英語関連

September 23, 2011

TOEIC TEST990点満点英文法・語彙

TOEIC(R)TEST990点満点英文法・語彙 (アスカカルチャー)
TOEIC(R)TEST990点満点英文法・語彙 (アスカカルチャー)

キーワード:
 TOEIC、文法問題、Part5、難問、修行
TOEICの文法・語彙問題集。TOEIC本で未レビューだったのを忘れないうちに取り上げておこう。内容に関しては、目次よりも前書きの部分が分かりやすい。

一般的に市販の問題集は、全体的に平均レベルが600点から700点前後になるように作成されており、800点以上の上級者にとっては物足りなく、1冊で勉強するには効率が悪い。そこで、本書のような上級者向けの難問問題集が作成されたようだ。以下プロローグから抜粋。
 そこで、そういった英語学習者のニーズに応えるために、本書は730点の普通レベル問題から、難しめの860点レベルの問題、さらに最難関の950点レベルまでの問題をカバーし、730点レベル、800点レベル、860点レベル、900点レベル、950点レベルの5段階マーキングをし、全問題の平均レベルが860点レベルになるようにしました。それによって、中上級者が最大の学習効率でTOEICの高得点をとるためのトレーニングができるように工夫された画期的な1冊と言えます。
(プロローグから抜粋)
この問題集は市販で売っているTOEICの文法問題集で最上級の難しさ!!もう嫌になるくらいwww

最初に実力診断問題があり、800点超えたあたりでやってみたのだけど、正答率が4割くらいで、もうそこで戦意喪失しそうなくらい。内容に関しては、正直本試験でほとんど出題されないようなものばかりが収録されているという印象。

しかし、TOEICの文法問題では900点以上の実力を持つ人も990点まで点数差をつけるために、Part5の40問の中に2,3問は、ん?こんなの見たことないぞ!!っていうのが仕込まれていたりする。そういう見たことないような重箱の隅をつつくような語彙、熟語がふんだんに収録されているのが本問題集となる。

正直1回転やり通すのがしんどい。文章レベルも知らない単語ばかりで構成されているので、なんだか精神修行のように思えてくる。解答を確認するとまず正解じゃないし・・・。問題のレベルが5段階になっているけど、あんまり当てにならないし、730点レベルでも知らないものは解けないし、あんまり気にする必要はないかもしれない。

あと、問題のページ構成が激しく使いづらい。読者の利便性をまったく考慮されていない。問題が10問続いた後、続けて同じページに解答が示されている。解説もかなり手抜き感いっぱい。まず「訳」が示されており、その次に「ポイント」が示されているのだけど、どれも『文脈から「士気をなくす」という意味の「demoralized」が正解。』っていう感じで、単語を入れ替えれば使いまわせるものばかりとなっていて、適切な解説とは言えない。

TOEICの試験に何問本書から出題されるか正直判断しかねるし、激ムズの重力トレーニングみたいな感じで、800点未満の人はこれをやるべきではないと思う。他にももっとよい文法問題集があるし。最低でも800点以上の実力がないと1回転やりこなすのもしんどい。ではどのレベルの人がやるべきかというと、900点以上を確実に取りたい人かな。

実際、本書の1回転目を今年の2011年1月5日から2月5日までかけてやったところ、途中の1月30日の本試験で955点(L:490, R:465)を獲得できた。特にリーディングが450点を超えられたのはよかった。本書のおかげかは分からないけど、Part5の解答スピードが断然に速くなっていたのは確か。本書から似たような問題が出た!!っていう実感は正直ないけど。

文法問題集は以下のものがお勧めかな。「文法特急」はシリーズ化されているので、すべてやったほうがよい。

修行して900点以上取りたい人は本書をやってみればよい。



TOEIC(R)TEST990点満点英文法・語彙 (アスカカルチャー)
TOEIC(R)TEST990点満点英文法・語彙 (アスカカルチャー)
著者:植田 一三
販売元:明日香出版社
(2010-11-16)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 900点以上取得したい人
  • 文法、語彙の実力試しをしたい人
  • 精神修行したい人
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July 27, 2011

新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略

新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略
新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略

キーワード:
 長本吉斉、TOEIC、解説書、誤答集、神
TOEIC講師歴キャリア20年もの大ベテラン著者による、TOEICの誤答問題にフォーカスした解説書。目次はPart1から7まで列挙されているだけなので省略。代わりに前書きから著者のメッセージを抜粋。
本書は、異例の企画コンセプトとして、TOEIC試験において「なぜ人は誤答を選んでしまうのか」ということにフォーカスした本です。言うまでもなく、世の中のほとんどの参考書は、「なぜそれが正解なのか」は説明してくれますが、「誤答」についてはサラッと説明されているものが大半です。しかしながら、多くの受験者のスコアーが伸び悩んでいる大きな原因の1つは、知らず知らずのうちに自分が誤答に誘導されてしまっているということにあります。本書の目的はそこに光を当てることにより、自分の英語の弱点をより一層意識し、再度本番にチャレンジしていただくことです。
(pp.2)
この企画を提案されたときから気が狂いそうになるほどの1年以上の死闘の末、本書が完成したようだ(笑)。そして、前書きの最後に『この本の実力は、読む人が読めば、わかるはずです。(pp.4)』とある。この本はまさにその通り!!著者はTOEIC界に君臨する神といっても過言ではない!!www別に著者の関係者とか回し者ではないけど、素直に感嘆した。断然スゴ本。もう以下の記事は読まなくていいから、TOEICで点数上げたければ速攻でアマぞれ!!

では、どこがどうすごいのか?これを徐々に解説していこう。

TOEICを受験すると体感するのだけど、受験直後は結構解けた気がする!!と思うのだけど、結果を見ると予想外に点数が低かったりする。そういうとき、まんまとTOEICが仕掛けてくる巧妙な罠にひっかかっているのは間違いない。

兵法で有名な孫子の言葉に『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。』というものがある。本書はまさにこれを体現しているような解説本である。つまり、著者の徹底的な分析と解説により、TOEICが仕掛けてくる攻撃!?を知り、本試験でその攻撃にひっかからないようにできる。

受験者が惑わされるひっかけをひかっけパターンとして各Partごとに示されている。たとえば、Part3では以下のようなひっかけパターンがある。
  1. 音のひっかけ
  2. イメージ反応の罠・・・会話の中の一部の語句や会話の流れから正しいと思わせてしまうひっかけ
  3. 論外・・・会話からは想像だにできない50〜200人に1人だけ選ぶ選択肢
  4. 時間差攻撃・・・(主に)第3問目で見られるひっかけ。順序を正しく聞き取れているかどうかを試す設問に含まれるひっかけ
  5. 立場逆転の落とし穴・・・設問で聞かれている人物ではなく、その話相手または第三者がした、またはするかもしれない動作と勘違いさせるひっかけ
  6. 前問固執狙い・・・前の設問の選択肢から影響を受けて、流れで選ばせようとするひっかけ
まぁ、こんな感じでひっかけパターンが示されている。そして、Part3での解説で、他の類書には書いてないこととして、「会話の中に聞こえてきた単語が、正解の選択肢にもそのまま入っていることが多々あります。(pp.92)」とある。他の本では、会話の単語はパラフレーズ(言い換え)されているから違うとあったりする。それなりに何度も受験しているけど、著者の主張は結構その通りだなと思う。

また、Part7では、ひっかけパターン以前の引っかかってしまう根本原因が以下のように五段階あると示されている。
  • 第1段階の原因 ボキャブ不足⇒パニック
  • 第2段階の原因 文字が似ているボキャブの勘違い
  • 第3段階の原因 問題文の読み間違え
  • 第4段階の原因 本文と同じ単語が入っているから
  • 第5段階の原因 本文からイメージしてしまうから
これらはあるあるwwと思うものばかり。特に自分は単語の読み間違えとか問題文の読み間違えが多かったりする。NOT問題ではないのに、NOT問題だと思い込んで解いていて、あれ?どこにも正しい記述が見当たらないとか(笑)。このような根本原因を把握しておくのはとても大事。

細かい分析についてはもう本書を実践してもらうしかない。本書は著者も示すように、問題集ではなく、解説書の位置づけである。そのため、問題数は少なめであるが、解説はダントツで秀逸。各選択肢一つ一つになぜだめなのか?が示されている。本当に解説メインの本。

マニアックな分析として、Part1では「若い恋人同士・家族」の写真がまったく出ないらしい。著者の推測によれば、TOEICは独身者、既婚子なしの人が多く受けるテストだからではないかと。へーと思った。やはり心理学者や社会学者が製作に関わっているからだろうね。

つまり、日曜日の昼間にわざわざ1人で試験を受けに行って、く、リア充爆発しろ!!って思わせるような問題が出たら、みんなそこで躓いて意図した点数調整ができなくなるからだろうと(笑)。そんな気遣いもあったりで、他には政治色を出したくないので、政府を示すgovernmentという単語よりもcouncil(議会)が好んで使われたりするようだ。

冒頭で著者は神!!と言ったのは、先日7月24日(第164回)のTOEICテストを半年振りに受けたときに、本書に示されている例題とほぼ同じ問題が2問ほどピンポイントで出題されたから。これはもう解いていてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!とちょっと思ったwwPart6のWithoutのあとは動名詞を選ぶ問題と、Part7のボキャブ問題で、Reflectの言い換えはどれか?というのが出た。ほとんど本書と同じ内容だった。

また、TOEICは徐々に進化しているので、TOEIC対策本の対策をTOEICがやって簡単にならないようになっているらしい。著者は以下のように示している。
「長本が本を出すと、その半年後くらいから傾向が変えられて出題される部分が出てくる」という、大変申し訳ないのですが、元も子もない現実を頭の片隅に入れておいてください。
(pp.289)
つまり、この本の発売日は6月末なので、この本の賞味期限は今年いっぱいということになる(笑)。これが本当なら、TOEIC運営委員が長本氏の本を評価していることの証でもある。つまり、TOEICを難しくしているのは著者ともいえるwwそれがある意味神であるゆえんともなる。

本書は確かに解説書で、いかにTOEICの仕掛けてくる巧妙な罠にひっかからないかを示す、ある意味テクニック系の本である。しかし、著者も示すように、テクニックではない根本的な英語力がないとTOEICでは高得点は望めないとある。自分もその通りだなと思う。なので、本書の内容を熟知しつつも、対策本以外で根本的な英語力を身につける必要があると思う。

そうはいっても、本書をやるのとやらないのでは大違いだと思う。今からTOEIC勉強を始める人が羨ましいね。これほどの良書を初期から利用できるのだからね。また、本書に示されているように、本書以前に以下の著者の本をやっておくのが推奨。両方やってから本書をやったほうがより著者の意図が分かると思う。

今からTOEICで高得点を速攻で取得したければ、最初に本書を含めて著者の本3冊を丸暗記するくらいやりこんだほうがよい。それから他の問題集をやったほうが絶対効率的。

本書は本当にスゴ本。絶対著者にしか書けない内容で、迷わず買いの一冊。



新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略
新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略
著者:長本 吉斉
販売元:東京書籍
(2011-06-29)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICで思うように点数が取れてない人
  • 面白いTOEIC解説本を求めている人
  • 神の領域に触れてみたい人(笑)
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July 09, 2011

はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル

はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル
はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル

キーワード:
 長本吉斉、TOEIC、対策本、バイブル、スゴ本
TOEICなどの英語資格学校の講師よるTOEIC総合対策本。目次はそんなに重要ではないので省略。この本はもう間違いなくスゴ本!!TOEIC対策をやるなら、まず最初にこれだ!!

僕はTOEIC対策のために、本屋で売られているTOEIC対策本、問題集、参考書などを30冊ほどこなしてきたけど、この本はダントツでスゴイ!!と言わざるを得ないほどの対策本。まさにタイトルにあるように『バイブル』という名に恥じない内容である。表紙のカバーのユニコーンもかっこいいしね(笑)。

どこが優れているか?、を示す前に著者の熱い想いが示されている部分を引用しておこう。
この本は、私のこれまでの20年以上に渡るTOEIC受験経験や授業の中で気づいたことの中で、特にこれからはじめてTOEICを受験する人、また、すでに受験経験があり、スコアーが停滞気味の人に対して、有用だと思われることを集中的にまとめてみたものです。

具体的には、個別問題に関するここ数年の流れ、TOEIC独特の傾向の分析、TOEIC側の出題意図の推測、多くの受験者が陥ってしまう誤解、TOEIC独特の引っかけパターン、類書に典型的に見られる誤った対策指南についての指摘、現実的な直前対策等々です。見る人が見れば、類書とのレベルの違いがすぐにおわかりいただけると思います。
(pp.6)
TOEIC対策歴20年は伊達じゃない!!もうこの一言に尽きる。この年季の違いがその他の凡百の並のTOEIC対策本との決定的な差となって現れている。

例えば、TOEICはとてもお上品なテストなので、devastaging(破壊的な), ugly(醜い), rob(奪う), bankruptcy(倒産)といった過激で否定的な表現、人の気分を暗くするような単語は出ないといったことが示されている。これは知らなかった!!と思った。BankruptcyくらいならPart3に出てきそうだけど、実際は出ないらしい。なので、これが使われている対策本は要注意かもしれない。

他にも公式問題集には「全然本番では出題されないじゃん、こんなの」っていうのがあるらしい。なるほど、これは結構自分も実感した。まぁ、かといってまったく不要でもないけどね。

さらには、リスニングで稀に高得点層の人が多く間違えて、低い点数の人たちが正解しているような問題は不適切問題として採点されないといったこともあるらしい。これは著者が実際にTOEIC運営委員会に問い合わせて確かめられたようだ。これはそんなのあるんだ!!と思った。このようなことは他の対策本にはまず書いてない。

問題に対する具体的なこと、例えばパラフレーズは絶対ではない、といったことなどはあまりネタばれしすぎるとだめなので、もう本書を買って実際に確かめて欲しい。

はじめての』とタイトルについているように、本書は本当にTOEICを初めて受ける人にも分かりやすく示されている。最初にTOEICとはどのような試験か?から解説されており、さらには申し込み方法、受験当日の時間についてとか(一度だけ試験開始直後に著者はくしゃみをしてしまい、隣にいた勝間和代みたいな人に睨まれたことがあるとか(笑))スコアーと実際の英語力の解説などなど、結構受験慣れしていても、なるほどと思うことが多かった。

Part1からPart7まで総合的に対策でき、解説もとてもわかりやすい。要所要所に著者しか書けないだろうなというような解説が示されていたりする。例えば、Part3でもっとも頻繁に登場する人物の名前はSarahだとか(笑)。そんなマニアックな分析は他に見たことがないww

あとはPart7対策で、設問を先に読むか、本文を読んでから設問を読むのはどちらがよいか?という問い対しては、どちらも大差なく、そんなのは読解力試験においては「戦略」にならない、と示していたりする。まぁ、そうだよねって思う。

はじめての』とタイトルについているのは、TOEIC初心者からでも大丈夫という意図の他に、もうひとつあるのではないかと想像する。それは、最初にこの本を取り組くむことで、その他並み程度のTOEIC対策本との比較のためのベンチマークを手に入れられる、という側面もあるように思える。

つまり、このバイブル本を一つの基準としてその他対策本を選んだりしていけばよい、ということだと思った。TOEIC対策に限らず、資格試験は本当によい本かどうかで投下した工数のリターンが得られるかどうかの分かれ道となる。そういうとき、駄本で時間を無駄にしないためにも、最初に優れた本をやっておけば、次に対策本を買うときの目利きになる。

また、実際に問題を解いているときにも、間違えた問題でもこの問題は微妙じゃないかなと思ったりしたとき、長本氏のバイブル本でこのような問題は出ないと確認できたら、そういう問題はスルーしていけばよい、ということになる。

僕は、800点を越えたあたりに本書をやり始めた。そしたら400点の壁を超えられずに停滞していたリーディングの点数がぐんと上がっていった。たぶん解き方が補正されたのだと思う。そして、最終的にトータルで955点まで上げることができた。間違いなく本書のおかげだと思う。その反面、どうしてこのバイブル本をもっと早くから取り組んでいなかったのか!?とも思った。

本書は600〜850点まで狙える!!と表紙にあるとおりだと思う。800点を超えていたら、別にやる必要ないでしょ!?と思うけど、それでは確実に損をしている!!この本をやらなくてもよいのは軽く900点以上取れる人だけで、900点未満の人はまずこのバイブル本を最初にやってほしいと思う。必ずやるだけの価値はあると断言する!!

長本氏の対策本は、以下の文法本もある。こちらもあわせてやっておきたいところ。

TOEIC対策本はやっていて苦行のように感じる本が多い。例えばイ・イクフン本の極めろ!と解きまくれ!シリーズとか。これらはとても価値の高い対策本ではあるが、やりこなすのは正直しんどい。

しかし、本書は、長本氏の講義を実際に聞いているようで、解説も文章も面白みがあるので、なんだかやり進めたいという意識がわいてくる。そしてかつ内容もお墨付き。これほどのTOEIC対策本は、しばらくは出てこないだろうと思う。それほどのスゴ本。

本書の出版前まではキム・デギュン氏の『「正解」が見える』本がバイブル的な存在だった。本書はその双璧となる本だろう。TOEIC対策本でまず最初にやるべきバイブル本なので、絶対これを3回転は繰り返してものにすべし!! されば、おのずと点数に結果が反映されるだろうm9(・∀・)ビシッ!!



はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル
はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル
著者:長本 吉斉
販売元:PHP研究所
(2009-10-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICを初めて受験する人
  • いろいろやったけど点数が伸び悩んでいる人
  • バイブルを体感してみたい人
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July 02, 2011

TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継
TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

キーワード:
 長本吉斉、TOEIC、文法、基礎、土台
TOEICにおける文法の基礎的な力をつけることができる本。目次は多すぎなので省略。

著者はTOEIC講師歴15年という長いキャリアがあり、TOEICが始まった当初、TOEIC対策本が書店に数冊しかなかったころからずっとTOEICの動きを観察されてきたようだ。そんな著者しか示しようがない文法のポイントがぎっしりと詰まったものが本書となる。

タイトルに650点突破とあるように、主に現在400〜600点前後の方に作成された文法・語法のための一冊とある。そして、本書は瑣末なテクニック本ではなく、力をつけるための本とあり、文法の基礎が身につけられる内容となっている。

本書の特徴が示されている部分があるので、その部分を列挙。
  1. 説明はわかりやすく、単語のレベルは落としていません。
  2. 文字を聞くように読んでください。
  3. 初めから順に読み進めてください。
  4. TOEICになじみ、親しみを感じるようになります。
  5. 問題・英文は全て入念なネイティブチェックを経ています。
  6. 同じ事項が必要なだけ繰り返し言及されます。
  7. 長年のTOEIC研究の成果を公開した耐久性のある本です。
    (pp.2-5)
著者の語学学校での講義内容をもとに本書が作られているので、講義を聞いているような文体で読み進めやすいと思う。

また、ところどころに「鉄則」として押さえておくべきポイントが示されており、その鉄則が47個示されている。これはと思う鉄則を3つだけ示しておく。
  • 鉄則1 名詞、形容詞、副詞の品詞の問題は、今までも、そしてこれからも出題され続ける最頻度項目。(pp.10)
  • 鉄則19 TOEICの数量詞関連の問題は、時に似たような品詞を2つ出して、知識が曖昧でないかどうかを試してくることがある。(pp.99)
  • 鉄則37 不定詞を入れるか動名詞を入れるかの判断問題は、簡単なゆえに落とせない。いかに正確に、かつ、すばやく判断するかが勝負。(pp.195)
基礎的な文法事項から、著者の長年のTOEIC分析経験から導かれるものまで幅広く示されている。

650点を突破することが目標とあるので、それ以上点数がある人は読まなくてもよいと思うでしょう。実際、自分も800点を超えていたときに、本書を書店で見かけたときにあえて読む必要があるかどうか1,2ヶ月迷った。しかし、どうしてもリーディングの点数が伸び悩み、その原因が文法知識の理解が完全ではないのではないかと思って、思い切って買って読んでみた。

800点を超えていたら本書の内容は全部楽勝で分かるでしょうと思っていたけど、実際に読んで見ると、例えば、名詞の前につく数や量を表す単語、several, each, a few, few, a little, little, much, enoughなどが可算、不可算名詞のどちらで使えるかといった理解が曖昧だった。こういう曖昧な部分が実際のTOEICでの判断ミスにつながり、結果点数を取りこぼしているのだと思う。

短期間で効率よくTOEICの点数アップを図るなら、文法の基礎、土台がしっかりしていないと絶対に無理だと思うんだよね。文法の土台がしっかりしていないうちに無駄に模試とか問題集を解きまくっていても、それら似たような問題には対処できるが、見たこともない問題には対処できなくなる。そういうとき、文法の土台があると、見たことのない問題に遭遇しても、基礎の考え方は同じなので、何とか対処できるようになる。

また、リスニングにおいても文章構造がある程度型として身についてないと、長めの会話文のときに、内容が分からなくなる。逆にしっかり型が身についていると、最初の出だし数単語だけで次につながる節などはある程度想像できるようになる。それはリーディングでも同じ。Part7の読解スピードを上げるのにも鉄板の文法理解があって初めて可能となる。

本書は本当に読みやすいし、他のTOEICの文法本などとレベルが全然違う。著者の長年の経験則から導かれる今まで知らなかったようなことが結構示されている。かなりの良書だと思われる。

また、600点が壁となっている人が間違えやすい部分、理解が曖昧だろうと思われる部分がポイントを絞って示されている。こういう部分をきっちり押さえるだけで、文法に対する苦手意識はなくなると思う。そして結果的にTOEICの点数に反映されると思う。

実際、800点を超えていたけど、リーディングが400点を超えられなかったときに読んでから、文法知識の基礎を強化でき、リーディングでも400点を超えられるようになった。なので、860点以下、もしくはリーディングで400点以下の人はこれを読み込んだほうがよいと思う。自分が苦手な分野が絶対あると思うので、そこを強化すればよい。

いくら400〜600点の人を想定しているといっても、まったく文法知識がないのに本書を読み進めるのは厳しいかもしれない。そのため、同じ出版社の以下の文法本を先に読み込んでおくのがよい。これも講義内容の実況中継タイプなので、読みやすい。TRY AGAINと本書を短期間でそれぞれ3回転読み込めば、文法の基礎はバッチリだと思う。それから文法問題集を解きまくっても遅くはない。

スポーツでも仕事でもTOEICでも基礎がとても大事だと思う今日このごろ。伸び悩んだらもう一度基礎的な部分を復習するのも大切。TOEICに関して言えば、文法の基礎をきっちり押さえたら必ず理解が進み、ぐんと点数が伸びる!!



TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継
TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継
著者:長本 吉斉
販売元:語学春秋社
(2008-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 「直前△日間で○点アップ」というような本をやってもできなかった人
  • 問題を解いて、解説を読んでも曖昧感が残る人
  • 文法事項を基礎から総ざらいで確認したい人
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June 25, 2011

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点

キーワード:
 キム・デギュン、TOEIC、900点、単語、最強
TOEICのバイブル本の著書がある著者による単語本。基本的なコンセプトは以下の単語本と同じ。結論から示すと、この単語本が最強!!900点以上取りたかったらこの本の単語を全部覚えろ!!

TOEIC用に限らず優れた単語本は他にもある。例えば、DUO。DUOはとても効率よく覚えられるし、例文が面白いからよいんだよね。しかし、DUOの単語ではせいぜい730点を取れるかどうかっていう内容だったりする。では、TOEIC用の定番単語本の出る順英単語ではどうかというと、表紙には860点までOKとあるが、まぁ、800点くらいかなと思う。完全に覚えれば860点は行くかもだけど。しかし、これらだけでは900点の壁はなかなか超えられない。900点以上のレベルとなると、必要なのは文法とか回答テクニックとかいった瑣末なことではなく、最後は単語となる。その900点レベルの単語が多く収録されているのが本書となる。

著者はTOEICを10年ほど受験し続けてきた経験があり、その過程で本当に本試験で出た単語が収録されている。これは他の単語本とはわけが違う。出る順英単語と比較してみよう。

例えば、『furnace』という単語。これは本書では860点レベルの部分に収録されているもので、意味は名詞で「炉、暖房用ボイラー」とあり、Part1,3,リーディング部分で出てくると示されている。これはいかにもPart1の写真描写問題で出てきそうで、この単語が分かってないとまず落とす問題となる。これが出る順英単語には載ってない。

他にも『appraisal』。意味は名詞で「評価」というもので、いかにもPart7の求人広告問題に出てきそうなものだし、実際に本試験でも見たことがある。これも出る順英単語には出ていない。

990点レベルの章にある『editorial』は出る順英単語にも収録されている。出る順英単語では形容詞として「編集者の、編集(上)の」としかないが、本書では名詞で「社説」と示されている。同じ単語でも収録されている範囲が違う。

さらには『giveaway』という単語。意味は「景品、おまけ、無料サンプル」。いかにもTOEICが好きそうな単語で、complimentary とか free of charge といったものにパラフレーズされそうなもので、これも出る順英単語には収録されていない。

他の単語本は持ってないので比較しようがないが、このような本当に出る単語の差がそのまま点数差に反映されていく。800点を越えたあたりから単語を知っているかどうかで点数が削られていくので、最後は本当に出る単語を知っているかどうかが勝負になってくる。

本書の収録単語数は938、熟語数は180ほどで、割とコンパクトにまとまっているほうだと思う。赤シート、CD音声もあるので覚えやすいと思う。

この本の使い方は、知らない単語にチェックをつけて、その単語と意味を速読でチェックしていき、大体20分以内で本書を1回転するのがよいと思う。単語は1日10個というように分割して覚えるのではなく、多くの個数を毎日同じだけ総チェックして回転数を上げたほうが覚えやすいとか科学的な根拠があったはずなので、それがよいと思う。

実際自分はこの単語本を帰りの通勤時間中の15分で1回転するというのを繰り返し、大体少なくとも30回転はやったと思う。それでも990点レベルの章の単語はまだ完全ではないけど、おかげで955点を取得できたと思う。

自分が使っている単語本がいまいちいけていないのではないか?とか、収録語数が4,000とかあるやつのほうがいいのではないか?と思ったりして、いくつも並列でやりたくなってくるけど、それはあまり意味がないのでお薦めしない。本当に信頼性の高いコンパクトにまとまっているものを徹底的に繰り返したほうが確実。その信頼性の高い単語本が本書だと自信を持って言える。

明日は6月のTOEICの本試験だね。受験直後に微妙に単語が分からないなぁと思う人は、帰りに書店でこの単語本をパラパラ眺めてみるとよいよ。この単語出てた出てた!!とか、こういう意味だったのか!!というのが結構あるから。自分は毎回受験してこの単語本を繰り返すたびにそのように感じていた。

あと単語チェック時には修行するイメージで熱い気持ちでスピードをつけてやったほうがいい。熱い気持ちになれるお薦めアルバムはこれ!!

ETERNAL FLAME(DVD付)ETERNAL FLAME(DVD付)
アーティスト:Do As Infinity
販売元:エイベックス・エンタテインメント
(2009-09-30)
販売元:Amazon.co.jp

もうタイトルとジャケ写真からして燃え上がっているでしょうwwwこのアルバムの『最後のGAME』っていう曲が熱くていつもTOEIC当日に受験会場まで向かうときに聞いていた。『Play The Game 始まる 最後の勝負俺とお前とどちらが勝つか〜♪』って感じで熱い気持ちになれるwww本書はCD、赤シート付きで著者のTOEIC受験10年の経験値が凝縮されており、本当に出る単語が収録されているので絶対これをお薦め!!これで1,200円は超お買い得!!これを完璧に暗記すれば900点は間違いない!!



新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
著者:キム・デギュン
販売元:旺文社
(2008-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICで900点以上取りたい人
  • 信頼性の高い単語本を求めている人
  • 最強の単語本で修行したい人
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June 24, 2011

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点

キーワード:
 キム・デギュン、TOEIC、単語、点数別、核心語彙
TOEIC本のバイブルの著者によって点数別に単語が収録されている本。目次は特に示すほどのものはないので省略。本書は、TOEICを10年以上継続して受験してきた著者によって本当に出る単語が点数別に収録されている本。

キム・デギュン氏といえば、TOEIC本のバイブルとして以下の本がある。この本の最後の方に『核心語彙』として単語が406個示されているが、それをもっと拡張したのが本書だと思われる。

本書の特徴を簡単に示しておこう。

本書はタイトルにあるとおり、600点、730点レベルの単語が収録されている。600点レベルを7日間、730点レベルを7日間の計14日間で学習できるように章立てされている。1日当たりの単語数は約70ほどとなる。各章の最後に熟語も示されており、14個ほど収録されている。

本書の構成としては、まず単語の横に四角いチェックボックスがあり、そこで覚えたかどうかのチェックを記入できる。そして単語、単語の品詞、意味が2,3個示されている。また、本書の特徴として、その単語がPar1,2,リーディングなどとどのパートに出やすいかが示されている。これは他のTOEIC単語本にはあまりない特徴だと思う。

また、各単語には1,2個の例文が示されているので、文章で単語を覚えることができる。さらに派生語も収録されている。さらに、CD付きなので、音声でも単語を覚えることができる。そのため、単語1つあたりの情報量は割りと多いほうだと思う。

ただ、CD音声は、英単語の発音とその日本語の意味のみが淡々と続き、各単語の例文までは収録されていない。そこはちょっと残念な部分ではあるが、リスニングにおける単語の音と意味を紐付けるトレーニングとして聞き込んでおくのがよいと思う。

TOEICの単語帳の定番といったら出る順英単語がある。出る順英単語を1冊やれば十分とお思いでしょう。自分もそう思っていたけど、出る順英単語は抜け漏れがある!!これは連続してTOEICを受験しているとかなり実感する。出る順英単語の単語選定は、市販の問題集や模試から統計分析して選定しているので、本試験のものを正確には反映していない。

しかし、キム・デギュン氏の本書は10年TOEICを受験し続けた経験値から単語が選定されているのがよく分かる。例えば、『mop』という単語。意味は「〜モップでふく」という単純な動詞で、本書の600点レベルのところに収録されているが、出る順英単語には収録されていない。これ、実際にPart1の写真描写で出てきたのを実感した。

他にも『streetcar』。730点レベルのところに収録されている単語で、「路面電車」という意味。これも出る順英単語には出ていないが、いかにもPart1の写真描写に出そうで、電車の写真を見ながらtrainを思い浮かべていて、『Some passengers are getting off from the streetcar.』という音声だった場合、車と電車どっちよ!!と混乱してそこでリズムが狂うのが目に見えるwww。こういう微妙な本当に出た単語を知っているかどうかが点数を稼ぐポイントなのだと思う。

なので、TOEIC本試験直後にこの単語本をパラパラと見返すと、出てた出てた!!っていうのが結構あった。もちろん、出る順英単語と重複する部分がほとんどだけど、その抜け漏れを埋めることができるのが本書と思われる。

本書の使い方は、覚えていない単語のチェックボックスにチェックを入れて、15分でその単語だけを見ながら速読で本書を1回転するのがよい。それをできれば1日1回やっていけば、大体単語は覚えられる。そんで通勤時間などに歩きながらiPodなどで音声を聞き流していれば、1ヶ月あれば大体覚えられると思う。

速読で1回転するには激しい音楽がお薦め。でもまぁ、最近Lady GaGaさんが来日してきているし、自分が去年の今頃はまっていたので、以下をお薦め。

ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)
アーティスト:レディー・ガガ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
(2009-07-22)

GaGaさんはマジッパネェwwwいや、ホンとこのアルバムも最近の『Born This Way』もよいよ☆あと、リスニングが450点以上超えると大体歌詞も聞き取れるようになるよ。

ということで、単語も地道に修行して覚えるのみ!!



新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
著者:キム・デギュン
販売元:旺文社
(2008-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 単語を効率よく覚えたい人
  • 出る順英単語は微妙だと思う人
  • TOEICで点数を地道に稼ぎたい人
Amazon.co.jpで『キム・デギュン』の他の本を見る

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June 21, 2011

スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング

スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング

キーワード:
 甲斐幸治、TOEIC、リーディング、900、トレーニング
TOEICのPart7対策本。本書の構成は、第1章が『「パラフレーズを見抜く」集中トレーニング』、第2章が『パターン別 練習問題』、第3章が『模擬試験』となっている。

本書の特徴が示されている部分があるので、それを抜粋。
  1. 従来のPart7対策書のほとんどは、ただ単に練習問題を解いて、答え合わせをするというものであるが、本書はまず最初に「パラフレーズを見抜く」集中トレーニングを徹底的に行うことからスタートする。この読解メソッドにより、Part7を解く基礎的な読解力をしっかりと養うことができる。
  2. Single PassageとDouble Passagesの豊富な数の練習問題が、分野・パターン別で配列されており、高得点を取る人は頭の中でどのような思考を行いながら問題を解いているのかが論理的な解説により、はっきりと理解できるようになっている。まるで家庭教師の先生がていねいに1つずつ長文問題の解き方を説明してくれるような臨場感あふれるユニークな解説といえる。
  3. 最後に、本番のPart7と同じ量、同じレベルの模試にチャレンジできる。模試問題のクオリティーの高さ、詳しい解説、役に立つ語句注など、かゆい所に手が届く編集は満足度100%である。
(pp.1)
Part7対策本には2種類あって、1つは模試に近い構成で解説が少なめで、ひたすら問題を解きまくるタイプのもの。イ・イクフン氏の解きまくれ!シリーズがそれに当たる。もう1種類は、解き方の解説本となる。本書は後者に該当する。

本書を一言で示すと、ゴルフで言えばフォームの確認用トレーニングができる!!という感覚に近い。

特徴に示されているように、まず第1章のパラフレーズトレーニング問題では、スキャニング、スキミングを駆使して、文章中のどこを見るべきかが示されている。文章中のキーワードには色づけ、番号付けされており、それが設問の選択肢のどれに対応するかが示されている。

語彙力が足りない800点未満の状態だと、パラフレーズ、つまり語句の言い換えが正解への障壁となる。同じことを示しているのに文章中と設問2種類の表現が理解できないと、正解を導き出すことができない。そのときに、どういうところでパラフレーズされているのかを知っているのと知らないのでは、全然解き方が変わってくる。

パラフレーズされやすい箇所をある程度型として身につけていれば、スキャニング、スキミングで該当箇所だけを読み取って時間を短縮して進められる。こういうパラフレーズ問題に言及している対策本はあまりない。

本書は特徴で示しているだけあり、解説がかなり詳しい。まず、広告、記事、メールといった典型的な文章の特徴を示している。例えばエンジニアの求人広告の場合、『1.自社の紹介→2.募集職種→3.補足説明、という典型的な流れを押さえておく』というようなことが示されている。

そして各設問の解説としては、『思考の軌跡』として、まずはどこに注目するべきか、そして文書中の根拠を探し当て、回答を選ぶための判断など正解に至るまでの3,4ステップが示されている。ここまで詳しいものはあまりないので、この部分が特徴で示されているように家庭教師の先生がついているような感覚、という表現の通りだと思う。

読解問題において重要なのは、思い込みで問題を解かないことだ。そして正解を選択するときに、あてずっぽうでこれに違いない!!とマークするのではなく、この記述は本文中にないから除外、この選択肢が本文とパラフレーズされているからこれが正解!!とかならず根拠をもとに回答しなければいけない。適当にあてずっぽうでマークするものはほぼ不正解と思っていて間違いない。それはTOEICの巧妙な罠にひっかかっているから(笑)。

タイトルに900とあるので、若干難しめ。特に記事問題が本文と設問ともに本試験よりも長文な気がする。そのため、全文読み込みしていたのでは若干時間が足りないかもしれない。どちらかというとスキャニングなど該当箇所だけを読み込んで読解していくタイプのトレーニングができる対策本なので。

また、単語も若干難しいものが含まれている。出る順英単語の後ろのほうに出てくるものが結構含まれている印象。結果、模試は本試験よりも若干難しい気がする。48問あり、44問正解でスコア900点突破のボーダーと示されている。

ちなみに、去年の9月25日にこの模試を実施したが、51分30秒かかり、31問正解だった。そして、10月31日実施の本試験のリーディングは380点だった。まぁこのころはまだ語彙力と読解スピードがまだ微妙だったときかな。妥当な正答数と点数だと思う。

解説が詳しく、リーディングの解き方の型を習得できるので、730点を越えたあたりから取り組むのがよいかもしれない。それ以前の点数では、他の問題集をやったほうがよい。900点超えたい人は、長文が含まれているこの模試で全文読み込みしても時間を余らせられないとダメかな。

全体的な構成も丁寧な作りだと思うので、リーディング対策本としてはかなり良書の部類に入ると思う。集中すれば1週間で1回転はできるとと思うので、解き方の型を習得したい人にはおススメ。



スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
著者:甲斐 幸治
販売元:桐原書店
(2010-09-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングの解き方が分からない人
  • 難しめの対策本をやりたい人
  • ゴルフなどのスポーツをやっている人
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June 15, 2011

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、リーディング、ドリル、修行
解きまくれ!シリーズのPart7対策問題集。目次は載せるほどのものではないので省略。

TOEIC対策本コーナーに行くと、現状ではPart7に絞ったリーディング問題集があまり置かれていない。あっても問題の解き方本が中心で、それらに対する不満は適切な分量がこなせないこと。繰り返すのは重要だが、問題収録数が少なすぎて適度なトレーニングとはならない。かといって模試だと他のパートまで含まれているので、Part7だけ集中的にトレーニングするときに若干冗長となる。

そこでこのイ・イクフン氏による解きまくれ!シリーズの最終巻、Part7対策本となる。この本の初版発行は2010年9月30日となっている。去年TOEIC対策をやっていたときに、どれほどこの問題集の出版を待ちわびたことか。

去年の夏場ごろ、リーディングが伸び悩んでいた。そこでいろいろとリーディング問題集をやっていたけど、どれもしっくりこなかった。すでに解きまくれ!のPart5&6問題集が出ていたし、姉妹編の極めろ!のPart7対策本も秀逸だったので、きっとこれから出版される解きまくれ!のPart7対策本も期待できると思っていた。そして毎週TOEIC本コーナーに通って出版を待った。

出版されてすぐにやった。期待は予想通り、本書はTOEICのPart7対策本でダントツで優れていると評価をつけて間違いない!! いや、これはすごいよ。解きまくれ!は至高www

優れている点を簡単に示しておこう。

まずイ・イクフン氏の対策本の基本である、問題収録数の多さにある。本書はPart7のシングルパッセージ、ダブルパッセージ問題がテスト8回分、それぞれ224問、160問の計384問収録されている。ここまでの分量が収録されている問題集は他にはない。この絶対量がトレーニング時に必要で、1回転解き終わっただけでぐんと力がつく。

また、ページ構成がやはりよい。見開きページで左ページに問題文、右ページに設問、そしてページをめくった見開きページ2ページで左に訳、右に解答と解説、問題中に出題されている語句の訳が多数収録されている。これはちゃんと読者のことを考えて作られているページ構成となる。

問題量が多いので、ページにまたがって問題が載っていたり、問題によってページ構成が違っていると継続して勉強するのに地味に支障が出てくる。

問題の質に関しては、本試験よりも若干難しめの問題が多めに収録されている印象を受ける。何よりも、あまり本試験に出ないような話題、テーマが出題されている気がする。そのため、単語も若干難しい。しかし、単語に関しては解説に簡単なものまでチェックボックス付で訳が多く示されているので、本書を繰り返してやることで語彙力も相当増強できる。

しかし、ちょっと微妙な点は、問題文のフォントがすべて同じとなっているところか。本試験やその他の模試などでは、広告や記事、メールによってゴシックであったりポップ体であったりイタリックであったりするが、本書はすべて同じなので、そういうフォントの違いの英文読み込みのトレーニングができない。本試験中にゴシック体の次にいきなりイタリックとかが出てくるとかなりリズムを崩されるんだよね。まぁ、そこは他の模試でカバーするしかない。

本書を解くときには、かならずストップウォッチ、もしくはキッチンタイマーを使って1問1分ペースを体に叩き込むこと。そのためのこの問題収録数なのだと思う。解くときはリーディングスピードを上げるためにも全文頭から読み込むことかな。最初に設問を読み(選択肢は除く)、それから問題文を全文読み込みしていけばよいと思う。最初の1回転目はなかなか1問1分ペースを守るのは厳しいけど、2回転目以降は単語も分かってくるので、大体いけると思う。

Part7対策だけは問題集をこなしているだけでは大幅な点数アップを臨めないが、問題を解くときの型を本書で繰り返して習得したほうがよい。日々英文記事を読み込みしつつ、本書で1問1分ペースで解けるようになれば、本試験では時間が余ると思う。それほどやった分だけ必ず成果を実感できる優れた対策本だと思う。

また、たんたんとこなしていかないとなかなか進まないので、気合を入れながらやるとよい。熱くなれる音楽を聞きながらやるのがおススメ。

Meteora (Dig)Meteora (Dig)
アーティスト:Linkin Park
販売元:Warner Bros / Wea
(2003-03-25)
販売元:Amazon.co.jp

大学生のとき夏にかけてこれを聞いていて熱い気持ちになれたのを思い出す。スピードに乗って取り組むなら、これをおススメ!!これを聞きながら熱い気持ちで解きまくれ!!

これで自分がこなしたイ・イクフン本シリーズはすべて紹介した。以下書評記事。イ・イクフン氏の極めろ!と解きまくれ!シリーズをすべて3回転やれば860点は余裕で行くと思う。なので、TOEIC対策本でどれを買うべきか悩んだら、迷わずこのシリーズで修行だ!!



解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
著者:イ イクフン
販売元:スリーエーネットワーク
(2010-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 優れたリーディング対策本を求めている人
  • 1問1分ペースで解きまくりたい人
  • リーディング問題集で激しく修行したい人
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June 13, 2011

解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6

解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、文法問題集、修行、解きまくれ!
イ・イクフン氏によるTOEICのPart5&6文法問題集。目次は特にたいしたことが書いてあるわけではないので省略。

本書のタイトルはとても挑戦的だ。『解きまくれ! 』と示すごとく、Part5、6の問題がテスト8回分、それぞれ320問、96問収録されている。他の文法問題集に比べて収録問題数がかなり多めだ。しかし、これくらいがちょうどよい分量なのだと思う。

解きまくれ!は伊達じゃない!! この文法問題集は問答無用で愚直に3回転繰り返せ!!それだけで必ずリーディングの点数に反映されることは間違いない!! これだけやれば他の文法問題集は特にやらなくてもよいくらい。

本書は他のダメなもの、並の文法問題集と比べてどこが優れているかを示しておこう。

まずは圧倒的な問題数だ。他の問題集はせいぜい200問程度収録されていればよいほうで、本書はPart5だけで320問も収録されている。同じような問題もいくつか収録されているけど、形を変えて忘れたころに出てくるので、再確認しやすい。また繰り返してやるときに、1回転目の内容をほとんど忘れているので、新鮮な気持ちで取り組むことができる。

次は、ページ構成だ。これは文法問題集にとってはとても重要な要素となる。なぜなら、ページ構成が見やすいものになっているか、分かりやすいかどうかで日々取り組み続けられるかどうかが左右されるからだ。

本書の場合、Part5の場合は、左ページに3問、その下に問題に出てくるヒントとなる語句が示されており、右ページに各問題の回答が載っている。つまりページ見開きでそれぞれの問題が完結している。ダメな問題集はページがまたがって問題と解説が載っているものがあるが、あれは回答確認のときに地味に支障となる。本書はPart6も同様に左ページに問題、右ページに回答という優れたページ構成となっている。

そして解説がとてもわかりやすい。まず問題の難易度が5段階で示されており、次に訳、そして解説、さらには構文分析として各文章の主語、述語はどれでどこにかかっているかといった図まで示されている。

解説はわかりやすいだけではだめで、特にそこまで点数が高くない中級者レベルまでは、納得のいくものが重要となる。本書は正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢がなぜダメなのかといった部分まで言及されている。他のダメな文法問題集よりもとても良心的な内容となっている。

あとは挑戦的なタイトルと漆黒と熱く燃え上がれる赤いデザインがいい(笑)。この表紙を見て勉強を始める前にいつも解きまくるぞ!! って感じで取り組んでいた。というか、実際にツイッターでそのようにつぶやいていたww

最低3回転繰り返すのが絶対推奨!!繰り返すときは間違えた問題の横にチェックを入れていくのがよいと思う。また、本書には回答用のマークシートが4回転分巻末に収録されているので、それを切り取って使うのもありだが、自分は以下のようにノートに書いてやっていた。

part5_6

日付と開始時間、終了時間をメモしておき、進捗ペースを把握していた。大体1回転目は90分で15ページほどの進捗ペースかな。2回転目以降はスピードに乗って90分20ページペースだったと思う。

あと、文法問題集を解くときに限らず、自分はいつもカフェとかでiPodで音楽を聞きながらやっていた。特に物量をスピードをつけてやるには激しい曲でノリノリでこなしていくのがおススメ!! まぁ、人によっては集中できなくなるかもだけど、カフェでやるときは絶対これが自分にはあっていた。

そんでいつも聞いていたのはこのアルバム。高校生のとき勉強がんばっていたのを思い出して、熱い気持ちになれる。

ID(アイディー)ID(アイディー)
アーティスト:相川七瀬
販売元:カッティング・エッジ
(1999-05-19)
販売元:Amazon.co.jp

解きまくれ!シリーズは他にもPart1&2用、3&4用、7用があるので、全部やったほうがよい。また、解きまくれ!シリーズの前に、姉妹編である極めろ!シリーズを先にやっておいたほうがよい。3回転繰り返すのはしんどいしめんどくさいものではあるが、やった分、必ず点数に反映されるので、愚直に解きまくれ!!!



解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
著者:イ イクフン
販売元:スリーエーネットワーク
(2010-05)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICの文法問題が苦手な人
  • 良質な文法問題集を探している人
  • 熱い気持ちで修行したい人(笑)
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June 10, 2011

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

キーワード:
 神崎正哉 / 早川幸治 / TEX加藤、TOEIC、990点、思考プロセス
何度もTOEICで990点満点を取得している講師陣によって、TOEICを解くときの思考プロセスが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 講師紹介
  2. 第1章 基本戦略リスニング編
  3. 第2章 基本戦略リーディング編
  4. 第3章 TOEICテスト攻略座談会
  5. 第4章 満点を狙える難単語100
(目次から抜粋)
いわゆるTOEIC対策本などは、問題とその解説が示されており、なぜそれが正解になるか?といったことが示されているものである。しかし、問題を解くときにどこから注目していて、どの判断材料で正解を導き出しているのか?といった問題へのアプローチ方法が示されている本はほとんど存在しない。そこで、何度も満点を取得しているTOEIC講師陣の問題を解く際の思考プロセスが示されているのが本書となる。

これはなかなか興味深い本だった。TOEICの問題を解くとき、一般的にはリスニングは問題を先読みしろとかPart5は空欄前後だけ読めとかPart7はスキャニングで該当箇所を探し出せとよく示される。けれどそれらが本当に効果的なのかどうか?または満点を余裕で取るようなレベルの人も同じような解答方法をやっているのか気になったので読んでみた。

序章は講師陣のバックグラウンドが示されている。もともと全員そんなに英語ができるわけではなかったけど、日々勉強することで本物の英語を身につけられている。三人ともちゃんと満点のTOEICスコアの写真が示されている。

2章、3章が本書の肝。面白いのは、思考プロセスを解き明かす、というコンセプトのため、問題開始何秒でどこに注目しているのか?が講師3人分示されていることだ。例えば、Part1の写真描写問題では、加藤氏と早川氏は開始直後0秒の段階で写真に注目しているのに対して、神崎氏は音声支持で"Look at the picture…"と言われてから写真を見るようだ。

また、神崎氏はDirectionの音声をちゃんと聞いてから解答するらしい。曰くTOEICのナレーターの音声に耳をチューニングさせるためらしい。これはなるほどと思った。

また、各講師陣の各Partへの基本戦略が簡単に示されている。例えば、Part2では各講師陣は以下のことを意識して解答しているようだ。
  • 早川氏:応答する人の立場に身をおく
  • 神崎氏:相手が何を知りたいのかを見極める
  • 加藤氏:自分が話しかけられている状況で聞く
3人共に共通しているのは客観的に聞かないということらしい。特に加藤氏の方針はピンときた。これはなるほど!!と思った。会社経験で、実際に似たようなシーンを思い浮かべて解答するらしい。だから質問文に対する答えが素直なものでなくても、会話として成り立っているものを選びやすくなると思う。自分もこれを意識してからPart2の正答率が上がったような気がする。

各Partの1問あたりの解答所要時間とPart完了までの時間も示されている。さすがに余裕で満点をとるような講師陣なので、かなり速い。リスニングセクションまではみな同じような時間配分だが、リーディングセクションからそれぞれの解答方針が違っており、時間配分も異なってきている。

Part5ではそれぞれ以下のような戦略となっている。
  • 早川氏:まず選択肢を見て問題のタイプを分析(1問あたり3秒〜18秒、計10分)
  • 神崎氏:問題文を読みながら選択肢を見る(1問あたり10秒〜15秒、計15分)
  • 加藤氏:問題文を読んでから選択肢を見る(1問あたり10〜15秒、計15分)
自分は神崎氏タイプかな。空欄前後だけでさくっと瞬殺できる問題もあるけど、一応全部読むかな。瞬殺できるのは簡単な品詞問題。それ以外はちゃんと文章構造を意識して問題文を読んでから選択肢を見るかな。それで大体1問20秒以内で、Part5完了まで約20分以内というところかな。

Part7にいたっては、大分講師陣でも解き方に違いが出てくる。解答完了までの時間が、それぞれ早川氏が25分、神崎氏が40分、加藤氏が30分となり、余らした時間でどれだけ丁寧に見直しができるかが重要らしい。まぁ、神崎氏の文書をすべて読んでの40分でも相当速いと思うけどね。

Part7の基本戦略で特になるほどと思ったのは『文書をどれだけ丁寧に速く読めるか』という部分。以下その部分を抜粋。
 3人に共通している戦略で重要なのは、丁寧に文書を読むということである。時間に追われている受験者にとって、膨大な英文を丁寧にすべて読むのはなかなか容易なことではない。しかし、時間がないからといって、ざっと文書に目を通しただけで設問を解こうとするのは危険だ。不十分な情報を元に設問を解こうとすると、間違った選択肢を選んでしまいかねない。逆に言えば、すべての情報を正確に把握してから設問を解くように心がければ、正しい判断ができるわけである。
 このことは、文書の本文だけではなく、設問についてもいえる。問題によっては、設問の主語を読み間違えただけで間違えてしまう、ということがある。
(pp.88)
これはまさにその通り!!と激しく同意する部分(笑)。いつも自分がリーディングは全文読んだほうがよいといつも示していることがここに凝縮されているといっても過言ではない。

TOEICを10回くらい受験して、800点前半で伸び悩んでしまったとき、リーディングがボトルネックになっていると気付いた。振り返ってみると、どうもリーディングで問題の該当箇所だけを読んで解答しているから間違っているのではないかと?

たぶん本書を読んだ後くらいから意識的に全文読む込む戦略に変えたと思う。そこからリーディングの点数が受験するたびに約40点ずつ上がっていき、最終的に955点獲得できたのだと思う。全文読み込んだほうが迷わずこれ!!と自信を持って解答できるんだよね。その分見直しする時間が5分余るかどうかだけど、正確さ重視で解いており、普通の問題はたぶん見直さなくても大丈夫なので、自信のない問題だけを確認すればよいことになる。

本書は幅広新書サイズで162ページとあまり物理的には内容が多くはない。それで1500円となるので、購入の際は躊躇するところではある。しかし、リスニングの音声が無料ダウンロードできるし、何よりも講師陣のこれまでのTOEIC受験経験からの精度の高い分析と思考プロセスが垣間見れるのはとても貴重である。実際自分はリーディングの伸び悩みのブレイクスルーのきっかけが本書だったと思う。なので、1500円は安かった!!と今から振り返って思う。

でもまぁ、講師陣の思考プロセスは余裕で満点が取れるだけのレベルがあってこそなので、800点未満の人が読んでもあまり参考にならないかもしれない。800点を越えたあたりで、どうも伸び悩んで860点、900点の壁が超えられないという人は一度解答戦略を本書で確認したほうがよいと思う。

TOEICの解き方にはいろいろと流派!?があるので、自分にあったものを選ぶことが重要となる。自分もなんか流派作ろうかしら(笑)。Master流TOEIC道とかwww



990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
著者:神崎 正哉
販売元:コスモピア
(2010-07-24)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICで900点以上取りたい人
  • 自分の解答方針にいまいち自信が持てない人
  • リーディングが伸び悩んでいる人
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June 08, 2011

1日1分!ビジネス英語

1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)

キーワード:
 和田秀樹、WSJ、英字新聞、戦略、英文処理能力
Dow Jones Business Englishと三井物産の提携で執筆された本で、監修は精神科医で受験勉強の専門化でもある和田秀樹氏となる。

目次は分かりにくいので省略。和田秀樹氏の海外留学経験などから、今の時代は話せることよりも英文を読めること、書けることのほうが稼ぐことができるので、英語の勉強ではここを伸ばしたほうがよいと示されている。

そのときに、大学受験英語のような難しい英文解釈をするのではなく、比較的平易ではあるが長めの英語が読める「英文処理能力」を伸ばしたほうがよいとある。

そこで、そのような適切な教材がなかったことから、この本が作られたようだ。

本書の題材はThe Wall Street Journal で、以下のような3構成になっている。
  • What' News ― トップニュースを1〜2センテンスに要約したもの:10記事
  • Begging ― 入門レベル。100語前後の記事:30記事
  • Basic ― 初級レベル。130語前後の記事:10記事
What's Newsは内容確認問題が1題、キーボキャブラリー、訳が示されている。また、BeggingとBasicは以下のような構成となっている。
  1. 記事英文
  2. Thinking Ahead・・・記事内容を読む前に、考えておくべきこと
  3. Key Concepts・・・記事の中心部分にあたる事実関係や背景
  4. Key Vocabulary・・・記事中の重要な語彙
  5. Question・・・内容確認問題3問
  6. 全文訳
  7. Questionの解答
本書の構成は以前紹介した以下の本に近い。この本よりも解説は簡易。また、比較的平易な英文をそろえたとあるので、WSJの記事と言えど、そこまで難しいということはないかな。リーディングで300点あればなんとか読めると思う。見たことなさそうな単語にはちゃんと訳がついているし。

ただ、文章構造の解説のようなものはない。変わりに『Culture Notes』といった異文化を知るためのコラムが4つほど示されている。

本書では「英文の伝わる情報やメッセージそのものに直接アプローチし、素早く的確に情報を読み取る」こと、つまり「攻略的な速読法」が必要と示されている。そのため、文章全体をざっと見るスキミング、自分の知りたいところを探し当てるスキャニングの方法が示されている。ここは、TOEICでもいろんなリーディング対策本に示されるものと同じなので、TOEICのリーディング対策としても本書は有効となる。

まぁ、でも全文を頭から読んでさくっと読み込めることのほうが重要かなと思うけどね。自分は全文頭から読んで速読し、ちゃんと内容が把握できるかどうかに注力した。

本書は2004年発行なので、記事の内容は若干古い。7年ほど前の世の中のビジネスシーンを振り返るという観点から読めばよいかもしれない。ちょっと幅広の新書サイズなので、電車の中で読みやすい。また、1000円以内で買えるのでお買い得だと思う。

このような平易な英文記事と簡単な設問が収録されている本って、あまり英語本コーナーにないんだよね。この本もシリーズ化して巻数を多く出してくれれば継続してリーディング力が鍛えられると思うのだけどね。

英字新聞を読むときは、英語の勉強をするという意識をあまり持ちすぎずに、気軽にビジネスの世界情勢がどんなものになっているかのぞいてみようという感じがよいかもしれない。そもそも内容に興味が持てなければ読んでいても苦痛だしね。それでもずっと読み続けていれば、だんだん興味も出てくるし、読めて面白くもなってくるよ。



1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
著者:Dow Jones Business English
販売元:祥伝社
(2004-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞が読めるようになりたい人
  • TOEICのリーディングで点数を上げたい人
  • 英語は書けるよりも話せることが重要だと思っている人
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June 07, 2011

英字新聞1分間リーディング Vol.2

英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉

キーワード:
 ホーマン由佳、英字新聞、The Nikkei Weekly、スラッシュリーディング
The Nikkei Weeklyの記事が載っている英語リーディング本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 FRONT (トップ記事)
  2. Chapter2 NEWS FOCUS (最新注目記事)
  3. Chapter3 BUSINESS BEAT  (特定企業)
  4. Chapter4 ASIA (アジア情報)
  5. Chapter5 TECHNOLOGY (先端技術)
  6. Chapter6 NEW PRODUCTS (注目の新製品)
  7. Chapter7 MARKETING (マーケティング)
  8. Chapter8 FEATURES (特集記事)
  9. Chapter9 PRICE REPORT (価格)
  10. Chapter10 TRENDS (トレンド)
  11. Chapter11 INSIGHT (社会の深層)
(目次から抜粋)
この本は、2009年11月から2010年4月の間のThe Nikkei Weeklyに掲載された記事が100本収録されている。掲載されている英文は、見出し、リード(第1段落)の部分のみとなっている。この本はでは、英文記事にスラッシュ( / )が入っており、文頭からスラッシュで区切りながら意味を理解するというスラッシュ・リーディングという方法で読むことを推奨されている。

本書の特徴が以下のように示されている。
  1. 英語と日本語を併用しながら、見出し(及び副題も)を一読。
  2. 英文をスラッシュごとに読む。わからない単語はVocabularyでチェック!
  3. 訳を参考にしながら、スラッシュごとに頭から理解。
  4. 「見出しチェック!」で見出し特有の文法を確認。
    (pp.6)
そして、それぞれの特徴に対する効果も示されている。
  1. どんな内容の記事なのかをインプットしておくと「リード」が理解しやすくなる。
  2. 文頭から理解することを意識して読むことができる。
  3. 「なんとなく意味がわかる」から「はっきり理解できる」まで理解度を上げる。
  4. 「見出しのルール」(p.12参照)を参考に、見出し独特のおもしろさを味わう。
    (pp.6)
記事のサンプルは以下のようなものとなる。
Just keep it under 140 characters

Internet's hottest communication tool has caught attention of businesses, politicans alike

In Japan, / both businesses and politicians are coming around to / the potential "Twitter" messaging offers / and are exploring ways / of harnessing this powerful form of immediate information dissemination.
(Decenmber 14, 2009)
(pp.56)
Twitterが流行っているという記事。訳もスラッシュが入ったものとなっており、文頭から理解するために語順が前後している。
140文字以内で伝えよう
今話題のネットを使ったコミュニケーションツールが、産業界や政界で注目を浴びる

国内では / 産業界も政界も共に、結局、受け入れている / 「ツイッター」サービスの持つ潜在力を / そして、さまざまな方法を模索している / 即座に情報を伝えるこの強力な形態を活かす(方法を)。
(pp.57)
2009年末から社長や政治家、アーティストなど有名人がツイッターに参画しだしたころだね。ちなみに自分のツイッターアカウントは以下。もしよかったらフォローどうぞ。最近は全然英語勉強のことつぶやいてないけど。facebookでは英語で書いている。

本書は新書サイズなのでとてもコンパクトにまとまっていてよい。タイトルにあるように、1分間で1記事読むペースとなっているので、通勤時間の電車移動中に読むのに適している。ページの右上に読了日を3回転記録できるようになっている。自分は毎日の通勤時間の20分ペースで、去年の9月18日から10月5日までの約3週間で読了していた。

難易度の低い短い文章から、ちょっと難しい文章量が多いものまで幅広い。収録されている記事のジャンルも政治経済から文化、技術まで多様だ。日経新聞の記事が元ネタなので、毎日ニュースを追っていればそういばこんな話題あったなぁというのが実感できるので、内容がまったく分からないということもないと思う。

英字新聞などのリーディングだけは、このような補助教材を使用しつつ毎日地道に読み込まなくてはなかなか読めるようにならない。けれど、少しずつでもよいので、英文読み込み量を積み上げていくと、ちゃんとふとすらすら読めるようになる。そこまで諦めずに修行だと思って読むしかない。

本書はVol.2で、1巻目については以下で取り上げた。シリーズ化されているようで、現在Vol.4まで出版されているようだ。地道に通勤時間中に英文読み込み量を増やしたい場合は全部読んだほうがよいと思う。自分は本書までしか読んでないけど。



英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
著者:ホーマン 由佳
販売元:日本経済新聞出版社
(2010-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞を読めるようになりたい人
  • なかなか英字新聞を読む時間がない人
  • あまり新聞を読んでない人
Amazon.co.jpで『英字新聞1分間リーディング』の他の本を見る

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June 05, 2011

経済ニュース英語リーディング教本

経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン

キーワード:
 小西和久、英字新聞、リーディング、WSJ、レッスン
The Wall Street Journalの新聞記事を題材とした経済ニュース英語読解本。目次はちょっと多いので省略し、はしがきから本書の特徴を抜粋しておく。
 本書は国際ビジネスで必要な英語力の習得を目指す社会人や学生の方々が、経済・ビジネスを扱った英文ニュースを教材にして、より効果的な学習ができるよう編纂した入門書です。本書で取り上げた英文ニュースはThe Wall Street Journal (WSJ)の記事をベースに、入門書としての位置付けから、難易度を調整したものを用いています。
(はしがきから抜粋)
最初のほうは、WSJの一面に掲載され、毎日の紙面から30前後の主要記事を選び、それぞれの内容を20-50語程度に要約したコラム、What's Newsが50本示されている。What's Newsの記事のあと、内容に関する3択の設問が示されており、右ページに解説が示されている。

そして、WSJの記事を読む、ということで、BEGINNING、BASIC、INTERMEDIATE、ADVANCEDと難易度が上がっていき、それぞれ10、20、2、1記事収録されている。これらはステップアップしてレベルアップできる内容となっており、難易度が上がるにつれて記事内の英文量が増えていく。

本書はページ構成がとても秀逸だと断言できる。まず、各記事の前に、イントロダクションとして、記事の見出し、その記事の注目すべきポイント、注意すべき単語とその意味が示されている。

そして次にWSJの記事が示されており、イントロダクション中に示されていた注意すべき単語には青文字で示されている。さらに、その英文記事の内容を把握できているかどうかに関して、記事中単語のパラフレーズとなる単語はどれかといった、4択問題が5問付随している。

さらにその他のボキャブラリー、注意すべき文法・表現、記事の全訳、Q&A問題の解答が収録されている。これらが各記事ごとに1セットとして収録されており、とても学習しやすい内容となっている。

英文記事を教材とした本はたくさんあるけど、そのベーシックな読み方、入門書となると、大型書店の英語本コーナーを探し回ってもなかなかない。あっても単に英文記事をまとめただけで、詳細な解説がなかったり、初心者には難しすぎたりして、最後まで読み進めたくなるものはほとんどない。

しかし、この本はぱっと見のカバーのデザインもよく、中身のページ構成、デザインもとてもしっかりしており、分かりやすく初心者に学習しやすい内容と言える。ちゃんと読者のことを考えて作られているのがよく分かる。この本は本屋で探し当てた掘り出し物だと思う。

本書はTOEICの対策本として執筆されているわけではないけど、TOEICのリーディング対策本としても使える内容となる。難易度も徐々にアップする構成だし、2007年ごろのニュース記事が使用されているので、ビジネス英語がメインであり、さらには、TOEICのリーディングに出題されそうな設問が収録されているからである。

とはえい、いくら入門書向けとあっても、WSJの記事なので、TOEICでリーディングが最低でも350点はないと読むのはしんどいと思われる。英字新聞は独特の文章構造で構成されているので、自己流で何となく量をこなせば読めるようになるか?というと、実はなかなか読めなかったりする。

全然分からなくてストレスになり挫折しがちで、挫折しなかったとしても満足に読めるまでにはかなり効率が悪かったりする。そのため、本書を読む前に以下の本を読むことをお薦めする。他には『英語リーディング教本―基本からわかる』が絶対あわせて読むべき本。この2冊で英語独特の文章構造の型を習得しておくのが近道。そして、本書のようなニュース記事読解本を読み、それとあわせてWSJやThe Japan Timesなどの英文記事を毎日読み込めば、ストレスなくレベルアップして英文が楽に読めるようになると思う。

英語リーディング教本』はそのうち本ブログで取り上げる予定。まだ3回転も読み込んでいないので、読まないとだけど。

著者は、MIT院卒、三井物産を経て大学教員というキャリアを経ているので、実際のビジネスにおける英語を体感していることから、『国際ビジネスで使える英語をどのように習得するか』として以下のように示している。
筆者は国際ビジネスで今日必要とされる英語を身に付けるためには、「貿易英語の読解・ライティング」と共に、その基礎となり、より汎用性も高い「英文経済・ビジネス記事の読解」を併せて学習することがより効果的ではないかと考えています。従って、将来、国際ビジネスで活躍することを目指す方々にはまずは英文経済・ビジネス記事の読解に挑戦され、徐々に貿易英語の読解・ライティングへと専門性を高めて行くことをお薦めしています。また、ビジネスは営利行為であり、ケアレスミスは許されませんので、そこで使用される英語も正確でなければなりません。従って、読解やライティングを学ぶ際にも文法には最大限の注意を払ってこれに臨む必要があります。
(pp.11)
よく世間一般では文法など大体でよく、伝わればよいといったことが言われたりするが、自分はそれは嘘だと思う。もちろんそれがどういう状況であるかによって意味合いが違ってくるのだけど、少なくともビジネスで使う以上、相手に損害を与えたりこちらが損害を被らないようにするためには、文章などの正確さが必要になる。そのためには文法は絶対に避けては通れないものだと思う。

また、文法から勉強したほうが学習効率という観点から見ても、絶対にあとでレバレッジが効いて速習できるんだよね。確かに文法は詰まらないかもしれないけど、あれはパズルだと思って習得していけばかなり面白いんだよね。TOEICの文法問題を解くときなどにもね。

まぁ、話はそれてしまったけど、本書は内容がよいだけに、本書だけで完結せずにシリーズ化して続編を出版してくれたらなぁと思う。もしくは応用編として、中難易度の英文記事をたくさん収録し、詳細な解説が示されているものがいいな。

本書は英語リーディングの基礎力を上げることができるかなりの良書なので、書店で見つけたりしたら、内容確認の上ぜひ購入して内容をものにしてもらいたいと思う。もちろん速攻アマぞるのもありで。カバーのデザインもよいし、WSJなので、電車の中で読んでいるとすごくできる人を演出できること間違いない(笑)。

もちろん、何度も示しているように、本書の内容を習得するには最低3回転は読み込もう。そしたら文章構造の型が身について、結構すらすらと英字新聞記事が読めるようになり、TOEICのリーディング読解スピードも格段に上がると思う。



経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
著者:小西和久
朝日出版社(2007-11-30)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞を読めるようになりたい人
  • TOEICのリーディングの点数を上げたい人
  • 文法など正確でなくてもよいと思っている人
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May 26, 2011

TOEIC(R)テスト990点即解リーディング

TOEIC(R)テスト990点即解リーディング
TOEIC(R)テスト990点即解リーディング

キーワード:
 イフ外語学院、990点、リーディング、スキャン、セオリー
TOEICの上級者向けのリーディング問題集。以下のような目次となっている。
  1. Chapter 1 Part7で満点を狙うために
  2. Chapter 2 ジャンル別読解トレーニング Eメール・手紙
  3. Chapter 3 ジャンル別読解トレーニング ビジネス文書
  4. Chapter 4 ジャンル別読解トレーニング 広告
  5. Chapter 5 ジャンル別読解トレーニング レポート
(目次から抜粋)
本書は900点以上、できれば990点満点を獲得するためにどのようにアプローチして読解するかが示されている問題集となる。

主な方法としては、文の段落構造に着目したパラグラフ・ライティング・セオリーを理解し、回答に必要なところのみを速攻で探し出して回答していくというものとなっている。

収録されている英文数は50で、分量的にはちょうどよいとおもわれる。ただ、さすがに最低でも900点以上が目標としている人が対象な問題集だけに、問題レベルがかなり高めで、正直本試験にあまり出てこないようなレベルのものだと思う。単語も難しく、uproot(立ち退かせる)、pitfall(罠)、bank reconciliation(銀行勘定照合)、disinfect(消毒する)、absenteeism(常習欠勤)、termite(シロアリ)など本試験でもあまり見かけないものが出てくる。

そしてなによりも問題を解くときに設定されている目安の制限時間がかなり厳しい。問題数4問で1分とかダブルパッセージの5問で2分といった時間配分となっている。これは速攻で該当箇所をスキャンできなければまず無理な時間配分となる。

では解説はどうなっているかというと、即解テクニックとして各問題の見るべきところが示されているが、かなりそっけない内容となっている。最低でも900点以上を狙うのだからこれくらいの説明でもよいよね!?って感じ(笑)

初版が2006年11月とTOEICがリニューアルした年のものなので、もう現行のTOEICの出題傾向はほとんど反映していないと思われる。最近受験したことがある人がこの問題集を見ると、違和感を覚えると思う。

例えば、4. Mr. Sirius has worked as all of the following EXCEPT:といったように、設問にEXCEPTが出てくることはまずない。設問の問い方が現行の試験とかなり違っている。

955点ある自分でもこの本に示されている通りのスキャンによる読解をしても、たぶん制限時間に解けないし、正答率が下がると思う・・・。TOEIC本試験、本書の演習でもやってはいけないことは全文を理解しようとすること、と示されているが、自分はそうは思わない。

そもそもスキャンして必要な箇所だけを読む目的は、読解スピードを上げて、リーディングの時間を余らすこと、ではなくて余らせた時間を使って見直しをし、正答率を上げて点数を獲得すること、のはず。

人によってはスキャンによる読解が苦手な人もいたりする。ある程度読解力がないとどんなにスキャンテクニックを磨いてもどこが正しい部分かの判断がつかないから、結局時間をロスして焦ってひっかけ問題にひっかかって点数が削られると思う。

最終目標が、正答率を上げて点数を獲得することであれば、必ずしもスキャンによる読解をする必要はないので、自分は全文読み込みし、正答率を向上する作戦に切り替えた。そしたら伸び悩んでいたリーディングが一気に点数上昇した。最後の方はリーディングが40点ずつ上がっていき、最終的に465点まで上げられた。

とはいえ、全文読み込んで回答するには、鉄板の読解スピードが要求されるけどね。問題文と設問を全部読み込んでも最低でも5分は余らせられるスピード。5分だけだとリーディング全部の見直しは難しいけど、各問題を丁寧に解いておけば、全部の見直しは必要なく、自信のない問題のみを見直せばよいと思う。

まぁ、スキャンによる読解と全文読み込みの読解がどちらがよいかは一概に言えず、人によると思う。どちらがあっているかを問題集、本試験を通して試してみて感覚をつかんでいけばよいと思う。これはリスニングにおける問題文の先読みをする、しないのアプローチにも言えると思う。

本書に関して言えば、もっとよい問題集が出てきているし、本書の内容が現行の本試験の内容をあまり反映していないので、これをやる必要性はあまりない。900点以上狙う人で、スキャンによる読解で難しめの問題を解いて実力試しをしたい人にはよいかもしれない。800点前半のときにこれをやると挫折するかもだけど。



TOEIC(R)テスト990点即解リーディング
TOEIC(R)テスト990点即解リーディング
ジャパンタイムズ(2006-11-05)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 900点以上取りたい人
  • 難しめのリーディング問題集をやりたい人
  • フォトリーディングを習得している人
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May 24, 2011

短期集中講座! TOEIC(R)TESTリーディング

短期集中講座! TOEIC(R)TESTリーディング (アスカカルチャー)
短期集中講座! TOEIC(R)TESTリーディング (アスカカルチャー)

キーワード:
 柴山かつの、リーディング、短期集中、10日間、戦略
TOEICのリーディング問題集で、コンスタントにやれば10日間で完了できるような構成となっている。レター、FAX、フォーム、レシピ、広告など定型文の解き方が分かりやすく説明されている。目次は省略して、本書で示されている特長を以下に示す。
  • 出題傾向を徹底分析し、ストラテジーを満載していること。
  • どのレベルの方でも使えるように読者のレベルを設定しない、本番レベルの問題集であること。
  • 難しい問題も、易しく優しい説明がしてあること。
  • どの設問にも、問題を解くのにかかる時間(5秒、10秒、30秒、1分など)を示してあること。
  • 講師の虎の巻にもなること。
  • ダブルパッセージの配分が類書より多いこと。
    (pp.3)
章立てとして、1日目:広告、2日目:フォームというようになっているので、1日ごとのペースが分かりやすく、学習計画を立てやすい内容となっている。10日目にミニ模試で総合チェックができる。

本書もリーディングの解き方として、設問と選択肢を先読みし、情報を検索するように読むようにするとよいと示されている。その考えをベースに、解説では文書中のどこに注目すればよいかが示されている。そして、検索することを前提にした各設問の回答までの目安時間が最短5秒から示されている。

また、各文書全体に共通するストラテジーとして以下の9つが示されている。
  1. 見出しと文字から正解が導き出せることが多い!
  2. 冒頭の文が大切である!
  3. 3文目までで正解が1つわかることが多い!
  4. 数字から正解が導き出せることが多い!
  5. 情報を知りたい場合は最後に問い合わせ場所が載っていることが多い!
  6. 連絡方法(Eメール・電話・ファックス・郵送etc.)は最後の方に載っていることが多い!
  7. 応募方法・応募締切日は最後の方にあることが多い!
  8. 情報入手可能な場所や受領場所は文の最後の方でわかることが多い!
  9. *・NOTE・PSに正解があることが多い!
  10. パッセージで出てきた単語が、正解の選択肢の中で言い換えられていることがある!
    (pp.10)
これはどれもその通りかなと思う。また、各文書の出題傾向が示されていたり、それぞれの文書の特徴に合わせたストラテジーが分かりやすく説明されている。これはかなり分析されているほうかなと思う。

しかし、初版発行が2008年9月で改訂版が出ているわけではないので、もうすでに3年前の内容となっている。TOEICは年間を通して微妙に変化していくので、必ずしも本書で示されている出題傾向は最新のものを反映しているとは思えない。ちらっと各文書を振り返ってみると、依然として変わらず出ているものもあるが、これはあんまり見かけないなぁというものも若干ある。

また、本書は1日1章ごとに取り組める構成はよいのだけど、問題と訳・解説が見開ページに混在しているので、問題を解くときは解説を紙などで隠しながらやらなければいけない。これは結構リーディング問題集としてはネックになる部分で、取り組みやすいかどうかの評価尺度になる。優れた問題集は、ページ構成にきっちり気を使われているもので、ページの見開きに問題文と訳・解説が混在せず、問題文のみのページ、解説のみのページという構成になっている。

解説は割りとわかりやすいほうだと思う。また、解説の最後に重要語句として割と簡単な単語から、出る順英単語の後ろのほうのページに出てくるような出現率の低い単語までちゃんとチェックボックスつきで示されている。ここは解きながら分からなかったものにチェックをつけていくとよいと思う。項目別練習問題は全部で34題あるので、1問1題だと34日間で完了させることができる。自分の学習記録を振り返ってみると、1日2時間で約40ページペースの進捗だった。これは1日2章分のペースで、休日にがっつりやって大体1週間で1回転完了させていた。

なので、これは1ヶ月以内に3回転やって各文書の解き方と出てくる単語、表現の型を速習したほうがよいと思う。試験日まで約1ヶ月前からコンスタントにやればなんとか少なくとも2回転はできると思う。

全体的にはよい内容だとは思うが、内容的に若干古いので、今これを最優先でやるべきかどうかは微妙なところではある。かといってやるのは時間の無駄というほどのこともないので、短期集中で各文書の型を身につけたい人にはよいと思う。



短期集中講座! TOEIC(R)TESTリーディング (アスカカルチャー)
短期集中講座! TOEIC(R)TESTリーディング (アスカカルチャー)
著者:柴山 かつの
明日香出版社(2008-09-16)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 試験まで1ヶ月しか時間が取れない人
  • 計画的に学習したい人
  • 戦略とかストラテジーという言葉が好きな人(笑)
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May 18, 2011

新TOEICテスト 1週間でやりとげるリーディング

新TOEICテスト 1週間でやりとげるリーディング
新TOEICテスト 1週間でやりとげるリーディング

キーワード:
 中村澄子、リーディング、1週間、問題集、要点
TOEICのPart7問題集。以下のような目次となっている。
  1. 1日目 メール
  2. 2日目 記事
  3. 3日目 手紙
  4. 4日目 広告
  5. 5日目 イベント紹介文
  6. 6日目 ダブルパッセージ
  7. 7日目 パート7模擬試験にチャレンジ
(目次から抜粋)
Part7の問題集で、要点が絞られた内容となっている。また、カバーの内側に本書の特徴が示されているので、それを以下に抜粋。
  1. 1日1テーマずつ、「長文読解」攻略のポイントを身につけて、1週間でマスターできるように構成されています。
  2. 問題文・設問ともに、最新の出題傾向に基づいたよく出るものを厳選しています。
  3. 「サンプル問題」でじっくり理解→「実戦問題」で効率的に実力を磨くことができます。
  4. 7日目には「パート7模擬試験」で、しっかり力試しができます。
  5. カリスマ講師、中村澄子先生による解説で、英文から「情報を取る方法」がよくわかります。
本書は表紙にあるように、750点が目標となっている。750点前後を取得するには、Part7で10問ほど未回答のまま時間切れになってしまってはダメなので、荒くてもよいから最後まで問題を解くべき、というのが本書の趣旨となる。

そのため、記事、手紙、メールなどのよく出る文書で見るべきところがポイントを絞って解説されている。大体はすべて読むのではなく、関係のありそうなところをスキャンしながら探り当てる方法が示されている。

最後まで問題を解くことが目的であればスキャンでもよいと思う。ただ、根本的な英文読解能力がないと、そもそもどこが設問に関係する部分かを探し当てて、それに確信を持って正解であると判断するのはかなり難しいと思う。なので、スキャンしながら該当箇所を探しているうちに大分時間をロスするということが十分ありえる。

本書に限らずリーディング対策本に示されているような該当箇所を捜し当てる方法を実際にやっていたけど、結果的に点数が伸び悩んだ。何となくここだろうと探り当てても、どうしても確信を持てずに迷って、時間配分が狂うということがよくあった。

そのため、根本的な読解スピード上げて、時間内に全文読み込めるようにした。全文読み込めば、文書の全体像が把握でき、確信を持って正解を選択することができた。全文読み込みするというアプローチは、一見非効率のように思えるが、精読できて正答率が上がるので、最終的なリーディングの点数上昇率が全然違ってくる。

なので、何点を目指すのであっても、スキャンによる該当箇所を捜し当てるのは一つのテクニックと割り切って、全文読み込めるような基礎的なスピードを上げることを意識したほうがよい。

本書は180ページとページ数が少なめで、最後の模試以外を1日60分ペースで取り組むと、大体1週間で完了できると思う。問題数はそこまで多くない反面、短い期間で要点を繰り返して学習できる。ちゃんと各問題に3回チェックする部分が示されているので、それを利用しておきたいところ。自分は2回転しかやらなかったけど。

初版が2009年12月末なので、最新傾向を反映しているということはないだろう。しかし、Part7はそこまで大きく傾向が変わるようなものではないので、本書でも十分対応可能かと思われる。

本書の問題の難易度は若干高めかな。割と本試験でも出てこないような単語が使われているし、すでに750点が超えているときにこの本を初めてやったけど、そんなに簡単だとは思わなかった。860点以下の人は、謙虚にこれをやって1問も間違えないようにしたほうがよいかも。

他に優れたリーディング問題集が出てきているので、必ずしも本書をやるべきとは思わないが、1週間でよく出る文書のパターンを学習できるのはかなりの利点だと思う。本試験まで時間がないけど、要点だけを学習したい人には向いていると思う。

同著者のTOEIC本は以下もある。純粋なPart7対策本としては、『TOEIC TESTリーディングの鉄則』よりも、本書のほうがより本試験に近い内容だと思う。

もちろん、この問題集を1回転やっただけでは750点は難しいので、最低3回転やり、その他に単語も覚えて、日ごろから英文読み込みをする必要があると思う。リーディングだけは、テクニックを身につけたとしても、1日にしてならず。



新TOEICテスト 1週間でやりとげるリーディング
新TOEICテスト 1週間でやりとげるリーディング
著者:中村 澄子
中経出版(2009-12-25)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディング問題集を挫折せずにやりたい人
  • 本試験まで時間があまりない人
  • リーディングが400点以下の人
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May 11, 2011

極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part7

極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part7
極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part7

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、Part7、トレーニング、修行
TOEICのPart7の優れた対策本。今回は本書の構成が胆なので、目次は省略せずにすべて示しておく。
  1. Chapter 1 読解入門
    1. Unit 1 文章のパターンとフォームを理解する
    2. Unit 2 詳細情報を把握する
    3. Unit 3 語彙とParaphrasingの力をつける
    4. Unit 4 文脈上最も近い意味の単語
  2. Chapter 2  1つの文書(Single Passage)
    1. Unit 1 大意を把握する
    2. Unit 2 正確な情報を把握する
    3. Unit 3 推論問題
    4. Unit 4 Single Passageに慣れるための実践問題
  3. Chapter 3 2つの文書(Double Passage)
    1. Unit 1 詳細情報を把握する
    2. Unit 2 関連情報を把握する
    3. Unit 3 Double Passageに慣れるための実践問題
  4. Chapter 4 Part7に慣れるための実践問題
(目次から抜粋)
TOEICの対策本コーナーに行くと、リスニング対策本、Part5などの文法問題集はわりと豊富にあるのだけど、そもそもPart7だけに絞られた対策本が少ないというのもあって、Part7の決定版になるようなものがほとんどない。しかし、これはその決定版となりえる本だと思う。

目次を見ると分かるように、本書の特徴は、他の凡百なリーディング対策本にはない細かい部分トレーニングができることにある。つまり、いきなり模試のように本試験に近い形の問題を解きまくるというのではなく、読解の基礎的な部分、語彙の言い換え問題だけをトレーニングしたり、文章のパラフレーズ(言い換え)問題だけをトレーニングしたりできるようになっている。

そのどれもが、基礎的な部分から段階を追って難易度が上がっていき、量をこなしつつ最後に実践問題で確認するという構成になっている。これはとても優れている構成で、他の対作本にはない特徴となっている。

この構成は、スポーツで言うと、いきなり試合をして量稽古をするというよりも、個別の動きを徹底的に練習するのに近い。例えば最近自分が始めたゴルフで示すと、いきなりゴルフ場でプレイするというのではなく、まずはフォームの基礎を作り、スイングの型を覚え、そして打ちっぱなしで量をこなし、最後にゴルフ場で試合のやり方を覚えるという一連の流れに似ている。本当に読解能力の向上を目的とした内容であることがよく分かる。

また、各問題の解説にかならず割と簡単な単語でも意味が示されているのもよい。四角いチェックボックスがあるので、知らない単語などをチェックしていくことができる。リーディングにおける読解力を上げられると同時に、語彙もかなり増強できる。

Part7の問題を解くための基本的なコツが以下のように5つ示されている。
  1. 設問を先に読む。
  2. わからない単語は飛ばす。難しい文書よりも易しい文書を先に読もう。
  3. 正解はparaphraseされて示される。
  4. 正解を選ぶに当たっては、文章中に確実な根拠を押さえなければならない。
  5. 設問1つ当たり1分で解けるように時間配分をしよう。
    (pp.10)
3は必ずしもすべての問題で当てははまるわけではないので注意。

一番重要なのは4,5となる。あてずっぽとか、何となくこれ、って選ぶとそれは確実に間違えたと思っていい。なぜなら、TOEICはかなり引っ掛け問題が多いから、何となく選んだものはTOEICの巧妙な!?罠に引っ掛けられたと思っていい(笑)。特にNOT問題は一つずつ確認しないといけない。

さらにPart7は時間配分がとても重要。Part7は48問構成なので、1問1分ペースで行くと、48分で終わる計算になるが、最初のほうの問題は1分もかからないかわりに、176問から180問あたり、つまりシングルパッセージの最後は難易度の高い問題が出てくるので、1分ペースでは解きにくい。なので、なるべく平均1問1分ペースを意識する必要がある。

これには、日ごろ問題を解くときから、ストップウォッチを使用して時間感覚を体で覚えておくしかない。音の出ないキッチンタイマーとかお薦め。また、自分は本試験で1問1分ペースをきっちりこなせるように、わざわざデジタルの腕時計(Nixonのやつ)を買った。

本書は368ページとわりと分厚いほうだけど、豊富なトレーニング構成となっているので、飽きることなく問題を解いていくことができると思う。割と1回転するのは他の極めろ!シリーズよりも楽だと思う。自分は2回転しかできなかったけど、確実に物にするには、やはり3回転はやっておきたいところ。3回やれば、今度は『解きまくれ! 』シリーズで、試合をして量稽古すればよいと思う。

他の極めろ!シリーズとあわせて全部3回転きっちりやれば最低でも800点は余裕だと思う。まぁ、3回転きっちりやりこなすのは、とても時間がかかって大変なのだけどね。本当に全部修行のようなものだから(笑)。ただし、その厳しい修行を乗り越えれば確実に点数アップは間違いない!!



極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part7
極めろ!リーディング解答力TOEIC TEST Part7
著者:イ イクフン
スリーエーネットワーク(2009-12)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • Part7が苦手な人
  • これといったPart7対策本がないと思っている人
  • 体育会系で何かスポーツをやっていた人
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May 10, 2011

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6
極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、Part5&6、修行、極めろ!
韓国人著者、イ・イクフン氏によるTOEICのPart5,6対策本。Part5文法問題、Part5語彙問題、Part6長文穴埋め問題の3部構成となっている。

TOEICのPart5,6を徹底的に強化するなら、迷わずこれだけを3回転繰り返せ!! もうこれ以上書くことがないくらい、この一言に凝縮されているといっても過言ではない(笑)。

本書は有無を言わさぬ圧倒的な存在感がある。TOEIC対策本コーナーに行って他の本と見比べてみれば分かるが、辞書並みに分厚い!!例題1078問、実践問題92問の合計1170問と圧倒的な問題収録数!!そして、ページ数が631、高さ約2.5cm、重さ約720gもある!!(ちゃんと測|量ったww)

ちょうど去年の今頃、正確には2010年5月4日から本書を始めたトレーニング記録が残っている。最初の1回転目は、毎日早朝に90分やって平均15ページ進捗し、大体1ヶ月で完了していた。3回転ちょい繰り返したけど、大体同じような進捗ペースとなる。

自分と同じペースで進めた場合、3回転繰り返すのに必要な総時間は、90分×30日×3ヶ月 = 約135時間!!がんばって地道にやりましょう〜。まぁ、月150時間ペースでトレーニングするなら、なんとか1ヶ月で3回転繰り返せるけど(笑)。

part5本書は1,000問以上の問題収録数なので、最低でも3回転はやらないと、やりこなしたことにはならない。左の写真のように、間違えた問題にチェックを入れていくのがよい。自分の場合は、1回転目は赤、2回転目は青、3回転目は緑、ダメ押しの4回転目は黒のボールペンでチェックした。写真の15番の問題は4回も間違えているww正解は(B)なのだけど、success系の品詞問題に苦手意識があり、いつも迷った挙句間違える・・・。

3回転目までは収録されている問題、解説をすべてしっかり読み込んでやった。4回転目は74ページで止まっていたけど、過去1回でも間違えた問題だけを解くようにした。本当は3回転目の時点で間違えた問題だけをやるのが効率的なのだけど、まぐれ当たりのやつもあると思って、愚直に3回転繰り返した。

ページ構成としては、左ページが問題一覧で、右ページが解説となっている。問題の選択肢は、最初は2つから始まり、4つに変わる。また、解説がとてもわかりやすい。訳、ポイントと正解、語句という構成となっている。語句はその問題で出てくる語彙の意味が示されており、同じ語句でも省略されずに何度も出現するので、この語句を覚えていくだけでも相当語彙を増強できる。

また、2部のPart5の語彙問題編では名詞、形容詞、副詞とよく出てくる語句と熟語が豊富に収録されている。語彙問題が苦手な人はここだけを重点的にやるのもよい。

逆にPart6の問題数はそこまで多くなく、ページ数にして40ページ分ほどしか収録されていない。まぁ、基本的にPart5の延長線として捉えれば、そこまで多く問題を収録する必要がないということだろう。それでもPart5の問題を解くように空欄の前後だけを見て解くようにするのではなく、文頭から全文読み込んで解いたほうがよいけど。

本書は最低3回転繰り返すことが重要であり、さらにそのペースも重要となる。理想は1ヶ月1回転で、3ヶ月以内に3回転すること。これが半年になると、内容が記憶に残りにくくなる。同じ工数を費やしても、長期的な効率性を考えるなら短期で繰り返すのが一番よい。最初の1回転終わらすのがそもそもかなりしんどいけど(笑)。

1回転終わったら、すぐに2回転目をやり始めるのも割りと精神的にしんどい。気分転換に他の問題集とか対策本をやりたくなるけど、そこはぐっとこらえてすぐに2,3回転目をやるべき。Part5,6でどれだけすらすらと読み込んで楽に回答していけるかでリーディングのできが決まるといっても過言ではないし。

Part5,6がすらすらと読めるなら、Part7もそんなに苦労せずに読みこなせると思う。Part6終了まで20分程度で終わらすのが理想。それだけのスピード感ならPart7を全部読み込んで解いても大体5分は余ると思われる。

極めろ! 』はやはり誇張表現じゃなく、伊達じゃない!!この漆黒の重量級の問題集をやりこなすのは、冗談じゃなく本当に修行のようなものとなる。やってもやっても終わらないので、サボっていると1回転終わらすのに2,3ヶ月くらいかかるかもしれない。しかし、これをきっちり3回転やりこなせば確実にリーディングの点数に反映される。リーディングで400点は最低でも超えられるはず。

TOEICが何点台だろうとやりこなすのはしんどいので、500点超えたらこれに着手すればよいと思われる。それまでは最低限の文法の基礎的な知識を以下のような他の参考書で学習するのがよいと思う。720gと物理的にもかなりの重量なので、カフェなどに持ち運んで取り組むのも一苦労であるが、肩も同時に鍛えられるThe修行本www一気に点数アップを狙うなら、問答無用で迷わずこの修行本を極めろ!!



極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6
極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6
著者:イ イクフン
スリーエーネットワーク(2009-09-14)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • Part5に苦手意識がある人
  • 他の文法問題集の収録問題数に不満がある人
  • 本気で修行して文法問題を極めたい人
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May 03, 2011

極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST

極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST―韓国でシリーズ170万部突破!英語のカリスマ イ・イクフンのStep by Step講座
極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST―韓国でシリーズ170万部突破!英語のカリスマ イ・イクフンのStep by Step講座

キーワード:
 イ イクフン、極めろ!、TOEIC、リスニング、修行本
韓国人著者によるTOEICのリスニング対策が徹底的にできる本。目次の量がちょっと多いので、目次は省略。それに、本書に関しては、目次はそんなに重要じゃない。

リスニングが450点近くになったとき、まだまだ各パートで間違えているし、ここを鍛えなければ大幅な点数アップは望めないと思って、書店で何かよい対策本がないか探していた。そしたらこの本が目に入った。

最初は怪しい本だなぁと思った。タイトルに『極めろ! 』と仰々しく入っているし、他の対策本を圧倒する漆黒のカバーに自分の知らない韓国人著者ときたら、多少は警戒してしまう。この対策本は信頼に足るかどうか。そして内容を見ると、444ページで、カバーの内側に、例題152問、実践100問の252問も収録されているとある。

一旦買うのを保留にして、家でAmazonの評価を見てみた。資格試験対策本は目的がはっきりしており、他の本よりも実利が明確に分かるので、Amazonの評価はいつも信頼しているから。そしたら、かなり評価が高い。これは期待できるのではないかと思った。

あえて断言しよう。リスニングを極めたければ、この本だけに絞って、問答無用で最低3回転はやれ!! もうここでこの記事をこれで終えてもいいくらい、本当にこの一言に尽きる(笑)。

極めろ! 』は伊達じゃない。思い切ったタイトルだと思ったが、これは全然誇張ではない。実際にやってみたけど、これは本当に修行みたいな感じで、並みのTOEIC対策本ではない。確実に実力を上げてくれる。最後までやりこなしさえすれば。

さて、内容に触れていこう。

本書は本試験を徹底的に分析して問題が作成されており、さらに各PartをStep by Step方式で、基礎から徐々に応用力を身につけられる内容となっている。

そして、Part1〜4まで例題から実践問題までかなりの収録数となっている。この問題数の多さ、分厚さが本書の特徴で、これは他のTOEIC対策本に類を見ないものとなっている。まずは本書をいきなりアマゾル前に、書店で内容を確認してもらいたい。

自分は実際には1回転しかやらなかった。というか、そんなに回転数を上げられなかった。分厚すぎてなかなか進まないから。一応Excelに日々のトレーニング記録をつけていたので、どういうペースで本書を進めていたか今でも振り返ることができる。記録によると、大体出社前の朝90分で平均10ページの進捗となっている。

夜もやってはいたけど、まばらで2時間で15ページくらいか。しかし、夜にリスニング対策するのはお薦めしない。疲労と眠気で全然頭に入ってこないし、聞いていると意識が飛んでいたということがよくあったので・・・。

なので、毎朝コンスタントにこの漆黒の分厚い対策本をこなしていくというのがよい。そのほうが武道家が修行しているイメージが高まって、モチベーションも上がるでしょうwww

毎朝90分ペースでコンスタントにやり、土日、祝日にさらにもうちょっとやっても大体1回転するのに1ヶ月はかかると思われる。ただし、これだけに絞ってやれば間違いなくリスニングの点数アップを期待できるので、信じてやってみてほしい。

音声スピードは本試験よりもかなり速く感じる。直近の本試験もだんだん速くなっているが、まだ本書のほうが2割ほど速い気がする。そのため、初めてこの本のPart3,4をやってみたら、速過ぎてさっぱりわからなかった。何度も繰り返すうちに、今では普通に聞こえるけど。

また、ちょっと韓国なまりのあるような発音だけど、まったく聞き取れないというほどでもないし、本試験でもなまっている人が出てくるから、そのトレーニングだと思えばよい。このスピード感となまりを完全に聞けるなら、本試験でも余裕で9割型解けるようになると思う。

あと、個人的には本書のPart2対策が一番重宝した。Whichから始まる疑問文ならそれだけで30例文、平叙文ならそれだけで30例文とPart2でよく出てくるパターン例文が全部で550文も載っている。ここだけを徹底的に繰り返すだけでもかなり効果がある。

本書を開きながら問題を解いていったのは1回転しかできなかったけど、iTunes, iPodに本書の音声を入れてずっと繰り返して聞いていた。今iTunesの再生回数を確認したら、大体各音声平均10回は繰り返していた。

本書を読みながら進めるのにはかなり時間がかかるので、1回転普通にやったら、後は音声CDだけを徹底的に繰り返すのが良いと思う。CDは3枚組みで、各CD約70トラックの1時間音声となっているので、割と日々のトレーニングスケジュールを組みやすいと思う。

今年の1月に早朝に近所の公園をウォーキングしながらこの音声CDを徹底的に聞いた。そのようにして、本書の内容を徹底的に丸暗記していけばよいと思う。本書は問題を解くための本ではなく、どちらかというとよく出てくる内容を丸暗記するための本だと思う。それこそが、タイトルにある『極めろ! 』に至る道なのだと思う。

500点台のときにこれをいきなりやると挫折する可能性が高いけど、まぁ、バトル漫画の主人公のように、気合と根性で乗り切ろう(笑)。

おすすめは最初にリスニングの概要を以下の本で把握して、本書を徹底的に繰り返せばよいと思う。また、『極めろ!』シリーズ以外に問題集として『解きまくれ! 』シリーズもあり、それには以下のリスニング対策本がある。

解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part1&2解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part1&2
著者:イ イクフン
スリーエーネットワーク(2010-02)
販売元:Amazon.co.jp

解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4
著者:イ イクフン
スリーエーネットワーク(2010-02)
販売元:Amazon.co.jp

自分はもともとリスニングが得意だったし、何よりもあまりリスニング対策だけに時間を取れなくてできなかったけど、『解きまくれ! 』シリーズもきっとよい内容だと思う。これも修行のように丸暗記するまで繰り返すのがよいと思う。

今後、TOEIC対策本はイ・イクフン氏の本が一つの基準になっていくと思われる。他のTOEIC本はダメなのがたくさんある中、このシリーズは文句なく秀逸。ガッツり修行して短期で点数アップを目指すなら、迷わずイ・イクフン氏の対策本を極めろ!!



極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST―韓国でシリーズ170万部突破!英語のカリスマ イ・イクフンのStep by Step講座
極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST―韓国でシリーズ170万部突破!英語のカリスマ イ・イクフンのStep by Step講座
著者:イ イクフン
スリーエーネットワーク(2009-03)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リスニングが苦手な人
  • 短期でリスニングの点数を上げたい人
  • TOEIC対策本で修行をしたい人(笑)
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April 29, 2011

TOEICテストPart7を1問1分で解けるようになる本

TOEICテストPart7を1問1分で解けるようになる本―制限時間内に長文リーディングを最後まで
TOEICテストPart7を1問1分で解けるようになる本―制限時間内に長文リーディングを最後まで

キーワード:
 高橋基治、TOEIC、リーディング、スキーマ、例文集
TOEICのPart7に特化している本。以下のような目次となっている。
  1. Part7を1問1分で解くためのリーディング法
  2. 速く読み・速く解くための実践トレーニング1
  3. 速く読み・速く解くための実践トレーニング2
  4. スキーマと関連語彙を増やすPart7問題演習
(目次から抜粋)
本書は、タイトルが示すとおり、Part7の読解問題を1問1分ペースで解けるようにすることが目的として書かれている。

1問1分というペースで速く読み込むには、文書中に出てくるキーワード的な語彙を拾いながら概要を理解するボトムアップ処理と背景知識(スキーマ)を駆使し、書き手の意図や内容を予測しながら全体から細部へと読み進めるトップダウン処理の2つの読み方を使い分ける必要があるようだ。

そして、トップダウン処理に使用するスキーマとして以下の2つがあるようだ。
  1. 内容スキーマ・・・書かれた内容に関する知識、文化背景、テーマ、トピック
  2. 形式スキーマ・・・文書の構成、論理展開法、修辞的構造に関する背景知識
Part7は、新聞記事、広告、手紙、メール、記入フォーム、通知など決まった文書が出てくるので、それらのスキーマを抑えておくことが読解の鍵となると示されている。

本書ではPart7によく出てくるメールや広告などの各文書の型が多く示されており、それらのどこに目をつけて読んでいけばよいかが分かりやすく示されている。例えば、求人応募文書の場合だと、職位や地位を表す部分に目をつけるべきとか、定型表現から応募のパターンを見抜く、職種に注意して細部を読み込もうといったことが示されている。

文書中にキーワードとなる単語や文に蛍光ペンで塗ったみたいに赤マークがしてあるので、どこに目をつけていけばよいかが分かりやすい。また、文脈による理解が重要とのことから、最初に日本語の全文が載っており、その次に同じ内容の英文が示されている。これによって理解が早まり、また記憶の定着アップを図っているようだ。

他にも各文書によく出てくる単語や表現も多く載っているので、これらは結構重宝する。赤シートもついているので、単語を隠しながら何度も繰り返せる内容となっている。

本書はPart7の文書の型を身につけるための本なので、問題集という位置づけではない。そのため、収録されている問題はかなり少ない。本書を1回だけ読んだだけではタイトルにあるように1問1分で解けるようにはならない。あくまでどのようにPart7の文書を読み込んでいくかが示されているだけなので、根本的な読解スピードを上げるトレーニングは他に必要になる。

本書の対象スコアは大体500点からよくて800点前後までだと思われる。その点数の範囲内の人で、リーディングがそこまで得意じゃない人は、この本で解答に必要な部分だけを読み込んでいくというトレーニングができると思う。リーディングで350点前後の読解力の場合は、まだまだ全文を読み込むにはしんどいと思う。それくらいの点数のとき、この本が結構重宝した。

この本のコラムにもTOEICの問題集は3回は繰り返せと示されているが、この本も同様に最低3回はやったほうがよい。文書の型はもう丸暗記していくのがよい。また、Part7問題だけは今後そんなに大幅に出題傾向が変わるということはなさそうなので、2008年初版の本書でも十分役に立つと思われる。

まぁ、何度も書いているように900点以上の読解力なら、スキーマとかボトムアップとかトップダウンとか、設問から先に読めとか、そのようなことを意識しなくても普通に問題文の最初から最後まで読んでも時間が余る。速読力を上げて、普通に読めるなら瑣末なテクニックなどあまり意味をなさなくなるので。自分の実体験から、テクニックたよりで到達できる点数はせいぜい800点前後だと思う。

本書に限らず、解答に必要なところだけを読み込んでいくべきと多くの対策本で示されているが、それらを信じてやってみると、この設問の解答に関係する部分はきっとここに違いない!!と思い込みで読んでいって、その箇所が全然関係ないところだったということがよくあった(笑)。結局他の部分を探し回らなくてはならず、結果的に時間を大幅にロスしてしまったことが多かった。

何度かそういうことを経験して、全文読んだほうが実は精読できて正答率上がるんじゃないか?と思って全文読み込むようにしたら、徐々にリーディングの点数が上がっていった。なので、一概に解答に必要な部分だけを読み込んでいくといったテクニックは有用とは言えないので、自分はあまりお薦めしない。

根本的な読解スピードを上げるなら、よく出てくる単語を抑えて、毎日ひたすらThe Japan Timesなどの英文記事を読み込んで地道にトレーニングするしかない。日本語で書かれた本の読書スピードを上げるのと基本的に同じ。

そうはい言っても、よく出てくる文書の型を最初に抑えておくのはとても重要なので、本書でぜひ型を丸暗記しよう。

何度も型とかトレーニングとか3回転繰り返せなどと示しているけど、TOEICは資格試験じゃなくて、ほんとうにスポーツとか武道みたいなものだよ。なので、点数を上げたければ日々ひたすら修練あるのみ!!



TOEICテストPart7を1問1分で解けるようになる本―制限時間内に長文リーディングを最後まで
TOEICテストPart7を1問1分で解けるようになる本―制限時間内に長文リーディングを最後まで
著者:高橋 基治
小学館(2008-06-11)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングが苦手な人
  • どこから文書を読んでいけばいいか分からない人
  • スキーマとか構造主義的なものが好きな人
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April 27, 2011

1駅1題 新TOEIC TEST読解特急

1駅1題  新TOEIC TEST読解特急
1駅1題 新TOEIC TEST読解特急

キーワード:
 神崎正哉、TOEIC、Part7、読解、特急
TOEIC特急理シーズのPart7対策本。2部構成となっており、第1部が『TOEICスピード獲得編』として、48問、そして第2部が『実践!Part7まるごと完走編』として48問の合計96問収録されている。ちょうど本試験のPart7の2回分の分量となる。

以下この本の特徴やPart7の勉強に必要なことが示されている内容を列挙しておく。
  • ビジネスの現場で一番必要とされるのは、メールやレポートなどの英文をどれだけ速く、正確に読めるかという能力
  • 短時間でもけじめを持って、毎日継続すること
  • 1問1分で解く解答リズムを身につければ、時間内に終わるようになり、パート7に対する苦手意識がなくなる
  • TOEICの問題は、どのパートも問題のパターンが決まっているので、それに慣れておくと解きやすくなる
  • この本の練習問題は、実際のTOEICに則しているので、問題の頻出パターンがわかる
  • 文章の長さも本物のTOEICを真似して再現してあるので、時間を測ってやれば、問題を解くスピードやリズムも養える
  • 問題中にTOEICの頻出語がたくさん出てくるので、読解の練習をしながら、TOEICに必要な語彙を身につけることができる
本書の構成としては、1文書の後に各問題の解説、文書の訳という内容となっている。

著者は神崎氏の他にTEX加藤氏、Daniel Warriner氏の3人体制となっている。特に神崎氏、加藤氏の対策本を他にもやってみたけど、この2人の対策本はかなり本試験を分析している内容なので、まず間違いない。この2人が(笑)といった記号交じりでポイントを絞った解説を示している。その解説自体は読みやすいし、とっつきやすい。

客観的にこの本を評価すると、問題内容はかなり本試験に近いものだと思われるので、信頼性が高いと思う。ただ分量がどうしても少ない。著者たちも示しているように、この本は最低でも3回は繰り返したほうがよい。まずはよく出てくる文書の型を身につけて、後はひたすら単語をチェックしつつ、英文を読み込むのが良いと思う。

特にこの本で有益なのは、神崎氏と加藤氏によって示されているコラムだ。試験までの体調管理や試験中に使用する腕時計、スコアアップのための集中力UP方法などのTipsが示されている。

特にコラムでこれはいいと思ったのが、加藤氏が示している『ニッチなTOEIC対策』という内容のもの。これは、問題冊子のシールの開け方に関するもので、普通に開けようとすると四苦八苦して問題を破いてしまったり、なかなか開けられなかったりする。そこで以下のように示されている。
 そこで、私がおすすめしたいのは、受験票のハガキを使ってシールを破る方法です。試験開始の合図と同時に、シールの内側(左斜め下)から受験票を差し込み、右上に向かって一気に切ると、たいていの場合はうまくシールが切れます。
(中略)
シールがきれいに切れると、「よし。今日はいけるぞ」と根拠のない自信が沸いてきますので、スコアには無関係ですが、意外と大切な儀式ではと思います。
(pp.207)
これはもう目からうろこだった。これを読む前までは、いつも試験開始直後に問題冊子をビリっと破いていたので(笑)。この儀式的な開封方法を知ってから、余裕をもってさくっとシールを切り、Part1のDirectionが流れている間にPart3の問題をさくっと目を通せるようになり、余裕が持てる。これは本当にお薦め。

本書は他の特急シリーズの文法、単語編に比べると、Part7対策の類書に比べて特に際立っている部分が少ない。しかし、問題の質がよいし、Part7対策本で本書のような新書サイズのものはまずないので、通勤時間に読むことができて重宝する。

Part7の1問1分というのはかなりハイペースだけど、出てくる単語、文書の型も抑えて徹底的に繰り返せば、Part7だけで大体50分ほどで解答できるようになる。Part6まで20分で解答できれば、大体5分は余る計算となる。それまではひたすら英文読み込みあるのみだけどね。

900点以上取りたい場合は、文書と設問の両方全文読み込んで解答しても5分は余るようにしよう。



1駅1題  新TOEIC TEST読解特急
1駅1題 新TOEIC TEST読解特急
著者:神崎 正哉
朝日新聞出版(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 通勤時間しか勉強時間が取れない人
  • Part7に苦手意識がある人
  • 問題冊子のシールをうまく開けられない人(笑)
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April 23, 2011

1駅1題 新TOEIC TEST単語特急

1駅1題  新TOEIC TEST単語特急
1駅1題 新TOEIC TEST単語特急

キーワード:
 森田鉄也、TOEIC、単語、増強、グルグル勉強法
TOEICのPart5によく出る単語問題本。以下のような目次となっている。
  1. はじめに―どうしてこの本を使ってほしいのか?
  2. 第0章 トレーニング・プログラム
  3. 第1章 「スコアアップにつながる単語力」をつける8題
  4. 第2章 頻出動詞問題18
  5. 第3章 頻出名詞問題12
  6. 第4章 頻出形容詞問題17
  7. 第5章 頻出副詞問題17
  8. 第6章 前置詞・接続詞問題8
  9. 第7章 実力チェック問題10
  10. 第8章 挑戦!超ハイスコアレベル問題10
(目次から抜粋)
特急シリーズの主にPart5での単語問題に特化している本で、何度もTOEIC満点を取っている著者によって、スコアアップにつながる単語力が身につけられるようになっている。

本書の収録問題数は、目次にあるとおり、全部で100問となっている。100問となると、若干少ない気もするが、今振り返ってこの本に収録されている問題を見ると、何度か本試験で出てきたなぁというのが多いと思う。なので、問題の信頼性はかなり高いと思う。

本書の構成は、文法特急と基本的に同じとなり、右ページに問題が1つ、その下にヒント、そしてページをめくったところに解説が1ページ費やされている。文法特急は文章構造に着目したりして問題を解いていけるようになっており、その分解説が詳しく示されているが、単語特急はそこまで詳しい解説ではない。それは、そもそも語彙問題は構文先行型アプローチでは解けず、単語の意味を知っているかどうかで決まるので、そこまで解説を詳しく書きようがないというのもある。

なので、解説の量が少ない分、問題に出てくる単語の使い方、同じ意味の他の表現、派生語が豊富に示されていて、読んでいるだけで関連単語まで増強できる。さらに著者は言語学を専攻されているという専門性もあり、単語の接頭語や語源などにも言及されており、単純にTOEICのためだけの英語勉強にならないようになっていてよい。

また、本書はグルグル勉強法ができるように各問題5回転、やった日付の記録ができるようになっている。グルグル勉強法とは、間違えた問題だけを何度も繰り返す勉強法で、以下の本の著者が示しているものである。この本に示されているやり方を単語特急でもできるように考慮されている。

自分もグルグル勉強法を他の問題集などで取り入れてみたけど、かなり効果があったと思う。間違えた問題にチェックをしていき、また繰り返すと同じところで間違えたりしているのが分かったりする。ただ、間違えていない問題も繰り返していたので、効率性はかなり下がってしまったけど、まぁ、結果的に点数アップができたのでよいかなと思う。

単語特急も3回転は繰り返した。本当はどの問題を間違えたかチェックをしていけばよかったのだけど、通勤時間の電車の中で読んでいたので、あまりペンを持って記録できなかったというのもある。だからとりあえず全問題を繰り返すことにした。

最初の2回転くらいで覚えたと思っていても、3回転目に確認の意味でやってみると、やはり同じ問題で間違えていたりする。Part5の文法、単語問題は最低でも3回転は繰り返さないとまったくものにならないということが身にしみて分かった。繰り返すなら短期間で回転数を上げたほうがよい。

本書は新書サイズで250ページの100問構成なので、1回転は早く終えられて、TOEIC勉強に慣れていない人にとっては、単語問題本を一つ終わらせられるという自信につながると思う。シリーズ2冊目もあるので、そっちもチェックして単語増強を図ったほうがよい。




1駅1題  新TOEIC TEST単語特急
1駅1題 新TOEIC TEST単語特急
著者:森田 鉄也
朝日新聞出版(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • Part5の単語強化をしたい人
  • 単語の語源などに関心がある人
  • グルグル勉強法を試してみたい人
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April 22, 2011

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

キーワード:
 花田徹也、TOEIC、Part5、文法、型
TOEICの文法問題本。主にPart5の問題がメインで収録されている。目次は初級編、中級編、上級編と問題の難易度が徐々に上がっていく。この本は数あるTOEIC文法問題本の中でも、稀に見る秀逸な本だと断言できる。

まえがきに示されている本書のウリを以下に抜粋。
  • 手軽!・・・一問一答式なので多忙な現代人でも移動しながら着実にステップアップができる
  • 信頼性の高さ!・・・毎回TOEICを受験しているプロの990点講師が全問題を作成・解説
  • 効率的!・・・こんなに薄いのに最新のトレンドに合わせて必要な文法事項を網羅
  • 使いやすい!・・・優先順位の高い順に難易度別で掲載されているのでレベルに合った学習が可能
  • 体系的!・・・正解以外の選択肢や周辺情報にも言及しているので、体系的な知識が身に付く
  • 記憶に残る!・・・学習者の思考プロセスに合わせてヒントや解説が提示されているから忘れない
この本を3回転は繰り返したが、著者が示している本書の特徴は間違いなく正しかった。また、『受験者の目線に立った、日本一わかりやすい解説』を心がけて執筆したと示されており、これも誇張表現ではなかったと思う。解説がとにかく類似本に比べて秀逸。

本書の構成としては、右ページにPart5の問題が1問載っており、その下には問題のヒントが示されている。そしてページをめくったところにその問題の解説がまるまる1ページも費やされている。著者曰く、「どうすれば正解にたどりつけるのか」、「なぜ間違えるのか」、「残りの選択肢はどのように使うのが本来正しいのか」を考えることが学習の醍醐味であると示しており、そのとおりの解説の構成となっている。

なので、他の文法問題本のように、正解の解説でこういう構文だからAが正解といったそっけない解説ではなく、その構文での使い方、類似表現は他に何があるか、そして問題を解くときにどこに注目すればよいかが本当に分かりやすく示されている。

著者曰く、Part5の文法問題を解くときには「文脈先行型(精読)アプローチ」と「構文先行型(速読)アプローチ」の二つの方法があると示している。文脈先行型アプローチは、いわゆる英文を和訳して意味から考えるもので、多くの人がやると思われる方法。一方、構文先行型アプローチは、意味など考えずに、決まった英文の文章構造に着目して解くアプローチで、このアプローチだと、1問5秒で瞬殺できるものもある。

例えば、構文先行型アプローチだと以下の問題が該当する。
3.Both Mr. Sheffield from the accounting department ………. Ms. Underhill from personnel have scheduled meetings with the new CEO.

(A) with
(B) nor
(C) and
(D) plus
(pp.23)
これはもう見た瞬間解けなければいけないTOEICによく出る典型的な構文先行型アプローチで解く問題。解答目標タイムは5秒と示されていて、この問題をみたら、Bothと呼応するものをただ選ぶだけで、意味など考えずに速攻で進むべきとある。Both A and Bという構文なので(C)が正解。

文章構造を先に把握し、速攻で解いていける問題はスピードをつけて解いていき、語彙問題などどの選択肢も構造的にありえるものは意味を考えて解いていき、各問題の回答スピードの緩急をつけていくとよいとある。

この構文先行型アプローチを知らないとどうしてもPart5でスピードアップが図れない。自分はこの本でPart5の基本的な問題の解き方の型を身につけられたと思う。この本をやる前は常に意味を考えていたので、どうしても時間がかかりすぎていた。

収録問題数はPart5問題が103問、Part6問題が12問の合計118問となる。他の文法問題本に比べて若干収録数に物足りなさがあると思う。また、本書のページ数は270ページだが、割とすぐに1回転できると思う。しかし、これらの問題は厳選されているし、同じような問題が本試験でも出てきたので、まずはこれらをきっちり抑えるべきだと思う。

800点を越えたあたりで、物量をこなしたいと思って一旦この本から離れて他のものをやっていた。しかし、どうしてもPart5で実力がアップしていると実感できず、またこの本を繰り返してみてやったら、案外また同じ問題で間違えていた。結局その部分が点数に反映されて、リーディングで点数が削られていたのだと思う。

本書の問題は解説を含めて丸暗記する価値のある問題だと思う。本書を何度も繰り返しながら、問題を解く過程で、Part5の問題の解き方の型が身につくと思う。この型はTOEICが何点でも絶対に必要なもので、800点超えてからも本書は型の確認のために必要と思われる。

また、本書は基礎的な文法を把握し、500点台になったときからすぐに何度も繰り返してものにするべきだと思う。本書で示されている構文先行型アプローチが英文読解の基礎にもなる。英文読解の肝は単語の意味だけではなく、英文の構造を把握することに他ならないので。

本書は特急シリーズというもので、持ち運びやすいので通勤時間に読んでいた。制限時間を計測しなかったけど、大体1駅3問といったペースで解いていけるものだと思う。

特急シリーズは他にもあり、それらはどれも信頼の置ける著者が執筆しているので、全部やったほうがよい。

まずは本書で文法問題の解き方の型を身につけてから、量稽古をすればよいと思う。



1駅1題  新TOEIC TEST文法特急
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
著者:花田 徹也
朝日新聞出版(2009-10-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • Part5が苦手な人
  • 時間配分がよく分からない人
  • 面白くて分かりやすい解説の文法本を求めている人
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April 07, 2011

新TOEICテスト よく出る文法問題600

新TOEICテスト よく出る文法問題600―試験までに必ずやっておきたい
新TOEICテスト よく出る文法問題600―試験までに必ずやっておきたい

キーワード:
 鹿野晴夫、TOEIC、Part5、慣用句、タイムアタック
TOEICの文法問題が約600問収録された本。以下のような目次となっている。
  1. 本物の実力をつけるための問題の解き方とトレーニング
  2. TOEICテストの文法問題、ここがポイントです!
  3. 毎日52問、このように解くと実力がつきます!
  4. 弱点強化のトレーニング方法を紹介します!
  5. 新TOEICテスト よく出る文法問題600
  6. 模擬試験 第1回
  7. 模擬試験 第2回
(目次から抜粋)
TOEICのPart5,6の文法問題として、練習問題が520問、模試が2回で104問の計624問収録されている。問題の解説と質、問題を解いた後のトレーニングにこだわったと示されている。

本書の練習問題は、Part5を40問、Part6の12問の計52問を1日分のトレーニング量とし、10日で練習問題を終えられるように作られている。そして、毎日正答数と解き終わるまでの時間を3回転分記録できるように、表が設定されている。

本書ではPart5,6の約70%は「語句問題」で、純粋な文法問題は残りの30%でしかないと示している。よって、本書ではあまりみかけないような慣用句表現が多く、それらが基本構文として最後のほうに220個ほど示されている。

本書の初版が2008年6月なので、語句問題が7割というのは違うと思う。直近のTOEICはそこまで多く慣用句表現が出題されていない印象を受ける。もちろん、900点以上の実力の人も点差をつけるために、見たこともないような慣用句表現は出てくるけど、そこまで多くない。単純な文法問題もたくさん出てくる。

本書を実際に解いていたときから、こんなの本試験で出るのか?とずっと違和感があった。完全に分析したわけではないし、ここ1年連続して受験した経験則として本書の問題を振り返ってみると、やはりあまり現行のTOEICの傾向を反映していないと思う。

左ページに問題、右ページに解説という構成なので、実際にトレーニングするときは、右ページを紙か何かで隠しながらやる必要がある。そういうのがダメと言う人は使いづらいかもしれない。

また、Amazonのレビューにも書かれているが、解説が他の優れた文法対策本に比べてそっけなさ過ぎるし、2行で説明が終わっているものも多い。あまりにも解説が納得できないもので、間違えた問題が多すぎるとやる気がそがれていく。なので、解説が肝になるので、TOEICが500点台の人がこれをやると挫折するかもしれない。最低でも600点はあったほうがよいかもしれない。

自分はこの本を2回転繰り返した。最初は52問解くのに平均23分ほどかかっていたものが、2回転目だと18分ほどに短縮できている。この本はどちらかというと、Part5,6の時間配分をトレーニングするのに適した本で、Part5,6そのものの実力アップのトレーニングにはあまりならないかもしれない。

なので、今ではイ・イクフンの「極めろ!」、「解きまくれ!」シリーズといった優れた文法対策本があるから、そっちを徹底的にやったほうがよい。イ・イクフンの「極めろ!」が1000問超の収録数なので、600問という多さもそこまでアドバンテージにはならなくなった。それでもこの本でPart5,6の時間配分トレーニングができたのは確か。今ではPart5は15分、Part6は5分程度で解けるようになった。試験中の時間としては、遅くとも2時7分にはPart7に突入している。

文法問題集だけは、最低でも3回転は繰り返さないとものにならない。これはもうものすごく実感する。最初の1回転目は、弱点洗い出し。2回転目はまぐれ当たりの洗い出し。3回転目は暗記という要領となる。

文法問題集もひたすら反復トレーニングあるのみ。



新TOEICテスト よく出る文法問題600―試験までに必ずやっておきたい
新TOEICテスト よく出る文法問題600―試験までに必ずやっておきたい
著者:鹿野 晴夫
販売元:中経出版
(2008-05)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 慣用句表現が苦手な人
  • Part5,6の時間配分トレーニングをしたい人
  • 1日1回Part5,6対策をしたい人
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April 05, 2011

TOEICテスト リーディングBOX

TOEICテスト リーディングBOX
TOEICテスト リーディングBOX

キーワード:
 中村紳一郎、TOEIC、リーディング、速読、訓練
TOEICのリーディングの模試が5回収録された本。特にたいした目次はなく、問題冊子が5冊とそれらの解答が1冊にまとまっている。

本書のコンセプトはリスニングBoxと同じく、本試験よりも若干難しめの問題が多く収録されている。実際にリーディングBoxを各5回すべて2回転繰り返したが、Part5は本試験よりもかなり難しい印象で、Part6,7も難しめの語彙が多く使われていると思う。特にPart7は読みにくい文章の問題が多めの印象。

リスニングBoxの記事で示したように、リーディングBoxも本試験の直前にやっていたので、本試験の点数と比較しておこう。クリックで拡大。

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1回転目は平均点が、357点、2回転目は442点となっている。本書内ではちゃんと実力以上の点数が出ないように点数が一定だといえる。しかし、本試験との比較となると、どうもリスニングBoxのようには簡単ではない。

差分をみると、本書のほうが高く点数がでており、本試験よりも難しいという本書の特徴は、見られないように思える。特に本試験のリーディングは、リスニングと違い、採点基準がかなり厳しく、1問間違えるごとに10点ほど減点されていく感じなので、数問の間違いの差が大きな点数差になる。

1回転目の差分だけに注目すると差分平均が-6.25と割と本試験と同等の値になる。しかし、2回転目は極端に本試験のほうが点数が低い。これは、本書の2回転目となると、やはり内容をある程度覚えているから正答率が高く出たと考えるべきだろう。よって、トータルで考えると、リーディングBoxの予想スコアはそこまで本試験の結果を反映しないと思われる。

本書の範囲内の実力試しの目安としての点数と考えるのがよいと思う。それでも、この模試で450点を獲得できるなら、本試験で最低でも400点は超えられるとは思う。

リーディングBoxも各問題の正答率が示されているので、どの問題が難しいか、または基本問題かを確認することができる。正答率が12%とか極端に低いものは、Part5の語彙選択問題で、正答率が9割近くのものは中学生レベルの文法問題などだったりする。

本書の使い方としては、1回転目は実力試しに使用するのがよいと思う。そして2回転目以降は、リーディングの時間配分と語彙や解き方の確認としてやるのがよい。3回転ほど繰り返せば出てくる単語はほぼ覚えられると思う。

それでもPart5だけは本書だけに限らず、ほかの問題集でも同じところで間違えがちなので、間違えた問題は時間をおいて何度も繰り返すのがよいと思う。頭で一旦理解しても、忘れてしまって本試験で正解を選択できなければ意味がないので。

リーディングだけは、模試や問題集だけを解いていても全然点数が上がらない可能性があるので注意。少なくとも多くのリーディング問題集に手を出しすぎているわりには点数が上昇していないとしたら、それらを解いているだけで、全然語彙などが頭に残っていない可能性がある。問題集をやる場合は、かならず絞って繰り返しやり、出てくる単語、表現、文章の型を丸暗記する覚悟でやるのが一番の近道。

リーディングの点数を上げるには、かなり速く英文を読めるようになる必要がある。速く読むには語彙を増強することと、英文の文章構造の型を多く身につけることが重要になる。過去にこのブログで紹介した本で、参考になるのは以下の本。英語を英語の語順で速く読むためのポイントが本書で示されている。

また、問題集だけをやっていても、英文読み込みの絶対量が少ないので、ネットの英文記事や本で多読する必要がある。上記の本を読み終えたら、ひたすら英字新聞を読み込むのがよいと思う。英字新聞はWall Street JournalやFinancial Timesがよいとか言われるけど、これらは正直難しすぎるし、記事内容が長すぎて挫折しやすい。

おすすめはThe Japan Timesのネット記事。基本的に全記事アカウント登録しなくても無料で読めるし、国内ニュースがメインで、他のYahoo!ニュースなど日本語で読んだ内容のものが英語になっているだけなので、内容が理解しやすい。また、記事内容が短めのものが多く、ちょうどTOEICのPart7の文章量に近いものになる。

とはいえ、ネイティブ向けの内容なので、英文自体は簡単ということはない。どうしてもある程度の語彙力があり、文章構造を把握していないと読めない。それでも、毎日5記事くらいを目標に読み込めば、かならず点数に反映される。自分も、リーディングが350点前後で1年近く停滞してしまったが、The Japan Timesの記事読み込みを続けたらなんとか400点の壁を超えられ、465点まで上げられた。

話は本書に戻るが、本書のような模試にもちゃんと解答用紙がついているが、本試験のものと比べて小さかったりする。マークシートに塗り慣れるというのも重要なので、本試験に近いものを使ったほうがよい。以下から本試験に近いものを無料でダウンロードできる。これをA4サイズで印刷して使うのがよいと思う。

あと、以下はおまけとして2chのまとめスレのTOEICネタ。テクニックだけで通用するのはリスニングくらいで、合計点でせいぜい800点前半くらいか。860点、900点以上はどうしてもテクニックだけでは通用せず、根本的な英語の実力がないと到達できないと思う。それほどTOEICは簡単な試験ではない。

リーディングが450点近くの実力になると、だいたい5分程度時間が余る。時間配分としては、Part6完了まで大体20分、Part7を50分で回答し、5分余らせて見直しをするのがよい。自分はPart6以降を問題文も選択肢もすべて読み込んで回答していて、大体5分近く余るようになった。そこまで英文読み込みスピードを上げるには本当に大変だったけど。

逆にリーディングで5分近く時間を余らせられないと、900点以上は取れないので、900点以上狙う人は、それくらいの英文速読力は必須になる。

リーディングBoxは現行のTOEICと同等の難易度と思われるので、これでリーディングの実力試し、時間配分をチェックするのがよいと思う。問題の質も悪くはないし。



TOEICテスト リーディングBOX
TOEICテスト リーディングBOX
著者:中村 紳一郎
販売元:ジャパンタイムズ
(2008-10-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングが苦手な人
  • 時間配分がよく分からない人
  • 信頼性の高い模試をやりい人
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April 04, 2011

TOEICテスト リスニングBOX

TOEICテスト リスニングBOX
TOEICテスト リスニングBOX

キーワード:
 中村紳一郎、TOEIC、リスニング、模試、ループ処理
TOEICのリスニングの模試が5回分収録された本。目次と言うほどのものはないに等しいので、本書の構成を示しておく。

模試の問題冊子が1回から5回分の合計5冊、それらの解答と解説が示された本が1冊、各模試のCDが計5枚収録されている。また、正答数から予想スコアも導けるようになっている。

本書のコンセプトは、スコアアップに必要な得点力を習得するために、本試験よりも難易度の高い問題の比率を多く収録しているようだ。実際に5回の模試を各2回転繰り返してみたが、確かに本試験よりもちょっと難しいかなという感じだと思う。

感覚的な話だけではあまり説得力がないので、各5回の模試の点数と、その模試を実施した直後の本試験の点数の比較表を以下に示しておく。クリックで拡大。

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一番左の列は模試の1回転目、2回転目の区分、2列目の「区分」はリスニングBox内の模試の区分で、実際の本試験のLの得点が「L点数」列で、「L差分」列がリスニングBoxの予想スコアと本試験の差分を示している。

本書は、本試験よりも若干難しいと示しているだけに、本試験のほうが若干点数が高く、平均すると18点高く出ている。なので、表面的には本試験よりも難しいと示しているのは間違いなく、割と信頼性の高い予想スコア表といえる。

とはいえ、リスニングは先読みリズムがうまくはまるかどうかで点数が大きく変動しがちなので、自分の場合は本試験の前日などにこの模試を実施し、その慣れた感覚で本試験に挑んでいるから、練習した分、若干先読みがうまくはまり、スコアがすこし高く出ているという側面もある。

まぁ、それでも本試験は統計処理されるし、基本的なリスニング力がないとどうしてもそこまで点数が出ないし、スコア差分も平均20点以内なので、誤差みたいなものだと思う。

本書の発売が2008年なので、直近のTOEICのリスニングスピードがより速くなっていたり、Part3以降が長文傾向にあるという部分にかならずしも対応し切れていないが、リスニングのトレーニング、実力測定としては十分信頼できる内容だと思う。そこまで変な問題が収録されているわけではないし、現行のTOEICとほぼ同程度の難易度になっていると思う。

それなりに模試をやったけど、本書のようなThe Japan Timesから出版されている模試はかなり使い勝手がよかった。それらの特徴を以下に簡単に示しておこう。
  1. 正解一覧にチェックボックスがある
  2. 解説に正答率が示されていて、問題の難易度が分かる
  3. 難しめの単語、熟語に意味が示されている
  4. Part1,2は1問ごと、Part3,4は3問ごとにCDのトラックが分かれている
  5. 信頼性の高い予想スコア表がある
特に、ダメな模試はCDトラックが各Partごとにしか分かれていないものがあり、復習時にすごく使いづらいが、これはそんなことがない。利用者のことをちゃんと考えられて作られていると思う。

また、正答率が示されているが、これは同問題を著者が講師をしているエッセンスイングリッシュスクールの生徒に実施した結果となるようだ。一番難しい問題で正答率が10%台のものから、90%のものまで幅広く収録されているので、難しい問題で間違えているのか、それとも簡単な問題で落としているのかが客観的に分析できてよい。

リスニングが400点未満のときの間違えた問題の正答率を見ると、大体50%を切りはじめたものから結構間違えていた。そして2回転目にやったときは、50%の問題は分かるようになっており、2,3割の正答率の問題を間違えていたというのが分かった。難しいのは引っ掛け見たいなものだから間違えやすいし。

本書は3回転まで繰り返せるように正解一覧にチェックボックスが示されているし、予想スコアの下に実施日と点数を3回書き込めるようになっている。模試などで、同じ問題を繰り返すと自分の実力が正確に分からないという側面もあるが、それ以上に、短い期間で同じ問題を繰り返して丸暗記したほうが結果的に本試験で点数が高く反映されるというメリットがある。なので、理想は3回転実施し、暗記するほど繰り返して聞くのがよい。

使い方としては、模試を普通に実施後、解等確認に時間をかけるのがよい。一旦スコアを確認した後、もう一度最初から音声を聞きつつ、全文シャドーイングするのがよい。45分間シャドーイングし続けるのは大変なので、各Partごとに休憩するのがよいと思う。また、どうしても聞き取れなかったりした問題は、何度もその問題だけ繰り返すのがよいと思う。

本書はTOEICの合計が600点台になってから始めたほうがよいかな。そのくらいの点数だとまだまだこのレベルの模試が難しく感じると思う。それでもちゃんと繰り返して聞くことで、スコアアップが十分望めると思う。

精度の高い模試だと思うので、ぜひこれをじっくりやるのがよいと思う。



TOEICテスト リスニングBOX
TOEICテスト リスニングBOX
著者:中村 紳一郎
販売元:ジャパンタイムズ
(2008-10-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 精度が高いリスニング模試をやりたい人
  • 何度も繰り返せる模試を求めている人
  • リスニングのリズムを習得したい人
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April 02, 2011

決定版やさしいビジネス英語 (Vol.3)

決定版やさしいビジネス英語 (Vol.3) (NHK CD‐extra book)
決定版やさしいビジネス英語 (Vol.3) (NHK CD‐extra book)

キーワード:
 杉田敏、ビジネス英語、NHKラジオ、リスニング対策、修行
NHKラジオ「やさしいビジネス英語」で1996年4月から2001年9月まで放送されたものが収録された本。以下のような目次となっている。
  1. Lesson 35 Ecotuorism エコツーリズム
  2. Lesson 36 Balanced Life バランスのとれた人生
  3. Lesson 37 Homeless ホームレス
  4. Lesson 38 Gay Marketing ゲイ・マーケティング
  5. Lesson 39 Work-Home Trends 仕事と家庭の傾向
  6. Lesson 40 Cyberspace Etiquette サイバースペースでのエチケット
  7. Lesson 41 Anti-Graffiti Campaign 落書きを消そう
  8. Lesson 42 Humor in the Workplace 職場でのユーモア
  9. Lesson 43 Business Casual 職場での服装
  10. Lesson 44 Digital Divide デジタル・ディバイド
  11. Lesson 45 Gainful Complaining 効果的な苦情
  12. Lesson 46 Super-Seniors 元気な年配者たち
  13. Lesson 47 Ideal Hotels 理想的なホテル
  14. Lesson 48 Babies in Middle Age 赤ちゃんを再び
  15. Lesson 49 Layoff Wave レイオフの波
  16. Lesson 50 Changing Population 変わりゆく住民像
  17. Lesson 51 Global Executive グローバルなエグゼクティブ
(目次から抜粋)
Vol.3からなので、章番号が途中からとなっている。Vol.3から始めたので、Vol.3から取り上げることにする。といってもVol.1はまだ途中で全然進んでないけど・・・。

Vol.1から同じような人物が登場し、シリーズの主人公、荒木裕美(38歳男性)が日本の広告会社からニューヨークにある中堅の広告企業に転職してきたことから、このシリーズが始まっている。別にVolごと、Vol内の章ごとにストーリーがつながっているわけではないので、Vol.3からでも充分利用できる。

この本を一言で評すると、やさしい』とタイトルにあるのは大嘘で、正直難しすぎて苦行に近い(笑)。しかし、ちゃんとやりとげれば英語力、特にリスニング力は格段に向上するのは間違いない!! それくらいこの本は優れている本で、ちゃんと成果が得られた。

内容の構成としては1LessionにつきVignette(ビニュエット:短い場面)が4つある。そして、1Vignette2ページ構成で、左のページに会話の英文、英文に出てくるWord&Phrase、右ページに英文に対する日本語訳、Vocabulary Buildingという内容になっている。もちろんCDつきで、PCでも起動でき、その場合は英文も表示できるようになっている。

この本は以下の勉強本で存在を知った。この本によれば、シリーズの2冊をきっちりやれば最低でもTOEIC800点は超えられるとあり、この本の使い方が示されている。自分も信じてやってみたら、ちゃんと効果があった。

以下、上記勉強本を参考にしつつ、自分なりのこの本の使い方を示しておく。

STEP1:最初にスクリプトを見ずに1 Vignetteを3回転聞く

リスニングで重要なのは、スクリプトを見ずにどれだけ聞き取れるかを確認することである。なので、最初はスクリプトを見ずに1Vignetteを3回転繰り返して聞く必要がある。自分はCDをiTunesに入れていたので、繰り返し再生設定をし、再生回数を見つつ、3回何も見ずに集中して聞いた。

1Vignetteは大体1分30秒ほどの長さなので、3回転で大体5分程度の時間となる。まぁ、1回転目に普通に聞くとまず意味が分からない(笑)。今となってはリスニングが満点近くあるけど、いまだに初めて聞いたものは、3割程度理解できるかどうか。この教材を使い始めたのは600点ちょいだったので、もうなにがなんだか(笑)。それほど難しい。

STEP2:スクリプトを見ながら聞き取れなかった単語に蛍光ペンでマークして2回転聞く

スクリプトを見ずに3回繰り返して聞いた後は、スクリプトを見ながら音声を聞き、会話文中のどの単語が聞き取れなかったかを洗い出すために、蛍光ペンなどで分からなかった単語をマークしていく。マークしていく基準は、知っている単語だけど、リエゾンで音が聞き取れなかったものや、そもそも知らない単語などがよいと思う。

このステップを2回転やれば大体どれほど聞き取れていないかが客観的に分かると思う。赤いペンを使うと、もう知らない単語、聞き取れない単語のオンパレードで英文ページが真っ赤になり、著しく打ちひしがれるけど、そこは気にしない(笑)。

STEP3:音声を流さずに、両ページの内容を読み込む

このステップは、内容の確認となる。まず、左ページの英文を自分の読めるスピードで1回読み込む。本書は単語レベルがそれなりに高いことが難易度を上げている要因の一つだが、それ以上に会話文としてはあまり見かけない構文で構成されているという側面もある。なので、ゆっくり読んで1文ごとに文章構成がどうなっているかを確認する必要がある。

また、左ページ下のWord&Phraseに単語と意味が簡単に示されているので、そこは3回から5回は連続で繰り返して頭に叩き込む。

そして右ページの訳を1通り読み込み、さらにはVocabulary Buildingを読み込む。さらに、STEP3の締めとして、左ページの英文1文読むごとに、それに対応する右ページの訳の部分を見ていく。そうすることで、文章の意味を暗記しやすく、知らない単語も日本語の訳で紐付けて覚えられるようになる。

英文と訳を確認したあと、まだ記憶が曖昧なWord&Phrase部分を何回か読み込む。

STEP4:スクリプトを見ずに再度3回転繰り返して聞く

Vignetteの内容が頭に入っているか、聞き取れなかった単語が聞き取れるようになっているかを確認するつもりで、3回転スクリプトを見ずに繰り返して聞く。この段階まで来ると、初めて聞いたときはまったく分からなかったものが、少なくとも6,7割程度の理解にまでは上がっているはず。

ここまでを1セットとして確実にやっておきたいところ。時間と集中力に余力があれば、STEP5として、音声CDに合わせて3回転シャドーイングするというのがよい。ここまでやれば1Vignetteの取り組みとしては充分となる。しかし、1週間もすると忘れるので、やはり復習が大事となる。自分は復習を怠ってしまったので、ちょっと効率が悪かった。

このSTEPの流れをやるなら、絶対に朝やったほうがいい。なぜならものすごく集中力を使うから。普通に問題集をこなすよりも大変。夜にやってみたら、眠気と仕事の疲労で同じSTEPを実行したはずなのに、朝よりも3割ほど多く時間がかかってしまった。

また、STEP4までなんとか30分以内にやるのが理想。STEP5のシャドーイングによる音読までやると、だいたい45分ほどかかる。これ以上やり進めるのは正直しんどすぎるので、1日1Vignetteのペースがよいと思う。

復習は、週1回程度、iPodに入れて散歩しながら聞き込むとよいかもしれない。その場合は、今まで学習したLessionの部分までを聞けばよいと思う。散歩リスニングは、家でPCの前で聞いているよりも集中できるのでお薦め。

1日1Vignetteで毎日やれば、17Lession×4Vignette = 68日、約2ヶ月ちょいで終わる計算になる。とはいえ、毎日はなかなか難しいかな。自分はなんだかんだ言って、これ1冊完了させるのに1年近くはかかってしまった。本当に地道にやらないとなかなか進まないタイプの本なので。

単語レベルも難しいし、文章構成も普通の会話ではあまり見かけないものが多いし、リスニングスピードもかなり速い。TOEICのPart3の倍ほどの長さのスクリプトなので、この本で鍛えておけば、Part3は止まって聞こえるくらいにはなるかも。まぁ、最近のTOEICはだんだんスピードが速くなっているから、確実に対応できるわけではないが。

それでも、これ1冊を上記で示したSTEPでやり遂げると、確実にリスニングは450点までは上げられると断言してもいい。他にリスニング対策本とかあまりやらなかったけど、これは本当に効果があった。むしろこれだけに絞って繰り返して聞いたほうが効率的かもしれない。

しかし、この本はすでに絶版となっていて、Amazonではマーケットプレイス経由でしか手に入らないのが残念でならない。大き目の書店に行けば、Vol.3ならなんとか置いてあるところがあるので、書店で買うのがよいかもしれない。まぁ、マーケットプレイスで高めに買うことになっても、充分元は取れるので、探し回るのが面倒な人はアマゾルのがよいかもしれない。

もしくは、同著者のNHKラジオシリーズで似たような構成の本がAmazonでも書店でも買えるので、そっちをやるのでもよい。さらに、以下のネットのNHKラジオでもいいかもしれない。どちらにしても、本の場合、収録されているテーマが普通に読んでもとても面白いものなので、英語の勉強をするという意識よりも、アメリカのビジネス文化を学習するという気持ちで取り組めることができる。

やり遂げるには本当にしんどい本で、修行しているような感じだったけど、効果は抜群だった。リスニング対策としては、絶対にこれをお薦めする。



決定版やさしいビジネス英語 (Vol.3) (NHK CD‐extra book)
決定版やさしいビジネス英語 (Vol.3) (NHK CD‐extra book)
著者:杉田 敏
販売元:日本放送出版協会
(2003-03)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICのリスニングで450点は取りたい人
  • 面白い内容の音声CDで学習したい人
  • 苦行をやり遂げてみたい人
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March 30, 2011

絶対はずせない!新TOEICテストにでる順英熟語

絶対はずせない!新TOEICテストにでる順英熟語
絶対はずせない!新TOEICテストにでる順英熟語

キーワード:
 河上源一、TOEIC、熟語、ループ処理、修行
TOEICによくでる熟語が収録された本。以下のような目次となっている。
  1. Part1 TOEICテスト全レベル最頻出熟語・会話表現でる順240
  2. Part2 TOEICテスト470点レベル頻出熟語・会話表現でる順240
  3. Part3 TOEICテスト600点レベル頻出熟語・会話表現でる順240
  4. Part4 TOEICテスト730点レベル頻出熟語・会話表現でる順240
  5. Part5 TOEICテスト860点レベル頻出熟語・会話表現でる順240
  6. APPENDIX  TOEICテストによくでるビジネススピーチ、ビジネスレター表現集
(目次から抜粋)
でる順英単語の次は、やはりでる順英熟語でしょうということで、本書。

基本的なコンセプトはでる順英単語と同じで、模擬試験から抽出した14000語の熟語のよく出る上位1200語が収録されている。そして、本書によれば、『熟語を制する者こそ、TOEICを制する』と示されている。本書によればその理由は、1つはリスニングで熟語がよく出てくることと、2つ目は全体的にパラフレーズ(言い換え表現)が多様で、そこに熟語が使われるからとある。

本書の内容は、目次のように各章ごとに難易度が上がっていく。860点レベルの熟語はあまり見かけないものが多い。

構成としては、熟語とその意味が赤文字で示されている。さらにでる順英単語と違う部分は、すべて完全な文が示されていることだ。でる順英単語は複合名詞のみで、文が載っていないものがある。しかし、本書は熟語1つにつき最低1文、多いもので3つ載っている。

本書の使い方は基本的にでる順英単語の記事で示したものと同じなので、そちらを参考にしてほしい。どちらかというと、単語を覚えるよりも熟語を覚えるほうが難しかったと思う。なぜなら、熟語は知っている単語で構成されていても、それが熟語となったとき、単語から想像もできないような意味になるものが少なからずあるからだ。

例えば以下の例文。
Could I take a rain check? I am so tired.
(次回に誘っていただけますか。とても疲れているんです)

(pp.274)
この熟語の解説によると、rain checkは「雨天順延券」のことで、この熟語は誘いを断るときの決まり文句らしい。このことを知らないと、誰かレディを誘ったときに、こう言われて、そのレディが天気でも調べるのか?とりあえず誘いはおkってことか!?と勘違いすることになる(笑)。まぁ、TOEICではそんな状況の問題は出ないと思うけど。

また、単語の暗記は、単語と意味さえ紐付けておけばなんとか暗記できるものが多いが、熟語は文章で覚えないと覚えにくい。さらに、熟語独特の構文の使い方があるので、単に意味を知っているだけではPart5の品詞選択問題で、正解を選択できなかったりする。なので、熟語だけは文章で使い方も覚えたほうがよい。

基本的にでる順英熟語も徹底的な反復トレーニングが必要で、文章で覚えるには音読をするか、音声教材を使用するのがよい。自分はこのでる順英熟語のCDも別に買った。

声に出して覚えるTOEICテストにでる順英熟語 CD版声に出して覚えるTOEICテストにでる順英熟語 CD版
販売元:中経出版
(2006-12)
販売元:Amazon.co.jp

このCDは5枚組みで、熟語、その意味の日本語、熟語の全例文を英語で読むという内容となっている。各CDは24トラックで大体60分の収録内容となっている。理想はこの音声CDに合わせてシャドーイングして徹底的に音読することだが、1回転するのに5時間はかかってしまう。

自分は音読するのを断念したので、変わりになるべく多くCDを聞くようにした。iPodにも入れて通勤時にも聞いたし、さらに1日の中でプラス15分リスニング時間を捻出するために、以下の防水プレーヤーも買った。

Twinbird 充電式防水CDプレーヤーCDザバディ AV-J189STwinbird 充電式防水CDプレーヤーCDザバディ AV-J189S
販売元:ツインバード

販売元:Amazon.co.jp

これはすぐれもので、1回の充電で毎日30分くらい使用しても1週間は持つ。さらに、USBメモリ対応なので、CD音源をMP3に変換して大量に音声教材を取り込んでおける。これを使ってでる順英熟語の音声やその他のTOEICリスニング教材を入れて、毎日風呂の中で聞いていた。

とはいえ、シャワーを出しっぱなしにしているとクリアには聞こえないし、風呂中にずっと集中しているわけでもない。さらにでる順英熟語のCDの内容に関しては、文章はそれなりに面白いものもあるが、音声に抑揚があまりなく、淡々と続くので、あまりじっくり聞いていたいものではない。ずっと聞いていると飽きるし。そのため、聞き流している感じだけど、それでもまったく聞かないよりも大分効果があったと思う。

もちろん聞き流しているだけではだめなので、週1回はじっくりと音声と熟語の意味、文を付き合わせる地道な作業が必要になる。また、速読の要領で回転数を上げることも重要。自分はでる順英単語よりもこっちを多く繰り返したと思う。熟語のほうがぜんぜん覚えられてなくて。大体40回転はやったのかな。今でも後ろのほうの熟語は全然覚えていないけど(笑)。

TOEICを受験した直後にこの本をパラパラとめくっていると、出てた出てた(でも覚えてなくて意味が分からなかった(笑))というのが結構あった。なので、信頼性は高いと思う。熟語に関しては、本当にこれ1冊だけやればいいと思う。860点レベルの熟語もそんなに本試験に出るほうじゃないし。

熟語も徹底的に繰り返すしかないので、この本とCDで修行しよう。



絶対はずせない!新TOEICテストにでる順英熟語
絶対はずせない!新TOEICテストにでる順英熟語
著者:河上 源一
販売元:中経出版
(2008-03)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 熟語が苦手な人
  • リスニングで点数が伸び悩んでいる人
  • 音声CDで精神修行したい人
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March 29, 2011

新TOEICテストにでる順英単語

新TOEICテストにでる順英単語―これだけ覚えれば860点突破!
新TOEICテストにでる順英単語―これだけ覚えれば860点突破!

キーワード:
 河上源一、TOEIC、単語帳、ループ処理、修行
TOEICでよく出る単語が約3000語収録されている本。目次は単にでる順でPart1から6に分けられているだけで特に得るものがないので、本書のコンセプトを簡単に紹介しておこうと思う。

本書は、TOEICでよく出る単語を以下のコンセプトで収録しているようだ。
  1. 見出し語を、頻度順に
  2. 単語の意味を、よく使われる順に
  3. 単語の用例を、よく使われる形で簡潔に
そして3060語を収録し、約500単語ずつPart1〜6(TOEICのPartとは非対応のただの章)にしたものが本書となる。

本試験の問題を持ち帰ることができないので、単語の選定は、公式問題集や日本だけではなく、イギリス、アメリカまで出版されている模擬試験問題から20万語をチェックし、そこから統計分析して選定されているようだ。

各単語に2,3個の意味が赤字で示されており、赤い透明なシートで隠せるようになっている。すべての単語に完全な文で例文が載っているわけではなく、複合名詞だけのものもある。後ろの章になるにつれてその傾向が強くなる。

まず、この単語本の価値を一言で言うと、TOEIC860点までならこれ1冊を完璧にすれば大丈夫!! っていうくらい割りと信頼性が高い。860点とタイトルにあるのは誇大広告ではない。すでに使っているけど、全然点数に反映されていないなら、明らかにトレーニング不足と言わざるを得ない。

では、この本をどう使うか?を示したいと思う。基本的な使い方は、以下のTOEIC勉強本に示されているので、詳細はこの本を参考にしてほしいと思う。とはいえ、自分なりの使い方もちゃんと示しておこう。

一言で示すと、でる順英単語は100回転は繰り返せ!!ということになる。

STEP1:1回転目で知らない単語を洗い出す

まず、一番最初に重要なことは、本書に示されている単語で、知っているものと知らない単語を洗い出すことだ。最初の1回転目は赤いシートを使いながらでよいので、単語の意味を隠し、3秒以内に意味が出てこないものを単語の横にある□にチェックを入れる。

チェックすべきものの判定基準は、見たことある単語でもすぐに意味を思い浮かべられないものと、片方の単語の意味しか知らないもの、例えばaddress(251番)だと名詞の「住所」はすぐに出てくるけど、「演説」や動詞として「宛名を書く、講演する」という意味が出てこないものなどとすればよいと思う。

そして、どれほど自分が単語を知っていて、知らないかを一旦把握するとよい。

STEP2:3回転ほどは単語と例文、複合名詞をじっくり読み込む

知らない単語のチェックを洗い出した後の3〜5回転目くらいは、チェックしてないもの(すでに知っている単語)も含めてすべての単語と例文を一つ一つじっくりと読み込んでいけばよいと思う。そのときに赤いシートを使うのもよいかと思う。自分は完全にしおりとしてしか使わなかったけど。

1日15分ほど費やしてもだいたい1回転するのに2週間くらいかかるかもしれない。

STEP3:チェックした単語のみを速読で15分で1回転を何度も繰り返す

単語を長期的に記憶にとどめる唯一にして絶対的な方法は、短い期間で圧倒的に単語に触れる回数を増やすことに他ならない。1ヶ月に同じ単語を2,3回しか見ないよりも、1週間に5回見たほうが確実に記憶に残る。なので、でる順英単語の1回転するスピードをぐっと上げて回転数を上げることが重要。

具体的にはチェックをつけた知らない単語のみを対象に、単語とその赤文字で示された意味のみを速読トレーニングの要領でチェックしていくこと。単語数にもよるけど、自分はだいたいこの方法で1回転するのに15分くらいで完了できる。

そのときのコツは、ストップウォッチで時間を計って、記録していくことと、激しいロック調の曲を聞きながらスピード感をつけること。さらには、バトル漫画の主人公が修行して強くなるイメージを持つこと(笑)。精神と時の部屋で修行する孫悟空でもハンターハンターのネテロ会長の感謝の正拳突き1日1万回をイメージするのでもよいwww

STEP4:後は徹底的に回転数を増やし、理想は100回転やる

特にSTEP3の方法で100回転はやれば、完璧に覚えられると思う。毎日1回転やるのが理想だけど、他の問題集をやったり気分が乗らなかったり、時間が取れなかったりで難しいときもあると思う。それでも最低週1回転はできるようになっておきたい。

正確な回転数の記録をつけていなかったので不明だが、最低でも30回転くらいはやったと思う。回転数を上げないとどうしても本書のPart6に出てくるような出現率が低い単語は頭に残らないので。

どちらかというと単語は赤いシートを使ってゆっくりとしたペースで暗記するよりも、何十回も目にする、チェックすることで自然と頭に残す、というのがストレスなく覚えられると思う。

なぜなら、がんばって10回転くらい暗記してテストに臨んでもぜんぜん点数に反映されないし、1ヶ月たったくらいにまた覚えるかなと思って単語をチェックすると、全然覚えてなくて愕然として自分はアフォなのではないか!?と思い悩んでしまうから(笑)

単語を覚えるには、短い期間でどれだけ回転数を上げられるかが肝になってくる。なので、チェックする単語集、単語帳は絶対に絞ったほうがよい。DUOなども効率がよいのだけど、DUOは全部覚えてもせいぜい730点程度までしか到達できないと思う。860点程度を狙うならこれだけに絞って100回転やったほうが確実だと思う。もちろん、900点以上だと、これだけでは少々心ともない。その場合は他のレベルの高い単語本やネット上の英文記事を読みつつ、地道に単語を辞書で調べるといったトレーニングが必要だと思う。

リーディングで点数が停滞しだしたら、間違いなく語彙力がボトルネックになっていると思って間違いない。自分も800点前半で1年停滞してしまった。そのときは、本書のPart6部分のものはあんまり覚えられていなかったと思う。それから徹底的に単語を覚えるようにした。そしたらなんとか壁を超えて、リーディング400点の壁も超えられ、合計で900点も超えられた。単語記憶トレーニングだけは、人間の記憶力に限界があるので、早い段階から地道にやらないとどうにもならない。本当にバトル漫画に出てくるような修行のような感じとなる。点数アップするまで徹底的にループ処理で繰り返せるかどうかが鍵になる。

必死の修行をちゃんとこなせば、リーディングで時間が余るほどストレスなく読めるようになり、ある種の達成感、感動を覚えるようになる。それこそがトレーニング、修行の醍醐味でもある。



新TOEICテストにでる順英単語―これだけ覚えれば860点突破!
新TOEICテストにでる順英単語―これだけ覚えれば860点突破!
著者:河上 源一
販売元:中経出版
(2008-01)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 効率よく単語を覚えたい人
  • TOEIC用の単語を1冊絞りたい人
  • バトル漫画のような修行をしたい人
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March 23, 2011

TOEIC TESTリーディングの鉄則

TOEIC TESTリーディングの鉄則
TOEIC TESTリーディングの鉄則

キーワード:
 中村澄子、TOEIC、リーディング、鉄則、トレーニング
TOEICのリーディング対策本。昨日取り上げた同著者の『リスニングの鉄則』よりも先に発売されていた本。目次は文法編、長文編、実践問題編の3章立てであとは各章に細かい内訳が示されているので、省略。

リスニングの鉄則』は今でも使えるわりと汎用的な内容なのに対して、リーディングの鉄則はそこまで汎用的ではないかなと思う。使える度で言うと、若干半減しているような印象を受ける。

初版発売が2007年2月ともう4年前のことなので、必ずしも今これをやる必要性はないと思う。示されている内容が現行のTOEICと若干ずれてきている部分が見受けられる。そもそもTOEICは出題傾向が微妙に変化するものなので、常に最新のちゃんと分析されている問題集に取り組むのが一番効率的。

文法編はTOEICに出ると思われる部分をポイントを絞って示されているので、全体像をつかむのにはよいと思われるが、収録されている問題数は絶対的に少ない。これだけでは足りないので、他の量をこなす問題集で補強する必要がある。

また、本書はPart6の対策が載っていない。曰くPart5の問題がパッセージに入っているだけで、その英文の一部をチェックするだけでよいからだと。しかし、実際はこれをやるとPart6で数問落とす可能性がかなり高くなる。現行のTOEICでは、空欄の前後だけを読んで回答を導けないものが少なからずある。なので、この記述部分は要注意。

第2章でPart7の鉄則が示されているので、これは全部示しておこう。
  1. 第1パラグラフを必ず読む
  2. 各パラグラフの1文目を読む
  3. 設問からキーワードを拾う
  4. 言い換えに注意する
  5. 写真を見るように情報を探す
  6. 「誰が誰に」を意識する
  7. NOT問題は設問がヒント
  8. ダブルパッセージ攻略法
Part7は人それぞれ解きやすい方法があるので、必ずしも上記の鉄則がよいとは思えない。特に1,2,5の鉄則は個人的にあまりやらないほうがいいと思う。何点を目指すかにもよるのだけど、読解問題において瑣末なテクニックなどあまり意味がないと思う。それよりも必要なのは、全文を正確に速く読めることだと思う。

テクニックにこだわりすぎると、正確さが犠牲になってあまり点数に反映されないということもありえる。少なくとも自分はPart6,7はテクニックだけではどうにもならないと実感した。それよりも単語と文法、文章構造の型を身につけて、ひたすら速く正確に読みこなすトレーニングをしたほうが結果的に近道だと思う。

少なくともTOEIC900点以上、もしくはリーディングで軽く400点以上取りたい場合は、Part6以降の問題文、設問両方を全文読んでも数分から5分以上余らせられないとね。全文読み込んで、さらに見直しができれば読み間違いとか勘違いがなくなって正答率がかなり高くなる。とはいえ、そこまでのレベルに到達するにはひたすら英文読み込みの修行あるのみだけどね。

第2章、第3章は現行の本試験よりも若干文章が長く、あまり見かけない単語も含まれている印象。特に実践問題の選択肢の文章もかなり長い。制限時間も設定されているが、全文読んでこの制限時間内に回答するのはかなり難しい。逆にこのレベルの文章量でかなり速く正確に読みこなせるようであれば、確実にリーディングが400点は超えられると思う。

なので、本書は第2章以降の鉄則を一つの解き方として参考にしつつ、読解のトレーニングとして使えばよいと思う。まったく役に立たないレベルの本ではないし。

また、言うまでもなく、1回転だけやっても記憶に残らないので、最低でも3回転くらいやるのがよいと思う。250ページ近くなので、気合を入れて1ヶ月で2,3回転が理想かな。

リーディングはリスニングに比べて点数が本当に上げにくいので、地道にトレーニングするしかないと思う。問題集だけ解いていても、ある程度の点数で伸び悩むからね。

また、同著者の本は以下もおススメ。勉強方法全般なら、『TOEIC TEST 3カ月で高得点を出す人の共通点』が全体的によいと思う。

しばらくはTOEIC対策本を取り上げていく予定。また、合間に他の本も取り上げるよ。



TOEIC TESTリーディングの鉄則
TOEIC TESTリーディングの鉄則
著者:中村 澄子
販売元:講談社インターナショナル
(2007-02-14)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングの解き方を知りたい人
  • 効率よくリーディング対策をしたい人
  • 難しめのPart7対策をやりたい人
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March 22, 2011

TOEIC TEST リスニングの鉄則

TOEIC TEST リスニングの鉄則
TOEIC TEST リスニングの鉄則

キーワード:
 中村澄子、TOEIC、リスニング、鉄則、先読み
TOEICのリスニング対策本。目次は鉄則編と模擬テスト編の2部構成になっており、細かい内訳は各鉄則が示されているので省略。

本書は、TOEICのリスニングにおける効率の良い解き方と得点アップのコツが示されている。それが鉄則として示されている。リスニングの基本を身につけるには優れた良書だと思う。

特に勉強になった鉄則のタイトルを一部列挙しておく。
  • パート1鉄則6:同じ音や似たトリックに注意する
  • パート2鉄則1:会話が自然に流れるものを選ぶ
  • パート3鉄則1:設問文と選択肢の先読みが命
  • パート3鉄則2:おおまかに設問と会話の順番は同じ
  • パート4鉄則2:パート3ができればパート4もできる
  • パート4鉄則5:よく出るストーリーを把握する
まぁ、こんなところかな。

この本を初めてやったのはTOEICの合計が600点前半、リスニングがよくて350点くらいのときだった。それまでTOEICのリスニング対策本をやったことがなかったので、これはとても勉強になった。

鉄則の内容は一部TOEICのバイブル本、通称キム本と似たようなものが多いけど、本書のほうがより分かりやすいかなと思う。そしてリスニングの鉄則を一通り1回転実施した後の回のTOEICでは、リスニングがちょうど100点アップした(2009年の10月の回の325点から11月の435点に)。

これはこの本で先読みの極意を習得したからだと言える。今まで何となくパート3,4を解いていたけど、どうも解き方がよくなくてミスを連発していた。しかし、この本に示されている先読みのテクニックをきっちりおさえたところ、文章で聞こえるようになって、テスト中に聞こえる!!と一人で驚嘆していた(笑)

テクニックだけではあまり意味がないかもしれないけど、それでもこの先読みのリズムがうまくいくかどうかで、経験的にリスニングで50点くらい点数が違ってくる。 でもまぁ、リスニングが満点近くの実力になると、先読みなんかしなくても1回聞いた後に設問を読んでも問題なく解けたりするけどね。

この本に収録されている音声スピードは本試験よりも若干速いと示されている。確かにこの本が発売した2009年から2010年前半くらいまではこの本のほうが速かったと思われる。

しかし、最近、2010年後半、特に直近の2011年1月の回はパート3,4とも文章量が増えて、それに伴って音声スピードも速くなっている印象を受けた。まだ一部の問題だけだが、この本のスピードとあまり変わらなくなってきていると思う。なので、最低限本書のスピードに慣れておく必要があると思う。

本書自体はページ数が200ページ前後なので、わりとすぐに1回転できる。1回転やっただけではダメなので、この本の音声を丸暗記するくらい繰り返し聞いたほうがよいと思う。特にこの本の模試部分で100問中80問正解できるくらいになると、リスニングで最低でも400点は超えられるはず。うまく先読みがはまれば450点は見込めると思う。

リスニングが伸び悩んだら一度本書で基本事項をおさえたらよいと思う。

ちなみに、2月に社内のTOEICがあったのだけど、880点(L:445, R:435)と1月の公開テストの955点(L:490, R:465)から大分下がっていた・・・。まぁ、ちょっと体調的なコンディションが万全じゃなかったし、聞いたことない英国人女性の音声があったからということにしておこうwww



TOEIC TEST リスニングの鉄則
TOEIC TEST リスニングの鉄則
著者:中村澄子
販売元:講談社インターナショナル
(2009-07-08)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リスニングが苦手な人
  • 先読みテクニックを身につけたい人
  • 効率よくリスニングの点数を上げたい人
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December 14, 2010

TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】

TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】
TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】

キーワード:
 キム・デギュン、TOEIC、攻略本、急所、バイブル
TOEICを10年以上受け続けてきた韓国人著者によるTOEIC攻略本。目次は秘訣とか急所とか文法のカテゴリくらいしか示されていないので省略。

TOEICで効率よく点数アップを目指すなら、これを読んでないなんてありえない!!というくらいの攻略本。もうこれはTOEIC受験者にとってのバイブルと言っても過言ではない。それくらい本当によくできた本。

TOEICは問題が公開されているわけではないし、過去問として問題が残るわけでもない。せいぜい公式問題集が本試験と一番近いものではあるが、それでもただの問題集という位置づけでしかなく、TOEICの問題に対してどう取り組むべきか?といったことまでは示されていない。

この『「正解が」見える』本は、著者が10年以上公開試験を受け続け、1万問以上の問題を分析した成果としてのTOEICの秘訣、急所がたくさん示されている。3部構成で、第1部は各Partの問題傾向と秘訣、第2部は主にPart5,6の文法問題の急所、第3部はTOEICのQ&Aと頻出ボキャブラリが406個示されている。

例えばPart1の秘訣を以下に示す。
  1. (主語は写真と合っているが、)動作が違う文章に注意しよう。
  2. 写真にない名詞が聞こえたら正解ではない。
  3. 単語の2次的、3次的意味を使用して混同させようとするものに注意しよう。
  4. 似通った発音に注意しよう。
  5. 抽象的な内容は正解ではない。
  6. 正解の約80%が現在進行形を使っている。
この秘訣を知っているかどうかで、うまく聞き取れなかった問題を消去法で正解を選択できるかどうかの分かれ道となる。Part1は一番簡単に見えて、必ず1,2問は今のナンだ!?といった問題が出てくるので、必ずこの秘訣に沿って解答する必要がある。こういう秘訣が各Partとも示されているので、これらはもう絶対暗記事項!!

第2部のPart5,6の急所は、40個示されている。これらも少し示したいが、秘伝の急所なので!?ここは実際に読んで確かめて欲しいと思う。確実に言えることは、本試験直前にこの急所を読んでおいて、実際に試験を受けると、これは前にも解いたことあるぞ!!という進研ゼミの勧誘漫画のごとくデジャブを体感すること間違いない(笑)

Part5,6はいかに迷わずに速く解くかにかかっているので、この40の急所は何回も読み返して丸暗記する価値があるし、絶対そうしたほうがよい。

第3部の核心語彙406選は、音声CDもついており、聴覚的に文章で覚えることができる。著者曰く、語彙力がなければ絶対に高得点は避けられないとある。さらにdignitary(高官)といった単語が毎年出題されているが、これを扱ったTOEIC対策本はほとんどないといった、著者の経験に裏打ちされた単語集でもある。ここもCDを何度も繰り返し聞いて暗記するしかない。

第3部にTOEICのQ&Aとして『TOEICで高得点を得ても英会話の役には立たず、公的な信用もあまりないと聞きましたが? 』という質問に対して、以下のように答えている。一部抜粋。
 各Partの役割・機能は明確であり、その語彙および表現は驚くほど良質だ。本書に提示されている単語および表現を読んでみてほしい。とてもためになり充実した語彙がTOEICに出題されていることがわかるはずだ。信じて勉強してみほしい。TOEICは間違いなく英語の実力向上の確かな礎を築くテストである。
(pp.254)
TOEICが役に立つ立たない論はよくネットとかでも論じられるが、あえて簡単に自分なりの自論を示せば、直接は役に立たないかもしれないけど、間接的にはものすごく役に立つもので、要は役に立たせようと意識しているかどうかではないか? と思う。世の中の多くの物事が直接役に立つものばかりではなく、間接的に役に立っているかもしれないようにね。個人的にはTOEIC高得点だとモテると思うけどね(笑)

本書の勉強の仕方はいたって単純。試験日2週間前くらいから読み始めて最終チェックとして使う。秘訣、急所は確実に頭に入れておきたい部分。核心語彙も何度も繰り返して丸暗記するとよい。自分も公開試験があるたびに読み込んでいるので、この本が一番繰り返して読んだ本ということになる。

改訂版が2007年出版であり、TOEICは毎年ちょっとずつ傾向が変わっていくものなので、最近のTOEICの傾向を完全には反映していないかもしれないが、核になる部分はまったく変わっていないので、信頼してこの本に取り組んで問題ないと思う。TOEICを受験後にまた繰り返して読むと、この本の通りだった!!と実感することが多いと思う。

TOEICの点数が何点でもこの本を読みこなせば確実に点数が上がると思う。



TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】
TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】
著者:キム デギュン
販売元:講談社インターナショナル
(2007-05-16)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEIC受験者の人
  • 短期で点数を上げたい人
  • ゲームの攻略が好きな人
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December 09, 2010

TOEIC TEST 文法別問題集

TOEIC TEST 文法別問題集
TOEIC TEST 文法別問題集

キーワード:
 石井辰哉、文法問題集、TOEIC、解説、修行本
TOEICの文法に特化した問題集。目次は受動態とか時制とか仮定法といった文法のカテゴリなどしか示されていないので省略。代わりにカバーの内側に示されている本書の5大特徴を示しておく。
  1. 全780問&詳細解説!
  2. 文法項目を完全網羅!
  3. 成果実証済みの超実践問題集!
  4. セパレートタイプの「問題集」!
  5. 全問題に「ヒント」付き!
まず、本書の一番の特徴は豊富な問題数である。TOEIC対策用の文法問題集コーナーに行くと、せいぜい200から300問が平均的な収録数であるが、これはその倍ほどある。それぞれの文法別に押さえておかなければいけない基礎的な問題から、ちょっとひねった難しめの問題まで収録されている。

また、収録されている問題のタイプも3つあり、1つは単純な穴埋め選択問題、もう一つは単語4つほどに下線がついている間違い探し問題、残り一つは下線がない間違い探し問題となっている。特に下線なしの間違い探し問題はかなり難しく、著者によれば『問題の1つ1つを深く丁寧に考えながら解く練習ができるようにしました。』とある。中には間違いなしの問題もあるので、いろいろと考えさせられる。

セパレートタイプ、というのは問題冊子と解説が分かれているものとなる。問題冊子がヒント付で127ページなのに対して、回答と解説のほうは279ページもある。つまり、各問題一つひとつに対してかなり詳しい解説が示されている。解説がこの本の肝といってもいい。

この問題集は解説が秀逸。類似問題に対しても前に書いてあった問題Xと同じ、といった省略がなく、必ず丁寧に示されている。例えば以下の疑問詞の下線なしの間違い探し問題。
562. How much spending money do you know we need to take with us on vacation?
(pp.91)
一見するとどこにも間違いがないように思える。しかし、この問題はknowの部分が間違いで、正解はthinkとなるようだ。この問題の解説が以下のように示されている。
562. know → think
「私たちは、旅行に小遣いをどれくらい持っていく必要があると思いますか?」
どこまで読めば答えが分かる?: know
knowを使うと、意味的に「どれくらい持っていく必要があるか知っていますか?」となるのだが、この質問にはYes/Noで答えられる。ということは、疑問詞で文章を始めてはいけないのである。疑問詞で文章を始めた場合はYes/Noで答えられない。よって、knowではなくthinkにする。
(pp.209)
どの問題も解説を読めば納得できる。きっと理屈で文法が分かる。

自分はこの問題集を3回繰り返して解いた。大学生のときにもやってみたけど、難しくて途中で挫折した。けれど去年、もう一度最初からやり直した。問題を解くときに、どこが間違えるかを記録する意味もこめて、780問の表で3回分の解答用紙をExcelで作った。この手製の解答用紙に地道に解いていった。

1回転目は2009/7/7からスタートし、9/17に解き終わり、約2ヶ月近くかかっている。正答数も780問中449問だった。2回転目は9/17から約1ヶ月で正答数が493問、3回転目は11/1から約2週間で完了し、正答数も594問となった。最初の1回転目の正答率が57.6%だったのが、76.3%となっている。さすがに780問全部を覚えられているわけではないので、3回転だと8割以下の正答数となったが。

TOEIC500点台からやり始めるとかなり難しく感じるので、最初の1回転目がしんどいと思う。なので、他の文法問題集や文法書を読み込んで、ある程度各文法の基礎を理解しておかないと、解説を読んでもさっぱり分からず、挫折する可能性が高いと思われる。なので、最初の1回転目はあまり熟読しすぎず、とりあえず勢いで最後まで解くのがよいかもしれない。何度も繰り返すうちに覚えたり理解が深まるタイプの問題集だと思うので。

初版が2001年なので、2006年に改定されたTOEICのPart5などには完全に対応していないが、それでも文法の考え方に関してはまったく違うということはないので、現行TOEICでも十分通用すると思う。間違い探し問題なども、文法を考える上でよい訓練になるし。

本の表紙に『200点upを狙う』と示されているけど、これは誇張でもなんでもなく、実際にこの問題集を3回転終えたときに200点近くアップした。初回565点から、3回転目が終えたときに755点まで上昇していたので。もちろんこの問題集だけ勉強したわけではないが。文法問題を解きまくりたい人はこの問題集をやるのがよいと思う。やった分だけ必ずTOEICの点数に反映されるはず。



TOEIC TEST 文法別問題集
TOEIC TEST 文法別問題集
著者:石井 辰哉
販売元:講談社
(2001-09-13)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 文法の理解を深めたい人
  • TOEICのPart5が苦手な人
  • 文法問題集で精神修行したい人
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December 07, 2010

英文法TRY AGAIN!

英文法TRY AGAIN!―英会話からTOEICまで
英文法TRY AGAIN!―英会話からTOEICまで

キーワード:
 山口俊治、英文法、大学受験、TOEIC、ネクサス
大学受験用の参考書がもっと広く読まれるようにと編纂された英文法本。目次は長すぎるし、特に意味があるタイトルがつけられているわけではないので省略。その代わり、著者の英文法に対する考えを『はしがき』から以下に抜粋。
 「もともと英語は1つ、したがって、英語の基本的な捉え方もただ1つ」と私は常づね考えています。学校英語、入試英語、大学英語、TOEICなどの試験英語、さらに現実で使われている英語と、区別するのはおかしい。どれであろうが、英語というものに対する根本的な理解のしかたに変わりがあるはずがありません。とすると、学生時代の知識をそのまま眠らせておくのは、それこそ「もったいない」ことではないでしょうか。
(「はしがき」より抜粋)
そして、以下の目標を元にこの本が書かれている。
  1. 英語の理にかなった全体像を総合的に把握してもらうこと
  2. 一定の原理さえ理解すればいかに応用がきくかをわかってもらうこと
このような理念で、センター試験や慶応、早稲田などの私大の入試問題を例に英語が口語的に解説されている。

この本によれば、英語がわかるようになるかどうかの最初の山場は第5文型(S+V+O+C)となるようだ。特にO+Cに「OがCする」や「OはCである」といったネクサスという関係を見抜けるかどうかにかかっているようだ。例文を以下に示す。
I found the master of the house in.
(pp.232)
この例文の意味が正確に把握できるかどうかがネクサスの関係を理解できているかどうかが分かる。「私は中でその家の主人を見つけた」とか「私は家の中にいる主人をみつけた」ではダメで、正確な意味は『わたしはその家の主人在宅しているのがわかった』でなければならない。これがこの本で一番重要な概念かもしれない。ここはなるほどと思った。

あと現在完了や未来完了などの時制の部分はかなり勉強になった。英文法をそこまで理解していなかったとき、過去形と現在完了は似たようなものだと思っていたけど、全然違い、どちらかというと現在完了は現在よりであるというのはなるほどと思った。過去、現在、未来、現在完了がそれぞれ図解で示されており、かなりわかりやすい説明となっている。ここで時制の肝を習得したといっても過言ではない。

他にも受動態は目的語を取る他動詞のみ使用できるということや、仮定法、関係詞などもかなり分かりやすく解説されている。

普通の文法本はただでさえ分かりにくいし、堅苦しくて読む気が失せるものが多い。しかし、これは著者の独特の語り口調なので、読んでいても面白い。やたらと『(笑)』マークが多用されているし。例えば以下のような感じ。
 Jane wouldn't let Tom in.
「ジェーンはトムをどうしても中へいれようとしなかった」。以前にトムはよほど悪いことをしようとしたんでしょうか(笑)。
(pp.103)
といった感じでついつい読みながらいろんなことを想像してしまう(笑)。なので、読んでいて堅苦しさはあまりないと思う。こういうのが受け付けるかどうかは人それぞれだけど・・・。

60章からなり、総ページ数は550ページほどとなる。1章は大体10ページ前後の構成となっており、普通に読むなら大体1章15分から30分ほどかかる。1章15分で読んだとすると、大体15時間となる。1日2章ずつ読めば1ヶ月くらいで1回転できると思う。

考えながら読むことを要求されるので、割と時間がかかるかもしれない。また、1回転読んだだけですべて理解できるわけもないので、繰り返し何度も読む必要があると思う。この本はだぶん5,6回転は読んだのではないかなと思う。とはいえ、まだまだ完全ではないので、忘れたころにもう一度読み込んでおく必要がある。

文法知識がさっぱりない人がいきなりこれを読んでもいまいち理解できないかもしれない。ある程度基本的な文法知識がついてから読み込んだほうがよいと思う。特に中学レベルの文法も怪しい人はもっと初歩的な文法書から読み込んだほうがよいと思う。

この文法本とDUOを何回か読み込んで、Part5対策の問題集をちょっとやれば大体TOEIC600点は余裕で超えられると思う。文法に苦手意識のある人は、特に苦手な分野を重点的に読み込んでおけばよいと思う。



英文法TRY AGAIN!―英会話からTOEICまで
英文法TRY AGAIN!―英会話からTOEICまで
著者:山口 俊治
販売元:語学春秋社
(2002-02)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英文法を勉強しなおしたい人
  • 英文が正確に読めない人
  • 楽しく文法を勉強したい人
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December 05, 2010

DUO 3.0

DUO 3.0
DUO 3.0

キーワード:
 鈴木陽一、単語帳、いろは歌、二重演奏、ボブ
英単語、熟語集の定番、ベストセラー本。TOEICが一段楽したので、今まで勉強していた英語教材を取り上げていくことにする。最初はこのDUO3.0。

この単語集の特徴は、560の例文で重要単語1600と熟語1000個を網羅して覚えられることにある。これがこの単語集の最大の利点だと言える。

普通の単語帳と熟語本は、1単語、1熟語につき1例文が載っているものが多く、例えば、収録単語が1200とかだったら、例文を1200個も覚えなくてはいけない。しかし、DUOは違う。560個の例文を覚えるだけで、熟語、単語を複数パラレルで覚えられる。

DUO3.0のTOEICの対応範囲は、600点から780点と示されている。まぁ感覚的には700点前半までかなぁと思う。もちろん、完璧に覚えれば、分からないけど。何よりも、TOEIC用には冗長な部分もあるし、TOEICで必須の単語が収録されていない部分もある。しかし、TOEICにこだわらずに単語力を増強するならこれしかない。

また、例文がそれなりに面白かったりする。特にダメなキャラ、ボブがこの本の楽しみどころかもしれない(笑)ボブの失態例文をいくつか列挙してみよう。
  • Bob was so beside himself that he could scarcely tell fact from fiction.(ボブはひどく取り乱していて、現実と虚構の区別がほとんどできなかった。10)
  • Bob cut in on our conversation, saying, "I'm against it!" But everybody ignored him.(ボブが「それには反対だ!」と言って会話に割り込んできたけれども、誰も耳を貸さなかった。146)
  • Since Bob is lazy at heart, he frequently neglects his duties.(ボブは根が怠け者だから、与えられた仕事をしばしば怠る。195)
  • "You owe me $200 altogether, Bob. When are you going to pay me back?" "I'm sorry. I'm hard up." "There you go again!" (「全部で200ドル貸しているのよ、ボブ。いつ返すつもりなの?」「ごめん、金欠なんだ。」「またなの?」355)
  • Bob is very timid and blushes when chatting with girls.(ボブはとても臆病で女の子とおしゃべりすると赤面してしまう。502)
  • Go easy on Bob. You know, he's been going through a rough period recently.(ボブにはやさしく接してあげてくれよ。ほら、彼は最近ずっと辛いこと続きなんだ。558)
ボブは仲間はずれにされたり怠け者だったり、金欠だったり、辛いことがおきていても、他にも自分なりの信条があったりとどこか憎めないキャラとなる。そういう部分を楽しむのも一つの手かと思う。

実際にこの本の例文560個を全部丸暗記するとなると、何十回も繰り返す必要がある。かといって、1ページごとにじっくり読むと、1回転するのに1ヶ月はかかる。どういう学習法がよいかは、Amazonのレビューを参考にしたほうがよい。レビュー数が200を超えているので、自分に合った方法が見つかるはず。

DUOを最初に手にしたのは、高校2年生のときだった。学校で配られて、この本から夏休み明けの実力テストで出題された。高校生のときは難しすぎて手も足も出なくて、ぜんぜんDUOを使いこなせなかった。

大学生になってTOEIC対策だ!!ということで、再びDUOを使い始めた。とりあえず560の例文全部を3回転、ノートに書き写して覚えた。そしたら旧TOEICだが、500点台から660点くらいに上昇した。

この本だけではポテンシャルを十分に引き出すことはできない。別売りの復習用CDが超重要となる。大学生のころからこのCDだけは軽く100回以上は聞いたと思う。なので、今では例文の音声を聞くだけでその意味がふっと脳裏に浮かぶまでとなっている。かといって、本で例文を確認すると、TOEICが800点超えていても、こんな単語あったっけ?となるから、まだまだ完璧とも言えないが。

DUO 3.0 / CD復習用DUO 3.0 / CD復習用
著者:鈴木 陽一
販売元:アイシーピー
(2000-03)
販売元:Amazon.co.jp

一番手っ取り早くこの本の例文を丸暗記するなら、復習用CDをひたすらシャドーイングするというのがいいと思う。復習用CDは1時間で560の例文の音声が含まれているので、それにあわせて遅れずに音読するのがいいと思う。ただし、これはかなりハードなトレーニング!!3回くらいやってみたけど、途中で口が回らなくなる(笑)でも1時間で主要単語1000個、熟語1600個をチェックできるから、かなり濃い密度のトレーニングであることは間違いない。

DUOを使い始めてからもう10年たつことになるなぁ。たぶん一番使い込んだ単語集だと思う。短期で単語増強するならこれ以外ありえないというくらいよくできた単語集となる。



DUO 3.0DUO 3.0
著者:鈴木 陽一
販売元:アイシーピー
(2000-03)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 短期で英単語を増強したい人
  • 面倒な暗記が苦手な人
  • ボブのような憎めないキャラの人
Amazon.co.jpで『DUO』の他の本を見る

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September 19, 2010

英字新聞1分間リーディング

英字新聞1分間リーディング
英字新聞1分間リーディング

キーワード:
 ホーマン由佳、英字新聞、The Nikkei Weekly、スラッシュリーディング
The Nikkei Weeklyの記事が載っている英語リーディング本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 FRONT (トップ記事)
  2. Chapter2 NEWS FOCUS (最新注目記事)
  3. Chapter3 BUSINESS BEAT  (特定企業)
  4. Chapter4 ASIA (アジア情報)
  5. Chapter5 TECHNOLOGY (先端技術)
  6. Chapter6 NEW PRODUCTS (注目の新製品)
  7. Chapter7 MARKETING (マーケティング)
  8. Chapter8 FEATURES (特集記事)
  9. Chapter9 PRICE REPORT (価格)
  10. Chapter10 TRENDS (トレンド)
  11. Chapter11 INSIGHT (社会の深層)
(目次から抜粋)
この本は、2009年4月から10月の間のThe Nikkei Weeklyに掲載された記事が100本収録されている。掲載されている英文は、見出し、リード(第1段落)の部分のみとなっている。この本はでは、英文記事にスラッシュ( / )が入っており、文頭からスラッシュで区切りながら意味を理解するというスラッシュ・リーディングという方法で読むことを推奨されている。以下一つ気になった記事でサンプルを示す。
Nikkei Survey shows dating to be about as exciting as a salad

Young adults think going out costs too much, takes time away from having fun

Young Japanese, / especially guys, these days are being described shosyokukei. // The term, / which the media is using quite liberally, / literally means herbivorous / and refers to their apparent lack of animal drive / toward dating and mating.
(May 18, 2009)
(pp.140)
このように区切りごとにスラッシュが入っている。左ページに英文と単語が示されており、右ページに訳と見出しの構造が示されている。一応上記の記事の訳を以下に示す。
草食男子はデートに消極的―日経調査
デートは費用がかさむし退屈だと考える若者たち

日本人の若者 / 特に若い男性は、近頃「草食系」と言われている。// この言葉は / メディアでよく取り上げられており / 文字通り「草食性の」という意味で / 一見してがつがつしていない男子のことを指す / 異性とのデートや交際に対して。
(pp.141)
このように日本語訳も英文とおなじ箇所にスラッシュが挿入されており、英文を頭から理解できるような日本語の語順となっている。

ちなみに自分は肉食系に憧れるリアル草食系(健康上の理由から基本ベジタリアン。まぁ、肉とかまったく食べられないわけじゃないけど)。今年はいろいろガツガツ行きたいと思っていたが・・・。

そして、上記のような構造を持つ本書に関して、効果的な使い方が以下のように示されている。
  1. 英語と日本語を併用しながら、見出し(あれば副題も)を一読。
  2. 英文をスラッシュごとに読む。わからない単語はVocabularyでチェック!
  3. 訳を参考にしながら、スラッシュごとに頭から理解。
  4. 「見出しチェック!」で見出し特有の文法を確認。
また、3回繰り返して読むことを推奨されている。そのため、各記事の訳ページの上に日付を記入する欄が3個載っている。

この本は結構良書だと思う。まず、記事量が多い。同じような英文記事読み込み系の本で、英文が100本も載っているのはあまりない。もちろん1段落までしか載っていないので、1記事あたりは短いが。その分、ジャンルごとの多様性があるので、自分の興味のある記事に当たる可能性が高い。

次にページ構成がよいこと。英文の量が長すぎないので、タイトルどおり1記事あたり1分で1回は読める。そして、左ページにスラッシュ入りの英文、単語、右ページに訳、英文独特の見出しの解説が載っているので、英字新聞に慣れやすいと思う。また、The Nikkei Weekly編集部によるコラムがいくつか載っており、それらもとても参考になる。

さらに英文自体が適切な難易度であること(自分自身にとってだが)。英文が難しすぎず、簡単すぎず、短い記事がたくさん載っているのは読み応えがある。Vocabulary欄に示されている単語はまだまだ知らないものばかり出てくるし、英字新聞独特の文章構造や見出しの言葉遊び的な部分を一読しただけでは分からない。しかし、訳や解説を読むと、なるほどと思う。

後はThe Nikkei Weeklyの記事内容が日本語の日経新聞に示されている記事が元になっているので、1年前くらいの時事ネタの復習になってよいと思う。

いくら読みやすい構成といえど、英字新聞独特の文章構造を把握せずに読むのは結構しんどいと思われる。本屋で立ち読みして、これはちょっと意味不明だと思うときは、先に以下の本を読むとよいと思う。この本で英文記事の構造を抑えてから、ある程度の文法、単語を覚えておけば、なんとか読めないこともない。

900円で新書サイズなので、通勤時間に読むのにかなり適している。1記事2ページ構成なので、乗り換えなどで読み込みが分断されても、割とすんなり対応できる。かなりおススメの本だと思う。

Vol.2も出版されていて、Reading Now〜



英字新聞1分間リーディング
英字新聞1分間リーディング
著者:ホーマン 由佳
日本経済新聞出版社(2009-12-15)
販売元:Amazon.co.jp

 読むべき人: 
  • 毎日まとまって英字新聞を読めない人
  • リーディングを強化したい人
  • 草食系男子だけど、英語で肉食系になりたい人(笑)
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September 13, 2010

1日1行!英字新聞リーディング

1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)
1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)

キーワード:
 マックス石田、英字新聞、1日5分、入門書、カプセルリーディング
英字新聞を無理なく1日1行のペースで読む本。以下のような目次となっている。
  1. Part1 経済記事にチャレンジ!「G8サミット、経済問題が足かせに―インフレ、石油問題対策に足並みがそろわず」
    Part2 社会記事にチャレンジ!「日本の自給自足問題―日本の胃袋を満たすには、結局輸入しなければならない」
    英字新聞・腕試し1 宮崎駿―日本の偉大な映画監督か
    英字新聞・腕試し2 オバマ氏に祝意を述べる麻生氏、早期の会談を要請
(目次から抜粋)
本書は「まぐまぐ大賞2008 語学・資格部門」で1位を獲得した人気メルマガ「英語リーディング筋トレ―これで英字新聞も怖くない!」をもとに書かれた本らしい。

この本は忙しくてなかなか英字新聞を読めない人や、毎日少しずつでもいいから勉強したい人向けらしい。そして、以下のような学習方法が示されている。
  1. 毎日の学習:月曜日〜金曜日に1日5分の学習
  2. 1週間の復習:月曜日〜金曜日の復習(1)と(2)を4週間繰り返す
  3. 4週間の総仕上げ:スピードアップリーディング
  4. 付録の英字新聞・腕試し:上記と別の2つの記事に挑戦
収録されている記事は目次にあるようにThe Japan Timesの4記事のみとなる。最初の2記事を徹底的に何度も繰り返し読み込むようなページ構成となっている。

この本では「カプセルリーディング」というものが示されており、それは、帰り読みを防ぎ、英文を頭から語順のまま読めるように補助訳が載っている。以下にサンプルを示す。
After a spate of food mislabeling frauds(大量のラベルを張り替える諸品詐欺行為の後) and then recent scare over pesticide-laced "gyoza" dumplings(殺虫剤まみれの餃子に対する最近の不安) from China, consumers are perhaps more conscious than ever(消費者は、おそらくこれまで以上に意識している) of the origin of what they eat.(自分が食べるものの産地に)
(pp.120)
2008年2月26日の記事で、中国産の毒入り餃子事件がテーマとなっている。このように訳が挿入されている。これが左のページに載っており、右ページに構文の解説や語彙が示されている。

1段落文の通常英文(カプセルなし)、カプセルあり英文、複数段落の通常英文、最後に記事全文という構成で示されており、同じ記事を合計4回程度読み込むことになる。

1日1行ペースで1ヶ月で読むような想定となっているが、自分は毎朝の通勤時間15分ペースで大体2週間近くで読了した。まだそこまで英字新聞レベルの英文に読みなれていないので、カプセルリーディングによって英文構成が分かりやすかったと思う。

同じ英文を計4回読むので、単語の意味や構文が身につきやすいと思う。また、この本はどちらかと言うと初級者向けだと思う。もちろん英字新聞がベースなので、最低限文法知識がしっかりしてないと読めないだろうけど。目安としてはTOEICのリーディングが300点を超えていれば、大丈夫だと思う。

収録記事が4つしかないので、英文絶対量に物足りなさを感じる部分もある。この本単体だけだとそこまで評価をつけられないが、シリーズ化されて今後も複数冊出版されるなら、評価を高くしてもよい。ただ1冊じゃちょっと物足りない。繰り返し読みたいような記事ではないし。

英字新聞レベルを読みこなしていこうと思う入門者にはよい教材だと思う。文庫で安いし、持ち運びやすいし。



昨日はTOEIC秋の陣、初戦だった。5月から584時間投下して挑戦したが、手ごたえは微妙・・・。なんせPart5で8問くらいマークミスして、時間を2分ほどロスしたので・・・。それでもPart7開始時間が2時7分だったので、悪くはないペースだったんだけど、Part7でまたやられた感じ・・・。どうもシングルパッセージ問題の最後あたりから集中力が途切れてしまう・・・。

結果はあまり期待しないでおこう。次回は10月末に決戦を迎える。



1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)
1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)
著者:マックス石田
学習研究社(2009-03-17)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 長時間英語を勉強するのが苦手な人
  • 英字新聞を読むことに恐怖感がある人
  • 宮崎監督映画が好きな人
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September 02, 2010

King Lear

"King Lear": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
"King Lear": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)

キーワード:
 シェイクスピア、リア王、悲劇、没落、人間関係
シェイクスピアの四大悲劇作品の1つ。以下のようなあらすじとなっている。
King Lear is old but not wise. He loves the two daughters who secretly hate him. He hates the only daughter who really loves him. In time, he discovers his mistake. Has he learnt his lesson? Or will his proud and angry nature bring him even more sadness and pain?
(カバーの裏から抜粋)
最近、リア充リア充とかリアルで言っているからついつい気になって、リア王を読んでみた、ということはまったくない(笑)

夏になると、高校生のときの英語の夏休みの宿題として、シェイクスピアの英語の副読本を読まされていたのを思い出す。確かハムレットとロミオとジュリエットを読んだ。その当時は900語レベルのもので、夏中辞書を片手に翻訳家になった気分で地道に読んでいたのが懐かしく思う。そして夏休み明けの実力テストでそのまま副読本から出題された。

そんな夏を久しぶりに体感したくて、積読状態だったリア王を読んだ。ペンギンリーダーのLevel3で、主要語が1200レベルで、総語彙数が14,605となる。さすがに高校生のときよりもレベルアップしたものを読んだ。

あらすじとかはWikipediaにアウトソース。まぁ、リア王が娘二人に追放されて路頭に迷い、真面目で素直な末娘さえ亡くして自身も最後に死んでしまうという悲劇。

このペーパーバックでは、ちゃんと舞台劇のように役名とセリフで構成されていた。特に難しい単語もなかった。villainっていう単語だけわからなかったけど、ちゃんと巻末のWORD LISTにa very bad personって説明が載っていたので問題なかった。

リア王は悲劇作品で、誰も助からないような内容で、この作品から教訓を得るなら以下のようなことか。
  • 手放しで自分を褒めちぎるような人間は一度疑ってみる必要がある(後でだまされないように)
  • 地位が高くなってくると、人間関係でしくじると失脚する
  • 人を見抜く目を持ってないと、いろいろと不都合なことが起こって悲劇に見舞われる
まぁ、なんだか将来偉くなったときに気をつけたいことだなぁとか思った。ちゃんと考えて生涯設計しないといきなり路頭に迷ってしまうとかねぇ。

シェイクスピアの四大悲劇はあと『マクベス』と『オセロー』を読んだことがないので、日本語訳でもいいのでいつか読もう。ハムレットなら読んだ。シェイクスピア作品の登場人物は、悪いやつは徹底的に悪い印象があるなぁ。

おまけ

今日たまたまネットサーフィンをしていたら、ジャストタイミングで以下の記事が更新されていた。まさに今日この作品を更新しようと思っていた矢先だったので、内心キターと思ったwwwまぁ、自分と考えていることは近い(笑)

ということでリア王になろう!!www



"King Lear": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
"King Lear": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
著者:William Shakespeare
販売元:Penguin
発売日:2010-03-28
おすすめ度:4.0

読むべき人:
  • 四大悲劇を鑑賞したい人
  • 将来出世したい人
  • リア王になりたい人
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August 20, 2010

英文記事を使った英語リーディングの技術

英文記事を使った英語リーディングの技術
英文記事を使った英語リーディングの技術

キーワード:
 浜田京三、英語、リーディング、英字新聞、速読
英字新聞の記事を使って、英語リーディングにおける速読方法が示されている本。目次を見てもこの本の概要が分からないので、今回は省略。

現在TOEICのリーディングの最高点が390点で、どうも400点をなかなか超えられないでいる。『TOEIC TEST 3カ月で高得点を出す人の共通点』を読んでみると、WSJやFTを読めばいいとあり、実際にWeb版を読んで見ると、なんとなくこんなことが書いてあるのかな〜という程度の理解で、完全には程遠い理解となっている。どうも英字新聞をいきなり読むのは無理だと分かり、書店で何かいい本がないかと思って英語リーディング関連の本棚を探っていたら、この本が見つかったので、買って読んでみた。結論から示すと、結構良書かもしれない。

簡単にこの本の概要を示すと、英文を理解するには、英語を英語の語順のまま理解していくことが重要で、それこそがリーディングにおける速読の鍵となると示されている。そして、速読には、文中の単語を「情報」に変換していくことで、英語の語順を破壊することなく英文の意味を理解することができるようだ。

単語を情報に変換するというのは、例えば、"Tom"というものだけを見ると、単なる単語であるが、"…loved Tom"となると、動詞lovedとの関係で、Tomが「誰を?(目的語)」という情報になり、また、"Tom loved…"となると、「誰が?(主語)」を示す情報になる。

初歩的な例文、「We watched a soccer game yesterday.」を読むとき、We「私たちは」、watched「見た」、a soccer game「サッカーの試合を」、yesterday「昨日」と、英語の語順のまま情報に変換していくことが重要らしい。そしてこのような読み方が英文記事を元に終始解説されている。

この本によれば、英文の情報の構成要素として、主語、述語、補語、限定語、説明語、追加語の7つのカテゴリに分けられるようだ。英文の解説には、それらを分かりやすく記号で示し、英文内の情報の構造が示されている。

この記号による英文解説がとても参考になった。英字新聞レベルとなると、単語レベルもさることながら、情報化の構造がとても複雑で、一読しただけではどこからどこまでが主語で、述語はどれで、どこまでが副詞句、形容詞句なのか?ということがさっぱり分からないということが多い。それらが一文ごとに解説されている。さらに、まとまった文書ごとに文の構造が図解で示されており、分かりやすく、そういうことだったんだぁ〜と少し感心した。

例えばどういう記事が載せられているかというと、『iBook』という1999年のNewseekの記事の一部。
The 44-year-old Apple cofounder, decked out in cargo shorts, sandals and the beginnings of a full beard, has set up the machines to run movie trailers piped in from the Internet―a James Bond for him, an Austin Powers for his visitor.
(pp.64)
これを最初一読したときはさっぱり分からなかったけど、解説を読むとなるほどとと思った。この文は、スティーブ・ジョブズの格好を示す説明語と、目的としての追加語からなる文となる。以下に訳を示す。
 カーゴ・ショートパンツとサンダル、それに顔中の無精ひげでおめかしした44歳になるアップル社の共同設立者は、そのマシン(iBook)を立ち上げ、インターネットの映画の予告編(彼のマシンは「ジェームズ・ボンド」、記者のマシンは「オースティン・パワーズ」)を再生してみせた。
(pp.66)
一読しただけで、この訳の通りの文意を把握できたら、この本は必要ないが、もしそうではなくて、英文リーディングを鍛え上げたい人はきっとこの本を買って読んだほうがよい(笑)

英文自体は2,3文で構成されているものが多くあり、最後のほうに実践として長めの記事が載っている。それぞれ語句として単語も載っていて、語彙力増強もできる。

2000年出版なので、英文記事は1999年から2000年前半までのものが多い。引用されている英文の元は、Mainichi Daily News, Asahi Evening News, The Japan Timesなどの国内紙から、Times, Newsweekなどもある。国内紙の記事が若干多く引用されている。

英字新聞レベルとなると、我流で多読してもリーディング力が上がる前に途中で挫折しやすいと思う。単語だけ把握していても、英字新聞独特の文の構造がわかってないと、文意を正確に把握できなくて、読み続けているとストレスになって、飽きてくる。そういう状況で多読しても、効率が悪いのではないかと思う。

そのため、このような本で一度英文の読み方を抑えてから英文多読をしたほうがいいと思う。このような本は、いうならば、モータースポーツのラリーにおける、助手席に座るナビゲーターの役割を果たすようなものだ。入り組んで複雑なコース(英文の構造)を正確に指示してもらいならが、自分自身がドライバーとして運転(読み込み)するようなものだと思う。我流で運転していると、谷底に転落したりして危険だからね(笑)優秀なナビゲーターの指示で運転方法を理解してから、一人でもトップスピードで突っ走れる(速読できる)ようになるのだと思う。

TOEICのリーディングが350点近くになったらこの本に着手し、400点越えを狙えばよいと思う。250ページ程度で、通勤時間にも読めるような内容なので、おススメ。まぁ、1回読んだだけだと完全に把握していないので、繰り返し2回3回と読み込まなければいけない本だから、後2回くらいは読みたいところだ。

この記事から英語本は、新たに作成した『英語関連』カテゴリに設定することにした。過去の英語関連本のカテゴリを再設定するとか面倒だからやらないけど、これからTOEICのリーディング強化のために、英語関連本をたくさん多読できるようにしたい。



英文記事を使った英語リーディングの技術
英文記事を使った英語リーディングの技術
著者:浜田 京三
ベレ出版(2000-11)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英語リーディングを強化したい人
  • 英字新聞を楽勝で読み込みたい人
  • 構造的なものに何か惹かれるものがある人
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