇
  • 人生の成功率を高めるには、気づきの力、努力を積み上げる習慣を身につけることが重要です
  • プライベートの人脈を広げたいなら、まずは自立した人間となって、おとなの教養や話術を身につけること
  • 「Smell the rose!(バラの香りをかぐのさ)」
どれもなるほどと思う部分が多かった。特に自分は腎臓を病んでいて、健康体ではないので、医者から残業規制を指示されている。そのため、残業がいかに健康や人生に悪影響を与えるかというのが実感している。残業の多いIT業界に身を投じているので、残業に対する実感が強い。

残業していいことは何もないなぁと本当に思う。企業側や客にとっては残業代はコストになるし、残業しなければならないほど仕事が進んでいないということだから、プロジェクト自体も進捗がよろしくないということになる。また、プロジェクトベースの仕事では予期せぬ出来事が頻発するので、計画的に残業をせずに仕事をするのは難しいなと思う。しかし、そこで残業をゼロにできないと思考停止するのではなく、どうやって残業を減らせるか?を真剣に考えなければならないのかなと思った。まずは個人レベルでは、仕事のスピードを上げることだと思った。だから、仕事術などを多く読んでいる。

8月は一応夏休みがあるけど、有給を結構消化しているので、5日間しかとれない。上司も1ヶ月くらい休みたいといっていたが、この本の通り、自分も1ヶ月程度のバカンスを取りたいなと思った。真夏に働くのは絶対効率的ではない気がする。朝から蒸し暑い満員電車に乗るのとか、どれだけ体力を消耗しているかわからない。

この本はどちらかというと、エッセイ的な内容だなと思った。本生を楽しく過ごすには夫婦の中がよくなければならないとある。それを体現しているかのごとく、ページの合間に著者とフランス人の奥様の仲のよさそうな写真が載っている。あんまり他の本には見かけないなぁと思った。羨ましいとも思った。そんな人生を送れるのだろうか?とも思った。

これから人生をもっと戦略的に生きていく必要があるのかなと思った。自分自信は残業しすぎると確実に寿命が削られるので、残業はしたくない。この本は、そんな自分にとって考えさせられることがとても多かった。

ちなみに、この本は1人でボウリングしながら読んだ。1ゲーム終わるごとに1章を読むというボウリング読書法。ボウリングしながら本の内容を咀嚼し、さらに人生について考えられることができたので良かった。

人生を考えたい人にはとても良い本だなと思った。

読むべき人:
  • 残業したくない人
  • 人生を楽しみたい人
  • 中のいい夫婦という関係に憧れる人
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August 02, 2008

1の力を10倍にする アライアンス仕事術


1の力を10倍にする アライアンス仕事術

キーワード:
 平野敦士カール、アライアンス、仕事術、おサイフケータイ、人脈
おサイフケータイの発案者である著者による、他の人を巻き込んで大きな仕事をする仕事術が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 アライアンスで仕事も人生も劇的に変わる―そもそもアライアンスとは何なのか?
  2. 第2章 アライアンス・シンキング―「抜きん出る人」でなく「助けてもらえる人」になる
  3. 第3章 アライアンス情報整理術―「ひとりでに情報が集まる人に」自分を変える
  4. 第4章 アライアンス人脈術―「いつも助けてもらえる人間関係」を効果的につくる
  5. 第5章 アライアンス勉強術―楽しさと効果が10倍アップする学び方
  6. 第6章 アライアンス、キャリアアップ術―自分の想像を超えた“ワクワクするキャリア”を手に入れる
(目次から抜粋)
この本は著者がドコモに所属していたときに、おサイフケータイができるまでの軌跡とともに、一人でできないことでも周りの人の助けをもらったり協働することで、大きな仕事ができるようになるということが示されている。この本は、とてもわかりやすく勉強になる部分が多かった。線を引く部分が多かった。

まず、アライアンス仕事術の根本的な考え方は、以下のように示されている。
「自分にその知識がないのだったら、わかる人に助けてもらえる人間になる」
(pp.6)
なるどと、と思った。そして、アライアンスとはどういうことかということが、おわりに以下のように示されている。
  1. 自分自身を知ること
  2. 自分の想いを発信すること
  3. 相手を知ること
  4. 相手と想いを共有することにより「新たな自分をみつける」こと
なるほどと思った。では、具体的にどのようなことが示されているかと以下のようになる。恣意的に特に自分がなるほどと思った部分を列挙。
  • ドライだったり、親密だったりする人間関係を上手にコントロールし、それを自分自身の自己実現や成長をしていくために、相手にも自分を活用してもらうのが「アライアンス仕事術」
  • それぞれの”WIN-WINの関係”の発展を内在しながら、かかわるすべての人を成長させていくのが「アライアンス仕事術」
  • 自分の目的を提示し、同じ方向性を向いている人を、かかわり方はどうあれ、巻き込んでいく。そうして自然発生的に、「実現を助けてくれる人」を集めていくのが”アライアンス”という発想
  • まず自分が動き出し、「私はこれをしたいんだ」とか、「私にはこれができます」といことを、積極的にアピールしていくこと
  • アライアンス仕事術の最初のステップは、会社を超えた1つのビジネス単位である”自分の想い”を確立すること
  • すべての人がそのアイディアに対して、「みんなのアイディアを実現させよう」という「熱い想い」で結ばれていくことによって巨大なパワーを生み出す
  • 1人で一生懸命に考えているより、人を巻き込んでいってみんなで考えてもらったほうが実現の可能性は高くなる
  • 情報は自分で探さなくても自分が先に情報発信をすることよって、自動的にアライアンスした人たちがもってきてくれるようになる
  • ランチこそ、最強の情報収集術
  • あなたが必要とする情報をまわりの人からもらえるようになるには、必ず前提として、「私はこういう人間なのです。こういうことが私にはできます。そしてこういう情報が欲しいのです」という発信が必要になる。
  • 「デキる人」になるよりも、「スキのある人」、「切れる人」よりも「ちょっと抜けた人」。「格好いい人」よりも「愛嬌のある人」を目指すとよい
  • アライアンスによて人脈をつくる際にカギとなるのは、「謙虚さ」や「素直さ」、そして「相手に感謝する心」
  • 自分の価値を高める最大の近道は、絶対に誰にも負けない得意分野を1つだけでもいいのでつくること
  • ビジネス書などは、「それを読んだあと、自分なりにどう実践していくのか」が最も重要で、自分なりに消化して実践の場で生かすことができてはじめて身につく
  • 最も効果的に効率的に勉強ができるのは、人と出会うことであり、”実体験で学ぶ機会”を増やしていくこと
  • 大雪なのは、いま自分のなかでつくられている価値観は、本当に自分が望んでいることなのか、自分がいきたい方向はどこなのか、ということをきちんと振り返ってみること
ちょっと多すぎか・・・・。それだけこの本から得るものが多かったということだろう。

周りの人を巻き込んで、1人で考えこまない、というのは、よくプロジェクトで上司に言われることだなと思った。曰く、プログラミングなどで10分考えてわからない場合は、すぐに周りの人に聞くべきとか、バグが直せない場合は、周りの人にすぐに助けを求めるべきだと言われた。それと共通する部分が多いなと思った。プロジェクトベースの仕事では、チームで同じ方向性を目指して成果を上げるということが重要なので、この本に示されているアライアンス仕事術がそのまま活かせると思った。特に自分自身は、プロジェクト内でも1人で仕事をしがちなので、このような仕事術が全然できていないなと思った。逆に、もっと周りを巻き込んでいくことで、大きな成果を上げられるということがわかってよかった。

著者は、最初は銀行員だったことから、その後携帯電話に関心を持つことになり、ドコモに転職しておサイフケータイを発案するようになったようだ。その過程でどのようなことがあって、それにたいしてどのように行動されていたのか、ということも示されているので、とても勉強になった。

内容はとても読みやすいと思った。何よりも著者の実体験が多く示されており、人柄がよくわかるような内容だなと思った。

さて、この本を今日読んだのは、以下のセミナー参加のため。

「『聞くが価値』vol.02 with 坂田篤史・千葉智之・平野敦士カール」

このセミナーは、『【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】』の鹿田さんが主催されている。

他にもメイン講師は以下2人。今から楽しみ。何とか直前までに講師全員の本を予習できた。

読んで終わりにするではなく、実践あるのみ!!ということなので、行ってきます。人見知りしないようにしよう・・・。

読むべき人:
  • 大きな仕事をしたい人
  • 1人で仕事をしがちな人
  • 人脈を築きたい人
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July 30, 2008

なぜあなたの勉強は続かないのか?


なぜあなたの勉強は続かないのか?

キーワード:
 笹気健治、勉強、心理状態、フォトリーディング、目的
心理カウンセラーによって勉強を続けられる方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 勉強が続かないときの心理メカニズム―妨げになる不都合な思考パターンとは
  2. 第2章 「妨げ」の正体を探る―どうすれば行動できるようになれるか
  3. 第3章 絶対に挫折しない目標設定の仕方―なぜこれまでの勉強は続かなかったのか
  4. 第4章 「続く人」になるためのすごいテクニック―「フォトリーディング」を活用する
  5. 第5章 一生勉強し続けるための心理的アプローチ―“独りよがりの勉強”は役に立たない
(目次から抜粋)
この本では、他の勉強本には書かれていない、心理カウンセラーである著者だからこそ示せることがあるとある。そしてそのアプローチは、足りないものを補うのではなく、余計なもの、行動の「妨げになっているもの」を取り除こうという考え方のようだ。そして、余計なものを取り除いた後に、もう一度、原点に立ち返って勉強そのもののあり方や目標設定についても見直すところまで示されている。

以下、勉強になった部分を列挙。
  • 成果の定義に完璧さが加わると、余計なプレッシャーが顔を出し、勉強が続かない
  • 「めんどくさい」「気が乗らない」「やらなくてもなんとかなるかも」という言葉が出てくるようなら、その取り組みは本気ではない
  • 信条体系とは、その人が信じて守っている「必ず○○すべきだ」「○○しなければならない」といったこだわり、思い込みのこと
  • 不都合な信条体系こそ「妨げになるもの」の正体
  • 自問自答を繰り返すこと自体が、自分で自分をカウンセリングするような効果を持ち、不都合な信条体系にとらわれている自分を解放してくれる
  • 不都合な信条体系を見直すことは、こだわってきた信条体系を見直し、もう少し広い視野、違った視点で自分の考え方を捉えなおすことが目的
  • 過去を原因とする感情があると、現在の状況について前向きに考えられなくなり、行動へ悪影響を与えてしまう
  • 勉強を続けられている理想の状態を想像することで、それを実現するためには、いま自分は何をすべきなのかを考えやすくなる
  • 仕事に絡めた目標を決めるなら、今の業務に関連する知識を深めていくような、確実に効果の見える目標設定がおすすめ
  • フォトリーディングを勉強に応用するのをすすめる理由は、フォトリーディングは常に目的を意識して主体的であるから
  • フォトリーディングの中の「ミカン集中法」によって、勉強をするときの集中力を高められる
  • フォトリーディングのステップ1の「準備」をさまざまな勉強やセミナーに活かし、そこから何を得るのかといった目的意識を持つことで、いつも以上の価値を見出すことができる
  • 人生に思い通りにならないことはつきものであり、どのような結果も積極的に認めるという姿勢が大切
とくになぜ自分が勉強が続かないのかがよくわかった。自分の場合は、やはりと「〜しなければならない」といったことや完璧主義的な部分がネックになっていたようだ。その不都合な信条体系を見直すことからやる必要があると思った。

また、著者はフォトリーディングのインストラクターでもあるようだ。著者自身もフォトリーディングによって人生が変わるほど大きな成果が得られたとあった。フォトリーディングの基本ステップや、ミカン集中法のやり方が示されているが、自分はセミナー参加して認定証をもらっているので、単純に復習の部分になった。しかし、常に目的意識を持つというのは同感だと思った。これはアファメーションという方法でもあり、自分は本屋に行ったときによくやる。「自分が求めているものは何か?」「最近の生活の中で気になることは何か?」とか。そういう準備をして本屋を歩いていると、ぴんと引っかかる本が得られたりする。

特になるほどと思ったのは、「おわりに」の勉強をする理由について示されている部分。その部分を抜粋。
 自分の勉強法を見直すことは、自分の人生をも見直すということです。
 逆にいえば、勉強法で行き詰っているということは、自分の人生を見直すタイミングだというサインなのかもしれません。
 自分は何のために勉強するのか?
 それは「自分は何のために生きるのか?」という問題と密接に関係しているような気がします。
 もちろんその答えはそう簡単に出るものではないでしょう。もしかすると、一生かかって見つけていくのかもしれません。
 つまり、勉強も一生の取り組みということです。
 だからこそ、勉強はときにつらく、ときに楽しいものなのでしょう。
(pp.150-151)
幸い、自分はこの書評ブログで勉強を続ける仕組みを作り上げられたので、ある程度は成功したと思う。しかし、まだまだなので、もっとたくさん学びたいと思う。

ページの途中途中に書き込み用のページがあるので、それを書き込みながらこの本を読み進めるのが良いと思う。著者自身もフォトリーディングをすすめているが、これはどちらかというと、じっくり読んだほうが良いと思う。もちろんフォトリーディングで当たりをつけた後に、重要な部分だけゆっくり読むというのがいいと思う。自分で書き込みをするところもしっかりやったほうがより、この本の効果を得られると思う。なので、自分も後でしっかりやろう。

勉強が続かないなと思う人は必読。

今日は何とか起きることができたので、早朝読書ができた。これも完璧主義では続けられないので、できなかったとしても、まぁいいかと思うようにしている。

著者の本は他にも以下がある。これもお薦め。

読むべき人:
  • 勉強が三日坊主で終わってしまう人
  • 勉強本を読みすぎている人
  • 勉強する目的を持ちたい人
Amazon.co.jpで『笹気健治』の他の本を見る

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July 28, 2008

ショートカット仕事術


ショートカット仕事術―ムダをなくして「差」をつけろ!

キーワード:
 本郷陽二、ショートカット、仕事術、効率、方法論
仕事の効率を上げるための方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ムダとムリをショートカット
  2. 第2章 無用なデータをショートカット
  3. 第3章 ショートカットの時間術
  4. 第4章 コミュニケーションのショートカット
  5. 第5章 ショートカットのデジタル術
(目次から抜粋)
この本内容が示されている部分を「はじめに」のところから抜粋。
 たくさんの仕事をこなし、ムダな時間をカットするためには、上手に仕事をやりくりする、また、ひとつの仕事にやたらと時間をかけず、ある点までで上手に切り上げる、この二つのスキルが重要になるわけである。
 こうしたショートカットの方法さえ知っていれば、仕事時間を短くしたり、自分のペースで進められるようになるはずだ。
(pp.3)
このように効率的に仕事を進めるための具体的な方法が多く示されている。

線を引いた部分を列挙。
  • 普段からスピーディーに考える訓練をしておくと、自分の事が精力的で想像力豊かな人間に思えるようになり、さらに幸福感さえ感じるようになる
  • 締め切りがある仕事、特別な決まりのある仕事を「なんとしても一人でやる」というのはリスクが大きくなる
  • ビジネスが成功するかどうかのカギは「準備」にあるので、十分に準備すれば、成功率は80%を超えるはず
  • 「ホウレンソウ」はリスク回避にも大いに役立つので、やっておいて損はない
  • 100%完璧に仕上げるためには、80%のときの数倍の手間がかかる
  • 新聞だけではなく、雑誌や本も同じ週刊誌や同じジャンルの小説ばかり読んでいると、視野が狭くなってしまう
  • やる気アップのために、「やったことリスト」である「Did Doリスト」を作る
  • 自分の評価をあげるためのショートカットは、企画書や書類などを締め切りの3日前までに仕上げること
  • 右開きの新聞は、読者は左ページに意識を集中するので、新聞編集者たちは左ページに重要な記事を載せるようにしている
  • 書評を読んでその本を読んだ気になり、ショートカットで読書ができる
  • エキスが多い本は、重要なページにタイトル入りの付箋をつけておく
  • メモは小さめのものにしておくと、「あまり書き込めない」という弱点が情報の集約につながる
  • 必要な本が決まっていたり、手っとり早く情報収集をしたいというときには、絶対に行きつけの書店へ行ったほうがいい
  • 情報や知識をショートカットして収集するには、新しい考え方や、いままでと違ったものの見方をすることが大切
  • 本はキリのいいところで読み終えるのではなく、面白いところで読み終えるといい
大体こんなところだろう。特に書評を読んで、世の中の本で何がはやっているのかを把握するといったことや、書評されている本を読んだ気になっておくというのはなるほどと思った。自分もそれなりに他の書評ブログを参考にしているし。しかし、やはり本質的に自分のものにするには、飛ばし読みでもいいから自分で本を読んだほうがいいと思う。とはいえ、この書評ブログは、どちらかというと本の内容のポイントを絞って示すことで、読んだ気になれるということを目標としているという部分もある。なので、ぜひ参考にして欲しいとも思う。

また、気になる本は読む時間がなくてもとりあえず買っておいて積読しておくと良いとあった。そして、本をしっかり背表紙が見えるように配置しておき、ときどき本と本の関連を見出して並べ替えることで発想のトレーニングになるとあった。これはなるほどと思ったので、自分もやってみることにする。

やたらとショートカットという単語が出てくるが、どうもただのこじつけではないかと思えてしょうがないものもある。そこまでショートカットということにこだわらなくてもなぁと思うが。最後のほうにはメールソフトのショートカット例とか、コピー、ペースト、undoなどの基本的なショートカットが示されている。どうせショートカットということを前面に打ち出しているのだから、もっとマニアックなショートカットとか出しても良かったんじゃないかなと思う。Alt + R, Alt + F, Alt + D, Alt + F4とか。

特に真新しさがあったわけではなかった。しかし、仕事の効率化についての復習になったと思う。内容がある程度推測できるような本でも、定期的に読むことによって自分に刷り込むことができるのだと思う。

常に仕事の効率を考えている人や、ある程度自分なりに効率的なやり方を身につけている人には少し物足りないかもしれない。どちらかというと、入社3年目までの新人の人が読むべき内容かなと思った。

読むべき人:
  • 仕事を早くこなしたい人
  • ショートカットに関心がある人
  • 新入社員の人
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July 27, 2008

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド


勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド

キーワード:
 勝間和代、インディ、ウェンディ、自立、生き方
勝間和代氏の原点となる考え方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 インディになりませんか?
  2. 第2章 それでもウェンディのほうがいいですか?
  3. 第3章 じょうぶな心で土台を作ろう
  4. 第4章 学び続ける力でスキルを磨こう
  5. 第5章 いい男を見分けて選ぼう
  6. 第6章 明日から始める六つの約束
(目次から抜粋)
この本は20代から30代の女性に向けて、精神的にも経済的にも回りに依存しない自立した生き方が示されている。そして、インディペンデントな女性の生き方とは以下の3つの条件を満たすことらしい。
  1. 年収六百万円以上を稼げること
  2. 自慢できるパートナーがいること
  3. 年をとるほど、すてきになっていくこと
インディという生き方が端的に示されている部分があるので、その部分を抜粋。
いい感じに自分の生活と仕事のバランスをとりながら、しかもどこまでも自由に生きていけて、稼げる女、そんな女が「インディ」です。
(pp.21)
なるほどと思った。

以下自分がなるほどと思った部分を列挙。
  • いい男とつきあっていれば、自然と身なりにも健康にも気を遣うし、笑顔も生まれ、精神も安定し、ますます仕事がうまくいく
  • インディに導く2つの法則は、じょうぶな心と、学び続ける力
  • 男性と女性の大きな違いは、普通の男性は他社に依存した甘えは20代前半までしか許されないのに対し、女性は、下手をすると死ぬまで許されてしまうということ
  • 「この人を大事にしたいな」という直感を相手に持ってもらうには、やはり、容姿がある一定以上の水準であるというのは、とても得
  • スキルの選び方は、自分が好きで、他人よりも上手で、十分に収入が得られるもの
  • いかに仕事の場で自分のスキルを磨くか、ということが、大事な時間を有効に使い、効率よくスキルをつけるために第一歩になる
  • 同じくらいの力や経験を持っている仲間同士で協力し合いながら、一緒に知恵を共有していくのが、もっとも効果的な学習法
  • 英語ができると、年収が今の1.5倍くらいになる
  • 読書が大事なのは、今も昔も、知っている情報の質と量が、その人の仕事の幅を左右し、チャンスを決定するからであり、世の中に出回っている情報は、お金そのもの
  • 今の仕事を一生懸命やっていくことが転職につながるので、毎日の仕事を楽しんで、ベストな成果を上げていくとよい
  • 学習で大事なのは、学んだことを自分から発信することなので、ブログを利用してみる
  • インディとは、究極的には「いい男と恋をしながら自由に生きられる権利」のこと
なるほどと思った。勝間本はすでに何冊も読んでいるので、重複する部分もそれなりにあったが、それでも得るものが多かった気がする。

この本では、インディにとってのいい男の条件というものが示されている。以下の3つになるようだ。
  • 十分な年収(一千万円以上)があり、でも、今がいっぱいいっぱいの状態ではなく、今後も継続して年収が上げられる男
  • いい女(=インディ)の価値をわかっている男であり、女の夢やキャリアをじゃませずに、パートナーとして助けられる男
  • インディと一緒に、年齢とともに成長していく男
地味にハードルが高いような・・・。特に年収一千万円以上というのは・・・。また、最後の条件である「年齢とともに成長していく男」としてお勧めされているのは、二つらしい。
  • 挫折を味わって、それを乗り越えてきた人
  • 仕事以外に自分で大事に思える何かを持っている人
なるほどと思った。『インディにとってのいい男の条件=インディな女性に選ばれるための条件=男版インディの条件』ということになるので、自分もこれを満たせるように頑張ろうと思った。何となく自分に依存して生きる人よりも、インディな女性のほうが自分に合っているなという気もするので。そのためには、あと10年くらい修行が必要かなぁ・・・。

基本的に女性のために書かれているが、『女性』となっているところを『男性』に変えてみても違和感があまりない。だから男性は、女性になった気になって読むか、自分にも活かせる部分はないかという視点で読むと良いと思う。

また、この本は、マインドマップ的読書感想文のsmoothさんが携書化の発案をされたことによって再版されたようだ。(【新インディ】勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド

以下の書籍もお勧め。他にも新刊が出ているので、キャッチアップしないとな。

読むべき人:
  • 20代から30代の女性の人
  • 自立した生活を送りたい人
  • インディな女性に選ばれたい男性の人
Amazon.co.jpで『勝間和代』の他の作品を見る

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July 25, 2008

贅沢のすすめ


贅沢のすすめ―今すぐ豊かになれる一流の生き方

キーワード:
 山崎武也、贅沢、人生論、豊かさ、心
ビジネスコンサルタントによって、贅沢な生き方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 贅沢とは何か
  2. 第2章 思い切ったところに金を使う贅沢
  3. 第3章 金をかけない贅沢
  4. 第4章 時間をたっぷりと使う贅沢
  5. 第5章 日常から離れる贅沢
  6. 第6章 日常に発見する贅沢
  7. 第7章 仕事で味わう贅沢
(目次から抜粋)
著者によれば、贅沢をするということは、必ずしも高級品を買ったりするようなことではなく、自分の心を潤してくれて、自分にとって価値のあるものを心の中で受けて止めて幸せを感じたときに生まれる心の余裕こそが贅沢の極みであると示されている。贅沢について多くの著者のエピソードともに示されている。

以下、ポイントを絞って贅沢について参考になった部分を列挙。
  • 自分の生活にとって最小限に必要であると考えているものを超えたとき、人はそれを贅沢と考える
  • 贅沢は自分の毎日の生活を肯定して、心の中の動きをフルに感じ取ろうとするところに滲み出てくる感慨であり満足感である
  • 金も効率よく使って、心からなる満足感を得たうえに、人から感心され賞賛されるようになるには、人生において大切なものは何かについて、確固たる価値観を築き上げておくこと
  • 上質な品を使って、精神的にも豊かで贅沢な日々を送るほうが、賢明であることは明らかである
  • デートの場における最も効果的な演出であったと自他ともに認めるのは、高級リムジンの利用である
  • 相手のことを考えているという気持ちを伝えるためには、それなりの形式や環境を整えたうえで、それなりの金を使わなくてはならない
  • 人のために何かをすれば、自分自身にとってもプラスになる結果になる
  • 時には流されないで、時には立ち止まり冷静になったうえで、時間と真正面から向き合ってみる必要がある
  • 時間の流れを味わうには、何もしないでいる時間を持つ
  • 思考力を養成し磨く出発点は読書であり、読書は独りでできる知的活動の最たるもの
  • 実利は物質的な豊かさを狙っているが、一見したところ無駄なことをする中には、精神的な豊かさが隠されている
  • 辛いことを経験したからこそ、辛くないことの楽である度合いをより享受できる
  • 仕事は生きがいの中心をなすものの一つ
どちらかと言うと、人生論のような内容となっている。また、一箇所特に印象に残った部分を以下に抜粋。『好きな本を読みふける贅沢』という節タイトルの最後のほうから。
 現在の自分を振り返ってみる。忙しいからといって、活字と「つきあう」ことをしていないのではないか。活字とは仕事や仕事に直接関係している分野でのみの触れあいではないのか。一見関係がないと思われる分野や内容について、読書をしてみるのである。
 それは現実からの逃避ではない。新たな世界を発見ないしは再発見するための、着実な方法である。少なくとも、自分の人生に対するヒントのいくつかは必ず見つかる。多読でも乱読でもいいし、精読でも熟読でもいい。とにかく、読むことに対して費やす時間を惜しんではならない。自主的に自分のペースで読み続けることだ。そこから、好きな本が出てくる。
 好きな本に対しては恋人に対するような「つきあい」になるはずだ。それは高尚な知の世界に遊ぶことであり、幸せを極める結果になる。
(pp.118-119)
ここが一番重要だと思った。著者も割りと年配の人であるが、年配の人の読書論ほど、自分の専門分野以外のものも多く読むべきと示されていることが多い。自分もそうかなと思ってそのようにしてみる。逆に、最近あまりにも自分の専門分野の本を読んでいないことを反省しなければならないが。

46の「贅沢」という結びのついた節タイトルが示されている。それらは、なるほどと思うことが多かった。著者の若い頃のニューヨークでのデートの話なども面白かった。

贅沢に関して考えてみたい人には良い内容だと思われる。

読むべき人:
  • 贅沢が好きな人
  • 人生論が好きな人
  • 自分の専門分野の本しか読まない人
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July 21, 2008

和田秀樹の“最終最強”知的生産術


和田秀樹の“最終最強”知的生産術

キーワード:
 和田秀樹、知的生産術、ビジネス、賢い、勝ち組
多数の著作のある精神科医である著者によって、さまざまな知的生産術が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. Part1 “最終最強”の知的生産術
  2. Part2 「デキる社員」になる術
  3. Part3 ビジネスマンのメンタルヘルス
  4. Part4 ビジネス脳を鍛える読書術
(目次から抜粋)
この本は、著者が日ごろから知的で賢い人間になりたいという思いから様々な著作を出版している中からエッセンスが抽出されているお徳用な本らしい。示されているのは11のテーマで、それらを読めば過去の著作の11冊をまとめて読んだことになるというものらしい。11のテーマは以下のようになる。
  1. 大人のための勉強術
  2. 頭の引き出しの多い人の習慣術
  3. 理系思考術のすすめ
  4. スキマ時間の活用術
  5. 社会から「デキる」と認められる人間になるには?
  6. 自分を賢く見せる方法
  7. 大人のケンカはこう勝ち抜け
  8. 実践!感情コントロール術
  9. 脳内リフレッシュ術
  10. 頑張る人のメンタルヘルス
  11. 知識社会で勝つ読書術
  12. ビジネス脳を鍛える本
線を引く部分が多かった。線を引いた部分を以下に列挙。
  • 勉強と趣味とか教養とかの違いは、獲得目標の有無
  • 思考力を豊かにするには、まず考える材料である知識を増やすことと、推論のバリエーションを広げるということが大切だということになる
  • 知識がインプットされていないと思考できないし、独創性というのも知識の組み合わせが独創的なのであって、中に情報が大量にインプットされていないとできない
  • 記憶力をよくするとっておきにおテクニックは「受け売り」である
  • 頭の引き出しになるような知識を身につけるためにはアウトプットが大切
  • 頭の引き出しの多い人でい続けるための条件は、知的好奇心である
  • 理系思考とは、論理や権威に縛られずに、実験や統計的な裏づけのほうが大切だという考え方をすること
  • これまでの時代のような成功パターンが通じなくなっているので、あれころと試行錯誤するような理系思考的な態度がビジネス社会で必要になってくる
  • スキマ時間を有効活用するには、あいた時間で自分は何をできるかを知ること
  • 1日に何度も訪れるスキマ時間を本当に有効活用できる人間が真の勝ち組になり得るし、これからの人生でさまざまな逆転を可能にする
  • 才能や運に自身のない人間が「デキる」と認められるには、なるべく多く打席に立つという考え方が有効
  • 本を読んだり知識を身につけたら、「受け売り」で出力するトレーニングを積んだほうがいい
  • 不安をばねに今なすべきことを一生懸命やるようにするのが、意外にメンタルヘルスにいい
  • ノミュニケーションとか、飲み明かしなどというものも、非常に実際的なメンタルヘルスであり、感情のコントロール術といってよい
  • 情報が氾濫する世の中だから、情報の整理と理解に本は欠かせない
  • 本が売れない時代といわれ、これだけの発行点数が出ながら、実際にビジネス書を読むビジネスマンは少ないので、読むだけで勝ち組になれる
  • 入門書をばかにせずに活用する
  • 自分が使える情報を増やすというのが現代人の読書の目的
いつもよりも多めに示した。それだけなるほどと思う部分が多かったということになる。

一箇所なるほどと思った部分を、『知識社会で勝つ読書術』から抜粋。
ここで、改めて強調しておきたいのは、本の読み方にかくあるべしなどというものはないが、結果がよくなければ、ビジネスのための読書では意味がないということである。
 だから、本で教養レベルを試されるとか、小説を読まないと人間的に感性に欠けるとか、哲学書を読んでいないから深くものが考えられないのだとか、そういうことをいうつもりはない。もちろん、好きで読む人はそれで立派なことだが、そうでない人が駄目なのだというわけではないし、もしそうなら、私は駄目の代表選手になってしまう。本が娯楽になるに越したことはないが、そうでない人間が劣るわけではない。あるいは、難しい本よりも、自分が理解できるようなレベルの本のほうが自分の身になるのだ。本を読む以上は、もとを取ろうという、それだけのことが言いたいのである。
 何を読もうが、どんな読み方をしようが、きちんと身につけ、かけた時間やお金が回収できるようにする。それこそが大人の読書術なのである。
(pp.153)
半分は同意、もう半分は微妙かなと思った。まず、ビジネス書はリターンを求めるべきだというのは納得した。自分はそこまでリターンを考えていなかったなと思う。しかし、自分の分かる本だけを読んでいくと、成長が見込めない。自分の分かる本≒自分に都合のいいことが書いてある本ということにもなりえるので、そうなると自分の視野が広がっていかない。また、自分の専門分野に関して言えば、いつまでも入門書を読んでいたら、能力開発が見込めないということになる。さらに、ビジネス書以外の本を読むことに関しては、それはそれで視野が広がるという効用があるので、やはりもっと読むべきだなと思う。

著者は精神科医という立場にあるので、医学的な根拠が多く示されている。また、論理的な文章なので、すんなり頭に入ってくる気がする。

著者の過去の本のエッセンスを凝縮したお徳用な本なので、著者の本をあまり読んだことのない人ほど読むと良いと思われる。著者の本を多く読んでいる人は、復習のためにいいかも。

読むべき人:
  • ビジネスで成功したい人
  • 勝ち組になりたい人
  • ビジネスマンのための読書術を知りたい人
Amazon.co.jpで『和田秀樹』の他の本を見る

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July 18, 2008

ひとりビジネス


ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ

キーワード:
 大宮知信、ひとり、ビジネス、独立、起業術
フリーランスのライターである著者が、ユニークなビジネスをしている人の話を聞いて、それがまとまった本。以下のような目次となっている。
  1. 1章 会社勤めに見切りをつける―ゼロからスタートする個人事業
  2. 2章 好きなことで生活をする―自分の好みを優先させる仕事
  3. 3章 団塊世代のひとり起業―アーリーリタイアメントの決断と独立
  4. 4章 女性の感性を活かして―大胆な発想と感性で起業
  5. 5章 独立業務請負人の働き方―インディペンデント・コントラクターって何?
  6. 6章 超ニッチビジネスで独立―何でもビジネスのタネになる
  7. 7章 組織から離れて生きる
(目次から抜粋)
この本は、フリーランスのライターである著者が、ユニークなサービや商品を提供している人たちに会ってじっくり話を聞いたものがまとまったものである。ひとりビジネスをする人たちは、文字どおり一人で起業したり店舗を構えたりして、ビジネスを行っている人である。それらの人に共通するのは、最初はサラリーマンをしていたが、会社という組織がいやになったり、自分の好きなことをしたいという思いから、独立し、誰にも雇われずに、また誰も雇わずにサービスやビジネスを提供している。

参考になったひとりビジネスの例を列挙。
  • エンターテイメントのバラ園
  • ネットショップで売れたシリコンパッド
  • 「走るお茶屋」の極上ブレンド
  • 太宰治がウリの古本カフェ
  • 好きな漫画を武器に独立
  • 悠々自適の墓参り代行業
  • 手づくりウエディングドレスで起業
  • 営業代行で稼ぐ個人事業主
  • 僧侶がつくる玄米精進弁当
  • 女装サロンの女性オーナー
他にも様々な例が示されている。そんなサービスがビジネスになるのかと感心するものが多い。

ひとりビジネスのポイントは、あまり儲けるということを考えずに、暮らしていくだけの収入を得られて好きなことをするということらしい。そのため、会社勤めのときよりも収入が下がることがほとんどらしい。しかし、中には、会社勤めよりも収入がアップし、かつ自由な時間を手にいれ、無駄な会議などに出なくてもいいし、人間関係のしがらみもなく、気楽に仕事ができるという人もいる。収入アップを手に入れられる人は少数派なようだ。

ひとりビジネスは、ニッチを狙うのが良いらしい。そのためにはネットを有効活用して顧客を獲得するということも重要なようだ。

この本では、ひとりビジネスをしている人たちの、独立のきっかけや動機、現状、収入状況、メリット、デメリットが示されているが、自分が特に勉強になると思ったのは、ひとりビジネスの秘訣が示されている部分だと思った。以下、ひとりビジネスをしている人が語るひとりビジネスの秘訣をいくつか列挙。
  • 「ひとりビジネスの秘訣」は「人の意見に耳を傾けてフィードバックを恐れない」
  • 自分がやりたいことより社会から求められていることをやる
  • 人と人とのつながりを大事にする
  • 趣味的な要素の強いビジネスは、限られた世界のマニアックな人たちがターゲットだから、フランチャイズチェーンのような画一的な店はやらない
  • 「ひとりビジネスの秘訣」は、長い人生の中で必ずチャンスの波がくる瞬間があるので、そのときに迷わず波に乗ること
  • 「絶対に自分の店を持つのだ」とい強い決心とパッションをもつこと
  • ものごとをネガティブに考える人は独立しないほうがいい
  • 自分だけでなく、顧客、協力者にも配慮した利益分配システムを構築する
  • ひとりの人間として仕事以外の話ができる話題を常に持っていること
  • 独立する前に自分の専門性とスキルの現在価値を見極めておくこと
  • 腕を磨く努力を怠らないこと
どれもなるほどと思った。自分が独立しようと思ったときには、これはとても参考になると思った。

自分自身に関しては、会社組織に属して働くというのは向いていないのかなと思う。だからいつかはなんらかの形で独立したいなと思う。そういう観点から、既に独立している人の話はとても参考になる。もちろん、独立するのは大変だし、会社という組織に守られていないので、全て自己責任で厳しい側面も多い。しかし、独立したときにしか得られないやりがいとか楽しみがあるのだと思う。

独立したとしても、ビジネスの基本精神は会社組織に属していてもあまり変わらないのではないかと思った。それは書評ブログを運営してアフィリエイト収益を得ようとする場合にも、とても参考になると思われる。

この本は今日の朝に読んでいたんだけど、読みすぎて書評時間がなくなってしまったので、朝の書評は断念してしまった。まだ朝の新書書評は慣れていないからだろう。また、この本の内容も良かったからだろう。独立をしたい人は必見だと思う。

読むべき人:
  • 将来独立したい人
  • 自分の店を持ちたい人
  • 会社組織が嫌いで、自由に仕事をしたい人
Amazon.co.jpで『大宮知信』の他の本を見る

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July 15, 2008

脳インデックス式 メモ術


脳インデックス式 メモ術―ひらめき脳が動き出す!

キーワード:
 中島孝志、メモ、ひらめき脳、マインドマップ、アイディア
さまざまな仕事をしている著者によって、アイディアを出すためのメモ術が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「ひらめき脳」をフル回転させる驚異のメモ術
  2. 第2章 「脳インデックス式メモ」を整理整頓するプロのメモ術
  3. 第3章 プロのメモ術「アナログ」篇―引き出しにしまい込むだけでは意味がない!
  4. 第4章 プロのメモ術「デジタル」篇―キーワード一つで脳がフル回転する!
  5. 第5章 連鎖反応を利用するメモ術―仕事名人たちがやっている華麗なメモ術
(目次から抜粋)
成功する人に共通するのは、情報を儲かるアイディアに換える「ひらめき脳」を持っていることであるとあり、そのひらめき脳を鍛えるには、脳にアイディア・メモをたくさん貼るとよいということが示されている。そして、大切なことは、脳に情報をインプットしただけで終わらせず、しょっちゅうアウトプットすることだとあった。

メモに関して勉強になった部分をポイントを絞って列挙。脳を活性化させるメモ術として、以下のような効果が期待できるようだ。
  1. 能力を徹底的に開発する
  2. コミュニケーション脳力を開発する
  3. 判断脳力を開発する
  4. 情報脳力を開発する
  5. 発想脳力を開発する
このような効果が得られるようだ。

メモを脳みそに貼り付けるには、テーマを明らかにしておくことが重要だと示されている。その理由は以下の3つになるらしい。
  • テーマを鮮明にするとそれに関する情報が集まりやすくなるから
  • テーマが明確だと、メモった情報を脳の引き出しにきちんと整理分類しやすくなる
  • テーマが鮮明になると、情報をひとかたまりとして記憶できる
「脳インデックス式メモ」で大切なことは、脳にたくさん知識、情報をインプットしたかではなく、インプットした知識、情報をどれだけ引っ張り出して結果を出すかが重要だと示されている。

メモを取るにときには、情報を孤立化させてしまうと何の付加活も生み出さないから箇条書きではいけないとあった。そのため、マインドマップを利用すると良いらしい。また、脳は白地図なのだから、夢をその白地図に描けばいいとあった。そして、そのときにマインドマップを利用すると良いらしい。以下その部分を抜粋。
 マインドマップが自己実現法の一つとして注目されてきたのは、「かなえたいことをすでにかなえた」つもりでマップを作り、その一つひとつの蔓(つる)を片っ端からトライし、かなえることで、最終的に自己実現をかなえようとする目標設定法だからである。
 いわば、「完成した絵の状態」から映像を逆廻しする。そして部分部分に色を塗る作業。これが自己実現法としてのマインドマップである。
(pp.80)
なるほどと思った。マインドマップにこのような使い方があると分かってよかった。ちなみに、著者が社会に出る24歳のときのマインドマップが参考として示されているが、その内容は、20代でスペシャリストになるとか、1年で365人の人脈、45歳で年収1億円、本を書く、80歳で20代の愛人!?といったことが示されていて参考になる。自分と同じ年齢のときにこんなことを考えられるのは、すごいなぁとと思った。よく目標を紙に書き出したほうが良いとあるので、どうせなら視覚的によいマインドマップで自分の野望を示しておこうと思った。

具体的なメモに関しては、ポストイットの使い方、手帳、ノート、メモ長、iPod、パソコンなどと幅広く示されている。全部をやる必要はないけど、自分に合ったものを実践してみると良いと思われる。

著者がお薦めするメモ帳はフランス製のRHODIA(ロディア)が示されていた(Rhodia/ロディア ブロック No11【方眼】 cf11200)。RHODIAが良い理由は、方眼紙メモで書きやすい、ウラ写りしない、万年筆にもなじみやすいとあった。自分も一つ持っている。本当に簡単なメモをするにはいいと思われる。

この本はメモのとり方に注力を置いているというよりも、メモを通して脳に以下に情報をインプットし、それを活用するかということがメインに示されている。なので、後半のメモの取り方も参考になるが、ビジネスアイディアを出すというという方法のほうが参考になる部分が多いと思われる。

読むべき人:
  • アイディアを出して儲けたい人
  • 企画を出さなければいけない人
  • メモの取り方がわからない人
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July 13, 2008

テンションを上げる45の方法


テンションを上げる45の方法

キーワード:
 中谷彰宏、テンション、やる気、コツ、元気
多数の著作がある、著者によって、テンションを上げる45の方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「テンション」イコール「緊張」ではない。
    第2章 「マイ○○」で、テンションが上がる。
    第3章 レベルの高いところで、負けよう。
    第4章 いいアイデアは、「構想5秒」。
(目次から抜粋)
この本で示されているテンションというものは、単純な英訳の『緊張』という意味合いではなく、気分を高揚させて良い行動ができたり、やる気になる状態というような感じで、その状態になるにはどうすればよいかが示されている。たくさん線を引いた。

いつもなら節タイトルを示すが、今回は、各節の最後に示されている具体的な方法のほうを示すことにする。
  • 1 「モテたい」という気持ちをなくさない。
  • 3 面白いことがなくても、笑おう。
  • 12 お道具に凝ろう。
  • 13 レンタルしているものを「マイ○○」にしよう。
  • 14 知らない人と、話そう。
  • 15 場の空気を読んで、場のテンションを下げない。
  • 17 自分が主役になれる世界を探そう。
  • 18 書くことで、テンションを上げよう。
  • 19 すべての出費を、コストではなく、投資と考えよう。
  • 24 大きな舞台を経験して、恥をかこう。
  • 28 やりたいことは、1人で始めよう。
  • 35 したことがないことを、しよう。
  • 36 インプットばかりではなく、アウトプットしよう。
  • 42 テンションの上げ方を、学習しよう。
  • 45 レールから、はずれよう。
それぞれで示されていることのエピソードや内容をすべて引用したいくらいだが、それは無理なので、一箇所だけ。節タイトルは『元気の出る人と、話す。』というものから。
 ガソリンを補充するように、あなたのテンションの補充をするのです。
 テンションは、人からもらう部分が大きいのです。
 その次に、本や映画や音楽があるのです。
 テンションを上げるための引き出しをできるだけたくさん持つことです。
 それがあなたのテンションを高く保つコツです。
 生まれついてテンションの高い人や、生まれついてテンションの低い人はいないのです。
 テンションの高い人は、テンションを上げる引き出しをたくさん持っているのです。
 「生まれついて」という言い方をすると、努力の否定になります。
 それは引き出しを増やす努力をしていないことの言い訳にすぎないのです。
(pp.151-152)
この節タイトルに呼応するテンションを上げる具体的な方法は、42番の『テンションの上げ方を、学習しよう。』になる。また、自分はテンションが高いほうではない。なので、テンションを上げる努力をする必要がある。言い訳をしないようにするということか。

著者の本はどれを読んでもテンションが上がる。だから定期的に著者の本を読む。最低1ヶ月に1冊は読む。著者の本を読むと、テンションが上がったりやる気が出てきてポジティブになれる。だから、著者の本は日曜日の夜に読むべきだなと思った。

また、著者の本は、著作が多数あり、様々な出版社から出ているが、本書のようなダイヤモンド社から出ているハードカバーにいい本が多い気がする。

テンションを上げたかったり、やる気になりたい人にはお薦めの本。ちなみに、最近テンションが上がったことは、オンライン対戦可能な格ゲー『鉄拳6』で、負けそうになったときに相手にぎりぎりで勝ったとき。これはテンションが激しく上がることを発見した。どうでもいい余談だが。

読むべき人:
  • 「テンションがいつも高い人」になりたい人。
  • 下がったテンションを上げたい人。
  • まわりの人のテンションも上げたい人。
(pp.2)
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July 11, 2008

だれも教えてくれない「仕事の作法」「職場のルール」


だれも教えてくれない「仕事の作法」「職場のルール」

キーワード:
 弘兼憲史、仕事、作法、ルール、自己愛
課長島耕作の作者による、仕事の基本的な心構えが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 残念!こんな人が職場の「鼻つまみ」
  2. 第2章 電話口でわかる「人物」の完成度
  3. 第3章 「ホウレンソウ」の達人は大きなミスを犯さない
  4. 第4章 年上社員を軽視する人は出世しない
  5. 第5章 壁を突き破るのは、つねに「情熱」である
  6. 第6章 「自己愛」社員という困った人びと
  7. 第7章 「自己愛」社員はなぜセコイのか
  8. 第8章 得意先とのつきあい・ものの借り方でスマートさがわかる
  9. 終章 仕事をよくするものだけが、よく遊べる
(目次から抜粋)
昨今は新人といえども即戦力が求められる時代であり、仕事の基本的なマナーや作法を教えてくれる先輩も少なくなっている。そのため、この本では、そういう事情を鑑みて基本から応用までのビジネスマンの「仕事の作法」や「職場のマナー」をわかりやすく解説している。

自分が参考になった節タイトルを以下に列挙。
  • 持ち込まれた私物で、大人げなさが見抜かれる
  • 連絡メモを要領よくまとめる人は信頼される
  • 「報告が必要かどうか」を自分ひとりで判断しない
  • 「早めの報告」が不安を一掃する
  • 「報告、連絡、相談」ができない男は、仕事がわかっていない
  • ときには「すでに答えのわかっていること」でも相談する
  • 仕事に、スマートさは必要ではない
  • 「転職」とは自分で育てるものではないだろうか
  • 熱意を持てないなら早めに転職をしたほうがよい
  • いつもどこかで自分を賭ける気持ちを忘れない
  • 周囲に流されずに自分を見つめる時間を持つ
  • 自分の能力を過信しない
  • 身銭を切ることを当然と考えよう
  • 自分の年代でできることをまずやろう
一箇所だけ特に気になった部分があるので、その部分を抜粋。『自分の年代でできることをまずやろう』から。
 ビジネスマンの間に、「仕事と趣味の世界を同等に見ても、どちらもバランスよくこなしていこう」とする考え方が広がっているように見える。これにはやや異を唱えたい。
 ビジネスマンは、仕事をしているときが活き活きとしている。その輝いている時間を大切にすればいい。極端に趣味の世界にのめり込んでいって、せっかくの輝きを薄れさせる必要はないように思う。
(中略)
 仕事が先か遊びが先かと言えば、間違いなく仕事が先立つ。
 二十代のビジネスマンは、言ってみれば修行時代だ。たった十年ほどのことだ。だから趣味の教室で土をこねたり、小麦粉をこねてケーキを作るよりも、その時間をもっと仕事にまみれてみればいい。失敗を恐れずにチャレンジできるのはこの世代なのだ。
(pp.180-181)
若いうちから激しく働いたほうが、仕事で活き活きできるようになるということか。でも長時間労働は、はっきり言ってごめんだ。体がもたないし、精神的にもまいってくる。とはいえ、若いうちに誰よりも働いたほうが、大きく成長できるという側面もあうので、ジレンマだなと思った。自分は、どちらかというと、趣味やプライベートの充実がないと、仕事を続けられないと思うほうだから、これには完全に同意はできないなと思った。

あと参考になったのは、著者は1日の終わりにワインを飲みながら映画を見るという儀式のようなものをしているらしい。この儀式でひとりになれる時間を過ごし、磨り減ったものを取り戻すことができるようだ。そしてこの儀式があるからこそ、仕事の情熱を長続きさせることができるのではないかとあって、なるほどと思った。自分の場合は、この書評ブログの更新ということになるか。読書をして一人の時間に没頭できるのは、自分も大切だなと思う。

仕事の基本的なことやマナーがエピソードとともに示されている。どちらかというと、新入社員向けかなと思った。読む上で注意しなければならないことは、たぶん著者の実体験はそこまで書かれていないということだろう。なぜなら、著者は漫画家になる前は松下電器に3年ほどしかいなかったはずだから、エピソードのほとんどは誰かから聞いた話を紹介しているということになる。そのため、示されていることの一部には、現状とは違うのではないかなと思うような部分もあったりする。

仕事の考えや基本を身につけたい人にはいいかもしれない。

読むべき人:
  • 仕事の作法を身につけたい人
  • ホウレンソウの基本ができない人
  • 弘兼憲史が好きな人
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July 10, 2008

人に「かわいがられる男」になれ!


人に「かわいがられる男」になれ!―人生、いまより10倍得する成功法則 仕事がうまくいく人の「不思議な魅力」

キーワード:
 櫻井秀勲、ビジネス、成功法則、魅力、人間心理
雑誌編集者によってかわいがられる方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 「認められる男」の条件
  2. 第1章 自分をどう見せる?―相手の印象に残る人、残らない人
  3. 第2章 「場の空気」を読める人―これが、最初の分岐点!
  4. 第3章 なぜか憎めない「不思議な魅力」―男も女も惚れる「キャラクターの作り方」
  5. 第4章 「距離」を間違えない―それだけで、何かが変わる!
  6. 第5章 一緒にいて、楽しい人―相手も自分もトクをする方法
  7. 第6章 これが心をくすぐる…―「あいつを呼べ!」といわれたら本物
  8. 第7章 相手の心をつかむ技術―「人たらし」はなぜ嫌われないのか
(目次から抜粋)
この本は、仕事などできちんと評価されるということを目指し、自分の努力と実力によってやり遂げたことを認めてもらい、失敗したときに叱られながら次も期待してもらうには、かわいがられる人にならなければ損だと示されている。また、かわいがられることも実力のうちなので、明日の成功を夢見ている若い人たちに、この「人間心理」の真髄を知ってほしいと冒頭に示されていた。

かわいがられる男になるには、具体的に以下のようなことに気をつければよいらしい。節タイトルをいくつか列挙。
  • 目標達成に具体手な方法を示せる人
  • 仕事の勉強に自分の金を使える人
  • 上司の誘いを断らない人
  • 聞き役に徹することができる人
  • 自慢話をしない人
  • 必要以上に謙遜しない人
  • 自分の失敗談を「笑い」に変えられる人
  • できる男より「おもしろい男」
  • 食事をおいしそうに食べる人
  • 話材の多い人、雑談のうまい人
  • ここ一番で、身銭を切れる人
  • お互いの「共通点」を話題にする人
  • 誰にでも好かれようとしない人
3つほど簡単に解説しよう。

『上司の誘いを断らない人』では、上司に昼飯を誘われたときに、「ハイ、行きます」と答える部下ほど仕事ができるとあった。その理由は以下のように示されている。
  1. その時間までに午前中の仕事を終えている
  2. 常に片づけつつ仕事をしているので、席を立ちやすい
  3. 上司に新しい情報や裏話を聞こうとする姿勢がある
  4. 食事の席のほうが上司に自分の考えや情報を伝えやすい
    (pp.52)
これはなるほどなと思った。特に仕事をある程度こなしてないと、なかなかランチに食べに行けないということがしばしあるからね。

『必要以上に謙遜しない人』では、著者は有楽町にある料亭「胡蝶」の先代女将に若い頃かわいがってもらい、「いつでも昼寝に使いなさい」と、料亭の一室を使わせてもらっていたようだ。著者はまったく遠慮しないでその通りにしたら、かえって喜ばれたようだ。素直に喜ぶ人ほど上からかわいがられるのは、上の人がその人を見て、自分の目が正しいかどうかを確認したいからと示されていた。著者も見込みのある若い人に「いつでも遊びにいらっしゃい」と誘うが、それで遊びに来なければ、自分の目が間違っていたとがっかりするからとあった。なるほどなと思った。だから、無邪気さはかわいがられる要素になるようだ。また、実際に遊びに来いと誘っても、社交辞令として受け止めず遊びに来る人は、1割程度らしい。

『誰にでも好かれようとしない人』では、相手の心をつかむには、相手の持っている知識、雑学を学ぶ必要があるとあり、さらに私たちは万能選手ではないのだから、誰にでも好かれる必要はなく、好かれたい人の的を絞り、その人の心をつかむにはどうすればよいか具体的に考えるほうがよいとあった。みんなに好かれなくていいんだと分かってよかった。

84項目のかわいがられる方法が著者の編集者のエピソードとともに示されている。1項目はきっちり2ページに収まっており、文中に太字の強調などがあるわけではない。割とじっくり読むと面白いし、いろいろな人がいるものだと勉強になる。まぁ、84項目全てを実践するのは難しいので、好きなものを常に意識しておけばいいと思う。

面白い本は、著者にしかかけないエピソードが含まれていることが一つの条件のような気がする。

読むべき人:
  • 周りの人にかわいがられたい人
  • 上司との人間関係をよくしたい人
  • ビジネスで成功したい人
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July 09, 2008

トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀


トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀―11万人の顔を創った美粧師が明かす

キーワード:
 岡野宏、美粧師、見た目、顔、自己演出
ビジネスパーソン向けに自己プロデュースの方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 トップ1%のプロフェッショナルへの変身プロジェクト
  2. 第2章 お金をかけずに、欠点を最大の強みに変える方法
  3. 第3章 初対面を制するプロフェッショナルの顔をつくる
  4. 第4章 5万円のスーツを8万円にする「見た目」の流儀
  5. 第5章 「また会いたい」と思わせるトップ1%の顔のつくり方
  6. 第6章 「ひと味違う」と言われる小道具の流儀
  7. 付録 本番3分前でもできる!プロフェッショナルに一歩近づく「見た目」の技術
(目次から抜粋)
芸能界、トップ企業、日本、世界の政界、王室の人までのメーク作りをおこなってきた著者によって、著者が40年以上現場で体感したことを土台に、ビジネスパーソン向けの自己プロデュースの方法が具体的に示されている。

著者は美粧師という職業の人で、美粧師とは目的に合わせてヘアー・メークアップを中心に服や靴までファッションコーディネートをし、外見だけでなく、内面も引き上げるように作り上げるのが仕事のようだ。そして、著者が接してきたトップ1%のプロフェッショナルたちは、目的を達成するために顔をつくっているようだ。ここでいう「顔」とは、頭からつま先のことで、化粧や髪型を整えること、そして洋服や小物選び、さらに立ち振る舞いまでが含まれるようだ。

著者の現場での著名人、有名人の服装や立ち振る舞いに関するエピソードとともに、スーツや靴、ネクタイの選び方、着こなし方の具体的な方法も示されていて、とても勉強になる。

以下自分の勉強になった部分を列挙。
  • 成功する人は、『自分の役割は何か』、『装うことの目的は何か』ということを常に考えている
  • 自己演出は、行きたい方向へ自分を導くためのもの
  • 自分が持つ世界とは違うものを持った人と行動を共にしてみよう
  • 女性から見ると、皮がむけたり血がにじんでいる唇は不快に感じる
  • センスのいい人は、いまの世の流れや人間関係、場を読んで、それらの関係をうまく動かすことができる人
  • 顔がくたびれ、肌が下にたるんでいる時は、15分ほど仮眠を取るのが効果的
  • 笑顔は、口先だけで笑うと嘘笑いになるので目から下全部を使って笑う
  • グレーのスーツは野暮ったいと思われがちだが、グレーほどおしゃれで便利な色はない
  • ワイシャツにお金をかけたほうが安上がりで、しかも「スーツも高級なものを着ているのだろう」と思われる
  • 5万円のスーツを8万円のスーツに見せたいなら、スーツをオーダーするよりもワイシャツをオーダーするほうが経済的
  • クールビズ用のシャツは、ネクタイなしでもさまになるバンドやフライフロント、色ボタンがつき、ステッチングがついたもの
  • ネクタイ選びは人任せにせず、自分の好みのもからそろえ、そのデザインを基準に、強さや華やかさを示す色あ柄をプラスして幅を広げていく
  • 世界の超一流ホテルは、靴を見てその人の地位や人柄を判断する
  • エジンバラ公の侍徒曰く、靴に関しては『ピカピカに磨いてしまうのは素人で、おしゃれにうるさい人は、鈍い光になるように磨きます。正式の場所では、鈍い光が礼儀です』
  • 靴はピカピカより抑えた光にするほうが品よく映る
  • 一流と言われる人たちは、目立ちすぎず、シンプルであるが、見る人が美しいと思うような存在感のある時計をつけている
  • 外見づくりを考えることは、自分の将来について考えること
結構具体的なことが多く示されており、巻末の付録にも靴を買うときのチェックポイント、メガネの選び方、一瞬で目力を出す方法などがまとめられている。

自己演出にもう少し気を使おうかなと思った。秋ごろになったら、スーツよりワイシャツをオーダーしよう。ワイシャツのオーダーには、新宿の伊勢丹メンズがよいらしい。

この本は単に勉強になるだけでなく、著者のさまざまな有名人、企業人、政界人などのエピソードがとても面白い。出てくる登場人物が多すぎて、挙げたらきりがないので挙げないが、どれもへーっと思うこと多い。このエピソードのためにこの本を買って読む価値があると思った。Amazonでの評価も今のところ全て5つ星なのも納得できる。

どちらかというと、休日にゆっくり読むべき本かなと思った。

自己演出に関心がある人は、絶対買いの本。

読むべき人:
  • 自己演出を学びたい人
  • 成功者の立ち振る舞いを身につけたい人
  • 芸能人、政界人のエピソードが好きな人
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July 08, 2008

人の心をギュッとつかむ好感度UPの法則


人の心をギュッとつかむ好感度UPの法則

キーワード:
 齋藤孝、好感度、信用度、好感度支配社会、オープン
好感度の社会的背景や好感度を上げる技術が示されている本。以下のような目次となっている。

  1. 第1章 ニセモノの好感度に振り回されない
    1. 1 人を評価する基準とは?
    2. 2 悪口に支配されない社会へ
  2. 第2章 「ホンモノの好感度」を身につける
    1. 1 「ハラと情と知性」がホンモノの人間関係を作る
    2. 2 「好感度が低い人」にならないために
  3. 第3章 いい人間関係は身体で作られる
    1. 1 知力のある身体を作る
    2. 2 魅力ある表情を身につける
    3. 3 人をひきつける自然な身体
  4. 第4章 なぜあの人は魅力があるのか?
    1. 1 人に好かれる人の秘密
    2. 2 日本人が好むキャラクターを探る
    3. 3 “いいギャップ”が魅力の源)
(目次から抜粋)
現代の日本では、政治や芸能だけではなく、日常生活のファッションから言動に関してまで好感度が最大の関心ごとになっている。そのような社会は好感度が支配する空気があり、他者からの視線で自分を確認するというシステムになっている。そういう好感度支配社会では、生きづらさを感じていまいがちになる。そこで、この本では、そのような社会ではどうすれば生きやすくなるかということが示されている。

生きやすくなるための方法は、主に以下の二つが示されている。
  • 好感度に対するディフェンス能力を磨くこと
  • 好感度の成り立ちを理解し、どのようなときに、どんなふうに活用すればいいかを学ぶこと
そして、好感度を上げる技術として、呼吸法などの身体の技法が示されている。最終的には、「信用度ある好感度」を目指すとあった。

前半は、主に世の中の好感度に対する状況や問題点が多く示されている。後半は好感度を上げるための具体的な方法や過去の偉人、現在の有名人から好感度の具体例を学ぶというような構成となっている。どちらかというと、ビジネス書系の自己啓発本というよりは、学術的な側面が多く示されている。著者は、身体論が専門であるので、呼吸法などが示されており、また著者の見識の広さも多くの引用によって知ることができる。

では、自分が勉強になった部分を列挙しておく。
  • 現代社会では、結果として好感度を持たれるのではなく、目的として好感度が設定されており、それが「人物即断社会」であり、「好感度支配社会」になる
  • 他者からどう見られているかという、他者の視線に反射する形で自分を作ることに慣れすぎてしまうと、自分の内面をきちんと作り上げていくことがおろそろかになってしまう
  • 本を読むのは、自分の内面をじっくりと豊かに耕す作業である
  • 日本人の評価の基準が、外見から見る好感度を優先することによって、中身の濃さやバリエーションがなくなり、均質化してしまっている
  • 悪口と好感度の両方についてディフェンスをする知性が必要となっている
  • 器量とは、一度決めたことを守るということと、いろいろな方面での利害を、自分の肚で調整できるということ
  • その時々の都合のよさで決めるのではなく、原理原則を持って動いている人は信用できる
  • 勉強量や学識が、人格的な信用につながっていき、この人の言うことは信用できるという言説の確かさを保証する
  • 人から好印象、好感を持たれたいと思ったら、相手のことをほめるのが基本技だ
  • 好感度を上げる身体とは、自分自身の中に振り返る軸を意識していること、つまり自己内対話ができる身体だ
  • 自分は人に対して、何を贈ることができるのかをいつも考える習慣が、最終的に好感度を上げるいちばん大きなファクターになる
  • 人は自らさらけ出していく人に好感を持つので、謙虚に堪え忍ぶ身体性よりは、オープンにしていく方が好感度が高い
  • きちんとした知性や教育を身につけた人のほうが、経験則上、人に対して優しいし、好感度は高いはず
一箇所だけ特に気になった部分を引用。知性に対する著者の考えの部分。
 人間には知性・教養がとても大切であって、そうしたものを身につけると、むだに威張ることが恥ずかしいと気づく。知性や教養がない人が社長をやっている会社は、いまどんなにもうかっていても、私には行先が危険だと思えてならない。
 その意味では、勉強を一生懸命して大学に入り、知性や教養を身につけることは大事だと思う。もちろんレベルの高い大学を出ても、威張る人はいるので、大学のレベルが高いからといって、人間の保証にはならない。それでも比較した場合、きちんとした知性や教養を身につけている人の方が人格的にバランスが取れていることが多く、最終的には好感度が高いはずだ。
(pp.88-89)
自分の目指すものは、この知性と教養を身につけた好感度を持つ存在かなと思った。

好感度を持つ過去の偉人、現在の有名人の具体例として、長嶋茂雄、アインシュタイン、ケネディ、羽生名人、北野武、イチロー、宮本武蔵など幅広く紹介されている。やはりここでもイチローが出てくる。大人気なイチロー。

著者の意見や考え方がとても勉強になった。しかし、他の自己啓発本のような単純な分かりやすさや即効性があるようなものが示されているわけではない。教養としての好感度とは何か?ということが示されている気がする。

読むべき人:
  • 好感度をアップさせたい人
  • 好感度とは何かを知りたい人
  • 古今東西の有名人、偉人の解説が好きな人
Amazon.co.jpで『齋藤孝』の他の本を見る

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July 07, 2008

人づきあいのレッスン


人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法

キーワード:
 和田裕美、人づきあい、コミュニケーション、人間関係、あだ名
カリスマセールスウーマンによる、人間関係が良好になる方法が示されている本。以下のような目次となっている。

  1. 言葉と行動のレッスン編
    1. 1章 コミュニケーションがうまくいく言葉の使い方
    2. 2章 好かれる空気のつくり方
    3. 3章 人に好かれる行動の秘訣
  2. 心の持ち方のレッスン編
    1. 4章 苦手な人を受け入れる方法
    2. 5章 もっとお互いにわかり合う
    3. 6章 誰でも幸せの種を持っている
(目次から抜粋)
世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』といった著書がある著者は、まだまだ未完成な自分を自覚し、もっと楽に生きて行けるように、うまく「人づきあい」ができるように努力をされてきたらしい。そして、この本では、以下のようなことが示されている。その部分を『はじめに』のところから抜粋。
 そうして試行錯誤しながら生きてきて、ようやくわかってきたことがありました。
それは、
 ”相手を受け入れて、相手から受け入れてもらえる関係は、誰にでも簡単につくれる”
 ということです。
 人と手をつねいで、お互いが心地よく「幸せだねぇ」と言い合える関係づくりを構築する私なりの方法を、ようやく見つけることができたのです。
 
 ここに書いたことは、小さい頃から人見知りがはげしかった私が、人とどうやったらうまく関係を築けるか悩み、そうして自分なりにそれを解決しようと試行錯誤しながら実際にやってきたことです。
(pp.ii)
そしてこの本に書かれていることを実践したら、次のような効果が得られると示されている。
  • 自分を許せます。
  • 人を好きになれます。
  • 人間関係で悩むことがなくなる、もしくは少なくなります。
  • イライラしたりするのがばかばかしくなります。
  • 人が協力してくれるようになります。
  • 会社で評価が上がります(仕事も楽しくなります)。
  • 苦手な人とも仲良くなれます。
  • ほかにもたくさんありますが、とにかう「人間関係」がうまくいきます。
(pp.)
以上のような効果を得るためには、次のようなことを実践すればよいようだ。自分の参考になった部分を列挙。
  • 「ありがとう」で返事をする
  • 「わぁ、きれいだな」とか「おいしい!」といった幸せワードは思った瞬間に言ってしまう
  • 話すことは理解のスタート、話さないことは誤解のスタート
  • 苦手な人にはあだ名をつけて楽しむ
  • 怒っていても笑っていても自分の時間なのだから、深呼吸して、へへへと笑って過ごしたほうがお得
  • 人の印象は最初の5秒間で決まるので、とにかく5秒笑っているようにする
  • 面白いから笑うのではなく、楽しくなって、いい空気を出したいから笑う
  • 笑顔は笑いかけられた人を幸せな気分にする
  • 人間関係を向上させる一番の方法は受け入れること
  • 実は人は「素」の状態、飾らないそのままの自分のほうが魅力的だったりする
  • 自分のことを好きになってほしいのなら、自分が自分を好きでいないといけないはず
  • 人との関係を表面的にならないようにするには、悩みを自分から打ち明ける
  • 好かれる人になる一番の条件は、人が好きというのが基本
66の項目が示されていて、どれもわかりやすく、著者の実体験なども示されていて、とても勉強になる。自分も著者と同じように人見知りが激しいので、そういう観点から示されているので、なるほどなと思うことが多かった。

これを実践し、人間関係が円滑になるまで何度も読み返す必要があると思った。人づきあいや人間関係で楽になりたい人はお薦め。

自分の直近のテーマは、人間関係、コミュニケーションなので、この本は自分の望んでいた内容だった。しばらくは、人間関係、コミュニケーションなどの本の書評が続くかも。

読むべき人:
  • 人間関係に悩む人
  • 他人との距離感がわからない人
  • 自分自身を好きになりたい人
Amazon.co.jpで『和田裕美』の他の本を見る

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July 04, 2008

プロ直伝「ギャグ返し」講座


プロ直伝「ギャグ返し」講座

キーワード:
 浅井企画放送作家セミナー、ギャグ、シチュエーション、講座、シャイ人間
シャイな人のための面白い返しが多く載っている本。以下のような目次となっている。
  1. まえがき
  2. プロローグ―シャイ人間だからこそ成功する
  3. 第1章 〜対上司編〜 自分を低く設定する
  4. 第2章 〜社内外コミュニケーション編〜 相手にツッコませるスキを作る
  5. 第3章 〜オフビジネスコミュニケーション編〜 笑わせるより笑われろ
  6. 第4章 〜異性コミュニケーション編〜 徹底的に笑いで流せ
  7. あとがき
(目次から抜粋)
この本は、欽ちゃん、関根勉、小堺一機、ルー大柴などがのお笑いタレントが所属する浅井企画が、シャイな人たちのための会話本を伝授するというような内容となっている。

著者が提案するギャグ返しとは、気まずいと感じる状況に遭遇したときに、相手が思わずクスリと笑ってしまうような「会話をより円滑にするため」「最悪の状況になることを避けるため」のギャグによる返しのことで、その事例が多く載っている。

【本書の楽しみ方】というページがあり、次のような構成になっている。
  1. 気まずいシチュエーション
  2. 1のシチュエーションが起きたときの会話(ギャグ)
  3. 会話の【気づまり度・言い訳度・気が弱い度・周囲が見えない度・総合ギャグ返し度】をそれぞれポイント化したもの(★五つで満点)
  4. シャイ人間および会話等の解説
    (pp.9)
では、内容を引用しないことには分からないので、各章から秀逸なもの、自分がこれは使える!!と思ったものを抜粋。会話の度数の★は省略。対上司編から『5タクシーをなかなか止められなかったとき』を。
先輩「はやくタクシーを止めろよ」
シャイ「僕って優しいから、女性とタクシーには手を上げられないんです」
(pp.44)
これは失笑物www。タクシーくらい手を上げられるだろと突っ込まれること間違いない。これはこの会話より、解説のほうがあるあるwwwと共感した。シャイ人間は会話能力がすこぶる低いために、運転手さんと何を話していいか皆目見当がつかないとか。自分もそうだなと思った。

社内外コミュニケーション編からは『21花見の場所取りに失敗したとき』というもの。
課長「なんでこんな場所にするんだ」
シャイ人間「話に花が咲くからいいかと思いまして。ほら、こんな風に」
(pp.110)
これは使えると思った。応用が利くね。飲み会とかで変な店を予約したときとなどにも使える。解説には、シャイ人間は物事の優先順位をつけるのが下手とあって、これもあるあるwwwと思った。

オフビジネスコミュニケーション編では『宗教に勧誘されたとき』として以下のようなものが載っていた。
シャイ「どちら様ですか?」
訪問者「イエス様の教えに興味はありませんか?」
シャイ「すでに借金とか、
いろんな十字架背負ってるんで、
これ以上は・・・・・・」
(pp.144)
ものすごく自虐的で、これも応用範囲が広いと思った。何かを断るときには重宝しそうだ。解説には、シャイ人間は、気が弱そうなので声をかけやすいとあった。

最後は異性コミュニケーション編は『43サザンを批判したら、好みの子がファンだったとき』から。
シャイ「いまさら、サザンってないよね」
女性「あたしサザン大好きなんだけど・・・・・・」
シャイ「・・・・・・っていう奴いるけど、最低だよね。
いまこそサザンだよ!
(pp.210)
これが一番、★が多くついていた。気詰まり度が★4つで、ほかは全て五つ星。どうやら、これは実際に合コンであったシチュエーションらしい。その人は、うまく返せなかったようだけど。ポイントは周りからの集中砲火を回避せよ!!ということらしい。なるほど。

ギャグ返しのシチュエーションが43も載っていて、どれか一つは実際にそのシチュエーションに遭遇したこともあると思う。幅広い。実際にこのギャグ返しをやったらどうなるかは試してみる価値はあるかな。失笑を買うか、顰蹙を買うか・・・・。

どちらかというと、ギャグの事例よりも、その会話の解説で、シャイ人間は口下手で優柔不断、一人でいることに抵抗がない、怒り方を忘れている、回りの空気を読めないといった特性が多く示されていて、あるあるwwwとついつい共感してしまった。自分も相当シャイ人間ということだろう。

面白いギャグ返しを習得したい人は必読。シャイ人間には必須本!!

読むべき人:
  • シャイ人間の人
  • 面白いギャグ返しを習得したい人
  • 周りの空気を読めない人
Amazon.co.jpで『浅井企画放送作家セミナー』の他の本を見る

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